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齋藤隆太郎+椿進之介 / DOGによる、東京・杉並区の店舗「HONAN LOCAL GOOD BREWERS」。地域活性化と障がい者雇用も目的とした醸造所の計画。ガラス張りの“奥行きのある”ファサードで、専有空間でありながら“商店街に歩み寄る”交流スペースを生成。多様な人々に開かれた場所を志向
齋藤隆太郎+椿進之介 / DOGによる、東京・杉並区の店舗「HONAN LOCAL GOOD BREWERS」。地域活性化と障がい者雇用も目的とした醸造所の計画。ガラス張りの“奥行きのある”ファサードで、専有空間でありながら“商店街に歩み寄る”交流スペースを生成。多様な人々に開かれた場所を志向外観、夕景 photo©髙橋菜生
齋藤隆太郎+椿進之介 / DOGによる、東京・杉並区の店舗「HONAN LOCAL GOOD BREWERS」。地域活性化と障がい者雇用も目的とした醸造所の計画。ガラス張りの“奥行きのある”ファサードで、専有空間でありながら“商店街に歩み寄る”交流スペースを生成。多様な人々に開かれた場所を志向1階、交流スペース photo©髙橋菜生
齋藤隆太郎+椿進之介 / DOGによる、東京・杉並区の店舗「HONAN LOCAL GOOD BREWERS」。地域活性化と障がい者雇用も目的とした醸造所の計画。ガラス張りの“奥行きのある”ファサードで、専有空間でありながら“商店街に歩み寄る”交流スペースを生成。多様な人々に開かれた場所を志向1階、醸造所 photo©髙橋菜生

齋藤隆太郎+椿進之介 / DOGが設計した、東京・杉並区の店舗「HONAN LOCAL GOOD BREWERS」です。
地域活性化と障がい者雇用も目的とした醸造所の計画です。建築家は、ガラス張りの“奥行きのある”ファサードで、専有空間でありながら“商店街に歩み寄る”交流スペースを生成しました。それによって、多様な人々に開かれた場所を志向しました。店舗の公式サイトはこちら

杉並区方南町に建つ三軒長屋の一画をクラフトビールの製造・販売を行う醸造所へと改修したプロジェクトである。

建築家によるテキストより

ファサードから1,820mmの空間は2層吹き抜けの交流スペースとなっており、全面ガラス張りのスチールサッシによって立体的な奥行きのあるファサードとし、元来店舗に専有される空間が、商店街に歩み寄る中間的な空間構成とした。

また方南町のキャラクターを許容する抽象化、重層化されたファサードの役割を果たし、方南町の地理的特徴を表わしたサイン(ロゴ)を取り込んでいる。反対に、醸造スペースは木質空間として働く人に寄り添う暖かみのある空間としている。

建築家によるテキストより

計画地の方南銀座商店街は、地域に根ざした様々な活動を行っており、ユニークなイベント・施設・キャラクターによって、独特な賑わいを見せている。本計画は杉並区の地域連携型商店街事業の補助金を受け、方南銀座商店街の地域活性化、これに加えて障害者雇用を目的とした地域における、多様に人に向けて開かれた福祉×商店街×クラフトビール店である。

建築家によるテキストより
西久保毅人 / ニコ設計室による、東京・世田谷区の「未来食堂 / 縁舞台の家」。商店街の角地の敷地。将来的に飲食店を開きたいとの要望に、地上階に家族の食卓も兼用する“街との繋がりを楽しめる”空間を備えた住宅を考案。“今”を少し棚上げして施主の“未来”と並走する建築を作る
西久保毅人 / ニコ設計室による、東京・世田谷区の「未来食堂 / 縁舞台の家」。商店街の角地の敷地。将来的に飲食店を開きたいとの要望に、地上階に家族の食卓も兼用する“街との繋がりを楽しめる”空間を備えた住宅を考案。“今”を少し棚上げして施主の“未来”と並走する建築を作る外観 photo©傍島利浩
西久保毅人 / ニコ設計室による、東京・世田谷区の「未来食堂 / 縁舞台の家」。商店街の角地の敷地。将来的に飲食店を開きたいとの要望に、地上階に家族の食卓も兼用する“街との繋がりを楽しめる”空間を備えた住宅を考案。“今”を少し棚上げして施主の“未来”と並走する建築を作る1階、縁舞台 photo©傍島利浩
西久保毅人 / ニコ設計室による、東京・世田谷区の「未来食堂 / 縁舞台の家」。商店街の角地の敷地。将来的に飲食店を開きたいとの要望に、地上階に家族の食卓も兼用する“街との繋がりを楽しめる”空間を備えた住宅を考案。“今”を少し棚上げして施主の“未来”と並走する建築を作る1階、未来食堂 photo©傍島利浩
西久保毅人 / ニコ設計室による、東京・世田谷区の「未来食堂 / 縁舞台の家」。商店街の角地の敷地。将来的に飲食店を開きたいとの要望に、地上階に家族の食卓も兼用する“街との繋がりを楽しめる”空間を備えた住宅を考案。“今”を少し棚上げして施主の“未来”と並走する建築を作る2階、リビング photo©傍島利浩

西久保毅人 / ニコ設計室が設計した、東京・世田谷区の「未来食堂 / 縁舞台の家」です。
商店街の角地の敷地に計画されました。建築家は、将来的に飲食店を開きたいとの要望に、地上階に家族の食卓も兼用する“街との繋がりを楽しめる”空間を備えた住宅を考案しました。また、“今”を少し棚上げして施主の“未来”と並走する建築を作る事も意図されました。

この住宅は世田谷区の松蔭神社通り商店街の角地に計画した店舗併用住宅である。

建築家によるテキストより

東京は徒歩圏内で生活可能なエリアが多いのが特徴であるが、それを支えているのが街の動脈のような商店街である。建主は現在は共働きだが退職後の将来、自宅1階で街との繋がりを楽しめる飲食店を開きたい、と気に入った商店街を探しこの土地を購入した。とはいえ敷地はわずか50㎡である。そこで1階を家族の食卓を兼用した「未来食堂」という設定とし、2、3階にコンパクトなキッチンを持つ居住スペースを計画した。

建築家によるテキストより

この住宅に併設された未来食堂は「今」ではなく「未来」に食堂になる予定だ。この設定がこのプロジェクトにとってとても大切だったのではないだろうかと完成後考えている。
入居後の最初の数年間は夫婦ともに会社勤め予定である。

建主が不在の平日は、この軒下空間だけを日替わり小商スペースとしてレンタルする事でも需要がありそうだ。週末は本格的な開業への練習として週末カフェとして街に開く。時には出張シェフに営業してもらって未来の自分達の姿を写してもいい。準備が整った数年後には街に開いた飲食店として開業予定ではあるが、次のパンデミックや災害の時には地域に貢献できる拠点のスペースにも提供可能である。

建築家によるテキストより
最も注目を集めたトピックス[期間:2023/3/6-3/12]
最も注目を集めたトピックス[期間:2023/3/6-3/12]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2023/3/6-3/12)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 二俣公一 / ケース・リアルによる、東京・調布市の「深大寺の家」。隣地の木々が特徴的な敷地。“赤土”をイメージした家の要望に、“ベンガラ”を用いて環境と対比させ“場所”への“意味合いを強める”設計を志向。バイヤーの施主の活動拠点にもなる“ギャラリーの様な”空間も内包
  2. 2023年のプリツカー賞を、デイビッド・チッパーフィールドが受賞
  3. 藤原徹平 / フジワラテッペイアーキテクツラボによる、東京・大田区の、集合住宅「チドリテラス」。“コーポラティブハウス”として計画。元の土地所有者の意思に応え“庭と共生する建築”を求め、“雁行配置”で多くの樹木を残して建物の存在感も軽減。住戸と庭の在り方を追求して“18戸18タイプ”を設計
  4. 久保秀朗+都島有美 / 久保都島建築設計事務所による、神奈川・足柄下郡の宿泊施設「水鏡の離れ」。温泉街の中心から離れた山深い敷地。変化する自然風景を“最大限生かす”在り方を目指し、周囲を写し込む“鏡の様な”天井と“川に向かい開く”平面構成を考案。仕上げや設備等も川の景色を際立たせるよう選定
  5. 畠山鉄生+吉野太基+アーキペラゴアーキテクツスタジオによる、熊本・八代市の店舗兼住宅「閉合の家」。田園と住宅地の境界にあり高架線を望む敷地。風景に“向き合う”在り方を追求し、高架の軸線と呼応して知覚心理にも働きかけるテラス空間を持つ建築を考案。身体から土木までが一つに繋がる場を作る
  6. 青木淳の会場構成による、ポーラ美術館での展覧会「丸山直文 水を蹴る─仙石原─」。美術館のある“地域”と“水”が主題の絵画を展示。外部の世界と内部の絵画を媒介する“くうき”を作る為に、重ねた布が生み出す“モアレ”を水面に見立てた空間を考案。光と揺らぎで内側から鑑賞者を誘い込む
  7. 伊藤維建築設計事務所による、東京・豊島区の「池袋のまちなかリビング」。官民連携の実証実験の為の仮設家具。“まちを使いこなす想像”の端緒を目指し、地域の廃材等を転用して敷地の文脈と呼応する形態と構成を考案。人と植物に等価に使われる様な風景を思い描き設計
  8. 松井大佑 / Atelier komaによる、福岡・田川市の「light and dark」。廃校を改修した施設の飲食部分の計画。施工費や設備等の制約下での“フラッグシップ”的な存在を目指し、既存空間の“薄暗さ”を活かした設計を志向。周辺を美しく見せる“黒く包まれた”客席を持つ空間を作る
  9. 松本光索 / KOSAKUによる、大阪・茨木市の住戸改修「うちの遊び場」。大きな庭を持つ物件を改修。新たな暮らしを受容する“公園の様な大らかさ”を求め、ワンルームに“機能的要素”と“余白”がフラットに存在する構成を考案。“過去と未来の途中にある媒体”として空間を設える
  10. SANAAが設計した「金沢21世紀美術館」の、施工責任者 関塚良和に、建設時のエピソードを聞いている動画
  11. ネリ&フーによる、中国・西安市の「曲江美術館増築」。既存施設に屋外劇場や公共機能等を付加する計画。新しい“建築のアイコン”の要望に、都市構造のアンカーとなる“モノリシックな都市モニュメント”を志向。異なる特徴を持つ4つの空間を建築に内包させる
  12. デイヴィッド・チッパーフィールド・アーキテクツによる、兵庫・川辺郡の「猪名川霊園礼拝堂・休憩棟」
  13. 小野寺匠吾建築設計事務所による、東京・渋谷区の「PATOU 表参道ヒルズ店」。旗艦店の計画。多様な人々を迎える暖かい場との要望に、視線が抜ける“開放感のある入口”と優しい光を放つ“幾何学的なコーニス天井”を持つ空間を考案。商品の特徴の“ベーシックな操作”との共通性も意識
  14. 近森穣 / 07BEACHによる、東京・東村山市の「図書喫茶カンタカ」。郊外のロードサイド店舗の全面改修。地域の自然保全に取り組む施主の思いに応え、地場の木材を用いて原風景である“雑木林”を想起させる空間を志向。“不整形な形態”等で“雑多な心地良さ”を作る
  15. coil 松村一輝建築設計事務所による、京都市の店舗「KYOTO WAND」。町屋を改修した観光者の為の店。街を囲む山々でのアウトドアスポーツの拠点として、着替える・物を預ける・食べる飲む の機能が揃った場を設計。様々な専門作家が制作した素材を用いて空間を作り上げる
  16. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
  17. 長谷川逸子へのインタビュー「女性と建築の半世紀」。建築討論の企画“Mind the Gap──なぜ女性建築家は少ないのか”の一環で収録されたもの
  18. 隈研吾事務所が最優秀者に選ばれた「新福岡県立美術館」設計プロポの、二次審査参加者の提案書が公開
  19. 斉藤智士 / SAI工房による、兵庫・丹波篠山市の住宅「榛原郷の床と屋根」。古代の“湖”の存在が伝承される土地に計画。自然と歴史に“新たな時を刻む建築”を意図し、“浮遊感のある土間スラブ”で湖上に建つ様な建築を設計。内外が一体化した空間を覆う“捻れた大屋根”は景観とも呼応
  20. 乾久美子へのインタビュー「女性が建築の世界で働きやすくなる可能性をともに考える」

ファラへのインタビュー動画。彼ら自身の作品でもある事務所兼自邸の様子なども紹介

ファラへのインタビュー動画です。また、彼ら自身の作品でもある事務所兼自邸の様子なども紹介されています。等がのタイトルは「ポルトの3人の建築家が、遊び心あふれる実用的な建物で共同生活を送る(Three Porto Architects Live and Work Together in One Playfully Pragmatic Building)」です。この建築は「067」として発表されています。

【ap job更新】 若手建築家として、住宅建築賞“金賞”等の様々な受賞歴を持つ「アーキペラゴアーキテクツスタジオ」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 若手建築家として、住宅建築賞“金賞”等の様々な受賞歴を持つ「アーキペラゴアーキテクツスタジオ」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 若手建築家として、住宅建築賞“金賞”等の様々な受賞歴を持つ「アーキペラゴアーキテクツスタジオ」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)を募集中

若手建築家として、住宅建築賞“金賞”等の様々な受賞歴を持つ「アーキペラゴアーキテクツスタジオ」の、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

株式会社アーキペラゴアーキテクツスタジオでは設計スタッフ(正社員)を募集します。

私たちは東京を拠点に全国で、住宅や各種施設の設計監理やデザイン監修を行っています。
担当スタッフひとりひとりと一緒に議論を重ねていき、ひとつひとつ目の前の状況と向き合いながら、日々エスキスをしています。新たに加わって頂くスタッフにも、能力や適正、規模に応じて設計監理やデザイン監修のプロジェクトを担当して頂きます。

数年後の独立を視野に入れて経験を積みたい方も、より長く一緒に働きたいと考えてくれる方も、どちらも歓迎します。
ご興味のある方は下記の募集要項をご参照のうえ、ご応募お待ちしております。

MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOの原田真宏による講演「風景の建築」の動画。2022年12月に行われたもの

MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOの原田真宏による講演「風景の建築」の動画。日本建設業連合会の主催で、2022年12月に行われたものです。

一般社団法人日本建設業連合会は、建築本部の事業活動の基本方針の一つに「世界に誇れる未来の建築文化の創造」を掲げ、
建築を担う次世代に向けての情報発信を目的として、建築セミナーを毎年開催しています。

2022年度は、MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOの原田真宏氏を講師にお迎えして、「風景の建築」をテーマに講演していただきました。
また、第2部では、原田真宏氏と日建連で建築設計委員長を務める賀持剛一氏との対談を実施いたしました。

□第1部 講演「風景の建築」原田真宏氏
□第2部 対談 原田真宏氏、賀持剛一氏(日建連建築設計委員長/大林組)
□開催日時:2022年12月22日(木)18:30~20:30
□開催場所:東京証券会館

第2部の動画も以下に掲載します。

松本光索 / KOSAKUによる、大阪・茨木市の住戸改修「うちの遊び場」。大きな庭を持つ物件を改修。新たな暮らしを受容する“公園の様な大らかさ”を求め、ワンルームに“機能的要素”と“余白”がフラットに存在する構成を考案。“過去と未来の途中にある媒体”として空間を設える
松本光索 / KOSAKUによる、大阪・茨木市の住戸改修「うちの遊び場」。大きな庭を持つ物件を改修。新たな暮らしを受容する“公園の様な大らかさ”を求め、ワンルームに“機能的要素”と“余白”がフラットに存在する構成を考案。“過去と未来の途中にある媒体”として空間を設えるリビング photo©衣笠名津美
松本光索 / KOSAKUによる、大阪・茨木市の住戸改修「うちの遊び場」。大きな庭を持つ物件を改修。新たな暮らしを受容する“公園の様な大らかさ”を求め、ワンルームに“機能的要素”と“余白”がフラットに存在する構成を考案。“過去と未来の途中にある媒体”として空間を設えるリビング photo©衣笠名津美
松本光索 / KOSAKUによる、大阪・茨木市の住戸改修「うちの遊び場」。大きな庭を持つ物件を改修。新たな暮らしを受容する“公園の様な大らかさ”を求め、ワンルームに“機能的要素”と“余白”がフラットに存在する構成を考案。“過去と未来の途中にある媒体”として空間を設える寝室 photo©衣笠名津美

松本光索 / KOSAKUが設計した、大阪・茨木市の住戸改修「うちの遊び場」です。
大きな庭を持つ物件を改修する計画です。建築家は、新たな暮らしを受容する“公園の様な大らかさ”を求め、ワンルームに“機能的要素”と“余白”がフラットに存在する構成を考案しました。そして、“過去と未来の途中にある媒体”として空間を設える事が意図されました。合わせて、現代芸術史を専門とする鯉沼晴悠のテキストも掲載します。

若い夫婦と子供1人のためのマンションリノベーションプロジェクト。

物件探しから関わることとなった本プロジェクトで購入したのは、70m2の室内に対して半分の35m2の専用庭がある少し特殊なレイアウトの物件だった。マンションはいわゆるベッドタウンに位置しており、その近辺には徒歩圏内に大小さまざまな公園が点在していて、子育てを始める夫婦にはとてもいい周辺環境であるように思えたのもこの物件を購入する決め手のひとつとなった。

建築家によるテキストより

設計を進めるにあたり、既存の3LDKの間取りのように決められた枠の中に彼らの生活を押し込んでいくような空間の提案は、新しい家族としての生活がスタートしたばかりの彼らにとって、空間が未来の行き先を制限しまうようでそぐわないように感じていた。
むしろ、庭を含めた住居全体が、周囲に多く存在する公園のように、おおらかな場所としてそこにあり、変化してゆく彼らの暮らしを受け止められることが重要だと考えた。

建築家によるテキストより

公園には遊具(機能)で遊ぶ子供、グランド(余白)で走り回る子供、それを見守る親たちなど、様々なアクティビティが同時に存在できるルーズさがある。その状況を参考に、空間全体を大きなワンルームとしてしつらえ、水回りや家具、WICなどの固定される機能的要素と、それ以外の空間としての余白が主従関係なくフラットなスケールで存在するよう、配置のバランスを丁寧に行った。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 “生き方や価値観に 最も似合う建築を”をヴィジョンに掲げる「SNARK Inc.」が、設計スタッフ(経験者)と業務委託を募集中
【ap job更新】 “生き方や価値観に 最も似合う建築を”をヴィジョンに掲げる「SNARK Inc.」が、設計スタッフ(経験者)と業務委託を募集中
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“生き方や価値観に 最も似合う建築を”をヴィジョンに掲げる「SNARK Inc.」の、設計スタッフ(経験者)と業務委託募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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建築設計事務所 SNARK Inc.では、プロジェクト拡大に伴い、熱意のある設計者を募集します。

私たちは群馬県高崎市と東京都恵比寿を拠点に活動する建築設計事務所です。
家具などのプロダクトから内装、新築住宅、集合住宅、公共施設などの企画、設計、施工監理やイベントの企画、運営など活動は多岐にわたり、クライアント、ビルダーと共にチームで新しい暮らし方や働き方、遊び方のきっかけとなるような場をつくっています。

「Architecture for the life you live 生き方や価値観に 最も似合う建築を」をビジョンに、住まい手や使い手は何が好きで、何を大切にしているのか、どんな暮らしを送って、どう生きていきたいのかを深堀りし、理想を形にするために、時間をかけて対話と思考を繰り返しています。

アート、映画、音楽、アウトドア、サウナなどが好きな社員が多く、それらのカルチャーに関連するプロジェクトも多く進行中です。子育て中の社員も多く、時短勤務やテレワークなど柔軟な働き方が可能です。働き方やチームの仕組みなども含めて、一緒に考えていけるメンバーを求めています。

久保秀朗+都島有美 / 久保都島建築設計事務所による、神奈川・湯河原町の宿泊施設「水鏡の離れ」。温泉街の中心から離れた山深い敷地。変化する自然風景を“最大限生かす”在り方を目指し、周囲を写し込む“鏡の様な”天井と“川に向かい開く”平面構成を考案。仕上げや設備等も川の景色を際立たせるよう選定
久保秀朗+都島有美 / 久保都島建築設計事務所による、神奈川・湯河原町の宿泊施設「水鏡の離れ」。温泉街の中心から離れた山深い敷地。変化する自然風景を“最大限生かす”在り方を目指し、周囲を写し込む“鏡の様な”天井と“川に向かい開く”平面構成を考案。仕上げや設備等も川の景色を際立たせるよう選定外観 photo©小野寺宗貴写真事務所
久保秀朗+都島有美 / 久保都島建築設計事務所による、神奈川・湯河原町の宿泊施設「水鏡の離れ」。温泉街の中心から離れた山深い敷地。変化する自然風景を“最大限生かす”在り方を目指し、周囲を写し込む“鏡の様な”天井と“川に向かい開く”平面構成を考案。仕上げや設備等も川の景色を際立たせるよう選定2階、LDK photo©小野寺宗貴写真事務所
久保秀朗+都島有美 / 久保都島建築設計事務所による、神奈川・湯河原町の宿泊施設「水鏡の離れ」。温泉街の中心から離れた山深い敷地。変化する自然風景を“最大限生かす”在り方を目指し、周囲を写し込む“鏡の様な”天井と“川に向かい開く”平面構成を考案。仕上げや設備等も川の景色を際立たせるよう選定1階、浴室 photo©小野寺宗貴写真事務所
久保秀朗+都島有美 / 久保都島建築設計事務所による、神奈川・湯河原町の宿泊施設「水鏡の離れ」。温泉街の中心から離れた山深い敷地。変化する自然風景を“最大限生かす”在り方を目指し、周囲を写し込む“鏡の様な”天井と“川に向かい開く”平面構成を考案。仕上げや設備等も川の景色を際立たせるよう選定天井の詳細 photo©小野寺宗貴写真事務所

久保秀朗+都島有美 / 久保都島建築設計事務所が設計した、神奈川・湯河原町の宿泊施設「水鏡の離れ」です。
温泉街の中心から離れた山深い敷地に計画されました。建築家は、変化する自然風景を“最大限生かす”在り方を目指し、周囲を写し込む“鏡の様な”天井と“川に向かい開く”平面構成を考案しました。また、仕上げや設備等も川の景色を際立たせるよう選定されました。施設の公式サイトはこちら

敷地は奥湯河原と呼ばれる、湯河原温泉街の中心から離れた山深いエリアにある。
温泉を湧出する藤木川に面するこの土地を訪れ、藤木川の美しいせせらぎと、季節ごとに変化する自然の風景を最大限に生かした建物にすることを考えた。

建築家によるテキストより

川の風景を最大限に取り込むため、建物形状は川側に開いたハの字状の平面計画とした。建物の偏心率を抑えるために両端部に必要最小限の耐力壁をつくり、残りはすべて開口にしている。1階を浴場、2階をリビング、3階を寝室という構成で、すべての居室が川との一体感を感じられる配置にすることができた。

建築家によるテキストより

室内の仕上げや設備機器をダークトーンにし、端部の耐力壁のまわりには三角形の平面形状のパイプスペースを設け、壁の凹凸に設備機器を整理して配置することで、設備機器が建築と一体となるようにし、室内の視覚的情報を減らして、川の風景だけが際立つようにした。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 店舗等の内装から、ホテル等の建築までを手掛ける「LUSTYdesign」が、建築デザイン・インテリアデザイン・施工監理、其々の正社員(経験者)を募集中
【ap job更新】 店舗等の内装から、ホテル等の建築までを手掛ける「LUSTYdesign」が、建築デザイン・インテリアデザイン・施工監理、其々の正社員(経験者)を募集中
【ap job更新】 店舗等の内装から、ホテル等の建築までを手掛ける「LUSTYdesign」が、建築デザイン・インテリアデザイン・施工監理、其々の正社員(経験者)を募集中進行中案件(戸建住宅)

店舗等の内装から、ホテル等の建築までを手掛ける「LUSTYdesign」の、建築デザイン・インテリアデザイン・施工監理、其々の正社員(経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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【LUSTYdesign 株式会社について】
土佐堀川沿いの開放感のあるビルの6Fにあるビーチハウステイストなインテリアのオフィスです。

2012年に個人事業主として創業し、2017年に法人化致しました。
これまでに個人・法人問わず店舗なオフィスを始めとするインテリアデザイン、ホテルや住宅などの建築デザインやインテリアコーディネートを手掛けて来ました。

この度、事業拡大につきスタッフを募集いたします。

最初はアシスタントからスタートして頂き、実力次第では案件のデザインを担当して頂くことも可能です。

案件毎に異なるデザインを生み出す為、エネルギーが必要とされる仕事ではありますが、その分、無事に完成した時の喜びは言葉には言い表せないものがあります。そういった経験を共有出来るメンバーを求めています。

服装をはじめ、細かなルールは決めていません。
各々が楽しく自由にクリエイティブに働く事の出来る環境を目指しています。

BGMを流し、アロマを薫いた空間でリラックスしながら、クリエイティブな仕事をして頂ける環境を整えています。
前向きで明るく、向上心のある方からのエントリーをお待ちしております。

小野寺匠吾建築設計事務所による、東京・渋谷区の「PATOU 表参道ヒルズ店」。旗艦店の計画。多様な人々を迎える暖かい場との要望に、視線が抜ける“開放感のある入口”と優しい光を放つ“幾何学的なコーニス天井”を持つ空間を考案。商品の特徴の“ベーシックな操作”との共通性も意識
小野寺匠吾建築設計事務所による、東京・渋谷区の「PATOU 表参道ヒルズ店」。旗艦店の計画。多様な人々を迎える暖かい場との要望に、視線が抜ける“開放感のある入口”と優しい光を放つ“幾何学的なコーニス天井”を持つ空間を考案。商品の特徴の“ベーシックな操作”との共通性も意識 photo©三嶋一路
小野寺匠吾建築設計事務所による、東京・渋谷区の「PATOU 表参道ヒルズ店」。旗艦店の計画。多様な人々を迎える暖かい場との要望に、視線が抜ける“開放感のある入口”と優しい光を放つ“幾何学的なコーニス天井”を持つ空間を考案。商品の特徴の“ベーシックな操作”との共通性も意識 photo©三嶋一路
小野寺匠吾建築設計事務所による、東京・渋谷区の「PATOU 表参道ヒルズ店」。旗艦店の計画。多様な人々を迎える暖かい場との要望に、視線が抜ける“開放感のある入口”と優しい光を放つ“幾何学的なコーニス天井”を持つ空間を考案。商品の特徴の“ベーシックな操作”との共通性も意識 photo©三嶋一路

小野寺匠吾建築設計事務所が設計した、東京・渋谷区の「PATOU 表参道ヒルズ店」です。
旗艦店の計画です。建築家は、多様な人々を迎える暖かい場との要望に、視線が抜ける“開放感のある入口”と優しい光を放つ“幾何学的なコーニス天井”を持つ空間を考案しました。また、商品の特徴の“ベーシックな操作”との共通性も意識されました。ブランドの公式サイトはこちら

1914年創業のメゾン、「ジャン・パトゥ」が2019年に「パトゥ」という新たな名前とともに生まれ変わった。
そして、2022年にブランドの世界初の旗艦店となるパトゥ 表参道(Patou Omotesando)をオープンした。

建築家によるテキストより

PATOUが世界で初めて出店する旗艦店のデザインを、アーティスティックディレクターであるギヨーム・アンリ(Guillaume Henry)と対話を重ねながら作り上げた。
この店舗をPATOUの新しいDNAとしたいというギヨームの強い思いを込めて、シテ島にあるパリのメゾンを感じられるような店作りを心がけている。


PATOUの世界観はキュートであり、チャーミングであること。フレンドリーでありエレガントであること。そしてスペシャルでありベーシックであること。
富裕層だけに届くようなラグジュアリーではなく、友達の家のように人々を迎え入れるようなあたたかい場所とすることを求められた。


建築家によるテキストより

そのため、入り口にショーウィンドウは設けず、奥のハイサイドライトまで視線が抜けるような開放感のあるエントランスとした。天井は、優しい光に包まれるような美しい空間とするために、シンプルでジオメトリックなコーニス天井を設け、ひたすら単純に繰り返すことで全体のリズムを調和しながら天井設備やダウンライトを目立たなくしている。

またこの天井は、実はグリッドではなく、雁行した垂壁がズレながらただ整然と店の奥まで連続して流れている。こうした単純な操作はロジカルな思考を持ったギヨームの世界観とよくなじみ、PATOUのデザインがシンプルでベーシックな操作の繰り返しであることにも共通点が見られる。

建築家によるテキストより
二俣公一 / ケース・リアルによる、東京・調布市の「深大寺の家」。隣地の木々が特徴的な敷地。“赤土”をイメージした家の要望に、“ベンガラ”を用いて環境と対比させ“場所”への“意味合いを強める”設計を志向。バイヤーの施主の活動拠点にもなる“ギャラリーの様な”空間も内包
二俣公一 / ケース・リアルによる、東京・調布市の「深大寺の家」。隣地の木々が特徴的な敷地。“赤土”をイメージした家の要望に、“ベンガラ”を用いて環境と対比させ“場所”への“意味合いを強める”設計を志向。バイヤーの施主の活動拠点にもなる“ギャラリーの様な”空間も内包 photo©志摩大輔
二俣公一 / ケース・リアルによる、東京・調布市の「深大寺の家」。隣地の木々が特徴的な敷地。“赤土”をイメージした家の要望に、“ベンガラ”を用いて環境と対比させ“場所”への“意味合いを強める”設計を志向。バイヤーの施主の活動拠点にもなる“ギャラリーの様な”空間も内包 photo©志摩大輔
二俣公一 / ケース・リアルによる、東京・調布市の「深大寺の家」。隣地の木々が特徴的な敷地。“赤土”をイメージした家の要望に、“ベンガラ”を用いて環境と対比させ“場所”への“意味合いを強める”設計を志向。バイヤーの施主の活動拠点にもなる“ギャラリーの様な”空間も内包 photo©志摩大輔
二俣公一 / ケース・リアルによる、東京・調布市の「深大寺の家」。隣地の木々が特徴的な敷地。“赤土”をイメージした家の要望に、“ベンガラ”を用いて環境と対比させ“場所”への“意味合いを強める”設計を志向。バイヤーの施主の活動拠点にもなる“ギャラリーの様な”空間も内包 photo©志摩大輔

二俣公一 / ケース・リアルによる、東京・調布市の「深大寺の家」です。
隣地の木々が特徴的な敷地に計画されました。建築家は、“赤土”をイメージした家の要望に、“ベンガラ”を用いて環境と対比させ“場所”への“意味合いを強める”設計を志向しました。また、バイヤーの施主の活動拠点にもなる“ギャラリーの様な”空間も内包する建築です。

東京・調布市にある閑静な住宅街。敷地の隣には生産緑地の木々が植えられており、施主はこの環境を気に入っていた。

施主からの要望の一つは、この緑と対比的な“赤土”や“赤茶”をイメージした家にすること。そしてもう一つは、家を「住まう」だけの場所ではなく、街に開かれたギャラリーのような場所としても使うことであった。施主はデザインやアートを扱うバイヤーであり、ディレクターとしても活動する。この家は、施主の公私にわたる様々な活動の新しい拠点である。

建築家によるテキストより

この建築を最も特徴づけるのは、外壁に使った「ベンガラ」の深みのある赤である。
ベンガラは耐候性の高い顔料で、古くから日本家屋の塗料としても使用されてきた。周囲と同系色を用いて環境に溶け込ませるのではなく、敢えて対比的な色味を使い、この場所に建築する意味合いを強めたいと考えた。そして赤茶色の外壁には、ガルバリウム鋼板を用いてシルバーの屋根や庇を組み合わせた。外構には日本の南国系の植物を植え込み、周囲の緑との対比をさらに強めている。

建築家によるテキストより

その緑を横目に、テラスと一体的になったアプローチを進むと、吹き抜けのある大きな土間へと連続的に続いていく。エントランスからこの土間にかけては、赤味のある石を混ぜ合わせた洗い出しで仕上げた。土間は、外と中とをつなぐ場所でもあり、様々な場面でこの家の境界を曖昧にする。

例えば1階は、普段はリビングダイニングとして機能し、イベントの際にはセミパブリックな展示空間となる。通常よりも高めに設定されたダイニングカウンターは、ある時は展示のためのディスプレイ台に、またある時にはキッチンと併用して立食のための提供カウンターへと柔軟に役割を変える。さらにカウンターやソファなどの家具は、土間とフローリングとの境界に設え、靴を脱がなくても使えるよう設えた。多様なシーンを想定したことが、この家をさらに特徴づけている。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 様々な規模や分野の仕事に、横断的なスタイルで取り組む「小野寺匠吾建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)と学生アルバイトを募集中
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【ap job更新】 様々な規模や分野の仕事に、横断的なスタイルで取り組む「小野寺匠吾建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)と学生アルバイトを募集中2025 大阪・関西万博シグネチャーパビリオン

様々な規模や分野の仕事に、横断的なスタイルで取り組む小野寺匠吾建築設計事務所の、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)と学生アルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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(株)小野寺匠吾建築設計事務所(Office Shogo Onodera | OSO)では業務拡大につき設計スタッフ、学生アルバイトを若干名募集します。

OSOでは、仕事を含めた「人生」を楽しみながら高いパフォーマンスを発揮して、建築やデザインを通して社会や環境や世界に介入して表現活動をしていけるような少数精鋭の集団を目指しています。キャリアやパーソナリティや目指していきたい方向性含め、自分らしくユニークな魅力をお持ちの方の応募をお待ちしています。

また、特に実施設計・監理業務、インターナショナルプロジェクト等を見据えた増員に伴い一級建築士、実務経験者、実施設計経験者、工事監理経験者、海外プロジェクト経験者、外国語を操る方等優遇致します。

【OSOとOSO Researchについて】
現在OSOでは家具や内装や住宅といった小さなスケールの仕事から、パビリオン建築の設計、都市開発に関わるような大きな企画業務まで様々なスケールの仕事に取り組んでおり、クライアントも個人・企業・自治体等様々です。また、近年設計活動をしてきた中で、現代および未来に求められている価値の質をアウトプットするためには、従来の設計業務の範疇だけでは到底カバーできないほどの活動が業務として必要になってきています。またその解決方法は建築だけでなく、環境・アート・デジタルなど領域を横断しての検討や実装が必要となってきたと言えます。

そのような業務と設計業務をつなぐために2022年にOSO Researchというチームを立ち上げました。
OSO ResearchはOSOの建築設計プロジェクトの中で、並走または独走してリサーチ・実験・協議・マネジメントなどを進め、常に設計とオーバーラップしながらコンセプトやデザインを高めていくチームです。メンバー構成は建築家だけでなく、リサーチャー・アーティスト・プロジェクトマネージャー・翻訳者など様々なフィールドでキャリアを持ってきた人たちの集まりとなっています。

私たちはまだ規模の小さな設計事務所ですが、設計スタッフや上記のような外部メンバー、その他仕事で関わる多くの人々も皆個性豊かで、そういった多様な人々との関わりを通して様々な世界を感じながら成長することができると思います。

こうした環境の中、私たちと共に建築を通して自分たちの未来社会や世界を作っていきたいと考えている方々の応募をお待ちしています。

自然とのつながりを大切に、建築とリノベに加えアートも手掛ける「スタジオ宙」が、大阪での 設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)を募集
自然とのつながりを大切に、建築とリノベに加えアートも手掛ける「スタジオ宙」が、大阪での 設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)を募集
自然とのつながりを大切に、建築とリノベに加えアートも手掛ける「スタジオ宙」が、大阪での 設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)を募集安曇野の野舞台 / WEEKEND HOUSE

自然とのつながりを大切に、建築とリノベに加えアートも手掛ける「スタジオ宙」の、大阪での 設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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スタジオ宙は、郡裕美と遠藤敏也がユニットを組んだ一級建築士事務所です。

自然とのつながりを大切にし、人の心に響く美しい建築、楽しくてワクワクする空間を設計します。新築、増改築、リノベーション、コンバージョン、インテリア・家具・照明デザインから、古民家再生、町並みデザインも手がけます。一品生産の建築だけでなく、環境共生型のシステム住宅の開発など、幅広い空間デザインに関わり、普遍的な建築を創り続けてきました。

また、代表の郡裕美は建築設計と並行して、美術家として国内外で空間アート作品や舞台美術を制作発表しており、芸術祭の企画運営などのアート活動も行なっています。イベントやワークショップの企画、まちづくりに関わる仕事なども幅広く手掛けているので、実践的で横断的なスキルを磨くことが可能です。

東京は吉祥寺、大阪は中津、ニューヨークはブルックリンを拠点とし、いつも新しいデザインにチャレンジしています。

2023年のプリツカー賞を、デイビッド・チッパーフィールドが受賞
2023年のプリツカー賞を、デイビッド・チッパーフィールドが受賞Sir David Alan Chipperfield photo courtesy of Tom Welsh

2023年のプリツカー賞をデイビッド・チッパーフィールドが受賞しています。
本記事では、プリツカー財団が公開したリリーステキスト、審査講評、代表作品の写真等を紹介します。

こちらは、リリーステキストの翻訳です

サー・デイヴィッド・アラン・チッパーフィールド・CHが、2023年プリツカー建築賞を受賞

市民建築家、都市計画家、活動家であるサー・デイヴィッド・アラン・チッパーフィールド・CHが、国際的に建築の最高栄誉とされるプリツカー建築賞の2023年の受賞者に選出されました。

繊細でありながら力強く、控えめでありながらエレガント、彼は、歴史と文化への畏敬の念を示しながら、既存の建築物や自然環境を尊重し、抑制の効いた先鋭的な建築家で多くの作品を手掛けています。そして、時代を超えたモダンなデザインを通して、新しい建物や 改築、修復の機能性やアクセシビリティを再考し、気候変動という緊急事態に立ち向かい、社会的関係を変化させ、都市を活性化させています。

チッパーフィールドは述べています。
「このような特別な栄誉をいただき、また、プロフェッショナルに多くのインスピレーションを与えてくれた歴代の受賞者の方々とご一緒できることに、とても感激しています」
「この受賞を励みとして、建築の本質とその意味だけでなく、建築家として気候変動や社会的不平等といった実存的な課題に取り組むための貢献にも目を向け続けていきたいと思っています。私たちは、建築家として、より美しい世界だけでなく、より公平で持続可能な世界を作るために、より重要な役割を果たすことができることを理解しています。私たちは、この課題に立ち向かい、次の世代がヴィジョンと勇気をもってこの責任を受け入れるよう、支援しなければなりません」

40年以上にわたる彼の建築作品は、アジア、ヨーロッパ、北米の市民会館、文化施設、学術施設、住宅、都市計画など100を超える作品を含み、その類型と地理は広範囲に及んでいます。

2023年の審査員による一節には、次のように記されています。
「このように、控えめでありながら変幻自在の市民的な存在感を持つ建築や、プライベートな依頼であっても公共空間を定義することへのコミットメントは、常に無駄な動きを避け、トレンドや流行にとらわれない緊縮姿勢で行われており、これらはすべて現代社会への最も適切なメッセージとなっています。このような瞑想的な設計操作を抽出し実行する能力は、近年では明白でなかった持続可能性の次元となっています。持続可能性とは、単に余分なものを排除するだけでなく、物理的にも文化的にも長持ちする構造物を作るための最初のステップなのです」

畠山鉄生+吉野太基+アーキペラゴアーキテクツスタジオによる、熊本・八代市の店舗兼住宅「閉合の家」。田園と住宅地の境界にあり高架線を望む敷地。風景に“向き合う”在り方を追求し、高架の軸線と呼応して知覚心理にも働きかけるテラス空間を持つ建築を考案。身体から土木までが一つに繋がる場を作る
畠山鉄生+吉野太基+アーキペラゴアーキテクツスタジオによる、熊本・八代市の店舗兼住宅「閉合の家」。田園と住宅地の境界にあり高架線を望む敷地。風景に“向き合う”在り方を追求し、高架の軸線と呼応して知覚心理にも働きかけるテラス空間を持つ建築を考案。身体から土木までが一つに繋がる場を作る外観 photo©千葉顕弥
畠山鉄生+吉野太基+アーキペラゴアーキテクツスタジオによる、熊本・八代市の店舗兼住宅「閉合の家」。田園と住宅地の境界にあり高架線を望む敷地。風景に“向き合う”在り方を追求し、高架の軸線と呼応して知覚心理にも働きかけるテラス空間を持つ建築を考案。身体から土木までが一つに繋がる場を作る1階、LDK photo©千葉顕弥
畠山鉄生+吉野太基+アーキペラゴアーキテクツスタジオによる、熊本・八代市の店舗兼住宅「閉合の家」。田園と住宅地の境界にあり高架線を望む敷地。風景に“向き合う”在り方を追求し、高架の軸線と呼応して知覚心理にも働きかけるテラス空間を持つ建築を考案。身体から土木までが一つに繋がる場を作る1階、LDK photo©千葉顕弥
畠山鉄生+吉野太基+アーキペラゴアーキテクツスタジオによる、熊本・八代市の店舗兼住宅「閉合の家」。田園と住宅地の境界にあり高架線を望む敷地。風景に“向き合う”在り方を追求し、高架の軸線と呼応して知覚心理にも働きかけるテラス空間を持つ建築を考案。身体から土木までが一つに繋がる場を作る外観 photo©千葉顕弥

畠山鉄生+吉野太基+アーキペラゴアーキテクツスタジオが設計した、熊本・八代市の店舗兼住宅「閉合の家」です。
田園と住宅地の境界にあり高架線を望む敷地に計画されました。建築家は、風景に“向き合う”在り方を追求し、高架の軸線と呼応して知覚心理にも働きかけるテラス空間を持つ建築を考案しました。そして、身体から土木までが一つに繋がる場を作る事が意図されました。

干拓されてできた平野に建つ、夫婦と子供のための店舗併用住宅である。

周辺は山の裾野に沿って格子状に区画整備され、敷地は農業振興地域に属した田園と住宅地の境界に位置している。その一方で、周囲の区画とは異なる斜めの軸線をつくっている高さ9mの新幹線の高架が周囲から浮いた存在として遥か彼方まで伸びていた。

建築家によるテキストより

人の手によって作り出されたこの広大な平野はその大半が二毛作が行われており、初夏は水田による水面が空や夕焼けを辺り一面に映し出し、苗が植えられてからは青々とした柔らかな面が持ちあがり、秋にかけて徐々に黄金色に染まっていく。

冬から春にかけては野菜を育てるため、刈り取られた稲に覆われた銀色の地面が、濃い土の色に耕され、やがて深緑色の大地として生まれ変わる。かつて盛んであったイグサの耕作によってつくられていた風景が今では見られなくなったように、この平野は時代や産業の移り変わり、新幹線の高架によってもまたその表情を変えていく。
そういった風景に、建築はどう向き合うことができるだろうか。

建築家によるテキストより

田園側に天井高1.9mに抑えられた長辺14.5mの水平に広がるリビングを計画した。
その床と、そこから見えるテラスの目地を、高架の斜めの軸線に向きを合わせている。干拓平野の風景に異物として存在する高架を受け入れる態度は、高架の形状を活かし、巨大な塀として見立てることによって、辺り一帯の田園地帯を囲い込むような広がりを生むと考えた。

建築家によるテキストより

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