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長坂常 / スキーマ建築計画の洋書作品集『Jo Nagasaka / Schemata Architects: Objects and Spaces』

長坂常 / スキーマ建築計画の洋書作品集『Jo Nagasaka / Schemata Architects: Objects and Spaces』がamazonで予約受付中です

長坂常 / スキーマ建築計画の洋書作品集『Jo Nagasaka / Schemata Architects: Objects and Spaces』がamazonで予約受付中です。発売は2017年9月5日を予定。

The evolution of Jo Nagasaka’s design process is unveiled in this unique publication about his studio’s work. The wide-ranging portfolio of the Japanese firm Schemata Architects demonstrates its strengths and inspirational vision. Pinpointing the founder’s creative spark is what this book is all about. Projects range from residential and retail interiors, large-scale installations and interactive interior environments to smaller-scale products.

Jo Nagasaka was born in Osaka and brought up in the Chiba prefecture of Japan. He studied architecture at Tokyo University of the Arts and, after graduating, he established the office Schemata Architects.

Jo Nagasaka / Schemata Architects: Objects and Spaces

藤田雄介 / Camp Design inc.による、埼玉の「東松山の住宅」


all photos©長谷川健太

藤田雄介 / Camp Design inc.が設計した、埼玉の「東松山の住宅」です。

多元的な境界の設計

前の住人により2戸1化されていた、鉄筋コンクリート造マンションの1室の改修である。繋げられていた2戸のうち、角部屋の方を主室と水回りなど、もう一方を寝室と納戸などにあてた。主室は、半屋外的なルームテラス・ランドリーテラスやソファースペースなど、タイプの違う場を外壁沿いに配置し、入れ子状の構成をとっている。これらの間には、透明ガラス・フロストガラス・シナ合板を鏡板にした木製框戸を入れ、各々の場との距離や視線などの調整を行っている。框は見付け30mmで、木製建具としては非常に細いつくりになっている。これは中間層を設けたことによる、主室と外部の距離感を減じるためである。またこの框は、鴨居や欄間の枠とも同じ見付けであり、枠と框が一体的な透明性の高い境界面となる。寝室側は、シナ材によるフラッシュ戸と壁で統一している。主室側とは対照的に不透明な境界だが、開くたびに空間が展開していく奥性をつくりだしている。
建具は仕切るための道具だけでなく、場と場の多様な関係を取り結んだり、日射や温熱や通風などの環境因子を調節する境界面にもなる。制約の多いマンションや団地の改修では、建具の効果が発揮されやすい。そのような、建具の多元的(マルチプル)な境界面としての可能性の一端が立ち現れている。

次回のヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展・日本館は、貝島桃代のキュレーションで「東京発 建築民族誌 – 暮らしのためのガイドブックとプロジェクト」が行われることに

次回のヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展・日本館は、貝島桃代のキュレーションで「東京発 建築民族誌 – 暮らしのためのガイドブックとプロジェクト」が行われることに決まったそうで、その提案のPDFが公開されています

次回(2018年)のヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展・日本館は、アトリエ・ワンの貝島桃代のキュレーションで「東京発 建築民族誌 – 暮らしのためのガイドブックとプロジェクト」が行われることに決まったそうで、その提案のPDFが公開されています。

国際交流基金は、第16回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の日本館キュレーターを選出するため、指名コンペティションを行いました。最終的に6名の候補者の方にご参加いただき、選考委員会において審査を行った結果、このたび貝島桃代氏がキュレーターに選出されましたので、お知らせします。(via www.jpf.go.jp)

■その他の指名コンペ参加者の展示プランのPDFは以下。
阿部仁史(巨人の壁)
小渕祐介(共鳴する空間)
田瀬理夫(建築は敷地を超えて緑をつなげるか?)
中島直人(-東京の文化資源をプロジェクトし、編集する)
橋本純(Freespace/「起こり」の場所/ヴェネチアの空中井戸広場)

講評のPDFはこちら

【ap job 更新】 プライム一級建築士事務所が、設計スタッフを急募中

 
アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました

プライム一級建築士事務所の、設計スタッフ急募のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

建築デザイン設計スタッフ(正社員)を募集中
「人間の内面と呼応する建築空間」をテーマに全国各地で、教育・福祉・文教施設・住宅・集合住宅の設計監理を行っています。
500人の幼稚園からひとり住まいの住宅まで、幅広く設計しています。
仕事の大小を問わず、建主の信頼の元、全面的に仕事を任され、取り組んでいます。
現在、東京と沖縄で保育園、静岡で幼稚園、関東一円で住宅や集合住宅の設計を進めています。
現在スタッフ3名。
スタッフの退職にともない、至急、設計スタッフを募集しています。

私たちの事務所の特徴は、建主が、私たちのテーマや特色に共感いただくことから出会いがはじまり、設計を依頼される点です。
そのことは、小さな住宅でも、大規模なビルでもかわりません。
共感から生まれる建主との良好な信頼関係のもと、建築の基本性能から、空間構成、デザインまで一貫して、一つ一つの建築設計に取り組んでいます。
また、構造設計や電気・機械設備設計に関しては、日本を代表する専門事務所との提携しますので、最新の技術を学ぶことができます。
将来独立を考える方はもとより、建築設計に関心を持っている方にとって本格的に実務設計を学ぶいい機会となることでしょう。
そして、ますます建築設計が好きになって頂けるような事務所でありたいと考えています。

ペゾ・フォン・エルリッヒスハウゼンによる、フランスのヴァル・ド・マルヌ現代美術館にある、ボルタンスキーの映像を鑑賞するための小さなパヴィリオン「Bell Pavilion」の写真など

ペゾ・フォン・エルリッヒスハウゼンによる、フランスのヴァル・ド・マルヌ現代美術館にある、ボルタンスキーの映像を鑑賞するための小さなパヴィリオン「Bell Pavilion」の写真などが、archdailyに掲載されています

チリの建築家のペゾ・フォン・エルリッヒスハウゼンによる、フランスのヴァル・ド・マルヌ現代美術館にある、ボルタンスキーの映像を鑑賞するための小さなパヴィリオン「Bell Pavilion」の写真などが19枚、archdailyに掲載されています。

卒業生が著名なアトリエ事務所等に就職している建築の養成所「デザインファーム」が、意匠設計力を強化する「建築関係者対象クラス」受講生を募集中

designfarm-sama

 
卒業生が著名なアトリエ事務所等に就職している建築の養成所「デザインファーム」が、意匠設計力を強化する「建築関係者対象クラス」受講生を募集しています

卒業生が著名なアトリエ事務所等に就職している建築の養成所「デザインファーム」が、意匠設計力を強化する「建築関係者対象クラス」受講生を募集しています(ap pr)

意匠設計力を強化する「建築関係者対象クラス」受講生募集中

デザインファーム建築設計スタジオは、プロの建築家の仕事を丸ごと学べる養成所。
大学院生でも入るのが難しいアトリエ設計事務所から求人が来る、他に類を見ない学校です。

資格でも学問でもなく「建築意匠を仕事にする」ことを目的として全てのカリキュラムを組んでいるため、卒業生をスタッフとして迎えた建築家からも高い評価を得ています。

クラス編成は、未経験から建築家をめざすクラス(夜間クラスあり)と、意匠設計力を強化する目的の建築関係者対象クラスがあり、講師のほとんどは、自身で設計事務所を主宰する建築家です。

建築関係者対象クラスは、毎年4月と10月に開講。

「独立して自分の設計事務所を立ち上げたい。」
「スキルアップして今の事務所でもっと活躍したい。」
「ステップアップのためにレベルの高い設計事務所へ転職したい。」

そんな建築関係者のための、プランニングだけを学べるクラスが【日曜部 建築設計スタジオ】です。
現在、2017年10月開講の第20期生の応募を受付中。

アトリエ・ステパンによる、チェコの、曲線を取り入れた平面に、様々な方向からの柔らかな光が差し込む教会「Church of St. Wenceslas」の写真と図面

アトリエ・ステパンによる、チェコの、曲線を取り入れた平面に、様々な方向からの柔らかな光が差し込む教会「Church of St. Wenceslas」の写真と図面がarchdailyに掲載されています

アトリエ・ステパン(Atelier Stepan)が設計した、チェコの、曲線を取り入れた平面に、様々な方向からの柔らかな光が差し込む教会「Church of St. Wenceslas」の写真と図面が32枚、archdailyに掲載されています。

BIGの設計で2017年に完成した、地中に埋設され、スリット状のヴォイドがアプローチや採光として機能する博物館「TIRPITZ」の360°VR動画

BIGの設計で2017年に完成した、地中に埋設され、スリット状のヴォイドがアプローチや採光として機能する博物館「TIRPITZ」の360°VR動画です。ニューヨークタイムズが制作したものです。この建築は、デンマーク・ブラーバンドにあり、第二次世界大戦の時の燃料庫がある場所を敷地にしているそうです。
こちらのBIGのサイトには、同プロジェクトのダイアグラムや写真が多数掲載されています。

藤村龍至と内田祥士が、トイレを切り口に藤村による「OM TERRACE」について語っている対談

藤村龍至と内田祥士が、トイレを切り口に藤村による「OM TERRACE」について語っている対談が、LIXILのウェブサイトに掲載されています

藤村龍至と内田祥士が、トイレを切り口に藤村による「OM TERRACE」について語っている対談が、LIXILのウェブサイトに掲載されています。司会は浅子佳英が行っています。「OM TERRACE」の写真や図面もたくさん見ることができます。

連勇太朗・川瀬英嗣 / モクチン企画による、木造賃貸改修のアイデアを提供するサイト「モクチンレシピ」がリニューアル

連勇太朗・川瀬英嗣 / モクチン企画による、木造賃貸改修のアイデアを提供するサイト「モクチンレシピ」がリニューアルしています

連勇太朗・川瀬英嗣 / モクチン企画による、木造賃貸改修のアイデアを提供するサイト「モクチンレシピ」がリニューアルしています。

「モクチンレシピ」は、木造賃貸アパート(木賃)を魅力的にするためのアイディアがつまったウェブサイトです。

電球ひとつを取り替えるような些細なアイディアから間取りを変更したり外構をいじったりするような大胆なアイディアまで多様な改修方法を紹介しています。

レシピには木造以外でも使えるアイディアがたくさんあるので、どなたでもご利用いただけます。

BIGの設計で建設が進められている、デンマークのレゴ社の体験施設「The LEGO House」の2017年8月にドローンで空撮した動画 木村松本建築設計事務所による、京都・左京区のアトリエ・サロン兼住宅「house T / salon T」の一部が店舗として営業開始

木村松本建築設計事務所による、京都・左京区のアトリエ・サロン兼住宅「house T / salon T」の一部が店舗として営業開始しているそうです

木村松本建築設計事務所による、京都・左京区のアトリエ・サロン兼住宅「house T / salon T」の一部が店舗として営業開始しているそうです。リンク先は店舗のinstagaramアカウント。営業日(不定期)と場所が掲載されています。木村松本のウェブサイトではこの作品の竣工写真を見ることができます。
木村松本の作品には、店舗付住宅などのプログラムが多く、こちらの「house A / shop B」(京都)もその一つで、お店部分は見学ができると思います。

塚本由晴・トム へネガン・古谷誠章・大西麻貴・百田有希が審査するシェルター社による学生コンペ「現代におけるコモンズの再構築」が、参加エントリーを募集中。最優秀賞は賞状・200万円も。

 
塚本由晴・トム へネガン・古谷誠章・大西麻貴・百田有希が審査するシェルターインターナショナル学生設計競技2017「現代におけるコモンズの再構築」が、参加エントリーを募集しています

塚本由晴・トム へネガン・古谷誠章・大西麻貴・百田有希が審査するシェルターインターナショナル学生設計競技2017「現代におけるコモンズの再構築」が、参加エントリーを募集しています。最優秀賞には、賞状・200万円が贈られます。(ap・pr)

課 題 「現代におけるコモンズの再構築」

農村や漁村には今でも入会地の山林や水域など、地域コミュニティが共同で管理・利用しているコモンズが存在しますが、都市部(特に日本の)にはほぼないと言っても良いでしょう。
それは近代化の過程で、土地も建物も物も私有か公有に塗り分けられ、通貨を通した交換と、税金を介した再分配による社会が、特に都市の空間として成立していったからです。
このような都市空間は人口が増加し、経済成長が続く限りは人々もそれなりに幸せなのですが、そこに陰りがみえはじめると弱肉強食の度合いを強め、格差の拡大などいろいろな不都合が出てきます。
これに対抗するために、都市においても人々の暮らしを包摂する
コモンズの再構築が求められています。
また農村・漁村ではこれまで維持してきたコモンズであるところの自然資源が、人口減少により十分に利用できず、
資源としての維持管理に支障を来たし始めています。
つまり、都市においても、農村・漁村においても、コモンズの再構築が求められていると言えます。
都市における共有の資源とは何でしょうか?
今まで通り農村・漁村の資源を維持管理することができるでしょうか?
どうすれば資源に対するアクセシビリティを確保できるでしょうか?
こうした問題に建築はどのように応答することができるでしょうか?
みなさんの大胆で楽しい提案を期待しています。

塚本由晴

詳細はこちらのリンク先でどうぞ

堀部安嗣が、福岡の工務店と開発している住宅「fca」の特設サイトが公開 ムーン・ホーンによる、韓国の、コンクリートのボックスを積み上げ、それを支える構造が外観の特徴にもなっている住宅の写真など

ムーン・ホーンによる、韓国の、コンクリートのボックスを積み上げ、それを支える構造が外観の特徴にもなっている住宅の写真などがdeaignboomに掲載されています

ムーン・ホーン(moon hoon)による、韓国の、コンクリートのボックスを積み上げ、それを支える構造が外観の特徴にもなっている住宅の写真などが29枚、deaignboomに掲載されています。

安藤忠雄が、自身の展覧会「安藤忠雄展 ─挑戦」の記者会見で行った約30分の講演の動画

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