前田圭介 / UIDが空間構成を手掛けた、とらや東京ミッドタウン店内 ギャラリーでの展覧会「雨を感じる」の会場写真などを紹介します。会期は2016年10月3日まで。
本展は古くから日本人にとって、身近な存在であった雨に焦点を当てたものである。
春から夏の間では梅雨、夏から秋にかけては秋雨など、四季折々に雨は表情を変える。
にわか雨ひとつとっても夕立、通り雨、白雨など様々な呼び名があり、雨の名前は400語以上にもなるという。
そんな雨の名前を中心に、空間構成、文学や絵画、そして和菓子を紹介する展示会としている。空間構成では、
ステンレスワイヤー約1000本を直線・斜線と織り交ぜることで、見る人によって夕立や小雨といった多様な表情を作り出した。
また、高橋順子氏の協力のもと水面には雨を詠んだ歌を浮かばせ、空間とともに雨を学ぶユニークな展示としている。
企画展に合わせて期間限定で、五月雨を表現した生菓子も販売され、視覚だけではなく味覚でも楽しめる展示会となっている。