スタジオ・ムンバイのビジョイ・ジェインのドキュメンタリーフィルム「The Sense of Tuning」です。ベカ&ルモワンヌの制作による約1時間40分の映像作品です。
(翻訳)
「The Sense of Tuning」は、スタジオ・ムンバイの建築家ビジョイ・ジェインのポートレートであり、その場で描かれたスケッチを思わせ、動きとその瞬間の活気を捉えています。
この映画は、この人物と彼の作品を誇張して賞賛するポートレートではなく、建築家の感受性という壊れやすく貴重な素材を珍しい自発性で探求し、彼の空間の知覚がどのように育くまれているかに光を当てています。
パフォーマティヴな映画体験として構想されたこの映画は、ジャインとベカ&ルモワンの1日にわたる出会いの錬金術を捉えています。それは、ムンバイのストリートの生命エネルギーに私たちを引き込む、強烈な放浪の12時間です。スタジオでのプライベートな時間の中で作成されたビジュアルノート、非公式な都市の戦術の観察、制作現場への訪問からなるこのフィルムは、ジェインの作品がいかにムンバイの街と密接に結びついているかということを明らかにし、限りないリソースとインスピレーションを与えてくれます。この感覚的なフィルムでは、ジェスチャーが直感の言語なのです。
(原文)
“The Sense of Tuning” is a portrait of the architect Bijoy Jain of Studio Mumbai, evoking a sketch made on the fly, captured in the vibrancy of movement and of the moment.
Nothing of a hagiographic portrait rigidly depicting this figure and his work, the film explores the fragile, precious material of the architect’s sensibility with rare spontaneity, shedding light on how his perception of the emotion of space is nurtured.
Conceived as a performative cinematic experience, this film captures the alchemy of a day-long encounter between Jain and Beka & Lemoine – twelve hours of intense wandering, plunging us into the vital energy of the streets of Mumbai. Comprising visual notes made in the privacy of the studio, observations of informal tactics of the city and visits to production sites, the film reveals how closely Jain’s work is tied to the city of Mumbai, providing endless resources and inspiration. In this sensory film, gestures are the language of intuition.
レム・コールハース、イルマ・ボーム、ハンス・ウルリッヒ・オブリストによる鼎談「デジタル時代の緊急図書 – なぜ触感はかけがえのないものなのか?(Urgent Books in the Digital Age – Why the Tactile Experience Is Irreplaceable)」の動画です。DLDというイベントの一環としてドイツ・ミュンヘンで2024年1月に行われたものです。イベントの公式ページはこちら。