all photos©長谷川健太
ツバメアーキテクツによる、東京・日本橋の、オフィスの計画「継手のある家具」です。
ジャーナリスト江口晋太朗氏率いるトーキョーベータの日本橋オフィスの計画。
棚にも、壁にも、ベンチにもなる何か、を作るために「継手」から考えた。
継手としてはシンプルな「蟻継ぎ」と「あられ継ぎ」を参照し、その二つをハイブリッドしたような収まりになっている。継手は縦板と横板のジョイントになると同時に積み重ねた家具同士を固定する。さらにはブックエンドにもなる。
他の家具を含め素材はシナとラワンを組み合わせることで、自然とリズムが生まれるようにしている。
このようなデザインの最初の一手によって、ここがオフィスとして使われるだけでなく、トークイベントをしたり、マーケットを開いたり、まちのお祭りに参加したりと、様々な実践がサポートされる。
物事が連鎖し、場所自体が継手のような役割を果たして行く事を目指している。