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ザハ・ハディド事務所による、中国・西安の「Daxia Tower」。新技術の主要拠点となる地域の開発地区に計画。高さ210m床面積12万㎡の建築でオフィスや店舗と付帯施設を内包。自然採光と通風の最適化に加えて最新技術で入居者の行動を解析して快適性を保つ
ザハ・ハディド事務所による、中国・西安の「Daxia Tower」。新技術の主要拠点となる地域の開発地区に計画。高さ210m床面積12万㎡の建築でオフィスや店舗と付帯施設を内包。自然採光と通風の最適化に加えて最新技術で入居者の行動を解析して快適性を保つ image©ATCHAIN
ザハ・ハディド事務所による、中国・西安の「Daxia Tower」。新技術の主要拠点となる地域の開発地区に計画。高さ210m床面積12万㎡の建築でオフィスや店舗と付帯施設を内包。自然採光と通風の最適化に加えて最新技術で入居者の行動を解析して快適性を保つ image©ATCHAIN
ザハ・ハディド事務所による、中国・西安の「Daxia Tower」。新技術の主要拠点となる地域の開発地区に計画。高さ210m床面積12万㎡の建築でオフィスや店舗と付帯施設を内包。自然採光と通風の最適化に加えて最新技術で入居者の行動を解析して快適性を保つ image©ATCHAIN

ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・西安の「Daxia Tower」です。
新技術の主要拠点となる地域の開発地区に計画されました。高さ210m床面積12万㎡の建築の中にオフィスや店舗と付帯施設を内包しています。また、自然採光と通風の最適化に加えて最新技術で入居者の行動を解析して快適性を保つ予定です。


こちらはリリーステキストの翻訳です

西安で行われたセレモニーで、Daxia Groupはザハ・ハディド・アーキテクツが西安の繁栄する開発区の中心に新しいDaxia Towerを建設することを発表しました。

人口900万人に迫る中国最大級の内陸都市のひとつである西安は、中国の古代の首都であり、シルクロードの歴史的な東の玄関口でした。近年、西安は国や地方自治体のイニシアティブ、そして西安にある多くの評価された大学や研究機関に支えられ、国内外のリーディング企業を惹きつける盛んなテクノロジー・エコシステムを発展させてきました。この都市は、半導体製造、ロボット工学、航空宇宙、バイオ医薬品を含む新技術の主要拠点となっています。

都市南西部に位置する西安ハイテク経済技術開発区は、西安の地下鉄6号線沿いにあり、フォーチュン500企業や多国籍企業100社以上が製造・研究開発の拠点を構えています。ザハ・ハディド・アーキテクツがDaxia GroupのためにJingye Roadに建設する新しいDaxia Towerは、西安の経済成長の重要な原動力となっているハイテクゾーンの中核に位置します。

市内Yanta地区のJingye RoadとZhangbawu Roadの交差点の南東角に位置する16,700㎡の敷地に位置する高さ210mのDaxia Towerには、127,220㎡のオフィス、店舗、付帯施設が組み込まれます。開発区周辺の街並みと一体化するDaxia Towerは、西安のビジネス街の中心に位置し、企業本社、商業オフィス、国際ホテル、住宅開発などの高層ビルが集積しています。

ビジネス街の中心部を区画するDaxia Towerの緩やかなカーブを描くシルエットは、幾重にも重なるパターン化された艶やかでドラマチックな吹き抜けのレイヤーによって強調され、自然光がフロア奥深くまで差し込みます。山肌の滝を彷彿とさせるような、植栽の施された滝のような室内テラスをつくる各アトリウムからは、北と東に広がる歴史的な街並みや、南と西に広がる成長著しいハイテク地帯を一望できます。

データ分析と行動モデリングを駆使して設計されたタワーの内装には、リアルタイム分析によってサポートされる将来を見据えた適応性の高いワークプレイスが含まれ、従業員の個人的・全体的な幸福度を高める健康的で楽しい環境を作り出します。

一色暁生建築設計事務所による、兵庫・明石市の「林崎松江海岸の家 / カレーハウスバブルクンド」。海に近い住宅を改修した設計者の自邸兼事務所と店舗。既存から想起した“東南アジアの日本人街”を発端とし、各国文化や新旧素材等の“混在”を主題とする建築を志向。日本に根付いた“多国籍な住宅”の更新も意図
一色暁生建築設計事務所による、兵庫・明石市の「林崎松江海岸の家 / カレーハウスバブルクンド」。海に近い住宅を改修した設計者の自邸兼事務所と店舗。既存から想起した“東南アジアの日本人街”を発端とし、各国文化や新旧素材等の“混在”を主題とする建築を志向。日本に根付いた“多国籍な住宅”の更新も意図南西側外観 photo©大竹央祐
一色暁生建築設計事務所による、兵庫・明石市の「林崎松江海岸の家 / カレーハウスバブルクンド」。海に近い住宅を改修した設計者の自邸兼事務所と店舗。既存から想起した“東南アジアの日本人街”を発端とし、各国文化や新旧素材等の“混在”を主題とする建築を志向。日本に根付いた“多国籍な住宅”の更新も意図1階、店舗部分、左:客席、右:厨房 photo©大竹央祐
一色暁生建築設計事務所による、兵庫・明石市の「林崎松江海岸の家 / カレーハウスバブルクンド」。海に近い住宅を改修した設計者の自邸兼事務所と店舗。既存から想起した“東南アジアの日本人街”を発端とし、各国文化や新旧素材等の“混在”を主題とする建築を志向。日本に根付いた“多国籍な住宅”の更新も意図2階、住宅部分、食堂から居間を見る。 photo©大竹央祐

一色暁生建築設計事務所が設計した、兵庫・明石市の「林崎松江海岸の家 / カレーハウスバブルクンド」です。
海に近い住宅を改修した設計者の自邸兼事務所と店舗の計画です。建築家は、既存から想起した“東南アジアの日本人街”を発端とし、各国文化や新旧素材等の“混在”を主題とする建築を志向しました。また、日本に根付いた“多国籍な住宅”の更新も意図されました。店舗の公式サイトはこちら

海水浴場すぐそばの土地に建つ木造住宅を改修し、設計者の自邸と仕事場、そして知人が営むカレー屋とした。

建築家によるテキストより

その古い木造住宅の2階には、空と海だけをぽっかりと切り取るちいさな窓があった。時折船が静かに横切って行くのを眺めながら、かつて詩人金子光晴が旅をした東南アジア各地にあった日本人街のことを考えていた。そこでは、世界各地から集まった様々な文化とルーツを持つ人々が、自分たちの文化を混在させながら建物や街をつくり上げていた。かつての遠い熱帯にあった混在のイメージが、キラキラと煌めく水平線の向こうにまとわりついて離れなかった。

この家を設計しながら意識したのは「混在」についてだった。用途、文化や国籍、時間や空間、街と家、仕事と生活、この家を取り巻く様々な混在の在り方に注意を払いながら設計を進めていった。

建築家によるテキストより

自由に海外旅行ができ、インターネットで瞬時に世界と繋がることができる現代。街中には世界各国の専門料理店があり、普段気が付かないような生活の細部にまで様々な国の文化が入り混じっている。住宅も同様に、建材や意匠、すべてにおいて意識されることなく様々な国の文化や性質が混在している。意識して純粋な和風住宅をつくろうとでもしない限り、異国の文化は自然と入り込む。日本のスタンダードとなった「多国籍な住宅」は、もはや文化という文脈から離れ、無秩序に拡大している。

設計にあたって、今一度自身のルーツや文化的背景を理解した上で、この地に古くからある材料や技法を用いながら、異国のエッセンスを混在させることで「多国籍な住宅」を更新することができないかと考えた。また、それは日本の住宅文化を再評価するきっかけにならないかと考えた。

建築家によるテキストより
オンデザインパートナーズによる、神奈川・横浜市の「まちのような国際学生寮」。多様な学生が住む寮。共同生活で“交流を促進”する存在を目指し、最小限の“個室”と様々な特徴を持つ居場所“ポット”を散在させた生活機能を担う“共用部”で構成。小さな滞在空間の“連続体”として建築を作る
オンデザインパートナーズによる、神奈川・横浜市の「まちのような国際学生寮」。多様な学生が住む寮。共同生活で“交流を促進”する存在を目指し、最小限の“個室”と様々な特徴を持つ居場所“ポット”を散在させた生活機能を担う“共用部”で構成。小さな滞在空間の“連続体”として建築を作る外観 photo©鳥村鋼一
オンデザインパートナーズによる、神奈川・横浜市の「まちのような国際学生寮」。多様な学生が住む寮。共同生活で“交流を促進”する存在を目指し、最小限の“個室”と様々な特徴を持つ居場所“ポット”を散在させた生活機能を担う“共用部”で構成。小さな滞在空間の“連続体”として建築を作るAブロック、3階、ポット2を見る。 photo©鳥村鋼一
オンデザインパートナーズによる、神奈川・横浜市の「まちのような国際学生寮」。多様な学生が住む寮。共同生活で“交流を促進”する存在を目指し、最小限の“個室”と様々な特徴を持つ居場所“ポット”を散在させた生活機能を担う“共用部”で構成。小さな滞在空間の“連続体”として建築を作るCブロック、2階、廊下から全体を見る。 photo©鳥村鋼一

萬玉直子+西田司+神永侑子+西田幸平+オンデザインが設計した、神奈川・横浜市の「まちのような国際学生寮 神奈川大学新国際学生寮・栗田谷アカデメイア」です。
多様な学生が住む寮の計画です。建築家は、共同生活で“交流を促進”する存在を目指し、最小限の“個室”と様々な特徴を持つ居場所“ポット”を散在させた生活機能を担う“共用部”で構成しました。そして、小さな滞在空間の“連続体”として建築を作る事が意図されました。

この寮では、国内学生から留学生まで多様なバックグラウンドを持った学生が200人集まって生活する。
半年間の短期留学の学生もいれば、2~3年在籍する学生もいることが見込まれている。住まうメンバーの更新サイクルが比較的早い中で、共同生活を通して、交流(国際理解・文化交流)を促進する新しい考え方の学生寮の実現が求められた。

建築家によるテキストより

「交流空間」と聞くと、ついつい「人が大勢集まることのできる部屋の用意」が前提となりがち(この場合だと200人が集まることのできる部屋)だが、こういった個人の生活におけるモチベーションが交流のきっかけになると考えた。個人の生活が互いに影響し合い繋がる小さな交流が、200人集まることで同時多発的に起こることを目指した。
そこで、寮室(個室)は可能な限りコンパクトにし、生活のほとんどを受け止める最大限の共用部をつくった。

建築家によるテキストより

建物は3つのブロックに分節しており、寮室(や共用キッチンや水回り)が面する廊下に囲まれた4層の吹き抜けが1ブロックごとにある。
この4層の吹き抜けは、平面的には中廊下タイプの廊下をぐわっと広げてつくったような吹き抜けだが、雁行している建物形状がそのまま内部にも入り込んでいたり、バルコニーのように張り出している場所(コーナーポット)がある。また、吹き抜けには縦動線である階段を2軸用意し、各階でいろんな方向に架かっており、各中間階にある踊り場は腰壁に囲まれた居場所(ポット)となっている。

建築家によるテキストより
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・渋谷区の店舗「TODAY’S SPECIAL 恵比寿」。複合施設内の雑貨店。期待感と“一期一会のワクワク感”の為に、変化のある什器群に加え裏側の雑音を敢えて導入して“賑わい”と“活気”を創出。最小限の防煙垂れ壁として用いたLGSを内装でも主要素材とする
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・渋谷区の店舗「TODAY’S SPECIAL 恵比寿」。複合施設内の雑貨店。期待感と“一期一会のワクワク感”の為に、変化のある什器群に加え裏側の雑音を敢えて導入して“賑わい”と“活気”を創出。最小限の防煙垂れ壁として用いたLGSを内装でも主要素材とする共用通路、左:売り場2、右:売り場1 photo©太田拓実
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・渋谷区の店舗「TODAY’S SPECIAL 恵比寿」。複合施設内の雑貨店。期待感と“一期一会のワクワク感”の為に、変化のある什器群に加え裏側の雑音を敢えて導入して“賑わい”と“活気”を創出。最小限の防煙垂れ壁として用いたLGSを内装でも主要素材とする売り場2から売り場1を見る。 photo©太田拓実
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・渋谷区の店舗「TODAY’S SPECIAL 恵比寿」。複合施設内の雑貨店。期待感と“一期一会のワクワク感”の為に、変化のある什器群に加え裏側の雑音を敢えて導入して“賑わい”と“活気”を創出。最小限の防煙垂れ壁として用いたLGSを内装でも主要素材とする売り場1 photo©太田拓実

長坂常 / スキーマ建築計画が設計した、東京・渋谷区の店舗「TODAY’S SPECIAL 恵比寿」です。
複合施設内の雑貨店の計画です。建築家は、期待感と“一期一会のワクワク感”の為に、変化のある什器群に加え裏側の雑音を敢えて導入して“賑わい”と“活気”を創出しました。また、最小限の防煙垂れ壁として用いたLGSを内装でも主要素材としました。店舗の公式サイトはこちら

「何かあそこに行ったら私が探しているものがあるんじゃないか?」という期待感をいく前に持たせ、さらに行くと今度は「もしかしたら、これが欲しかったんじゃないか?」と思わせる日常の少し先にある飾りすぎない、骨董屋のように一期一会のワクワク感を与えるお店がToday’s Specialである。

建築家によるテキストより

我々はそこにそれぞれの什器に質感、高さ、広さなど変化を与え、回遊性をつくり、本来であれば、バックスペースで封じ込められるはずの雑音をあえて売り場側に持ち出すことで、動きや賑わいを生み、マルシェのような活気が生まれる。そして、どのお店も飾り気のなさや、生の素材感を感じさせるためにできるだけ薄っぺらいインフィルを解体し、スケルトン化を試みる。

建築家によるテキストより

この恵比寿店では、区画が大きく、かつ共用部を挟むテナントであったので、どうしても防煙垂れ壁が必要で、それをミニマムにした状態が、LGSに防煙シートという組み合わせで、それありきでかつ、それ自体を美しくみせるため室内の主要要素の一つにLGSを利用することにした。そして、ところどころ、主要なカウンターはレンガを積み上げつくった。

建築家によるテキストより
髙木貴間建築設計事務所による、北海道・札幌市の、二世帯住宅兼事務所「西日の長屋」。長屋を改修した設計者の自邸。家を“暖かく安定した環境に作る”地域の定石を外し、様々な環境特性を持つ空間を並べた“自然の変化を体感”する建築を考案。気候に合わせた移動等も“生活の楽しみ”と捉える
髙木貴間建築設計事務所による、北海道・札幌市の、二世帯住宅兼事務所「西日の長屋」。長屋を改修した設計者の自邸。家を“暖かく安定した環境に作る”地域の定石を外し、様々な環境特性を持つ空間を並べた“自然の変化を体感”する建築を考案。気候に合わせた移動等も“生活の楽しみ”と捉える外観 photo©佐々木育弥
髙木貴間建築設計事務所による、北海道・札幌市の、二世帯住宅兼事務所「西日の長屋」。長屋を改修した設計者の自邸。家を“暖かく安定した環境に作る”地域の定石を外し、様々な環境特性を持つ空間を並べた“自然の変化を体感”する建築を考案。気候に合わせた移動等も“生活の楽しみ”と捉える2階 [上](世帯2)、温室のキッチン photo©佐々木育弥
髙木貴間建築設計事務所による、北海道・札幌市の、二世帯住宅兼事務所「西日の長屋」。長屋を改修した設計者の自邸。家を“暖かく安定した環境に作る”地域の定石を外し、様々な環境特性を持つ空間を並べた“自然の変化を体感”する建築を考案。気候に合わせた移動等も“生活の楽しみ”と捉える2階 [上](世帯2)、夏のリビング photo©佐々木育弥

髙木貴間建築設計事務所が設計した、北海道・札幌市の、二世帯住宅兼事務所「西日の長屋」です。
長屋を改修した設計者の自邸です。建築家は、家を“暖かく安定した環境に作る”地域の定石を外し、様々な環境特性を持つ空間を並べた“自然の変化を体感”する建築を考案しました。そして、気候に合わせた移動等も“生活の楽しみ”と捉えました。

うなぎの寝床状の細長い敷地に、昭和50年(1975年)に学生用のアパートとして建てられた長屋をリノベーションした、2世帯分の住宅と事務所の計画である。

既存建物は、部屋が小分けにされ、窓のない部屋もあり、断熱材も湿気により性能を失っていた。建蔽率を超えて違法増築されていたので、そこを減築し、平面的にも断面的にも改修して、既存屋上に三角屋根の小屋を2つ増築した。

建築家によるテキストより

北海道では長く厳しい冬を快適に過すために、家全体を暖かく安定した環境をつくることが志向されてきた。この家でも1階のエリアはそれに準じたが、2階はバラバラな環境特性をもった3つの部屋を直列配置した。

建築家によるテキストより

東側の「温室の間」は、街と近隣の庭に開いた、温室のような環境である。中間期は気候に応じて窓の開放幅を調整しながら風を室内に取り入れ、外気が暖かい時は窓を全開にして、屋根と壁を備えた屋外テラスのようにする。厳しい冬でも緑が絶えない温室空間は冬の庭のようであり、猛吹雪のホワイトアウトをガラス越しに眺めることもできる。

その隣には「夏の間」があり、壁に囲まれたプライベートな空間となっているが、屋根のない屋外空間である。北欧には、大寒波でも安全に過ごせる暖かい冬用のリビングがあるが、この建物でも西側に「冬の間」を設けた。天井に近い壁に西日を室内に満たす装置を配した。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 遠藤克彦建築研究所が、設計スタッフ(経験者・既卒)と企画広報スタッフを募集中
【ap job更新】 遠藤克彦建築研究所が、設計スタッフ(経験者・既卒)と企画広報スタッフを募集中
【ap job更新】 遠藤克彦建築研究所が、設計スタッフ(経験者・既卒)と企画広報スタッフを募集中大阪中之島美術館 ©上田宏

遠藤克彦建築研究所の、設計スタッフ(経験者・既卒)と企画広報スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

遠藤克彦建築研究所では、設計スタッフ(実務経験者)及び企画広報スタッフを募集いたします。

【募集職種】
A:設計スタッフ(実務経験者)
設計チームは、大小幅広いスケールの建築設計を行っております。各プロジェクトは設計チームごとに、リーダーを中心とした4-5人の少人数での設計体制を取っているため、早い段階から担当プロジェクトに参画でき、企画案立案から基本設計、実施設計、現場監理まで一貫して取り組むことができます。また、コンペティションやプロポーザルにも積極的に参加し、自由にアイディアを出し合ってプロジェクトを進めていく体制を取っています。女性も多く個人個人のクリエイティビティを発揮できる環境です。

A-1 チームリーダー
設計監理経験があり、複数のプロジェクトを管理・担当することができ、建築設計の企画、基本、実施設計図書作成、設計監理まで行う能力のある方。設計チームを率いて、構造設計者やその他技術者と組んで仕事を進めながら、リーダーとして指揮をとることができる方。

A-2 サブリーダー
建築設計の企画、基本、実施設計図書作成、設計監理まで一貫して行う能力のある方。チームリーダーの指示・指導の下、プロジェクトの中心メンバーとして担当できる方。

A-3 スタッフ
現在設計業務に従事している方。建築・デザイン・アートなど幅広く興味を持っている方。リーダーの指示・指導の下、チームのメンバーとして責任をもって業務を行い、前向きに対応できる方。協調性があり、コミュニケーション能力がある方。

B:企画広報スタッフ
弊社の事業展開に向けて意欲的に取り組むことに加え、書類作成、書類整理、電話対応等の一般的な事務業務ができる方。設計図書以外の書類作成等、弊社設計スタッフのサポートを担える方。対外的な広報活動や広報プランに沿って、プレスリリース作成、取材対応、イベントの運営などのPR作業を担える方。また、広報資料の画像編集(Illustrator, Photoshopなど)や国内外のアワードへの応募、弊社ウェブサイトやSNSの管理や運営、資料のクリッピング、報道内容の収集と整理、クライアント様及びメディアとのやり取りなど、事務全般に対応できる方。

竣工及び新たなプロジェクトが数多く始動する今、新しいチームのメンバーとして一緒に働いてくれる方のご応募をスタッフ一同お待ちしております。

菊嶋かおり+永澤一輝 / knofによる、静岡・御殿場市の、住宅改修「MURPH」。美術作品を生活に取り込む施主の為に計画。“アートに住む”を主題に、複数の美術家と協働して作品が“生活の動きと一体化”する空間を構築。中央の撤去不可の構造壁にも展示機能を与えて求心的存在として活かす
菊嶋かおり+永澤一輝 / knofによる、静岡・御殿場市の、住宅改修「MURPH」。美術作品を生活に取り込む施主の為に計画。“アートに住む”を主題に、複数の美術家と協働して作品が“生活の動きと一体化”する空間を構築。中央の撤去不可の構造壁にも展示機能を与えて求心的存在として活かす入口から内部を見る。左は書の襖(書家の加山幹子と協働)。 photo©前川明哉
菊嶋かおり+永澤一輝 / knofによる、静岡・御殿場市の、住宅改修「MURPH」。美術作品を生活に取り込む施主の為に計画。“アートに住む”を主題に、複数の美術家と協働して作品が“生活の動きと一体化”する空間を構築。中央の撤去不可の構造壁にも展示機能を与えて求心的存在として活かすリビングからキッチンを見る。右上に宙に浮いたドローイングの照明がある(Plotter Drawing 深地宏昌と協働)。 photo©前川明哉
菊嶋かおり+永澤一輝 / knofによる、静岡・御殿場市の、住宅改修「MURPH」。美術作品を生活に取り込む施主の為に計画。“アートに住む”を主題に、複数の美術家と協働して作品が“生活の動きと一体化”する空間を構築。中央の撤去不可の構造壁にも展示機能を与えて求心的存在として活かすリビング(フローリング貼り部分)。右側についたてがある(idea Typo 髙橋耕平と協働)。 photo©前川明哉

菊嶋かおり+永澤一輝 / knofが設計した、静岡・御殿場市の、住宅改修「MURPH」です。
美術作品を生活に取り込む施主の為に計画されました。建築家は、“アートに住む”を主題に、複数の美術家と協働して作品が“生活の動きと一体化”する空間を構築しました。また、中央の撤去不可の構造壁にも展示機能を与えて求心的存在として活かす事が意図されました。

御殿場市にある築17年の戸建て住宅のリノベーション。
本プロジェクトでは主に1F部分を大きく改修した。生活に合っていない既存の間取りをツーバイフォー構造の制約とうまく付き合いながらアップデート。さらに、日常をより深度あるものにするため、生活空間に3つのアートを組み込むことを試みた。

アートは、書家 加山幹子さん / Plotter Drawing 深地宏昌さん / ideaTypo 髙橋耕平さんと協働した。

建築家によるテキストより

クライアントは、アートやデザインに職業として携わっているわけではない会社員のご夫妻である。
しかし2人の住まい方を見せてもらった際、ごく自然に気に入ったアート作品やそれにまつわるプロダクトを生活に取り込んでいたのが印象的だった。

われわれは自宅兼事務所である「襖絵のSOHO」から継続して、いわゆる「アート」と呼ばれる領域のものと、生活空間とをもっと近づけたいと考え試行を続けている。そして襖絵が日常に馴染み、5年経った今でも、はっとさせられる瞬間が訪れることを知っている。

アートが知覚への働きかけによって鑑賞者の心に変化を与えるものであるなら、触れる・使う・動かすなど生活空間に入り込み相互作用することで、より豊かな毎日を過ごすきっかけになる。

建築家によるテキストより

クライアントは数年前にこの戸建てを中古で購入した。しかし彼らの生活と1階の間取りが合致しておらず、もっと広々と暮らしたいこと、玄関付近に収納を増やしたいことなど、機能的な要望がいくつかあった。

改修前の間取りはDKに面した畳の小上がりが1階を分断しており、これは撤去してフラットにすることが可能だった。しかしハウスメーカーの2×4住宅は構法と構造の理由から改修の際の構造的な変更に制約があることが多く、例に漏れず今プロジェクトでも住戸中央の耐震壁を中心に大きな変更は難しかった。

そこでその耐震壁にさらに厚みを与えて両端にアールを取り、常設展示的な上記3つのアートに対比して企画展示が可能なホワイトキャンバス(あるいは茶室における床)として仕立てた。

建築家によるテキストより
畝森泰行による建築展「ゆっくり庭をつくるように」が、愛知淑徳大学で開催。新建築賞も受賞した初期代表作の一部を再現する“原寸”モックアップ等を展示。学生と建築家が協働して展覧会を作り上げる事も特徴。会期中には講演会も開催
畝森泰行による建築展「ゆっくり庭をつくるように」が、愛知淑徳大学で開催。新建築賞も受賞した初期代表作の一部を再現する“原寸”モックアップ等を展示。学生と建築家が協働して展覧会を作り上げる事も特徴。会期中には講演会も開催
畝森泰行による建築展「ゆっくり庭をつくるように」が、愛知淑徳大学で開催。新建築賞も受賞した初期代表作の一部を再現する“原寸”モックアップ等を展示。学生と建築家が協働して展覧会を作り上げる事も特徴。会期中には講演会も開催須賀川市民交流センターtette(2019年、石本建築事務所と協働) photo©Kawasumi・Kobayashi Kenji Photograph Office

畝森泰行による建築展「ゆっくり庭をつくるように」が、愛知淑徳大学で開催されます。
新建築賞を受賞した初期代表作“Small House”の一部を再現する“原寸”モックアップ等が展示されます。また、学生と建築家が協働して展覧会を作り上げる事も特徴となっています。開館期間は、2023年9月2日(土)~9月17日(日)入場無料です。また、畝森泰行の講演会が、2023年9月2日(日)に開催されます(参加は当日先着順です)。【ap・ad】

畝森泰行/畝森泰行建築設計事務所による畝森泰行展「ゆっくり庭をつくるように」を開催致します。

この展覧会は、日本を代表する建築家を愛知淑徳大学に招聘し、その建築家の作品や思想を反映した展覧会を、本学 建築・インテリアデザイン専攻の学生が建築家と協働して作り上げるものです。学部3年生を対象とした授業「デザインワークショップ」の受講生が会場計画・施工から運営まで行います。

日本を代表する建築家と学生とのコラボレーションを是非ご覧ください。

リリーステキストより

畝森泰行によるステートメント

私たちは建築の全てを把握できません。その物理的な大きさや複雑さゆえに、一度に全体を眺めるのは難しく、また設計中に模型や図面を使ってどんなに想像しても、どこか理解できない余白が残ります。また建築はたくさんの人が時間をかけてつくります。その過程で個人の考えや当初のイメージから変わっていくことがあり、それらの理由で建築は、強く固定的な存在でありながらも、曖昧で他律的な側面をもつと言えます。

私はそういう建築の不確かな部分に惹かれます。朧げで変わりうるところがあるからこそ、緩やかに動く自然や異なる他者と結びつく可能性をもつのであり、それがいま、バラバラな個人をつなぎ、早すぎる時間を緩め、閉じた世界をほぐすことになるのではないだろうか、そう期待するのです。この不確かで曖昧な存在を今回私は「庭」と呼ぼうと思いました。

会場は愛知淑徳大学の学生と協働して考えました。その試行錯誤も私たちが思う庭となってそこに現れることを期待しています。

リリーステキストより

以下に、建築作品の写真と詳細な情報を掲載します。

太田健裕 / 太田設計舎と田村愛構造設計工房による、宮城・塩釜市の「層雲の家」。街並みを見渡せる敷地。“暮らしのサイズ”の検討を重ね、大開口を持つコンパクトな建築の前に“余白”としてのデッキ空間が広がる構成を考案。内部を特徴づける“格子梁”は上下階の適切な関係性の構築にも寄与
太田健裕 / 太田設計舎と田村愛構造設計工房による、宮城・塩釜市の「層雲の家」。街並みを見渡せる敷地。“暮らしのサイズ”の検討を重ね、大開口を持つコンパクトな建築の前に“余白”としてのデッキ空間が広がる構成を考案。内部を特徴づける“格子梁”は上下階の適切な関係性の構築にも寄与テラス側鳥瞰 photo©楠瀬友将
太田健裕 / 太田設計舎と田村愛構造設計工房による、宮城・塩釜市の「層雲の家」。街並みを見渡せる敷地。“暮らしのサイズ”の検討を重ね、大開口を持つコンパクトな建築の前に“余白”としてのデッキ空間が広がる構成を考案。内部を特徴づける“格子梁”は上下階の適切な関係性の構築にも寄与1階、リビングベッドルーム photo©楠瀬友将
太田健裕 / 太田設計舎と田村愛構造設計工房による、宮城・塩釜市の「層雲の家」。街並みを見渡せる敷地。“暮らしのサイズ”の検討を重ね、大開口を持つコンパクトな建築の前に“余白”としてのデッキ空間が広がる構成を考案。内部を特徴づける“格子梁”は上下階の適切な関係性の構築にも寄与1階、リビングベッドルーム、夕景 photo©楠瀬友将
太田健裕 / 太田設計舎と田村愛構造設計工房による、宮城・塩釜市の「層雲の家」。街並みを見渡せる敷地。“暮らしのサイズ”の検討を重ね、大開口を持つコンパクトな建築の前に“余白”としてのデッキ空間が広がる構成を考案。内部を特徴づける“格子梁”は上下階の適切な関係性の構築にも寄与1階、テラス photo©楠瀬友将

太田健裕 / 太田設計舎と田村愛構造設計工房が設計した、宮城・塩釜市の「層雲の家」です。
街並みを見渡せる敷地に計画されました。建築家は、“暮らしのサイズ”の検討を重ね、大開口を持つコンパクトな建築の前に“余白”としてのデッキ空間が広がる構成を考案しました。また、内部を特徴づける“格子梁”は上下階の適切な関係性の構築にも寄与しています。

宮城県塩釜市は三陸海岸沿いの日本三景のひとつである松島湾に位置し、その昔から水に乏しく住民は湧水を求めて丘陵沿いに住処をつくってきた。

敷地は最大高低差6mの崖上にあり、中程度の密度をもつ住宅地でありながら高低差によって隣地と一定の距離が保たれ、造船業を基盤としてきた街並みを望むことができる。

建築家によるテキストより

この住宅には、夫が写真家であり登山が共通の趣味である夫婦と2匹の猫が住む。
暮らしのサイズについて必要な場所、置く物などの整理検討のプロセスを重ね、40坪の敷地に対して建坪10坪の細長いコンパクトなヴォリュームとした。北面に車1台の余剰を残し、南面にはフットプリント同等の広い余白を設け、崖の際までいっぱいにデッキを敷き詰める。その余白は、周辺環境に対してバッファとしての効果を成し、ある一定の密度をもつ住宅地の中で外部を取り込み易い環境をつくり出す。

建築家によるテキストより

敷地に広い余白を設けることで生まれた小さな二層空間は、性質の異なる場ごとに分けて積層し、天井高も明確に差を付けた。下層は、生活に必要な機能を高密度にまとめ、南面の大開口の開閉を行い、家具を必要に応じて動かしながらデッキの余白とバランスを取りながら設えていく。

上層は、現代書家であった父の遺作や自身の作品を、奥まった倉庫ではなく光や風が抜ける場に、生活のモノとまとめて収蔵しておきたいということから、混沌とした状態で置くことを想定した。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 東京と上海に拠点とし、リノベブランド“一畳十間”も運営する「株式会社 小大建築設計事務所」が、各種設計スタッフ(経験者・既卒・新卒)、CADオペ、マネジメント職を募集中
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【ap job更新】 東京と上海に拠点とし、リノベブランド“一畳十間”も運営する「株式会社 小大建築設計事務所」が、各種設計スタッフ(経験者・既卒・新卒)、CADオペ、マネジメント職を募集中星野リゾート 界 玉造 写真:星野リゾート

東京と上海に拠点とし、リノベブランド“一畳十間”も運営する「株式会社 小大建築設計事務所」の、各種設計スタッフ(経験者・既卒・新卒)、CADオペ、マネジメント職募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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東京と上海に拠点とし、リノベブランド“一畳十間”も運営する「株式会社 小大建築設計事務所」が、新しいスタッフ募集中

【わたしたちについて】
建築家・小嶋伸也、小嶋綾香が率いる東京・上海を拠点とする設計事務所です。
現代の情報化社会で表層的になってしまった人間関係、薄れた地域性を再生すべく、小さなローカルなものからでも、 集う場所を 作り持続的で大きく確かな経済性を生み出すような 設計を心がけています。
また大量生産の末、均一化されてしまった素材や画一的な街並みを疑問視し、地域の風土や文化的背景を継承できる素材やディテールを取り入れることで、職人技術や地域の美しさを継承していくことを目指しています。

【海外と2拠点での強みを活かしグローバルな視野を持つ小大建築設計事務所(こおけんちくせっけいじむしょ)】
現在25名程のメンバーで、主に4種の用途(ホテル設計、スポーツ施設設計、住宅設計、その他商業施設設計)の設計監理を行っております。

【自社企画運営する「一畳十間」】
「日本の心地良い美がある暮らし」をテーマにしたリノベーションブランド「一畳十間」の運営を行っております。
現代の日本の住宅の仕組みに異を唱え、豊かな暮らしを再定義し、日本で21世紀を代表するリノベーションブランドを目指しております。

【募集背景】
全国各地で観光需要が高まる中宿泊施設の新規案件の増加によるチームメンバーの増員での募集となります。
設計を通して、地域の魅力を活性化したり、職人技術の継承、文化保存、サステナビリティへの貢献等、様々なことに貢献することができやりがいを感じる仕事となります。

【就職説明会】
ギャラリー一畳十間で就職説明会を行います。
弊社の設計スタッフ6年目、5年目、4年目の3名のスタッフが、入社からこれまでの日々をスライドを使って赤裸々にお話いたします。

来年度新卒入社希望、中途入社希望の方には、入社後のイメージをより具体的に掴んで頂ける機会になると思いますので、ご興味のある学生の方、中途入社をお考えの社会人の方、ぜひこの機会にお越しください。

スタッフトーク後には、会場でもあるgallery一畳十間にて懇親会もご用意しています。カジュアルな雰囲気の中で、弊社スタッフとの交流を通じて小大や一畳十間の雰囲気や働き方を掴んで頂けたら幸いです。

※遠方の方にはzoom参加もご用意しております。詳細はインスタグラムをご確認下さい。

日時:2023年9月2日(土)予定

16:00-16:30 開場
16:30-18:00 在籍スタッフによるスライド
18:00-20:00 会場にて懇親会

【ap job更新】 中村拓志&NAP建築設計事務所が、設計スタッフと 3Dヴィジュアライゼーションスタッフを募集中
【ap job更新】 中村拓志&NAP建築設計事務所が、設計スタッフと 3Dヴィジュアライゼーションスタッフを募集中
【ap job更新】 中村拓志&NAP建築設計事務所が、設計スタッフと 3Dヴィジュアライゼーションスタッフを募集中

中村拓志&NAP建築設計事務所の、設計スタッフと 3Dヴィジュアライゼーションスタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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中村拓志&NAP建築設計事務所では、スタッフを7名程度募集しています。経験者、新卒どちらも幅広く募集します。2024年4月入社の新卒応募も可能です。

港区白金の事務所には現在35名の設計スタッフ、4名の広報・事務スタッフが在籍し、国内外で40以上のプロジェクトが進行中です。
これまでNAPでは設計監理のみならず、企画・商環境コンサルティングから、デザイン監修、インテリア・家具デザインまで、総合的かつ革新的な建築を創り続けてきました。業務も、模型製作を廃止してルミオンやHMDによるスケール把握の導入、最近はAIを利用することでCGすら作らずに更なる効率化をはかりながら、設計の本質的な部分に時間と労力を注ぐという、次世代型の設計スタイルを模索しています。

【多様な業務が経験できる柔軟な環境】
NAPは、多様なプロジェクトを手掛けており、企画段階から基本設計、実施設計、現場監理まで主体的に関わることができます。能力に応じて昇給・役職アップを随時行うため、新卒入社 2〜3年のスタッフでも能力が高ければ重要プロジェクトのメイン担当者として活躍できる、柔軟な人事配置制度となっています。パートナー制度など、実力が認められれば独立も支援する制度もあります。

【学び成長できる場】
弊社の一級建築士の資格取得のための補助制度(30万円)を利用して勉強をしながら勤務することも可能です。プロジェクトチームごとにプレゼンを行う社内発表会や見学会、自社で設計したホテルへの宿泊、防水や屋上緑化などの専門的ディテールを学ぶセミナーなども開催し、社員教育にも力を入れています。

【設計者=暮らしの達人になるために】
人間らしい豊かで幸福な暮らしを営む「暮らしの達人」であることが設計者の基盤です。そのため、スタッフは自分のペースで勤務時間をコントロールしています。特に結婚や子育てをしながら働き続けられるような手当は充実しており、スタッフの半分以上は結婚しています。また、お子さんのいる家庭も多いです。その他、事務所のキッチンにシェフを招いた食事会や、フットサルやテニス、野球などのレクリエーションも適宜行なっています。

上島直樹 / KAMIJIMA Architectsによる、神奈川・横須賀市の、飲食店「BUOSCANO.」。複数店舗が集まる施設内に計画。商品自体が“アイキャッチ”となるように、ショーケースを載せるカウンターを通路側のリースラインまで伸ばす構成を考案。店の運営方針を尊重して内装に“素直な表情”の素材を選択
上島直樹 / KAMIJIMA Architectsによる、神奈川・横須賀市の、飲食店「BUOSCANO.」。複数店舗が集まる施設内に計画。商品自体が“アイキャッチ”となるように、ショーケースを載せるカウンターを通路側のリースラインまで伸ばす構成を考案。店の運営方針を尊重して内装に“素直な表情”の素材を選択 photo©KAMIJIMA Architects
上島直樹 / KAMIJIMA Architectsによる、神奈川・横須賀市の、飲食店「BUOSCANO.」。複数店舗が集まる施設内に計画。商品自体が“アイキャッチ”となるように、ショーケースを載せるカウンターを通路側のリースラインまで伸ばす構成を考案。店の運営方針を尊重して内装に“素直な表情”の素材を選択 photo©KAMIJIMA Architects
上島直樹 / KAMIJIMA Architectsによる、神奈川・横須賀市の、飲食店「BUOSCANO.」。複数店舗が集まる施設内に計画。商品自体が“アイキャッチ”となるように、ショーケースを載せるカウンターを通路側のリースラインまで伸ばす構成を考案。店の運営方針を尊重して内装に“素直な表情”の素材を選択 photo©KAMIJIMA Architects

上島直樹 / KAMIJIMA Architectsが設計した、神奈川・横須賀市、飲食店「BUOSCANO.」です。
複数店舗が集まる施設内に計画されました。建築家は、商品自体が“アイキャッチ”となるように、ショーケースを載せるカウンターを通路側のリースラインまで伸ばす構成を考案しました。また、店の運営方針を尊重して内装に“素直な表情”の素材を選択しました。店舗の公式サイトはこちら

YOKOSUKA PORT MARKETでイタリアンファーストフードを提供するBUOSCANO.の店舗デザイン。

建築家によるテキストより


複数の店舗が集まる施設内にて、商品そのものがアイキャッチとなる様、カウンターを共用通路まで伸ばしフードショーケースが目につきやすいレイアウトとした。

建築家によるテキストより


本格的なイタリアンを気軽に楽しんでもらうコンセプトを店舗空間でも表現したいと考え、1枚ごとに表情の異なる粗面タイルや自然素材による左官材を用いた。手仕事によって生まれる素直な表情により、親しみやすい雰囲気の中で上質な料理を楽しめる空間を目指した。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 長坂常が主宰する「スキーマ建築計画」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)とマネジメントスタッフを募集中
【ap job更新】 長坂常が主宰する「スキーマ建築計画」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)とマネジメントスタッフを募集中
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長坂常が主宰する「スキーマ建築計画」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)とマネジメントスタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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スキーマ建築計画では、海外案件を担当する設計スタッフとマネジメントスタッフを募集しています。
ご興味のある方は下記の募集要項をご参照のうえ、ご応募ください。

【長坂常からのメッセージ】
コロナ禍がはじまって早3年になります。
その間、仕事内容が少し変わってきました。もちろん、海外でも国内でも観光系の案件が減ったのですが、同時に日本国内しかも地方から生き残りをかけた力強いプロジェクトにお声をかけていただくようになり、この2〜3年取り組んできました。
渡航制限がゆるむにつれ、海外案件がまた少しずつ動き始めているところ、その間にやってきた地方の案件が複数立ち上がります。これによって少しスキーマの見え方が変わるかもしれません。

そして、出張が減ったこともあって組織の課題に向き合った3年でもありました。
そろそろ問題の本質が見えてきたこともあって、昔の仲間に参加してもらいながら、組織のあり方をゼロから創りなおすつもりで新たな挑戦が始まります。
通常、設計というのは請負業ですが、これからの時代に受け身だけで生き残るのは難しく、我々は発信型のプロジェクトを生み出せる、ものづくりのプラットフォームを作っていきたいと考えています。

そんな大事な変化をともに考え実行できるような柔軟で独創的な発想をしたい、という元気な設計スタッフ・マネジメントスタッフを募集します。

【代表作品】
ブルーボトルコーヒー / HAY /武蔵野美術大学16号館 / D&DEPARTMENT jeju by ARARIO / DESCENTE BLANC / 堂前さん家の歯医者 / 黄金湯 / 桑原商店 / Sayama Flat / KOLON SPORT SOTSOT REBIRTH / LLOVE HOUSE ONOMICHI / FLAT TABLE/ Cowboy Bike Berlinなど

工藤浩平建築設計事務所による、埼玉・吉川市の「バレエ教室のある家」。周囲で建替えが進む“変わり続ける”地域。未来の変化を許容する“大らかな”存在を目指し、箱を“寄せ集める”様に計画して“生活の余白”が散在する建築を構築。細かな屋根の集合で街並のスケールとも調和させる
工藤浩平建築設計事務所による、埼玉・吉川市の「バレエ教室のある家」。周囲で建替えが進む“変わり続ける”地域。未来の変化を許容する“大らかな”存在を目指し、箱を“寄せ集める”様に計画して“生活の余白”が散在する建築を構築。細かな屋根の集合で街並のスケールとも調和させる外観 photo©楠瀬友将
工藤浩平建築設計事務所による、埼玉・吉川市の「バレエ教室のある家」。周囲で建替えが進む“変わり続ける”地域。未来の変化を許容する“大らかな”存在を目指し、箱を“寄せ集める”様に計画して“生活の余白”が散在する建築を構築。細かな屋根の集合で街並のスケールとも調和させる外観 photo©楠瀬友将
工藤浩平建築設計事務所による、埼玉・吉川市の「バレエ教室のある家」。周囲で建替えが進む“変わり続ける”地域。未来の変化を許容する“大らかな”存在を目指し、箱を“寄せ集める”様に計画して“生活の余白”が散在する建築を構築。細かな屋根の集合で街並のスケールとも調和させる2階、アトリエ photo©楠瀬友将
工藤浩平建築設計事務所による、埼玉・吉川市の「バレエ教室のある家」。周囲で建替えが進む“変わり続ける”地域。未来の変化を許容する“大らかな”存在を目指し、箱を“寄せ集める”様に計画して“生活の余白”が散在する建築を構築。細かな屋根の集合で街並のスケールとも調和させる1階、リビングダイニング photo©楠瀬友将

工藤浩平建築設計事務所が設計した、埼玉・吉川市の「バレエ教室のある家」です。
周囲で建替えが進む“変わり続ける”地域に計画されました。建築家は、未来の変化を許容する“大らかな”存在を目指し、箱を“寄せ集める”様に計画して“生活の余白”が散在する建築を構築しました。また、細かな屋根の集合で街並のスケールとも調和させる事も意図されました。

江戸川と中川に挟まれた、都市部へ1時間圏内のベッドタウンとして計画された住宅街に建つ。

かつては小さなスケールの道路や家々が立ち並ぶ閑静な土地だったが、30年前、川に架かる大きな橋が付近に完成し、街の様相が変化していった。橋に面した前面道路には防音壁が立ち、それに接する小道は生活が滲み出しており、異なるスケールが混在する環境ができていた。老朽化した住宅の建て替わりも進み、絶えず変化している街の角地に、敷地はある。

建築家によるテキストより

施主はもともと駅前でバレエ教室を営んでいたが、家を建て替える際、家の中にバレエ教室を併設することを決めた。
その決意の裏側で、本当にずっとバレエ教室を営み続けられるか、バレエ教室でなくなった際、その空間をどう使っていけばよいのか、将来像を明確に描いてはいなかった。

建築家によるテキストより

変わり続ける街の、暫定的にしか決まっていない暮らしのあり方。こうした未決の未来に対して、いかようにでも変化できる余地がある、大らかな構成をもつ建築を目指した。

老後の生活にも対応できるよう、住宅を1階に、無柱空間となるバレエ教室を2階にもつ合理的な構成を選んだ。すると、最も大きな面積を必要とするバレエ教室の大きさが建物全体のボリュームを決めることになり、2階のフットプリントをそのまま1階に落として部屋を割ると、生活像や予算に対して過大になってしまう。

そこで、1階は生活像に沿った部屋の大きさを、箱を寄せ集めるように計画し、軒下空間やピロティのような生活の余白をいくつも構築した。また、2階のヴォリュームに従い素直に屋根を架けると街並みに対してスケールが逸脱するため、下屋も含めて細かな屋根が集合したような構成とした。

建築家によるテキストより
2023年7月にアーキテクチャーフォトで注目を集めたトピックス
2023年7月にアーキテクチャーフォトで注目を集めたトピックス

アーキテクチャーフォトで、2023年7月に注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。


  1. 佐藤可士和 / SAMURAIと竹中工務店による、神奈川の「GLP ALFALINK相模原」。総延床約67万㎡の物流拠点施設。存在意義の再定義と既存イメージの刷新を目指し、建物をブランディングの重要な“メディア”と捉えた設計を志向。情報や建築を開いて地域と企業に好循環を生む“共創”の場を作る
  2. 井原正揮+井原佳代 / ihrmkによる、大阪・豊中市の集合住宅「GRID」。収益性と共に100年後も視野に入れて計画。敷地に愛着を持つ施主の“いつか戻りたい”との想いも汲み、RCのフレームに木架構を組み込んだ“変化に柔軟”な建築を考案。外壁にも木材を使用して街並みとの調和も意図
  3. 牧戸奈須加 / 牧戸建築環境設計事務所による、島根・出雲市の「YT邸」。古くから葦が群落する小さな湖の近くの敷地。日本建築の与件と土地への応答を求め、イネ科植物が持つ固有の感覚を翻訳した“縦格子”で覆われた建築を考案。伝統民家を参照した高床は防湿等の機能的役割も果たす
  4. 空間構想による、香川・高松市の「四国村ミウゼアム『おやねさん』」。屋外博物館の入口に建つチケット売場等を備えた施設。場の“潜在的価値”の現前を目指し、周辺の“資源”を繋ぐ様に地形の改変と新築を行い関係性を“空間的に”調停。屋根は表と裏の環境と呼応して“有機的”形状を描く
  5. 長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・狛江市の、銭湯「狛江湯」。周辺に緑や空き地が残る地域のバー等も備えた施設。環境を取り込んだ“心地よい”建築を求め、親和性も意図して“緑のオリジナルタイル”の空間を考案。寸法の異なる三種のタイルの貼り分けで視覚的体験も生み出す
  6. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
  7. 前田建設工業とツバメアーキテクツによる、茨城・取手市の「ICI STUDIO 甚吉邸」と「ICI STUDIO W-ANNEX」。歴史的洋館の移築復原と別館新築。復元では価値の維持と継承を目指し、“伝統”と“最新”の技術を併用し実践。別館では二棟が補完し合う関係を目指し、洋館と対比的な“がらんどう”で“透明性”のある空間を構築
  8. 神谷修平+カミヤアーキテクツによる、福岡市の「傀藝堂」。伝統ある人形師の為のギャラリー兼住宅。地域と歴史への繋がりを求め、周辺に多数ある“Y字路”を参照して“選択肢”と“回遊性”を生む構成を考案。外部の“左官擁壁”は地区に残る江戸時代の石垣との調和も意図
  9. 長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・世田谷区の店舗「TODAY’S SPECIAL 二子玉川」。商業施設の中の雑貨店。期待感と“一期一会のワクワク感”を与える為に、変化のある什器群の使用に加え裏側の雑音を敢えて導入して“賑わい”と“活気”を創出。既存鉄骨の錆止塗装の色を基調として空間全体をまとめる
  10. 篠元貴之 / rhymedesignと酒井悠行 / PASSWORK DESIGNによる、愛知・春日井市の「BBQ SPOT KASUGAI」。鉄塔等に隣接する敷地のバーべキュウ場。世界観が作り難い郊外での“都市型BBQ”の成立を模索し、周囲からの自立を意図して“図式的な強い形”を用いた配置計画を考案。五角形の様な客席配置は視線の抜けも確保
  11. 坂田裕貴 / a.d.pによる、東京・板橋区の、小屋「Backyard in field」。生産緑地に計画された農作業の為の建物。野菜の直売等に加え発信までも行う施主の為に、思想を体現する“多面的な振る舞い”を持つ存在を志向。畑と呼応する平側や街に開く妻側など建築に多様な性格を与える
  12. 長坂大 / Megaによる、神奈川・平塚市の「おざわ歯科 お口のサロン」。設計者が過去に増築した歯科医院を再増築。不安を和らげる“ゆったりとした”空間を目指し、三角の敷地形状を活かして河川に向けて開く“放射状の診療室”を考案。新旧の建築の“造形原理”が共存する面白さも意図
  13. 高田彩実 / ayami takada architectsによる、静岡市の「house M」。川沿いの余裕ある場に建つ住宅の増築と改修。仕様等の大きな改善と周辺環境も活かす在り方を目指し、拡張した既存の周囲に“緩やかな境界”を作る“半透明な”空間を付与。其々の透明度の違いは建築に多様性も与える
  14. 藤本壮介による、ドイツでの建築展「Primitive Future」。現地のアワード受賞を記念して開催。自身の建築哲学を表現する、12個のワイヤー製のオブジェによるインスタレーションを制作。視点により見え方が変わる“立体的なドローイング”が空間に様々なシーンを描く
  15. 御手洗龍建築設計事務所による、埼玉・草加市の「松原児童青少年交流センター miraton・松原テニスコート」。新たに立ち上がる街の中心に位置する施設。“原風景”にもなる“能動性”を喚起する建築を目指し、ヴォールト架構が“9棟”連なる構成を考案。空間の展開が生み出す“動き”で子供達の居場所の発見や交流を促す
  16. 熊木英雄+眞木励 / オーガニックデザインによる、埼玉・戸田市の「くぼみアパートメント / 街のポケット」。コロナ禍に設計された単身者用集合住宅。“孤立”の回避に貢献する建築を目指し、住人が交流できて街とも繋がる“くぼみ”の様な庭を中心とした構成を考案。住戸部分では衛生面と地域性に応える仕様も追求
  17. 麻生征太郎建築設計による、東京・大田区の「K邸」。外階段の形が内側に現れる躯体形状の住戸での計画。階段の塊をポジティブな存在に転換すべく、曲面で覆うと共に“曲面”を全体の主題とする設計を志向。カーブを多数用いて階段部分が空間で役割を担える状況も作る
  18. 山本健悟建築設計室による、愛知・蒲郡市の住宅「I邸」。分譲地の旗竿敷地に計画。周辺の日照への配慮と断面のプロポーションを考慮し、環境の中に埋まる様に存在する“慎ましさ”と“安心感”を持つ建築を設計。内部の高低差のある勾配天井は空間に“奥行”も与える
  19. 若松均建築設計事務所による、東京・世田谷区の、集合住宅「セタガヤテラス」。住宅街の角地のコーポラティブハウス。地域の環境維持を願う地主の想いに応え、部屋やテラス等を“筒”と捉え構成して“家”と“街”が繋がる様な状況を創出。生活の場を道路側に設ける計画で外との関係構築も促す
  20. 吉村真基建築計画事務所|MYAOによる、愛知・名古屋市の、店舗「カレースパイス 八O吉」。SNSで集客する持帰り中心のカレー店への改修。写真1枚で行きたくなる存在を目指し、写真の面白さを“時間の凝縮”と解釈して設計方針を策定。既存の痕跡に新たなレイヤーを重ねて新旧の両義性を持つ建築を作る
  21. 山口誠デザインによる、東京・台東区の、オフィスビル「MONOSPINAL」。ゲーム制作会社の本社。従業員の“集中力”と“リラックス”のバランス確保を目指し、環境要素も向上をさせる“斜壁”を持つ建築を考案。小スケールの素材を集積をさせる仕上げで“あらたな風景”を作る
  22. ル・コルビュジエが1952年に完成させた、フランス・マルセイユの集合住宅「ユニテ・ダビタシオン」の現在をとらえた写真
  23. 佐藤可士和 / SAMURAIによる、滋賀の日清食品関西工場の工場見学施設「NISSIN KANSAI FACTORY」
  24. 柿木佑介+廣岡周平 / PERSIMMON HILLS architectsによる、福島・双葉郡の「楢葉町地域活動拠点施設『まざらっせ』」。元保育所の公民館を更に改修。避難解除後の住民と移住者が共に活動する場として、新設建具がもたらす“開放性”と家具類がつくる多様な“居場所”を備えた空間を考案。新たな交流を受入れ混ざり合う“舞台”を作る
  25. 長谷川欣則+堀越ふみ江 / UENOA architectsによる、東京・台東区の店舗「Triangle蔵前店」。約7㎡の持帰り専門のソフトクリーム店。既存窓が外観になる様な条件に、店名をイメージした“三角形の金属板”で“旗”等を想起させる図案を壁に施す計画を考案。内部は“銀色”で塗装して移ろう街の様子も映す
  26. 磯崎新の初期代表作で開催される追悼展覧会の“展示物”を募集中(オンラインから応募可能)。磯崎の言葉「architectureとは何か?」への“返答”を公募し、アートプラザ(旧大分県立大分図書館)に展示する試み。同施設の25周年記念として行われ、関連企画として講演会等も企画
  27. 山設計工房による、大阪・吹田市の、集合住宅「千里グリーンヒルズ高野台101号棟」。賃貸団地の建替え事業の第一期。面影の継承・長大さの緩和・周辺との調和を目指し、既存建物や周辺環境から“抽出した色”で“細やかに塗り分ける”建築を考案。“地域の顔”として隣接交差点からの見え方も意識
  28. JAMZA / 長谷川駿+猪又直己による、東京・渋谷区の集合住宅「メトロステージ代々木上原」。鉄道会社の旧宿泊所を転用。既存の大小の部屋が混在し躯体壁の多い状態を活かし、各住戸が公と私の“中間的領域”となる前室をもつ構成を考案。余白としての空間が住人の“多様な活動の受け皿”として機能
  29. studioSHUWARIによる、富山・射水市の、創業支援施設「HIBARI NEST」。テナント空間も備えた民営施設。入居者の“新たな交流”を生む場を目指し、一室空間の中に段差を設けて“一体感”と“心地よい距離感”を両立する構成を考案。天井の構造体は施設の“象徴”でもあり在来工法で実現
  30. 真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、千葉・松戸市の、集会所「紙敷あんど」。神社の境内に計画。伝統的な社会の枠組から現代に即した“地域扶助”の創出を目指し、テレワーク等の“日常的利用”も想定した多様に使える“コミュニティー”の場を志向。各箇所に様々な使い方のアイデアを込める
  31. 田根剛がデザインアーキテクトを務め、帝国ホテルが2031年から本館の建替えを開始することを発表。考古学的リサーチにより、“東洋の宝石”をコンセプトにした完成予想のパースも公開
  32. 山﨑健太郎デザインワークショップによる、千葉・八千代市の「52間の縁側」。高齢者の為のデイサービス施設。問題を抱える人も“日常を送れる”環境を目指し、木架構の中に様々な“小さな居場所”のある建築を志向。一直線の床と構造体が作る“大きな構え”は地域の人々も迎え入れる
  33. 篠原一男が1976年に完成させた「上原通りの住宅」の現在の様子と住み手のインタビューを収録した動画
  34. 大滝雄二郎 / YUJIRO OTAKIによる、東京・原宿の、飲食店「DIG THE LINE DOORS」。商業施設の奥まった区画のクラフトビールを扱う店。通行人の足を止める“ひき”の創出を求め、白い内装に青緑色の“象徴的”な什器を中央配置した空間を考案。キーカラーはビールにとって大切な“水”をイメージ
  35. 牧野恭久建築設計事務所による、東京・大田区の飲食店「ぼんぼり」。飲食店が並ぶ賑やかな地域の焼肉店。競合との差別化を目指し、“にじり口”の様な三角形の出入口を持つ“半個室”が並ぶ空間を考案。内装に研削したタイルを用いて“力強さ”と“柔らかさ”に包まれる場を作る
  36. 堅田佳一 / KATATA YOSHIHITO DESIGNによる、東京・台東区の店舗「TOJIRO KNIFE GALLERY TOKYO」。包丁の“展示販売”と“修理”を行う店。限られた面積内での用途の成立を目指し、圧迫感を軽減しつつ製品を豊富に陳列できる鉄格子を用いた展示壁を考案。工場で使われる素材の採用と色彩の統一で“雰囲気”も演出
  37. 岡山泰士+森田修平+仲本兼一郎 / STUDIO MONAKAによる「沖縄市松本の住宅」
  38. スノヘッタによる、フランス・ドゥエーの、プラネタリウムと天文台「オリオニス」。街の中心から離れた自然にも恵まれた敷地。利用者にひらめきを与える存在を目指し、“星の楕円運動”から着想して連続的な形状と導線を持つ建築を考案。ドームと木素材が印象的な外観はアイコンと調和の両立を意図
  39. 小原賢一+深川礼子 / ofaによる、愛知・知多市の「江真コンサルティング新社屋」。森林と木材に関わる企業の為に計画。CLT等の工法面と森林認証の制度面への挑戦の要望に対し、在来工法も取り入れて“CLTの特徴”を備えた建築を合理的に実現。材料調達から建設まで関係者が協力し認証も取得
  40. 建築家の木材活用の事例を紹介する、共栄木材の新サイト「Tsukuru Lab」が公開。樹種と加工の組合せから生まれる“木材”だからこその豊かさを紹介。事例として登場する建築家の手嶋保による社内施設(三秋ホール / 三秋アトリエ)は見学も可能

杤尾直也 / to-rippleによる、兵庫・三方郡の「湧泉の宿 ゆあむ『客室 かわみ』」。コロナ禍での宴会場の需要低下を受けて複数の客室へ改修。既存の“天井高”と“環境”を活かし、外に向けて床レベルを上げ景色を意識させる構成等を考案。オリジナル家具は“和の寛ぎと洋の快適性”の両立も意図
杤尾直也 / to-rippleによる、兵庫・三方郡の「湧泉の宿 ゆあむ『客室 かわみ』」。コロナ禍での宴会場の需要低下を受けて複数の客室へ改修。既存の“天井高”と“環境”を活かし、外に向けて床レベルを上げ景色を意識させる構成等を考案。オリジナル家具は“和の寛ぎと洋の快適性”の両立も意図客室:スタイリッシュ(room A) photo©見学友宙
杤尾直也 / to-rippleによる、兵庫・三方郡の「湧泉の宿 ゆあむ『客室 かわみ』」。コロナ禍での宴会場の需要低下を受けて複数の客室へ改修。既存の“天井高”と“環境”を活かし、外に向けて床レベルを上げ景色を意識させる構成等を考案。オリジナル家具は“和の寛ぎと洋の快適性”の両立も意図客室:プレミアム(room B) photo©見学友宙
杤尾直也 / to-rippleによる、兵庫・三方郡の「湧泉の宿 ゆあむ『客室 かわみ』」。コロナ禍での宴会場の需要低下を受けて複数の客室へ改修。既存の“天井高”と“環境”を活かし、外に向けて床レベルを上げ景色を意識させる構成等を考案。オリジナル家具は“和の寛ぎと洋の快適性”の両立も意図客室:スイート(room C) photo©見学友宙

杤尾直也 / to-rippleが設計した、兵庫・三方郡の「湧泉の宿 ゆあむ『客室 かわみ』」です。
コロナ禍での宴会場の需要低下を受けて複数の客室へ改修する計画です。デザイナーは、既存の“天井高”と“環境”を活かし、外に向けて床レベルを上げ景色を意識させる構成等を考案しました。また、オリジナル家具は“和の寛ぎと洋の快適性”の両立も意図されました。施設の公式サイトはこちら

日本の景気の減衰とともに地方の宴会場の需要は年々減少していたなか、2019年からのCOVID-19が流行し、宴会需要はほぼなくなった。そこで、オーナーは宴会場を客室としてリノベーションできないかと考えた。

デザイナーによるテキストより

宴会場であったことから天井は高く、低層階にあるため眼下には春来川を臨む。それらの条件を生かし、景色を楽しみながら快適に過ごせるプランニングを考えた。

デザイナーによるテキストより

既存躯体の1.5スパン(6.3mx9.9m)を使ったお部屋。圧倒的な開放感を実現するため、1スパンで取れる全てを窓にし、床のレベルを外に向かって高くする(小上がりの設置)ことで視線を自然と上に向け、空を眺められるよう誘導。小上がりからは春来川を見下ろす視線になり新たな感覚を得られる。高低差を生かし、開放性と河床感を演出した。

デザイナーによるテキストより

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