all photos©表恒匡
松本光索による、東京・八王子の、アートギャラリー・工房・オフィスからなる複合施設のオフィス部分のリノベーション「鏡のある窓」です。
入り口に立つとまず目に入ってくる2m×2.5mの大きな既存の窓は、当初、ただ殺風景な隣家に対して開いていて、この大きな窓をどのように扱うかが新たな空間の性格を決めることは明確であった。
外に開くべき対象のない窓の活かし方ついて考えた時、いっその事この窓を新たに作られる内部空間に対して開くことができないかというアイデアに至った。そこで、窓先の小さな土間部分に窓と同じ高さの2mの鏡を、塀全体を覆うようにして設置した。
鏡には窓を通した内部空間だけではなく、隣家に面した外壁や周辺の環境など、普段は見ることのなかった建築の表情が様々な角度から映り込み、空間に新たな視線の行き先や奥行き感を生み出す。