松島潤平建築設計事務所がデザインディレクションし、カリモク家具とNEW LIGHT POTTERYが製作した家具・照明シリーズ「TSUKUYOMI FRAGMENTS」です。松島による住戸改修「TSUKUYOMI」のコンセプトに合わせて制作されたものです。
TSUKUYOMI-CHAIR / TSUKUYOMI-TABLE / TSUKUYOMI-BENCH / TSUKUYOMI-SOFA
『TSUKUYOMI』のコンセプトに合わせて、日本有数の木製家具メーカー“カリモク家具”とテーブル、チェア、ベンチ、ソファ、奈良に拠点を置く照明ブランド“NEW LIGHT POTTERY”とペンダントライトのコラボレーション・デザインを行った。
テーブル、チェア、ベンチはブラックウォールナットを基材としながら、それぞれ異なる部位の一端がわずかに削られており、そこからオークの木肌が露わになっている。オークによる月光のようなアクセントによって、オーセンティックに整えられた形にふと目を引く表情を与えている。
伸縮率や反り等、性質の全く異なる樹種を自然に合体させたことはカリモクの技術力だからこそ可能な成果である。オークとウォールナット、それぞれが持つ木肌の美しさを同時に比較することで、木という素材の深い奥行きを楽しむことのできるデザインとした。
チェア、ソファ、ベンチのクッションは土色と銀色のファブリックを組み合わせたツートーンとして、オークによる月明かりとともにアクセントのある表情を持たせている。
TSUKUYOMI-LIGHT
saku(朔)=新月 / a new moon
gengetsu(弦月)=半月 / a half moon
eigetsu(盈月)=満月/ a full moon地球と月の関わり、潮の満ち引き、時間、ゆらぎ、くらしとの関わり、月光、調和、重力をイメージ