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妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる、台湾・台中の「Taichung Green Museumbrary」。広大な公園内の美術館と図書館の複合施設。気軽に関われる“開かれた建築”として、メタルメッシュで覆われた量塊を持上げて地上レベルを開放した建築を考案。二つの用途を組合せて多面的な学びの空間の創出も意図
妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる、台湾・台中の「Taichung Green Museumbrary」。広大な公園内の美術館と図書館の複合施設。気軽に関われる“開かれた建築”として、メタルメッシュで覆われた量塊を持上げて地上レベルを開放した建築を考案。二つの用途を組合せて多面的な学びの空間の創出も意図Exterior of Taichung Green Museumbrary, designed by SANAA Architects. Image courtesy of Taichung Art Museum. © Iwan Baan
妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる、台湾・台中の「Taichung Green Museumbrary」。広大な公園内の美術館と図書館の複合施設。気軽に関われる“開かれた建築”として、メタルメッシュで覆われた量塊を持上げて地上レベルを開放した建築を考案。二つの用途を組合せて多面的な学びの空間の創出も意図Main entrance of Taichung Green Museumbrary, connecting Taichung Art Museum and Taichung Public Library. Designed by SANAA Architects. Image courtesy of Taichung Art Museum. © Iwan Baan
妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる、台湾・台中の「Taichung Green Museumbrary」。広大な公園内の美術館と図書館の複合施設。気軽に関われる“開かれた建築”として、メタルメッシュで覆われた量塊を持上げて地上レベルを開放した建築を考案。二つの用途を組合せて多面的な学びの空間の創出も意図Atrium of Taichung Art Museum, designed by SANAA Architects. Image courtesy of Taichung Art Museum. © Iwan Baan
妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる、台湾・台中の「Taichung Green Museumbrary」。広大な公園内の美術館と図書館の複合施設。気軽に関われる“開かれた建築”として、メタルメッシュで覆われた量塊を持上げて地上レベルを開放した建築を考案。二つの用途を組合せて多面的な学びの空間の創出も意図Digital HUB at Taichung Public Library, designed by SANAA Architects. Image courtesy of Taichung Art Museum. © Iwan Baan
妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる、台湾・台中の「Taichung Green Museumbrary」。広大な公園内の美術館と図書館の複合施設。気軽に関われる“開かれた建築”として、メタルメッシュで覆われた量塊を持上げて地上レベルを開放した建築を考案。二つの用途を組合せて多面的な学びの空間の創出も意図Taichung Green Museumbrary, designed by SANAA Architects. Image courtesy of Taichung Art Museum. © Iwan Baan

妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる、台湾・台中の「Taichung Green Museumbrary」です。
広大な公園内の美術館と図書館の複合施設です。建築家は、気軽に関われる“開かれた建築”として、メタルメッシュで覆われた量塊を持上げて地上レベルを開放した建築を考案しました。また、二つの用途を組合せて多面的な学びの空間の創出も意図されました。


こちらはリリーステキストです(抄訳:アーキテクチャーフォト / 原文は末尾に掲載)

台湾の画期的な新たな文化的ランドマーク、プリツカー賞受賞建築家SANAAが設計したTaichung Green Museumbraryが、20か国以上から70名を超えるアーティストによる大規模展覧会とともに開館

・プリツカー賞および2025年RIBAロイヤル・ゴールド・メダルを受賞した日本の建築家SANAAによるこれまでで最大の文化プロジェクトであり、67ヘクタールの緑地公園内にある8つの相互に連結したヴォリュームを含んでいます。

・新たに開館する台中美術館(Taichung Art Museum)が、台湾のアーティスト、マイケル・リン(Michael Lin)と韓国のアーティスト、ヘグ・ヤン(Haegue Yang)によるパブリックスペース・コミッションを公開します

・台中美術館の開館記念展「A Call of All Beings」には、20か国以上から70名を超えるアーティストが参加しています

2025年における台湾で最も重要な文化的開発とされるTaichung Green Museumbraryが、台湾第2の都市である台中にて、2025年12月13日(土)、市長をはじめ各地から訪れる要人、美術館館長、キュレーター、アーティストらが出席する開会式の後、正式に一般公開されます。この新たな国際的文化拠点は、都市型の美術館と市の中央図書館を統合した台湾初の施設であり、芸術機関の新たなモデルを提示しています。

台中の67ヘクタールにおよぶセントラルパーク内に位置するTaichung Green Museumbraryは、新設された台中美術館と台中公共図書館(Taichung Public Library)を併設する施設です。この壮観な美術館と図書館から成る複合施設は、2010年プリツカー賞受賞者である妹島和世と西沢立衛が率いる日本の著名な建築チームSANAAと、台湾のRicky Liu & Associates Architects + Plannersとの国際的な協働によって設計されました。この建物の延べ床面積は57,996㎡におよび、SANAAにとって台湾で初の公共建築であると同時に、これまでで最大の文化的プロジェクトでもあります。この設計は、透明性と流動性というSANAAの特徴的なテーマを反映しており、ガラスと金属で覆われた大小さまざまな8つの連結されたボリュームから成り、それら全体が純白のエキスパンドメタル製カーテンファサードに包まれています。

台中美術館(TcAM)は、2025年12月13日から2026年4月12日まで、台湾、ルーマニア/韓国、アメリカからなる国際的なキュレーター・チームが企画した開館記念展「A Call of All Beings: See you tomorrow, same time, same place」で開幕します。この展覧会には20か国以上から70名を超えるアーティストが参加し、地域の視点とグローバルな洞察が融合されています。同館はまた、ヘグ・ヤンとマイケル・リンによる初のTcAMパブリックスペース・アート・コミッションを公開し、国際的な対話に取り組むことで、現代美術における文化的な力としての地位を確立します。

台中美術館館長のイーシン・ライ(Yi-Hsin Lai)は、次のように述べました。「台中美術館と台中公共図書館、そして公園との統合は、環境、文化、人々、そして都市についての私たちの思考を活性化させました。開館記念展と特別なコミッションを通じて、私たちは世代や文化を超えた芸術的対話を融合させるだけでなく、美術館が都市とその住民の日常生活に入り込み、創造性と想像力を喚起するという可能性を実現することにも努めています。私たちは、訪れる人々がそれぞれに特別な思い出や体験を生み出せる、温かく迎え入れる空間となることを楽しみにしています」

青木淳とリチャード・タトルによる展覧会「ほぼ空:青木淳+リチャード・タトル」が、東京オペラシティ アートギャラリーで開催。会期は2026年7月~9月。青木とタトルの選定によるコレクション展も同時開催
青木淳とリチャード・タトルによる展覧会「ほぼ空:青木淳+リチャード・タトル」が、東京オペラシティ アートギャラリーで開催。会期は2026年7月~9月。青木とタトルの選定によるコレクション展も同時開催「青木淳+リチャード・タトル」展覧会プラン 2025 photo courtesy of 東京オペラシティ アートギャラリー

青木淳リチャード・タトルによる展覧会「ほぼ空:青木淳+リチャード・タトル」が、東京オペラシティ アートギャラリーで開催されます。
会期は2026年7月18日~9月23日。また、青木とタトルの選定によるコレクション展も同時開催されます。

美術家のリチャード・タトルと、建築家の青木淳の二人展。タトルにとって美術作品とは“光”であり、ある瞬間に捉えた真実、美しさ、充足感を他者と分かち合う媒体だといいます。青木にとって建築とは“空気”であり、人それぞれが持つ異なる価値観や速度を許容する自由な空間をつくることだといいます。タトルの美術作品と青木の建築には、互いの領域を軽やかに超えていく親和性があります。光と空気─世界を満たす要素に喩えられる両者のコラボレーションは、互いに融合し、またそれぞれとしてあり、開放的かつ愉快な空間を作り出すでしょう。本展は、東京オペラシティアートギャラリーの空間の潜在力を、美術と建築の双方向から別様に引き出すことを試みます。

リリーステキストより

以下に、その他の画像を掲載します。

「ソル・ルウィット オープン・ストラクチャー」展が、東京都現代美術館で開催。入場チケットをプレゼント。20世紀後半を代表するアーティストの、日本の公立美術館における初の個展。“ウォール・ドローイング”などの代表作を通じて、作家の思考の軌跡をたどる
「ソル・ルウィット オープン・ストラクチャー」展が、東京都現代美術館で開催。入場チケットをプレゼント。20世紀後半を代表するアーティストの、日本の公立美術館における初の個展。“ウォール・ドローイング”などの代表作を通じて、作家の思考の軌跡をたどるソル・ルウィット「ストラクチャー(正方形として1, 2, 3, 4, 5)」1978-80年、滋賀県立美術館蔵 © 2025 The LeWitt Estate / Artists Rights Society (ARS), New York. Courtesy Paula Cooper Gallery.

「ソル・ルウィット オープン・ストラクチャー」展が、東京都現代美術館で開催されます。
入場チケットを抽選でプレゼントいたします。20世紀後半を代表するアーティストの、日本の公立美術館における初の個展です。“ウォール・ドローイング”などの代表作を通じて、作家の思考の軌跡をたどります。
展示会期は、2025年12月25日から2026年4月2日まで。展覧会の公式ページはこちら。入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2025年12月22日(月)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。

東京都現代美術館では、20世紀後半を代表するアーティスト、ソル・ルウィット(1928–2007)の日本の公立美術館における初の個展を開催します。

ソル・ルウィットは1960年代後半、目に見える作品そのものよりも、作品を支えるアイデアやそれが生み出されるプロセスを重視する試みによって、芸術のあり方を大きく転換しました。ルウィットの指示をもとに、ほかの人の手で壁に描かれるウォール・ドローイング、構造の連続的な変化を明らかにする立体作品など、その仕事は「芸術とは何でありうるか」という問いを投げかけています。

本展では、ウォール・ドローイング、立体・平面作品、アーティスト・ブックといった代表作の数々を通して、既存の枠組みや仕組みに再考を促し、別の構造への可能性を開こうとしてきたルウィットの思考の軌跡をたどります。

リリーステキストより

以下に、詳細な情報を掲載します。

谷口吉生と高宮真介による、静岡・掛川の「資生堂アートハウス」(1978年) が、2026年6月末で閉館へ。1979年度の日本建築学会賞 (作品) 受賞作品。アート支援活動は銀座の “資生堂ギャラリー”に集約
谷口吉生と高宮真介による、静岡・掛川の「資生堂アートハウス」(1978年) が、2026年6月末で閉館へ。1979年度の日本建築学会賞 (作品) 受賞作品。アート支援活動は銀座の “資生堂ギャラリー”に集約「資生堂アートハウス」の外観 photo©architecturephoto

谷口吉生と高宮真介が設計した、静岡・掛川の「資生堂アートハウス」(1978年) が、2026年6月末で閉館するとのことです。1979年度の日本建築学会賞 (作品) 受賞作品でもあります。アート支援活動は銀座の “資生堂ギャラリー”に集約されます。リンク先は、資生堂アートハウスの公式ウェブサイトです。また、文化庁のウェブサイトには、同建築の内外の写真と解説テキストが掲載されています。

BIG・ARTS Group・Frontによる、中国の「蘇州現代美術館」。中国庭園の発祥地の湖畔に建つ美術館。地域の庭園の伝統に根ざした存在を求め、屋根付きの回廊“廊”を再解釈する計画を志向。連続する緩やかな屋根の下に複数のパヴィリオンを相互接続する建築を考案
BIG・ARTS Group・Frontによる、中国の「蘇州現代美術館」。中国庭園の発祥地の湖畔に建つ美術館。地域の庭園の伝統に根ざした存在を求め、屋根付きの回廊“廊”を再解釈する計画を志向。連続する緩やかな屋根の下に複数のパヴィリオンを相互接続する建築を考案 photo©Ye Jianyuan
BIG・ARTS Group・Frontによる、中国の「蘇州現代美術館」。中国庭園の発祥地の湖畔に建つ美術館。地域の庭園の伝統に根ざした存在を求め、屋根付きの回廊“廊”を再解釈する計画を志向。連続する緩やかな屋根の下に複数のパヴィリオンを相互接続する建築を考案 photo©Ye Jianyuan
BIG・ARTS Group・Frontによる、中国の「蘇州現代美術館」。中国庭園の発祥地の湖畔に建つ美術館。地域の庭園の伝統に根ざした存在を求め、屋根付きの回廊“廊”を再解釈する計画を志向。連続する緩やかな屋根の下に複数のパヴィリオンを相互接続する建築を考案 photo©Ye Jianyuan
BIG・ARTS Group・Frontによる、中国の「蘇州現代美術館」。中国庭園の発祥地の湖畔に建つ美術館。地域の庭園の伝統に根ざした存在を求め、屋根付きの回廊“廊”を再解釈する計画を志向。連続する緩やかな屋根の下に複数のパヴィリオンを相互接続する建築を考案 photo©Ye Jianyuan

BIGARTS GroupFrontによる、中国の「蘇州現代美術館」です。
中国庭園の発祥地の湖畔に建つ美術館です。建築家は、地域の庭園の伝統に根ざした存在を求め、屋根付きの回廊“廊”を再解釈する計画を志向しました。そして、連続する緩やかな屋根の下に複数のパヴィリオンを相互接続する建築を考案しました。正式な開館は2026年を予定しています。アーキテクチャーフォトでは、施工中の様子も特集記事として公開していました。


こちらはリリーステキストです(翻訳:アーキテクチャーフォト / 原文は末尾に掲載)

プレビュー:BIGがキュレーションする展覧会とともに蘇州現代美術館が間もなく完成

BIGが設計した蘇州現代美術館(Suzhou MoCA)は、「マテリアリズム」展の開催に向けて間もなく一般公開されます。リボンのような屋根の下に12のパビリオンが並ぶ村として構想されたこの60,000㎡の美術館は、何世紀にもわたって蘇州の都市形成、建築、景観を形づくってきた庭園要素を現代的に解釈しています。BIGがキュレーションする「マテリアリズム」展は、来場者を石から始まりリサイクル素材で終わる素材の旅へと誘います。

蘇州ハーモニー・ディベロップメント・グループの委託を受け、ARTSグループおよびFront Inc.との協働によりBIG(ビャルケ・インゲルス・グループ)が設計した蘇州現代美術館(Suzhou MoCA)は、現代アート、デザイン、そして中国における公共生活の新たな拠点として金鶏湖の湖畔に位置しています。この美術館は2026年に正式に一般公開される予定です。

この美術館の建築は、道筋をたどる長く屋根のある回廊「廊(ラン)」を再解釈することで、蘇州の庭園の伝統に根ざしています。瓦屋根の輪郭を想起させる緩やかな起伏をもつ連続した屋根の下に、10の相互に接続されたパヴィリオンが統合されています。残る2つのパヴィリオンは来年建設され、金鶏湖の上に張り出す形で設けられ、屋根付きの通路を通じて主要構造と接続されます。

「蘇州は中国庭園の発祥の地です。蘇州現代美術館のための私たちの設計は、パヴィリオンと中庭から成る庭園として考えられています。各パビリオンはガラス張りのギャラリーや柱廊によって織り合わされ、相互につながる彫刻の中庭と展示空間による中国結びをつくりだしています。観覧車の脚の間を縫うようにして、美術館は地下茎のように広がりながら、都市と湖をつないでいます。その結果は、植物とアート作品による、その中で迷うことができる人工の迷路です。その結節状のロジックは、上空のゴンドラから見たときにはじめてはっきりと認識できます。湖の開けた空間を背景に、屋根の緩やかな円錐形の曲線が、水辺に優美なシルエットを描き出しています。上空から見ると、ステンレスの屋根瓦が真の第五のファサードを形作っています」– ビャルケ・インゲルス、BIG 創設者 兼 クリエイティブ・ディレクター

スノヘッタによる、中国の「杭州チエンタン湾美術館」。湾岸開発の中核となる施設。芸術と文化の波や運動を空間的に解釈して、自然と芸術が交わる“想像力の扉”となる存在を志向。橋の形や機能も参照した“波の様なヴォリューム”で周囲と滑らかに繋がる建築を考案
スノヘッタによる、中国の「杭州チエンタン湾美術館」。湾岸開発の中核となる施設。芸術と文化の波や運動を空間的に解釈して、自然と芸術が交わる“想像力の扉”となる存在を志向。橋の形や機能も参照した“波の様なヴォリューム”で周囲と滑らかに繋がる建築を考案 image©ATCHAIN & Snohetta
スノヘッタによる、中国の「杭州チエンタン湾美術館」。湾岸開発の中核となる施設。芸術と文化の波や運動を空間的に解釈して、自然と芸術が交わる“想像力の扉”となる存在を志向。橋の形や機能も参照した“波の様なヴォリューム”で周囲と滑らかに繋がる建築を考案 image©ATCHAIN & Snohetta
スノヘッタによる、中国の「杭州チエンタン湾美術館」。湾岸開発の中核となる施設。芸術と文化の波や運動を空間的に解釈して、自然と芸術が交わる“想像力の扉”となる存在を志向。橋の形や機能も参照した“波の様なヴォリューム”で周囲と滑らかに繋がる建築を考案 image©ATCHAIN & Snohetta

スノヘッタによる、中国の「杭州チエンタン湾美術館(Hangzhou Qiantang Bay Art Museum)」です。
湾岸開発の中核となる施設の計画です。建築家は、芸術と文化の波や運動を空間的に解釈して、自然と芸術が交わる“想像力の扉”となる存在を志向しました。そして、橋の形や機能も参照した“波の様なヴォリューム”で周囲と滑らかに繋がる建築を考案しました。


こちらはリリーステキストです(翻訳:アーキテクチャーフォト / 原文は末尾に掲載)

スノヘッタが「杭州チエンタン湾美術館」の設計コンペに勝利

スノヘッタが、杭州のショウザン区にあるチエンタン湾未来本部開発プロジェクトの中核となる美術館の設計コンペに勝利しました。スノヘッタの勝利したコンセプトは、水辺と都市のスカイラインの両方に面したこの壮大な敷地を称えるとともに、時間と芸術との関係という概念に共鳴しています。このデザインは、芸術と文化の波や運動の空間的な解釈であり、自然と芸術が交わる想像力の扉としてこの施設を構想しています。

この18,000㎡のランドマークは、チエンタン川沿いに進められている杭州の野心的な都心開発計画の一部です。チエンタン川と中央水系の合流点という戦略的な場所に位置し、至近に地下鉄のアクセスを備えたこの美術館は、際立った見晴らしの地点を提供し、訪れる人々に一方の水路から他方の水路まで広がる雄大な景色を見渡すことを可能にします。スノヘッタは、水路の流動性を創造の触媒と解釈し、地区の中央水系に沿った文化施設群から象徴的なゲートウェイを通ってチエンタン川へと流れる、創造性と芸術に満ちた活気ある道筋を形づくっています。それにより、杭州の未来に新たな活力を吹き込んでいます。

橋の流れるような形状と接続機能に着想を得て、この建物のデザインは、波のような2つのヴォリュームの形をしています。このダイナミックな構成は、あらゆる動線を中央の結節点に織り込むだけでなく、活気ある公共領域も創出しています。潮のリズムのようにうねるランドスケープは、来訪者を敷地の中心にあるゲートウェイへ、そして川と都市のパノラマビューを望む屋上テラスへと続く、探検のような旅へ導きます。そして、それが二つの水路の間にあるコミュニティを活性化させます。

弊サイトの規約改定のお知らせ

弊サイトの規約を2025年11月4日に改定いたします。

・メディアの実際の運用とあわせた変更(投稿規約 第3条8項、9項、10項)
・重複していた条項の削除及び追記(利用規約 第1条1項、投稿規約 第3条6項)

以上となります。

引き続き、弊サイトをどうぞよろしくお願いいたします。

アーキテクチャーフォト編集部

妹島和世の企画監修による、東京の名住宅建築を見学できる「TOKYO HOUSE TOUR」が開催。東孝光の「塔の家」、伊東豊雄の「花小金井の家」「小金井の家」が対象。アートウィーク東京の一環として実施
妹島和世の企画監修による、東京の名住宅建築を見学できる「TOKYO HOUSE TOUR」が開催。東孝光の「塔の家」、伊東豊雄の「花小金井の家」「小金井の家」が対象。アートウィーク東京の一環として実施東孝光が設計を手がけた「塔の家」 ©Nacasa & Partners
妹島和世の企画監修による、東京の名住宅建築を見学できる「TOKYO HOUSE TOUR」が開催。東孝光の「塔の家」、伊東豊雄の「花小金井の家」「小金井の家」が対象。アートウィーク東京の一環として実施伊東豊雄が設計を手掛けた「花小金井の家」 ©Ohashi Tomio

妹島和世の企画監修による、東京の名住宅建築を見学できる「TOKYO HOUSE TOUR」が開催されます。
東孝光が設計した「塔の家」、伊東豊雄が設計した「花小金井の家」と「小金井の家」が対象となっています(1家づつの個別申込)。アートウィーク東京の一環として実施されます。開催日は、2025年11月7日・8日。要事前申込です(※応募多数の場合は抽選 / 締切は2025年10月10日)。

「TOKYO HOUSE TOUR」は、東京の街に佇む名住宅建築を巡る建築プログラム。東京に現存する住宅建築の保存継承、そして東京の暮らし全般に関心のある方たちに向け、2024年に始まりました。本年は、東京都心に建つ東孝光設計の住宅建築「塔の家」、そして自然が残る郊外に立つ住宅建築として伊東豊雄が設計した「花小金井の家」、「小金井の家」(現・ムジナの庭)を訪れます。企画監修は妹島和世です(協力:妹島和世、東理恵、ムジナの庭)。

リリーステキストより

以下の写真は拡大して閲覧可能です。

ヘルツォーク&ド・ムーロンによる、アメリカ・フィラデルフィアの美術館「カルダー・ガーデンズ」。20世紀を代表する彫刻家の為の美術館。高速道路沿いの“都市の空白地”に造られる建築として、人々の目的地であると共に“新たなタイプの芸術と過ごす空間”を志向。“内部に建物を含んだ庭”としての施設を考案
ヘルツォーク&ド・ムーロンによる、アメリカ・フィラデルフィアの美術館「カルダー・ガーデンズ」。20世紀を代表する彫刻家の為の美術館。高速道路沿いの“都市の空白地”に造られる建築として、人々の目的地であると共に“新たなタイプの芸術と過ごす空間”を志向。“内部に建物を含んだ庭”としての施設を考案Artwork by Alexander Calder © 2025 Calder Foundation, New York / Artists Rights Society (ARS), New York photo©Iwan Baan
ヘルツォーク&ド・ムーロンによる、アメリカ・フィラデルフィアの美術館「カルダー・ガーデンズ」。20世紀を代表する彫刻家の為の美術館。高速道路沿いの“都市の空白地”に造られる建築として、人々の目的地であると共に“新たなタイプの芸術と過ごす空間”を志向。“内部に建物を含んだ庭”としての施設を考案Artwork by Alexander Calder © 2025 Calder Foundation, New York / Artists Rights Society (ARS), New York photo©Iwan Baan
ヘルツォーク&ド・ムーロンによる、アメリカ・フィラデルフィアの美術館「カルダー・ガーデンズ」。20世紀を代表する彫刻家の為の美術館。高速道路沿いの“都市の空白地”に造られる建築として、人々の目的地であると共に“新たなタイプの芸術と過ごす空間”を志向。“内部に建物を含んだ庭”としての施設を考案Artwork by Alexander Calder © 2025 Calder Foundation, New York / Artists Rights Society (ARS), New York photo©Iwan Baan
ヘルツォーク&ド・ムーロンによる、アメリカ・フィラデルフィアの美術館「カルダー・ガーデンズ」。20世紀を代表する彫刻家の為の美術館。高速道路沿いの“都市の空白地”に造られる建築として、人々の目的地であると共に“新たなタイプの芸術と過ごす空間”を志向。“内部に建物を含んだ庭”としての施設を考案Artwork by Alexander Calder © 2025 Calder Foundation, New York / Artists Rights Society (ARS), New York photo©Iwan Baan

ヘルツォーク&ド・ムーロンによる、アメリカ・フィラデルフィアの美術館「カルダー・ガーデンズ」です。
20世紀を代表する彫刻家の為の美術館です。建築家は、高速道路沿いの“都市の空白地”に造られる建築として、人々の目的地であると共に“新たなタイプの芸術と過ごす空間”を志向しました。そして、“内部に建物を含んだ庭”としての施設を考案しました。施設の公式サイトはこちら


こちらは建築家によるテキストの翻訳です(文責:アーキテクチャーフォト)

カルダー・ガーデンズは、一般的な博物館ではありません。最初からクライアントは、アレクサンダー・カルダーの作品とまったく新しく、親密で、常に変化する形で出会える空間を求めていました。この建物は依然として従来型の博物館に求められる技術的要件を担っていますが、それと同時に、芸術と共に過ごすための新しいタイプの場所として構想されています。芸術・建築・自然・人々・そして周囲の都市との相互作用を生み出す場所なのです。

フィラデルフィアはカルダーの生まれ故郷であり、芸術家として彼ら自身の印象をこの都市に残したカルダー家の前の二世代もこの地に住んでいました。彼らの彫刻は、19世紀の「シティ・ビューティフル運動」によって生まれた大通り、フィラデルフィア美術館とバーンズ財団のあるベンジャミン・フランクリン・パークウェイ沿いに見ることができます。このパークウェイを横切っているのは沈下式のヴァイン・ストリート・エクスプレスウェイであり、アメリカの他の都市にある類似の道路と同じく、20世紀中頃に既存の都市構造を分断しました。カルダー・ガーデンズは、これら二つの重要な通りの交差点に位置しています。

カルダー・ガーデンズの敷地は、ロダン美術館とバーンズ財団を挟んで反対側に位置する、広いパークウェイの先にある平坦で先細りの土地です。敷地の南側の長辺には高速道路の出口ランプが沿っており、西側の22丁目通りと東側の21丁目通りは主に車両の通行路として利用されています。中心部に位置しているにもかかわらず、この敷地は明確な魅力に欠ける、使われずに残された空間です。常に高速道路の騒音が響いており、この敷地を歩いて通る理由のある人はほとんどいません。この都市の空白地に目的地を生み出すことが、このプロジェクトの中心的な課題でした。

形態、色彩、そして動きは、カルダーの芸術において最も明白な要素です。カルダー・ガーデンズのコンセプトが構想された際、これらの特性をデザイン要素として取り入れるのではなく、むしろ避けることが意図されました。同様に、その設計は、ベンジャミン・フランクリン・パークウェイ沿いに並ぶ、すでに印象的な美術館群の記念碑的な建築であることを避けています。これらの条件を踏まえて、このプロジェクトの顔は建物であるべきではないと判断されました。代わりに、それは内部に建物を含んだ庭であり、一連の明確で異質な空間として、段階的にその姿を現していきます。

アーティストユニット・原倫太郎+原游の展覧会が、渋谷の“原広司+アトリエ・ファイ建築研究所”を会場に開催
アーティストユニット・原倫太郎+原游の展覧会が、渋谷の“原広司+アトリエ・ファイ建築研究所”を会場に開催

アーティストユニット・原倫太郎+原游の展覧会「森の空白を満たす」が、東京・渋谷区の“原広司+アトリエ・ファイ建築研究所”を会場に開催されます。開催日時は、2025年9月6日~2025年9月28日の金土日11:00-18:00です。開催場所は、上記のリンク先でご確認ください。

この度、原倫太郎+原游による「森の空白を満たす」を開催いたします。展示会場は2025年1月に88歳で亡くなった建築家である原広司が様々な建物を構想・設計し、思想を深め、音楽の会を開催したり、料理を振る舞ったりと晩年20年以上に渡って活動・生活の拠点であった原広司+アトリエ・ファイ建築研究所です。2025年夏の終わり、蔦に覆われ時間が凍結しているこの場所で、原倫太郎と原游による各々の代表作を展示いたします。作品共々、原広司が設計したアトリエ・ファイの空間もこの貴重な機会にご覧ください。

アーティスト・奈良美智の、スタジオの様子とインタビューを収録した動画。ロンドンのヘイワードギャラリーでの回顧展に合わせて制作され、2025年7月に公開されたもの(日本語で視聴可能)

アーティスト・奈良美智の、スタジオの様子とインタビューを収録した動画です。ロンドンのヘイワードギャラリーでの回顧展に合わせて制作され、2025年7月に公開されたもの(日本語で視聴可能)。展覧会の会期は、2025年8月31日まで。公式ページはこちら

妹島和世による、岡山・犬島のパヴィリオン「HANA」。“犬島 くらしの植物園”での計画。園のランドスケープとの呼応も意図し、“みんなで集まれる”花のような形態の建築を考案。“少し鈍い鏡面仕上げ”で周囲の木々や夕日などの変化する風景を映し出す
妹島和世による、岡山・犬島のパヴィリオン「HANA」。“犬島 くらしの植物園”での計画。園のランドスケープとの呼応も意図し、“みんなで集まれる”花のような形態の建築を考案。“少し鈍い鏡面仕上げ”で周囲の木々や夕日などの変化する風景を映し出す 撮影:川越健太
妹島和世による、岡山・犬島のパヴィリオン「HANA」。“犬島 くらしの植物園”での計画。園のランドスケープとの呼応も意図し、“みんなで集まれる”花のような形態の建築を考案。“少し鈍い鏡面仕上げ”で周囲の木々や夕日などの変化する風景を映し出す 撮影:川越健太
妹島和世による、岡山・犬島のパヴィリオン「HANA」。“犬島 くらしの植物園”での計画。園のランドスケープとの呼応も意図し、“みんなで集まれる”花のような形態の建築を考案。“少し鈍い鏡面仕上げ”で周囲の木々や夕日などの変化する風景を映し出す 撮影:川越健太

妹島和世が設計した、岡山・犬島のパヴィリオン「HANA」です。
“犬島 くらしの植物園”での計画です。建築家は、園のランドスケープとの呼応も意図し、“みんなで集まれる”花のような形態の建築を考案しました。また、“少し鈍い鏡面仕上げ”で周囲の木々や夕日などの変化する風景を映し出します。

本建築は、公益財団法人 福武財団が運営する「犬島 くらしの植物園」に新たに設置されたパヴィリオンです。
この植物園は、2016年に、妹島和世と、ガーデンデザインユニットの明るい部屋が企画して約4,500㎡の土地とガラスハウスを再生した場所。地域との交流を基盤とした場づくりを行い、島の方々や来訪者が日常的な手入れやワークショップに参加することで、多様な人たちが憩い、学び合う場となっているとのこと。

そして、この植物園にて、2025年6月に妹島和世とPRADAのコラボレーションによるイベント「犬島プロジェクト」が企画・開催されました。それに合わせてPRADAから寄贈され作られたのが「HANA」です。

以下に、その他の写真や植物園の概要なども掲載します。

ピーター・ズントーとSOMによる、アメリカの「デイヴィッド・ゲフィン・ギャラリーズ」が完成。ロサンゼルス郡立美術館の新本館として計画。キャンパス全体の活動の中心として、ギャラリー空間を持ち上げて地上レベルを様々な屋外活動の場とする建築を考案。2026年4月のグランドオープンを予定
ピーター・ズントーとSOMによる、アメリカの「デイヴィッド・ゲフィン・ギャラリーズ」が完成。ロサンゼルス郡立美術館の新本館として計画。キャンパス全体の活動の中心として、ギャラリー空間を持ち上げて地上レベルを様々な屋外活動の場とする建築を考案。2026年4月のグランドオープンを予定Aerial view of LACMA buildings, including David Geffen Galleries in context of Miracle Mile photo © Iwan Baan
ピーター・ズントーとSOMによる、アメリカの「デイヴィッド・ゲフィン・ギャラリーズ」が完成。ロサンゼルス郡立美術館の新本館として計画。キャンパス全体の活動の中心として、ギャラリー空間を持ち上げて地上レベルを様々な屋外活動の場とする建築を考案。2026年4月のグランドオープンを予定David Geffen Galleries at LACMA; exterior view southeast toward Wilshire Boulevard with Tony Smith’s Smoke (1967) in foreground photo © Iwan Baan
ピーター・ズントーとSOMによる、アメリカの「デイヴィッド・ゲフィン・ギャラリーズ」が完成。ロサンゼルス郡立美術館の新本館として計画。キャンパス全体の活動の中心として、ギャラリー空間を持ち上げて地上レベルを様々な屋外活動の場とする建築を考案。2026年4月のグランドオープンを予定David Geffen Galleries at LACMA; view from exhibition level northwest with Michael Heizer’s Levitated Mass (2012) in background photo © Iwan Baan
ピーター・ズントーとSOMによる、アメリカの「デイヴィッド・ゲフィン・ギャラリーズ」が完成。ロサンゼルス郡立美術館の新本館として計画。キャンパス全体の活動の中心として、ギャラリー空間を持ち上げて地上レベルを様々な屋外活動の場とする建築を考案。2026年4月のグランドオープンを予定David Geffen Galleries at LACMA; view northwest at dusk from exhibition level toward Resnick Pavilion photo © Iwan Baan

ピーター・ズントーとSOMが設計した、アメリカの「デイヴィッド・ゲフィン・ギャラリーズ」が完成しました。
ロサンゼルス郡立美術館の新本館として計画されました。建築家は、キャンパス全体の活動の中心として、ギャラリー空間を持ち上げて地上レベルを様々な屋外活動の場とする建築を考案しました。2026年4月のグランドオープンを予定しています。


こちらはリリーステキストの翻訳です(文章自体は2025年3月に公開されたもの / 文責:アーキテクチャーフォト)

LACMA、2026年の新しいデイヴィッド・ゲフィン・ギャラリーズ(David Geffen Galleries)の盛大な一般公開に向けた2025年の計画を発表

ロサンゼルス郡立美術館(LACMA)は本日、2026年4月に常設コレクションの新たな拠点として開館する新デヴィッド・ゲッフェン・ギャラリーズの開館の準備を進める中で、2025年夏から一般の人々が複数の施設を見学し始めることができるようになると発表しました。プリツカー賞を受賞した建築家ピーター・ズントー氏が設計したこの建物の主要な建設工事は2024年末に完了し、LACMAは主要な運営機能の移転を開始しました。このプロセスが進行する中で、屋外彫刻の設置や飲食・小売スペースのオープン、特別なプレビューイベントによって、建物とその周辺が次第に活気づいていきます。

デヴィッド・ゲッフェンの多大な1億5,000万ドルの寄付に敬意を表してその名が付けられたこの新しい建物には、ロサンゼルス郡が1億2,500万ドルを投資しており、ウィルシャー通りをまたぐ形で建設されています。浮かぶような階段やエレベーターにより、通りの北側と南側の両方から展示レベルのギャラリーへアクセスすることができます。北ウィングは、理事および理事会共同議長であるエレイン・ウィン(Elaine Wynn)の5,000万ドルにのぼるリーダーシップ的寄付に敬意を表して、「エレイン・ウィン・ウィング」と名付けられています。この寄付によって、新しいギャラリー建設のための「ビルディング・LACMA」キャンペーンが立ち上げられました。ギャラリーの南ウィングには、まだ名称が付けられていません。

「ゲッフェン・ギャラリーズは、驚くほど美しい建築作品であると同時に、LACMAのキャンパス全体にわたるダイナミックな活動の中心でもあります」と、LACMAのCEO兼ウォリス・アネンバーグ館長のマイケル・ゴヴァン(Michael Govan)は述べました。「理事会共同議長であるエレイン・ウィンによる2016年の多額の寄付の誓約は、新しいLACMAを支援しようとする多くの人々にとって、非常に意義深いきっかけとなりました。また、LACMAの理事であるスティーブ・ティッシュ(Steve Tisch)氏にも感謝しています。同氏の寛大な支援により、LACMAはロサンゼルスのすべての人々が楽しめる、誰にでも開かれた親しみやすくアクセスしやすい空間をキャンパス内に創出することができています。私たちは、近隣からも遠方からも訪れる来館者の皆さまが、今年でもこの素晴らしい建物の持つ魅力を体感し始めることができることに、胸を躍らせています。2026年のグランドオープニングを盛大に迎えるにあたり、準備を本格化させていきます。芸術が持つ癒やしの力を活かしながら、私たちはまた、前例のない最近の火災から立ち直ろうとしているロサンゼルスの精神的な癒やしの一端を担いたいと願っています」

ピーター・ズントーとSOMの設計で竣工した、ロサンゼルス・カウンティ美術館の新本館の動画。2025年6月に公開されたもの

ピーター・ズントーとSOMの設計で竣工した、ロサンゼルス・カウンティ美術館の新本館の動画です。2025年6月に公開されたもの。正式なオープンは2026年を予定しているようです。

安藤忠雄とアントニー・ゴームリーによる、韓国の「グラウンド」。美術館の庭園地下に埋設されたアートスペース。美術館体験の拡張を求め、7体の彫刻を内包した“パンテオンも想起させる”ドーム状の空間を考案。彫刻・建築・自然と鑑賞者をひとつの瞬間の中で結びつける
安藤忠雄とアントニー・ゴームリーによる、韓国の「グラウンド」。美術館の庭園地下に埋設されたアートスペース。美術館体験の拡張を求め、7体の彫刻を内包した“パンテオンも想起させる”ドーム状の空間を考案。彫刻・建築・自然と鑑賞者をひとつの瞬間の中で結びつける photo courtesy of Museum SAN
安藤忠雄とアントニー・ゴームリーによる、韓国の「グラウンド」。美術館の庭園地下に埋設されたアートスペース。美術館体験の拡張を求め、7体の彫刻を内包した“パンテオンも想起させる”ドーム状の空間を考案。彫刻・建築・自然と鑑賞者をひとつの瞬間の中で結びつける photo courtesy of Museum SAN
安藤忠雄とアントニー・ゴームリーによる、韓国の「グラウンド」。美術館の庭園地下に埋設されたアートスペース。美術館体験の拡張を求め、7体の彫刻を内包した“パンテオンも想起させる”ドーム状の空間を考案。彫刻・建築・自然と鑑賞者をひとつの瞬間の中で結びつける photo courtesy of Museum SAN

安藤忠雄とアントニー・ゴームリーによる、韓国の「グラウンド」です。
美術館「ミュージアムSAN」の庭園地下に埋設されたアートスペースです。建築家とアーティストは、美術館体験の拡張を求め、7体の彫刻を内包した“パンテオンも想起させる”ドーム状の空間を考案しました。そして、彫刻・建築・自然と鑑賞者をひとつの瞬間の中で結びつけます。施設の場所はこちら(Google Map)。


こちらはリリーステキストの翻訳です(文責:アーキテクチャーフォト)

グラウンド:芸術、建築、ランドスケープの瞑想的な融合

グラウンドは、アンソニー・ゴームリーと安藤忠雄が共同で制作した恒久的な建築介入作品です。ミュージアムのフラワーガーデンの下に埋め込まれたグラウンドは、直径25m、高さ7.2mの地下ドームで構成されており、オクルス(天窓)から自然光が内部に差し込むようになっています。パンテオンを想起させるグラウンドは、人工的な構造と韓国の周囲の地形を融合させています。

訪問者はまず庭園のレベルから地下の観察室へと降り、そこでゴームリーの「ブロックワークス」シリーズからの鋳鉄製彫刻7体を、パノラマのガラス越しに目にします。これらの立つ、しゃがむ、座る、横たわる姿の像は、思索を促すような心理的な状態を呼び起こします。

そこから訪問者は中央のドームへと進み、彫刻と直接的に関わりながら、その空間体験の一部となります。その体験はランドスケープへと広がり、そこではひとりの像が遠くの山々へと視線を導く支点となり、彫刻、建築、自然、そして鑑賞者をひとつの瞬間の中で結びつけます。

グラウンドは、従来のホワイトキューブ型展示形式を超えて美術館体験を拡張しようとするミュージアムSANの取り組みを体現しています。空間、芸術、自然をひとつの体験へと変容させながら、グラウンドは「つながるために、離れる」というミュージアムSANのミッションステートメントの集大成であり、その具現化でもあります。2013年の開館以来、ミュージアムSANは従来のギャラリーモデルを超えてそのヴィジョンを継続的に拡張し、ジェームズ・タレル・パビリオン(2013年)、メディテーション・ホール(2019年)、スペース・オブ・ライト(2023年)など、独自の建築的介入を導入してきました。グラウンドによって、ミュージアムはこの創設時のビジョンをさらに深化させ、芸術、建築、自然との没入的な出会いを通じて、訪問者が今この瞬間と再びつながることを促します。

マリーナ・タバスムによる、サーペンタイン・パヴィリオン2025「A Capsule in Time」の動画。建築家のインタビューも収録。2025年6月に公開されたもの

マリーナ・タバスムによる、サーペンタイン・パヴィリオン2025「A Capsule in Time」の動画です。建築家のインタビューも収録されています。2025年6月に公開されたもの。アーキテクチャーフォトでは、この建築を特集記事として掲載しています。

以下に、写真も掲載します。

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