マ・ヤンソン / MADが設計した、中国・広東省の「The Never Hut」です。
歴史ある村で行われる芸術祭での計画です。建築家は、かつての小学校の遊び場を敷地とし、集合的記憶に敬意を表しながら周囲に“新たな生命と目的”を与える存在を志向しました。そして、地域の遺構や地形も参照した“円盤状”の建築を考案しました。
こちらはリリーステキストの翻訳です(文責:アーキテクチャーフォト)
マ・ヤンソン/MADアーキテクツが、広東省南海ランドアートフェスティバル2024で「The Never Hut」を公開
マ・ヤンソン/MADアーキテクツは、佛山市南海区の燕僑村で開催される広東南海ランドアートフェスティバル2024にて、最新のインスタレーション「The Never Hut」を発表しました。文化的な物語と遊び心のある想像力を調和させながら、そのデザインは内省を促し、共有されたつながりを促す空間を創り出します。
燕橋村の象徴である清朝時代の建築物、蛇行する河川の体系、そして入口にある雄大なたたずまいのガジュマルの木が、インスタレーションのインスピレーションの源となりました。The Never Hutは、地元の漁網でできた3本の「触手」で支えられた、印象的な円盤状の構造物です。風に反応して環境と関わり合い、動きと静寂の間の活気のあふれる相互作用を生み出します。
The Never Hutは、その広くてカラフルな軒の下に、日陰の円形の休憩・交流・つながりのスペースを提供しています。その明るく遊び心のある色調は歴史的な背景と対照的であり、過去と現在との鮮やかな対話を構築しています。