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究建築研究室が企画・監修して、名城大学柳沢研究室が設計した、名古屋市北区の「あじまの家」です。
名古屋市北区にある、戦後ほどなく建てられたと思われる木造建築の改修である。この建物は宗教団体の本部兼住宅として使われてきたが、長らく居住してきた施主の両親が他界したことで空き家となった。かなり傷んではいたものの、長年地域に親しまれてきたこの建物を壊すには忍びないと考えた施主は、これを改修し地域に開いたサロン兼セカンドハウスとして活用することとした。
2013年7月から名城大学柳沢研究室にて実測調査及び改修計画の立案・実施設計を行い、2014年4月から解体工事に着手、2015年3月に完成した。施工にあたっては、地域に開かれた場所として様々な人に関わってほしいという施主の思いがあり、またコスト削減や木造建築について学ぶ教育的効果への期待もあり、プロの指導のもと学生が中心となって工事を行った。