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伊東豊雄による「伊東建築塾/子ども建築塾」による発表会のレポートと写真 「生活空間の詩 建築家・吉村順三展 三里塚教会と木造住宅を通して」が京都で開催

「生活空間の詩 建築家・吉村順三展 三里塚教会と木造住宅を通して」が京都工芸繊維大学工芸資料館で開催されます

「生活空間の詩 建築家・吉村順三展 三里塚教会と木造住宅を通して」が京都工芸繊維大学工芸資料館で開催されます。会期は、2014年3月17日~5月17日。2014年5月10日には、堀部安嗣・横内敏人が出演するシンポジウムも行われます。

吉村順三(1908~1997年)は、日本の木造文化のエッセンスを現代に活かしながら、 木造住宅を中心とする設計活動を通して、居心地の良い、簡素で温かな生活空間をつくり続けた建築家です。 本展覧会では、1954年に竣工し、吉村にとって唯一の教会建築である「三里塚教会」といくつかの木造住宅を通して、その建築世界の魅力に迫ろうとするものです。
東京本所の呉服商の家に生まれた吉村は、江戸情緒が色濃く残る下町に育ちます。しかし、1923年の関東大震災で自宅は焼失し、東京の街も激変してしまいます。 そんな中、震災によって失われた街並みへの思いと、F.L.ライトの帝国ホテル(1923年)に感動した経験が、吉村の建築家を志すきっかけになります。 そして、同じころ雑誌を通して住宅作家の山本拙郎(1890~1944年)と出会い、そのロマンチックな作風にも強い影響を受けました。 また、日本各地の民家をスケッチしたり、遠く朝鮮や中国を旅行して、日常風景を形づくる何気ない建築にも魅せられていきます。
こうして、東京美術学校に入学した吉村は、もう一人の師となるアントニン・レーモンド(1888~1976年)と出会い、学生の身分で事務所へ通い、卒業後は、スタッフとして学び始めるのです。 レーモンドからは、日本の伝統的な木造建築に学ぶことの大切さを教えられます。 1938年に日米関係の悪化からレーモンドはアメリカに帰国しますが、吉村は、彼の要請を受けて、1940年単身アメリカに渡り、フィラデルフィア郊外のニューホープのアトリエで働きます。 そして、1941年最後の帰国船で日本へと戻った吉村は、12月8日に事務所を設立、戦時下に設計活動をスタートさせます。 その後、母校に講師として迎えられ、戦後は、木造住宅を中心に精力的な建築家としての活動を続けます。 こうした中で竣工したのが「三里塚教会」でした。そこには、吉村が長い時間をかけて見つめてきたものが注ぎ込まれています。
今回の展覧会は、東京展(ギャラリーエークワッド)の成果を受けて、さらに、吉村が描いたスケッチや撮影したアメリカ時代の写真、実測図や書簡などの資料、模型などを追加し、 吉村順三がつくり上げようとした生活空間の姿を紹介します。

青木淳が設計した「杉並区大宮前体育館」が4月1日にオープン。

青木淳が設計した「杉並区大宮前体育館」が4月1日にオープンするそうです

青木淳が設計した「杉並区大宮前体育館」が2014年4月1日にオープンするそうです。2014年4月1日~4日には、オープニングイベント、無料開放などが企画されているようです。施工中の様子などは、スタッフによるブログに掲載されています

旧荻窪小学校跡地(南荻窪2丁目1番1号)に、移転改築中であった大宮前体育館が新しく生まれ変わりオープンします。体育館棟・プール棟からなる地下2階・地上2階建ての施設で、地域のスポーツの拠点として、誰もが気軽に健康・体力づくりに取り組める施設です。運営は、指定管理者「コナミスポーツ&ライフ・杉並建物総合管理事業協同組合共同事業体」が行います。
区民の皆さんが新しい大宮前体育館に親しんでいただけるよう、4月1日(火曜)~4日(金曜)はオープニングイベント、無料開放などを実施します。 

※4月1日~4日のイベント・無料開放以外の時間は施設内の見学ができます。

スミルハン・ラディックが今年のサーペンタイン・パヴィリオンを手掛けることに

スミルハン・ラディックが今年のサーペンタイン・パヴィリオンを手掛けることになったようです

スミルハン・ラディックが今年のサーペンタイン・パヴィリオンを手掛けることになったようです。リンク先にCG画像が掲載されています。

[ap job 更新] studio h+が設計スタッフを募集中

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アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました

studio h+の設計スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードのページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

「せんだいデザインリーグ2014卒業設計日本一決定戦」で、日本一になった作品の写真など

「せんだいデザインリーグ2014卒業設計日本一決定戦」で、日本一になった作品の写真などが、建設通信新聞のブログに掲載されています

せんだいデザインリーグ2014卒業設計日本一決定戦」で、日本一になった作品の写真などが、建設通信新聞のブログに掲載されています。公式ウェブサイトに詳細な結果が掲載されています

webサービス企業「ピクシブ」のオフィスについて、設計した河田将吾などに聞いているインタビュー

webサービス企業「ピクシブ」のオフィスについて、設計した河田将吾などに聞いているインタビューがworksight.jpに掲載されています

webサービス企業「ピクシブ」のオフィスについて、設計した河田将吾などに聞いているインタビューがworksight.jpに掲載されています。

『マンション広告に躍る「ポエム」 建築を包む物語』(日本経済新聞) 坂茂が最優秀者に選ばれた「富士山世界遺産センター(仮称)設計プロポーザル」の画像

坂茂が最優秀者に選ばれた「富士山世界遺産センター(仮称)設計プロポーザル」の画像が建設通信新聞のウェブサイトに掲載されています

坂茂が最優秀者に選ばれた「富士山世界遺産センター(仮称)設計プロポーザル」の画像が1枚、建設通信新聞のウェブサイトに掲載されています。

隈研吾のインタビュー TYINテーネステュエ・アーキテクツによるタイ・バンブーによる公衆トイレ「safe haven bathhouse」の写真

TYINテーネステュエ・アーキテクツによるタイ・バンブーによる公衆トイレ「safe haven bathhouse」の写真がdesignboomに掲載されています

TYINテーネステュエ・アーキテクツによるタイ・バンブーによる公衆トイレ「safe haven bathhouse」の写真などが21枚、designboomに掲載されています。

五十嵐淳による福島県いわき市の住宅「HOUSE H」の写真など

五十嵐淳による福島県いわき市の住宅「HOUSE H」の写真などがJIA東北支部のウェブサイトに掲載されています

五十嵐淳による福島県いわき市の住宅「HOUSE H」の写真などがJIA東北支部のウェブサイトに掲載されています。画像クリックの後、右上の記号を押すと拡大された画像で見れます。

トラフによる国立新美術館の「スーベニアフロムトーキョー 1F ミュージアムショップ」の写真

トラフのウェブサイトに国立新美術館の「スーベニアフロムトーキョー 1F ミュージアムショップ」の写真が掲載されています

トラフのウェブサイトに国立新美術館の「スーベニアフロムトーキョー 1F ミュージアムショップ」の写真が9枚、掲載されています。

国立新美術館、地下1階のミュージアムショップ「スーベニアフロムトーキョー」 は、知名度やジャンルにとらわれることなく、東京的視点で新しいデザインやアートを提供している。今回1階ロビーに新たにショップスペースをオープンするにあたり、新しいロゴデザインを用いたオリジナルグッズのラインナップに加え、同美術館のロビー空間の意匠に調和したショップが求められた。また、地震被災地の自立復興を目的とした団体「石巻工房」との協同を図り、什器製作を依頼した。

什器はレッドシダーのツーバイ材を基本単位に組み上げることで、円形の平台や、円錐形の木のかまくらのようなレジカウンターのやぐらをつくっている。内側が白色のボックス什器も同様に円形に積み上げられ、商品を陳列しつつ、ショップのエリアをやわらかくゾーニングしている。大小様々な大きさの木材のピースが、幾何学模様を描くことで、ショップの楽しさを演出している。 可動式の什器は通常の包みこまれるような円形配置に加え、動線上に商品をすべて並べるような開放的な構成など、必要に応じてフレキシブルに対応する。また、イベント時にはすべて裏へしまうこともでき、常に変化する動的な表情を持つ。

暖かみのある木質系の材料によって、周囲のグレートーンとコントラストを成しつつも、美術館のエレメントに親和性のある形状が、建築とのダイナミックな調和を実現している。

坂茂が「富士山世界遺産センター(仮称)設計プロポーザル」で最優秀者に

坂茂が「富士山世界遺産センター(仮称)設計プロポーザル」で最優秀者に選ばれています

坂茂が「富士山世界遺産センター(仮称)設計プロポーザル」で最優秀者に選ばれています。

平成26年3月8日に、富士山世界遺産センター(仮称)建築工事設計業務公募型プロポーザル第二次審査のプレゼンテーション及び審査委員会の審議を行い、第一次審査により選定した6者の中から、最優秀者を特定しました。

東福大輔と市川紘司の編著による書籍『中国的建築処世術』

東福大輔と市川紘司の編著による書籍『中国的建築処世術』がamazonで発売されています

東福大輔と市川紘司の編著による書籍『中国的建築処世術』がamazonで発売されています。

中国の建築は現在、具体的にどのような状況にあり、どのような制度のもとで動いているのか。本書は、中国と日本を行き来しながら活動する著者らが、中国で生活するうえで生じる問題から、中国建築を取り巻く法制度や慣習、さらには中国建築特有の概念まで、中国で建築をつくるうえで知っておきたいトピックを事例をまじえながら解説する。
(via shokokusha.co.jp)

中国的建築処世術
東福 大輔 市川 紘司
4395320082

写真家のカンディダ・ヘーファーの展覧会が江東区のユカ・ツルノギャラリーで開催

写真家のカンディダ・ヘーファーの展覧会が江東区のユカ・ツルノギャラリーで開催されます

写真家のカンディダ・ヘーファーの展覧会が江東区のユカ・ツルノギャラリーで開催されます。会期は、2014年3月7日(金)~5月10日(土)。開廊時間: 火~土 11:00~19:00(日・月・祝日休廊)。

ユカ・ツルノギャラリーでは2014年3月7日から5月10日まで、カンディダ・ヘーファーの個展を開催いたします。日本での初個展となる本展では、図書館、劇場、宮殿の写真など代表的なモチーフの大型作品7点を展示いたします。

カンディダ・ヘーファーは1944年生まれ、ケルン(ドイツ)在住。ドイツの現代写真を代表するアーティストであり、アンドレアス・グルスキー、トーマス・シュトゥルート、トーマス・ルフらとともに、ベッヒャー派の一人として世界的に知られている写真家です。1973年から 82年までデュッセルドルフ美術アカデミーに在籍し、映画を学んだ後、べッヒャー夫妻に師事。図書館や宮殿など豪奢な建築の室内空間を正面から撮影した作品で世界的に注目を浴び、2003年にはベネチア・ビエンナーレのドイツ館代表に選ばれています。

ヘーファーの初期作品では、ドイツのトルコ人移民労働者によってもたらされた都市の視覚的変化を扱っていますが、この主題から建造環境が人に与える影響について関心が広がったことにより、鉄道、駅、温泉、図書館、美術館、動物園、銀行、オペラハウスなど、文化的象徴となる豪奢 な建築物から日常的な建物に至るまで様々な公共空間を撮り続けてきました。ヘーファーが捉える人の存在しないイメージは逆説的に、その空間にいた人物を思い起こさせます。 ヘーファーの幅2メートルにも及ぶ大型の写真作品の前で私達は、空間の形式、構造、細部、建築物の意図と現状の間に生じる矛盾や歴史的変化について思いを巡らせることでしょう。

カンディタ・ヘーファーはこれまでに、クンストハレ・バーゼル、クンストハレ・ベルン、フランクフルト現代美術館、ニューヨーク近代美術館、パワープラント(トロント)、クンストハレ・ブレゲンツ、ラディック美術館(ケルン)など多数の美術館で展示をしてきました。2002年にドクメンタ11に参加し、2003年には マルティン・キッペンベルガーと共にベニス・ビエンナーレのドイツ館代表として選ばれました。2013年には、クンストパラスト美術館(デュッセルドルフ)にて個展を開催しています。

今回の個展のために、作家本人が来日いたします。3月8日(土)には作家を囲んでレセプションパーティーを開催いたしますので、皆様のご来場とご高覧を、心よりお待ち申し上げております。

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