SANAAが会場構成を手掛ける、東京都現代美術館での「オスカー・ニーマイヤー展」の概要が公開されています
SANAAが会場構成を手掛ける、東京都現代美術館での「オスカー・ニーマイヤー展」の概要が公開されています。会期は、2015年7月18日~10月12日。
ブラジルのモダニズム建築の父、
オスカー・ニーマイヤー(1907-2012)の日本における初の大回顧展
ニーマイヤーは1950年代、祖国の大プロジェクトである、首都ブラジリアの主要な建物設計にたずさわり、荒涼とした土地に創造性豊かな都市をつくりあげました。
この成功は建築という概念を超えた歴史的イベントとなり、ブラジリアは1987年世界遺産に登録されました。
104歳で亡くなる直前まで多くの建築設計を手掛けており、その有機的でダイナミックな曲線とモダニズムの幾何学の調和を特徴とするデザインは今なお多くの建築家に影響を与えています。
本展では、2016年のリオ・デ・ジャネイロでのオリンピック開催を前に、日伯外交樹立120周年を記念して、リオが生んだ偉大な建築家の約1世紀にわたる軌跡を紹介いたします。
展覧会のみどころ
1. オスカー・ニーマイヤーの代表的な建築物を様々なサイズの模型で展示いたします。
代表作のひとつである、イビラプエラ公園の30分の1の模型を、
約500㎡のアトリウムの大型空間でダイナミックに展開します。
2. 会場デザインはニーマイヤーに大きく影響され、彼を敬愛してきたSANAA。
ブラジルの光をおもわせる白を基調として、
ダイナミックでモダン且つ有機的な曲線で会場を構成します。
3. オスカー・ニーマイヤーの日常や創造の秘密をみせる映像資料、
壮絶ともいえる首都ブラジリア建設の詳細なドキュメントも展示されます。