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村上譲+菊田康平 / Buttondesignによる、山形市の「山形の家」。雪が降りカーポートも必要な地域。“繋がりのある”住まいとの要望に、カーポート・庭・建築を“軒下”空間を介して接続する構成を考案。内部でも“高断熱仕様”を活かして全体を“ひとつの大きな部屋”の様に作る
村上譲+菊田康平 / Buttondesignによる、山形市の「山形の家」。雪が降りカーポートも必要な地域。“繋がりのある”住まいとの要望に、カーポート・庭・建築を“軒下”空間を介して接続する構成を考案。内部でも“高断熱仕様”を活かして全体を“ひとつの大きな部屋”の様に作る外観、東側道路より見る。 photo©小松正樹
村上譲+菊田康平 / Buttondesignによる、山形市の「山形の家」。雪が降りカーポートも必要な地域。“繋がりのある”住まいとの要望に、カーポート・庭・建築を“軒下”空間を介して接続する構成を考案。内部でも“高断熱仕様”を活かして全体を“ひとつの大きな部屋”の様に作る庭からテラスを見返す photo©小松正樹
村上譲+菊田康平 / Buttondesignによる、山形市の「山形の家」。雪が降りカーポートも必要な地域。“繋がりのある”住まいとの要望に、カーポート・庭・建築を“軒下”空間を介して接続する構成を考案。内部でも“高断熱仕様”を活かして全体を“ひとつの大きな部屋”の様に作る1階、リビングエリアからダイニングエリアを見る。 photo©小松正樹
村上譲+菊田康平 / Buttondesignによる、山形市の「山形の家」。雪が降りカーポートも必要な地域。“繋がりのある”住まいとの要望に、カーポート・庭・建築を“軒下”空間を介して接続する構成を考案。内部でも“高断熱仕様”を活かして全体を“ひとつの大きな部屋”の様に作る1階、左:リビングエリア、右:ダイニングエリア photo©小松正樹

村上譲+菊田康平 / Buttondesignが設計した、山形市の「山形の家」です。
雪が降りカーポートも必要な地域での計画です。建築家は、“繋がりのある”住まいとの要望に、カーポート・庭・建築を“軒下”空間を介して接続する構成を考案しました。また、内部でも“高断熱仕様”を活かして全体を“ひとつの大きな部屋”の様に作りました。

県内としては降雪量が少ないもののまとまった雪の日もあり、冬季は日常的に雪かきが必要な地域。対して夏季は盆地のため気温も高く、年間の気温差が大きい環境です。そのため、建築には高い断熱性と、日々の使い勝手に対する工夫が求められます。
市内の住宅を見て回ると劣化している箇所は共通しており、建物の外壁や基礎周り、屋根の軒先など、雪と接触している時間が長い箇所が劣化している事がわかりました。

また、主な移動手段が車のため、住宅には2台以上停車できる駐車スペースと雪対策のカーポートが設置されていることがほとんどです。

建築家によるテキストより

設計におけるクライアントからの要望は「家のどこにいても繋がりがあるようにしたい」との一つだけでした。
それを受け、家の中だけではなく母屋とカーポート、庭が分断されてしまわないような繋がり、また家族や来客がどこにいても心地よく過ごせる場所づくりを大切に考えこの家を計画しました。

建築家によるテキストより

駐車エリアと玄関ポーチの間に、カーポートの屋根延長したテラスを設け、玄関までのアプローチを自然に繋げました。カーポートの屋根には駐車スペースだけではなく、テラスを覆う役割も与え、また玄関先までの動線をも包み込みます。

植栽の管理負担を減らす意味で草木の面積は少なくしたものの、大きなヤマモミジを庭の中心に据え、それを囲むように母屋、テラス、デッキを配置しました。それらも軒下の導線で繋がり、室内の各部屋からはどこからでも庭の景色を楽しめます。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 KIAS イシダアーキテクツスタジオが、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)と 秘書兼総務を募集中
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KIAS イシダアーキテクツスタジオの、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)と 秘書兼総務募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

KIAS イシダアーキテクツスタジオではプロジェクト業務拡大にともない、建築意匠設計スタッフと秘書・総務スタッフを募集いたします。

イシダアーキテクツスタジオ(KIAS)は建築家、石田建太朗の主宰する建築設計事務所です。

2019年に設計した軽井沢の「積葉の家」は英国の建築誌が主催するAR House Award 2020の優秀賞を受賞するなど海外メディアからも高い評価を受けています。日本のみならず海外へと活動の領域を広げていくなか、チームの一員として参加してくれるメンバーを募集します。

建築はその土地の歴史や気候そして環境を丁寧に読みとり、その文脈に呼応したスペシフィックなものでなければならないと考えています。その信念が素材や空間の設えに大きく影響することによって人を豊かにする美しい建築が成立すると信じています。

現在、美術館や企業の本社ビルなどのプロジェクトが進行中です。コンセプトデザインの段階からRhino3D、V-Rayや模型などを使いデザインスタディを進め、デジタルモデリングで得られたデータを実施設計や現場に反映することにより造形力の高い建築作品も実現可能にしています。

30代のスタッフを中心とした明るい職場環境で、助け合いながら知識を吸収することができます。建築設計から監理まで責任を持って誠実に取り組んでいける方、建築の可能性を広げるデザインに挑戦する仲間として参加してくれる方をお待ちしています!

谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る俯瞰 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る2階、リビング1からキッチン1を見る。 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る外観、1階のピロティを見る。 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る2階、世帯2部分、リビング2からキッチン2を見る。 photo©笹の倉舎 笹倉洋平

谷口弘和設計室|HTAが設計した、京都・八幡市の「八幡の二世帯住宅 ─ 更新される農地 / 構築される長屋」です。
雛壇状の高低差のある土地での計画です。建築家は、場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向しました。そして、基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造りました。

京都府南部にある雛壇上の土地に建つ、高齢者の親世帯と息子世帯のための二世帯住宅である。

建主は、両親を見守るため二世帯住宅を検討していた。近所付き合いの継続や引越しの負担など、今までの生活を大きく変えずに負担なく暮らせる土地を探していた所、実家より徒歩3分の農地が売りに出ているのを発見し、購入を決めた。

建築家によるテキストより

計画地は高低差のある雛壇状の不整形地であり、かつては農地として利用されていたが長年放置され、荒れていた。理由としては、宅地にする場合に擁壁を建てなければ成らず、住宅が一つ建ってしまうくらいの莫大な費用をかける割には敷地が分断され、敷地全体を活用することが難しいためである。

周囲の住宅も同様の問題に直面しており、通例に習い擁壁を設け、敷地の半分で住宅を建てて残りは駐車場や庭など、元から別敷地であったかのように住宅と他が切り離されて活用されており、土地のポテンシャルを活かしきれてないように思えた。
この場所ならではの高低差のある豊かな敷地が、家を建てるために機械的に造成されて、小さくて平らなどこにでもあるものに書き換えられ、様々な事柄を分断している。

そこで本計画では、高低差のある敷地と住宅が一体となるような建ち方を模索した。

建築家によるテキストより

具体的には、低い地盤に小さいヴォリュームを置き、高い地盤から長いヴォリュームを掛け渡すことで、一切の敷地造成をすることなく、必要な面積を確保しながら、住宅を敷地に着地させる。また、敷地と住宅の接地面を最小にすることで、基礎を減らしてコストダウンを図ると同時に、人や庭が入り込める隙間を設けることができる。

こうすることで敷地全体が分断されることのない、起伏のあるひと繋がりの庭となり、立体的に住宅に巻きつくことで、外部⇄内部、敷地⇄地域、世帯⇄世帯等、大小様々なスケールの事柄を結びつけるきっかけとなると考えた。

建築家によるテキストより
高塚陽介 / TYdo architectsによる、静岡・磐田市の「西新町の住宅」。通学路に面した角地での計画。プライバシーの確保と子供たちの通行を考慮し、角部を曲面とした“RC塀”を1階の個室周りに配置する建築を考案。2階のリビングは床と天井の操作で一室空間を緩やかに分節する
高塚陽介 / TYdo architectsによる、静岡・磐田市の「西新町の住宅」。通学路に面した角地での計画。プライバシーの確保と子供たちの通行を考慮し、角部を曲面とした“RC塀”を1階の個室周りに配置する建築を考案。2階のリビングは床と天井の操作で一室空間を緩やかに分節する外観、北東側道路より見る。 photo©Kenta Hasegawa
高塚陽介 / TYdo architectsによる、静岡・磐田市の「西新町の住宅」。通学路に面した角地での計画。プライバシーの確保と子供たちの通行を考慮し、角部を曲面とした“RC塀”を1階の個室周りに配置する建築を考案。2階のリビングは床と天井の操作で一室空間を緩やかに分節する外観、RC塀 photo©Kenta Hasegawa
高塚陽介 / TYdo architectsによる、静岡・磐田市の「西新町の住宅」。通学路に面した角地での計画。プライバシーの確保と子供たちの通行を考慮し、角部を曲面とした“RC塀”を1階の個室周りに配置する建築を考案。2階のリビングは床と天井の操作で一室空間を緩やかに分節する2階、手前:ダイニング、奥:リビング photo©Kenta Hasegawa

高塚陽介 / TYdo architectsが設計した、静岡・磐田市の「西新町の住宅」です。
通学路に面した角地での計画です。建築家は、プライバシーの確保と子供たちの通行を考慮し、角部を曲面とした“RC塀”を1階の個室周りに配置する建築を考案しました。また、2階のリビングは床と天井の操作で一室空間を緩やかに分節しています。

静岡県磐田市の住宅街の中に計画した夫婦と子供2人のための木造二階建の住宅です。

施主は、家族一人ずつの個室と、家族が集える大きなリビングを要望した。
敷地は、北東側二面が道路に接しており、小学校の通学路でもありつつ保育園とその送迎用駐車場の間の角地にある。

建築家によるテキストより

まずは個室を1階にまとめ、道路に面してRCの塀を設けることで視線をカットすることでプライバシーを確保するものとし、家族が集うリビングを2階に配する計画とした。

建築家によるテキストより

RC塀は道路に沿って敷地を取り囲むが、花壇を配したり、隅切り部はR形状とするなど、子どもの通行に配慮した形状とし、また、RC塀の内側はサウナ後の水浴び、外気浴スペースとして周囲から遮断した屋外空間として利用するため、高いプライベート性を確保するという側面も担っている。また、躯体から出た庇と統一した意匠とすることで一体化させ、庇とRC塀がつくるスリットの存在も印象的なものにした。

2階に配したリビングは、天井と床高さをゾーンによって変化を与えワンルーム空間を緩やかに分節している。また、その分節は2つのバルコニーともつながり、屋外リビングとしてのバルコニー、通風、採光用のバルコニーという性格をより強固なものにした。

建築家によるテキストより
最も注目を集めたトピックス[期間:2024/3/18-3/24]
最も注目を集めたトピックス[期間:2024/3/18-3/24]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2024/3/18-3/24)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 神出顕徳 / 3411 STUDIOによる、和歌山市の「神前の家族葬会館」。幹線道路が交差する角の敷地。情報化社会での“建築形態”を考慮し、街のスケールとの“整合性”も意図した量塊を二分割する建築を考案。内部では精度の高い“お見送り”の場として“木架構が連続”する空間を作る
  2. 森下陽 / AMPによる、静岡・掛川市の、住宅兼アトリエ「原里の欄間」。山裾のレッカーの進入が難しい敷地。大きな制作の場を備えた可変性のある住まいを求め、105角材の“トラス”梁を用いた自由な空間が連なる建築を考案。外周の高窓等から生活が滲みだし地域との繋がりも生まれる
  3. 柿木佑介+廣岡周平 / PERSIMMON HILLS architectsによる、東京・港区の「WOWK芝公園」。現代社会における在り方を追求した賃貸事務所ビル。交流を促し“都市の新しい風景”となる建築を目指し、避難階段の配置と量塊の操作で“基準階を壊す”設計を実施。都市構造の立体化での新旧風景の接続も意図
  4. 桑原淳司建築設計事務所による、大阪の住戸改修「豊中の家」。閑静な住宅地にある集合住宅の中での計画。“上質で洗練された空間”の要望に、様々な種類の“素材”や“照明”の使い方に注力する設計を志向。既存サッシの内側に設けた造作建具は上質さと共に機能性も向上させる
  5. 高塚陽介 / TYdo architectsによる、静岡・磐田市の「西町の住宅」。祭典が盛んな地区での計画。祭り仲間で話し合える場を持つ住居との要望に、人が集まる“半屋外リビング”と“家族リビング”を備えた建築を考案。二つの居間の間に中庭を設けて必要に応じて空間の分節も可能にする
  6. 丹羽隆志アーキテクツによる、ベトナムの飲食店「矢澤ハノイ」。歴史あるヴィラを改修した焼肉の店。調理に用いられる“鉄”に着目し、鉄で彩った空間が連続して風景となる建築を志向。地域で普及する“鋳物”で店名を参照した“紋章”を作ってスクリーン等の様々な場所に用いる
  7. 浅利幸男 / ラブアーキテクチャーによる、東京・品川区の集合住宅「蓮山居 市中の立体山居」。袋小路の突当りの敷地。“生き生きと体験”される建築を求め、厳しい与件を解いて生まれた専有部と共用部を“茶室と露地の関係”に見立てる設計を志向。建物の詳細部分は“山々”や“茶庭”等を想起させる様に作る
  8. 藤原徹平 / フジワラテッペイアーキテクツラボによる、東京・大田区の、集合住宅「チドリテラス」。“コーポラティブハウス”として計画。元の土地所有者の意思に応え“庭と共生する建築”を求め、“雁行配置”で多くの樹木を残して建物の存在感も軽減。住戸と庭の在り方を追求して“18戸18タイプ”を設計
  9. OSTR / 太田翔+武井良祐による、大阪市の「大阪サウナDESSE」。都心のビルの中に計画された温浴施設。閉鎖的な状況で“日常の延長”としての空間を目指し、多様な動線がある“庭のような建築”を志向。異なる特徴を持つ7つのサウナをフロアに点在させて“川的な風景”で繋げる
  10. 勝野大樹 / 勝野建築事務所による、長野・上伊那郡の「ハウスKA」。かつての典型的な間取りの住居を改修。日照の良い場に“お座敷”が位置する既存に対し、平面構成の基準を“接客”から“家族”へと変更する設計を志向。元座敷を欄間等を再活用した“開放的雰囲気”のLDKに転用
  11. 谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる
  12. 小松隼人建築設計事務所による、大阪市の「帝塚山の家」。住宅が密集した“閉塞的な印象”の敷地。緑に溢れ光と風を体感できる空間を目指し、“性格の異なる庭”を南北に配置する構成を考案。南庭では水平方向にも連続する“ブリーズソレイユ”で柔らかな光を導入する
  13. 宮部浩幸+清水均 / SPEACによる、東京・中央区の「兜町第7平和ビル」。既存ビルの地上階の一部を改修して“オープンスペース”にする計画。人々が滞留する場の創出での、街とビルの居心地と存在感の向上を志向。“街の文脈との連続性”も意図してエリアの歴史や痕跡を設計に参照
  14. 山本嘉寛建築設計事務所による、大阪市の住宅「木川の長屋」。かつての長屋街のビルの谷間に建つ住宅の建替。多様な設えが可能な住まいとして、全体を8つに区画して其々の“間”の繋がりを“戸”の開閉で変えられる建築を考案。2つの広縁を適切に配置して採光と通風も確保
  15. 村上譲+菊田康平 / Buttondesignによる、東京・荒川区の住戸改修「尾久のアパートメント」。陽当たりと風通しの良い建物角の区画。集合住宅でも“開放的な空間”との要望に、外部との繋がり等で“空間の広がり”を創出する設計を志向。触覚に着目して床に屋外を感じさせる“砂利の洗い出し仕上げ”を用いる
  16. 「葛西臨海水族園のリニューアルについて」(東京都建設局)。谷口吉生の建築は保存され、有識者と利用方法に関して意見交換を行うとのこと。これまでの経緯のまとめも掲載
  17. 国立新美術館での展覧会「マティス 自由なフォルム」の入場チケットをプレゼント。最晩年に取り組んだ“ヴァンスのロザリオ礼拝堂”にも焦点をあてる展示。礼拝堂の“内部や時間の流れを再現した空間”や“マティスのドローイングが施された模型”も公開
  18. “演劇的な写真表現”を特徴とする写真家Gottinghamによる、東京・台東区での展覧会「オープンスタジオのためのオープンスタジオ」が開催。作家のスタジオが入居する建物が会場。オリジナルプリント作品に加え、近年取り組んでいるマチエールや透過原稿の制作研究も紹介
  19. 藤本壮介へのインタビュー動画。建築家を目指した背景や、設計した北海道の複合施設について聞く内容。2024年2月に公開されたもの
  20. 山口誠デザインによる、東京・台東区の、オフィスビル「MONOSPINAL」。ゲーム制作会社の本社。従業員の“集中力”と“リラックス”のバランス確保を目指し、環境要素も向上をさせる“斜壁”を持つ建築を考案。小スケールの素材を集積をさせる仕上げで“あらたな風景”を作る

ピーター・ズントーとインドの建築家アブハ・ナレイン・ランバーの対談の動画。アブハはコルビュジエのチャンディーガル等の保存も手掛ける人物。2024年2月に行われたもの

ピーター・ズントーとインドの建築家アブハ・ナレイン・ランバー(Abha Narain Lambah)の対談の動画です。アブハはコルビュジエのチャンディーガル等の保存も手掛ける人物。2024年2月に行われたもの。

ピーター・ズントーとビジョイ・ジェインの対談の動画。ID Symposium 2024の一環として2024年2月に行われたもの

ピーター・ズントーとスタジオ・ムンバイのビジョイ・ジェインの対談の動画です。India Deaseig Symposium 2024の一環として2024年2月6日に行われたものです。内容は、彼らの個人的な体験からプロとしての学び、そして若い建築家に対する洞察まで多岐に渡る。

益子義弘・藤井章・堀部安嗣・六角美瑠が参加したシンポジウム「吉村順三の眼差しを継承すること」の動画。Gallery A4での展示に合わせて2024年3月に行われたもの

益子義弘(建築家、東京藝術大学名誉教授)・藤井章(建築家、吉村順三設計事務所元所員)・堀部安嗣(建築家)・六角美瑠(建築家、神奈川大学教授)が参加したシンポジウム「吉村順三の眼差しを継承すること」の動画です。Gallery A4での展示に合わせて2024年3月6日に行われたもの。2024年5月7日18:00までの期間限定公開です。

【ap job更新】 連勇太朗が代表理事を務め、“新たな住環境モデル”の発明を目指す「CHAr」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 連勇太朗が代表理事を務め、“新たな住環境モデル”の発明を目指す「CHAr」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 連勇太朗が代表理事を務め、“新たな住環境モデル”の発明を目指す「CHAr」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)を募集中

連勇太朗が代表理事を務め、“新たな住環境モデル”の発明を目指す「CHAr」の、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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【わたしたちについて】
NPO法人CHAr一級建築士事務所は、「つながりを育む、まちをつくる」をビジョンに掲げ、デザイン・建築設計・まちづくりを軸としながら、自社サービスの運営を通じて多様なアクターと協働しながらプロジェクトを進めている組織です。
人/時間/空間を再び繋ぎ合わせ、新たな価値観と想像力によって、21世紀の社会に求められるネットワークを創造することを目指しています。

現代における住環境には住宅や家といったビルディングタイプに限定されず、地域社会やコミュニティまで含めた包括的な視点から住環境モデルの大胆な構想と再編が求められています。CHArは小さな手すりの改修から、大きな都市の計画まで、スケールや領域を横断しながら次の時代に求められる新たな住環境モデルを発明し、実装することをミッションとします。

これまでは改修設計や利活用提案・コンサルティング・自社事業の運営が中心でしたが、それぞれの事業・協働者が成長し、これまでよりも規模の大きい設計案件や地方の案件・ユニークな案件が増えてきています。一方でほんの小さな変化で空間の質が変容するようなミクロなデザインのクオリティも追求しています。

また建築設計だけにとどまらず、企画提案・プログラム提案・プログラム開発・事業モデル開発など、多岐にわたる業務を横断しながらプロジェクトを進めています。

【ap job更新】 プロジェクト規模の拡大が進む「チームラボアーキテクツ」が、建築及び内装の設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)と バックオフィスを募集中
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【ap job更新】 プロジェクト規模の拡大が進む「チームラボアーキテクツ」が、建築及び内装の設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)と バックオフィスを募集中teamLab Phenomena Abu Dhabi

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チームラボアーキテクツでは、プロジェクト規模の拡大にともない、私たちのチームに参加してくれる建築設計実務経験者、内装設計実務経験者、既卒、新卒、バックオフィス担当者を募集します。

私たちはデジタル社会に向けた心地よい空間を目指し世界中で空間設計をおこなっております。

よく知られているプロジェクトとしてはチームラボと共同で制作するデジタルアートが体験できる美術館があります。
その中では、アート空間はもちろん、カフェやショップ、休憩するための家具にいたるまですべてをデザインしています。東京では麻布台ヒルズの中に最近オープンしましたので、ぜひご体験ください。また、デジタルを直接利用するものばかりではなく、社会がどんどん変化する中で、それに対応できる心を養う場所として、子供の学び場をデザインしています。

それらの空間の建築から内装にいたるまでを担当してもらうのが仕事になります。

多くの案件は自社が運営することが多いので、我々の仕事は建物、内部のアート作品が完成したら終了ではなく、その後の作品のアップデートまで含めた完成のない空間です。異なる職能の人と共同で、受託ではなく当事者として継続して関わっていくことに特徴があると思います。

世界中で仕事がしたい人、受託ではなく当事者として継続して関わっていきたい人、誰も見たことがない新しい空間が作りたい人、ぜひご連絡ください!

OSTR / 太田翔+武井良祐による、大阪市の「大阪サウナDESSE」。都心のビルの中に計画された温浴施設。閉鎖的な状況で“日常の延長”としての空間を目指し、多様な動線がある“庭のような建築”を志向。異なる特徴を持つ7つのサウナをフロアに点在させて“川的な風景”で繋げる
OSTR / 太田翔+武井良祐による、大阪市の「大阪サウナDESSE」。都心のビルの中に計画された温浴施設。閉鎖的な状況で“日常の延長”としての空間を目指し、多様な動線がある“庭のような建築”を志向。異なる特徴を持つ7つのサウナをフロアに点在させて“川的な風景”で繋げる左:受付、正面:浴室への出入口、右:ラウンジ photo©大竹央祐
OSTR / 太田翔+武井良祐による、大阪市の「大阪サウナDESSE」。都心のビルの中に計画された温浴施設。閉鎖的な状況で“日常の延長”としての空間を目指し、多様な動線がある“庭のような建築”を志向。異なる特徴を持つ7つのサウナをフロアに点在させて“川的な風景”で繋げる右手前:水風呂、左奥:温風呂 photo©大竹央祐
OSTR / 太田翔+武井良祐による、大阪市の「大阪サウナDESSE」。都心のビルの中に計画された温浴施設。閉鎖的な状況で“日常の延長”としての空間を目指し、多様な動線がある“庭のような建築”を志向。異なる特徴を持つ7つのサウナをフロアに点在させて“川的な風景”で繋げる川サウナ photo©大竹央祐

OSTR / 太田翔+武井良祐が設計した、大阪市の「大阪サウナDESSE」です。
都心のビルの中に計画された温浴施設です。建築家は、閉鎖的な状況で“日常の延長”としての空間を目指し、多様な動線がある“庭のような建築”を志向しました。そして、異なる特徴を持つ7つのサウナをフロアに点在させて“川的な風景”で繋げました。施設の場所はこちら(Google Map)。

心斎橋商店街に面した元ボーリング場の11階建てビルの4階に、サウナを中心とした温浴施設を作るプロジェクトです。

テナントビルによる制約も多く、屋外空間もない閉鎖的なコンテクストの中で、「日常の延長」としてのサウナにするために、人それぞれで多様な動線が生まれる「庭のような建築」を考えました。

建築家によるテキストより

2つの浴室の中には、7つのサウナ、2つの風呂・4つの水風呂、外気を感じられる休憩スペース、はなれのような黙浴スペースで構成されています。7つあるサウナは、風景を切り取る大きな窓があるサウナ、川に直接飛び込めるサウナ、土手に寝転ぶようなベンチがあるサウナなど、庭との距離がそれぞれ違うサウナを作っています。

風呂や水風呂や掛け湯は、かつてこの場所に流れていた長堀川のように、連続した水系として浴室全体を横断します。川によって対岸が生まれ、橋や飛石が置かれ、川に浮かぶ小屋や土手など、川的な風景が立ち上がります。「庭のような建築」に呼応するように、さまざまなランドスケープが感じられるようにしています。

建築家によるテキストより

2つの浴室は桟橋部分の扉によって1室空間にもなります。この浴室とは別に、グループで貸し切れるサウナもあります。ラウンジは使い方を規定しすぎないように、床の段差のみで構成しています。どの順番でサウナをめぐるか考えたり、好きなところに腰かけたりテーブルとして使ったりと自ら場所を探すことは、まちの体験とも連続します。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 愛知を拠点に建築等の撮影を手掛け、雑誌社にも多数依頼される「トロロスタジオ」が、フォトグラファー(未経験者も可)を募集中
【ap job更新】 愛知を拠点に建築等の撮影を手掛け、雑誌社にも多数依頼される「トロロスタジオ」が、フォトグラファー(未経験者も可)を募集中
【ap job更新】 愛知を拠点に建築等の撮影を手掛け、雑誌社にも多数依頼される「トロロスタジオ」が、フォトグラファー(未経験者も可)を募集中循環の庭 / ランドスキップ

愛知を拠点に建築等の撮影を手掛け、雑誌社にも多数依頼される「トロロスタジオ」の、フォトグラファー(未経験者も可)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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愛知を拠点に建築や美術の撮影をしている「トロロスタジオ」が、フォトグラファー(経験者・未経験者可・既卒・2024年新卒)を募集中

【トロロスタジオについて】
トロロスタジオは、建築文化、芸術文化を深く愛する “ 記録係集団 ” です。
建築・美術・舞台・プロダクトの 写真・動画を撮影しています。
撮影を通じて、微力ながら文化の発展に貢献したいと考えています。

私たちは現在3名で活動しているチームです。それぞれに得意分野を持って、全国各地で撮影しています。月に一度はBOGという名前の勉強会をして、お互いの知見を高めあっています。
田島ナナ
中村マユ
谷川ヒロシ

私たちはニシヤマナガヤというシェアスペースに事務所を構えています。1Fには、花屋さん、珈琲屋さん、焼き菓子屋さん、2Fには私達の事務所のほか、建築設計事務所、キッチン設計事務所、そして色々な教室が開催されるレンタルスペースがあります。ここを訪れる多様な人達と交流することで、視野を広げることができる環境です。

【代表 谷川ヒロシについて】
学生時代に友人らと共に空間デザインの事務所を開始。シーラカンスアンドアソシエイツ等を経て2007年に独立。その後病気になり3年半くらい病室か寝室で過ごす。リハビリと思っていた建築や美術の記録が楽しくなってしまい現在に至る。建築/美術バカ。来世では必ず建築家か芸術家になる予定。

私が本格的に写真を始めたのは40歳の時です。初めは月に1、2件しか撮影依頼がなかったのですが、徐々に建築や美術の分野で活躍されている方々からもお声がけ頂けるようになりました。頼もしいメンバーが増え、チームでしか成し得ない仕事もできるようになってきました。建築や美術の分野で新しい世界を見せてくれる方々に、微力ながら貢献できることに喜びを感じています。

丹羽隆志アーキテクツによる、ベトナムの飲食店「矢澤ハノイ」。歴史あるヴィラを改修した焼肉の店。調理に用いられる“鉄”に着目し、鉄で彩った空間が連続して風景となる建築を志向。地域で普及する“鋳物”で店名を参照した“紋章”を作ってスクリーン等の様々な場所に用いる
丹羽隆志アーキテクツによる、ベトナムの飲食店「矢澤ハノイ」。歴史あるヴィラを改修した焼肉の店。調理に用いられる“鉄”に着目し、鉄で彩った空間が連続して風景となる建築を志向。地域で普及する“鋳物”で店名を参照した“紋章”を作ってスクリーン等の様々な場所に用いる外観、道路より見る、夜景 photo©大木宏之
丹羽隆志アーキテクツによる、ベトナムの飲食店「矢澤ハノイ」。歴史あるヴィラを改修した焼肉の店。調理に用いられる“鉄”に着目し、鉄で彩った空間が連続して風景となる建築を志向。地域で普及する“鋳物”で店名を参照した“紋章”を作ってスクリーン等の様々な場所に用いる1階、エントランスを見返す。 photo©大木宏之
丹羽隆志アーキテクツによる、ベトナムの飲食店「矢澤ハノイ」。歴史あるヴィラを改修した焼肉の店。調理に用いられる“鉄”に着目し、鉄で彩った空間が連続して風景となる建築を志向。地域で普及する“鋳物”で店名を参照した“紋章”を作ってスクリーン等の様々な場所に用いる2階、メインのダイニングエリア photo©大木宏之
丹羽隆志アーキテクツによる、ベトナムの飲食店「矢澤ハノイ」。歴史あるヴィラを改修した焼肉の店。調理に用いられる“鉄”に着目し、鉄で彩った空間が連続して風景となる建築を志向。地域で普及する“鋳物”で店名を参照した“紋章”を作ってスクリーン等の様々な場所に用いる2階、メインのダイニングエリア photo©大木宏之

丹羽隆志アーキテクツが設計した、ベトナムの飲食店「矢澤ハノイ」です。
歴史あるヴィラを改修した焼肉の店です。建築家は、調理に用いられる“鉄”に着目し、鉄で彩った空間が連続して風景となる建築を志向しました。そして、地域で普及する“鋳物”で店名を参照した“紋章”を作ってスクリーン等の様々な場所に用いました。店舗の場所はこちら(Google Map)。

焼肉という料理の面白さは生肉が鉄板で調理されることで状態が変化する様を楽しむことである。
焼肉レストランヤザワは食材とともに、肉を焼く機械、特に鉄板、鉄網へのこだわりが強く、それがクオリティへと直結している。

ハノイに新しくできる彼らのレストランを考えるにあたりこの鉄という素材に着目することで、食の風景から空間までを通したオリジナルな場をつくれるよう考えた。

建築家によるテキストより

鉄自身が変化すること、鉄によって変化するものを対比させたり融合させる。鋳物、弁柄、鉄棒、鉄板などと、鉄によって彩られた空間によって表現されたシーンが連続する風景をつくり、もの、ひと、空間がインタラクティブに交わる場を作る。

敷地はハノイの街を代表するような改修と増築を重ねたフレンチヴィラ。様々な形で鉄の持つ力を与えて改修を行い、新旧のコントラストをつくり出す計画である。

建築家によるテキストより

鋳物はフレンチコロニアル時代から一般的にハノイで使われる材料・構法として発展してきた。
本プロジェクトではそのポテンシャルを活かして、オリジナルのアイアンスクリーンを製作した。レストランの頭文字Yを用いた135×125mmの鋳物のエンブレムをつくり立体的に編み込むように溶接して組み合わせた。
三次元の曲面をもつエンブレムは、3Dプリンターで作製したモックアップを型にローカルの製作工場で鋳鉄にて量産製作した。このエンブレムは照明やテーブルの天板、店のロゴマーク、ワインショーケースにも敷衍して利用することで店のアイデンティティをあらゆるシーンで表現した。

建築家によるテキストより
“演劇的な写真表現”を特徴とする写真家Gottinghamによる、東京・台東区での展覧会「オープンスタジオのためのオープンスタジオ」が開催。作家のスタジオが入居する建物が会場。オリジナルプリント作品に加え、近年取り組んでいるマチエールや透過原稿の制作研究も紹介
“演劇的な写真表現”を特徴とする写真家Gottinghamによる、東京・台東区での展覧会「オープンスタジオのためのオープンスタジオ」が開催。作家のスタジオが入居する建物が会場。オリジナルプリント作品に加え、近年取り組んでいるマチエールや透過原稿の制作研究も紹介「オープンスタジオのためのオープンスタジオ」広報グラフィック "w/018 OO", 2024©w/ (S. Terada)
“演劇的な写真表現”を特徴とする写真家Gottinghamによる、東京・台東区での展覧会「オープンスタジオのためのオープンスタジオ」が開催。作家のスタジオが入居する建物が会場。オリジナルプリント作品に加え、近年取り組んでいるマチエールや透過原稿の制作研究も紹介"Untitled (Floor Plan #43)", 2021 © Gottingham Image courtesy of SL&A JAPAN and Studio Xxingham

“演劇的な写真表現”を特徴とする写真家Gottinghamによる、東京・台東区での展覧会「オープンスタジオのためのオープンスタジオ」が開催されます。
作家のスタジオが入居する建物(花園アレイの501号室)が会場となっています。オリジナルプリント作品に加え、近年取り組んでいるマチエールや透過原稿の制作研究も紹介されます。開催日は2024年3月23日。展覧会の公式サイトはこちら。会場の場所はこちら(Google Map)。

手続き型の制作手法と演劇的な写真表現で知られる写真家Gottingham(ゴッティンガム)は、枠組みへの関心とリフレーミングの実践のもと、写真の自律と他律を探求してきました。システムの分散型運用や持続可能な循環型社会が注目され、サービスやコミュニティが脱中央集権化していく今、本企画では、諸空間に対する写真の可逆性を問いながら、この多元世界における事物連関の表出を試みます。本企画は「オープンスタジオ」という枠組みをカバーしながら、建築レーベルw/によるスタジオ空間を巡る建築図面を手がかりに、The 5th Floorにて写真家が自身でキュレーションを行う展覧会です。

バックライト式のオリジナルプリント作品に加えて、Gottinghamが近年取り組んでいるマチエールや透過原稿の制作研究を紹介。空間と写真のスケールを操作することで、展示物が建築の開口部になりうるという仮説のもと、建築模型を使用してスタジオそれ自体の再構成を試みます。さらに、Studio Xxingham K.K.(スタジオシンガム カブシキカイシャ)が構築した100個以上のデータベースにおけるリレーション(=事物連関)の有り様を一部公開します。

本企画の会場であるThe 5th Floorの501号室は、Gottinghamのスタジオのひとつ上の階の部屋に位置し、それらの間取りは同じです。言い換えれば、The 5th Floorの床が展示替え期間中に唐突と開いて、出現するのが写真家のスタジオです。かつて地域のアーティストレジデンシーで滞在作家たちのオープンスタジオを企画・運営していたGottinghamの個人的経験を背景に、キュラトリアルスペースで「オープンスタジオ」を考える機会を作ります。

最後に、本企画は会場であるThe 5th Floorの支援をもうひとつの目的として立ち上げられました。The 5th FloorとGottinghamのスタジオが入居する花園アレイの他の入居団体とも協力し、関連イベントとして建築設計事務所等のオープンスタジオも同時に開催します。入場料等による収入の一部はThe 5th Floorが実施しているクラウドファンディング支援に活用いたします。(花園アレイの入居者有志によるT5F 支援会)

リリーステキストより

以下に、詳細な情報を掲載します

【ap job更新】 集合住宅や住宅などを手掛け、より大規模な建築へのチャレンジも進める「川辺直哉建築設計事務所」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 集合住宅や住宅などを手掛け、より大規模な建築へのチャレンジも進める「川辺直哉建築設計事務所」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 集合住宅や住宅などを手掛け、より大規模な建築へのチャレンジも進める「川辺直哉建築設計事務所」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)を募集中秋谷DAYOFFプロジェクト

集合住宅や住宅などを手掛け、より大規模な建築へのチャレンジも進める「川辺直哉建築設計事務所」の、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

株式会社川辺直哉建築設計事務所 設計スタッフ募集

現在、集合住宅、住宅をはじめ、別荘、宿泊施設、テナントビル等のプロジェクトが進行中です。
海外では、カンボジアでサービスアパートの設計監理、病院建築の設計監修、住宅や内装設計を行い、国内でも広島の子ども施設、新潟の特別養護老ホームなど、福祉関連施設の設計監理にも取り組んできました。沖縄や逗子などでも積極的に別荘建築の提案を行い、プロジェクトも現在進行中しています。

その中でも住宅と集合住宅の件数は多く、特に集合住宅は弊社の強みでもあり、クライアントと事業立案の段階からご一緒していますので、将来このような仕事に関わりを持ちたい方には、有益な職場環境です。

これまで、能力や熱意に応じて1年目からプロジェクトの担当者として、企画立案・基本設計・実施設計から現場監理まで一貫して携わってもらいました。経験年数によらずプロジェクトを担当してもらうので、当然責任も生じますが、努力や取り組み次第で成長を感じられると思います。
今後はこれまで手掛けていないプログラムや規模の建築にもチャレンジしていきたいので、一緒に議論に加わってくれる設計スタッフを募集します。

桑原淳司建築設計事務所による、大阪の住戸改修「豊中の家」。閑静な住宅地にある集合住宅の中での計画。“上質で洗練された空間”の要望に、様々な種類の“素材”や“照明”の使い方に注力する設計を志向。既存サッシの内側に設けた造作建具は上質さと共に機能性も向上させる
桑原淳司建築設計事務所による、大阪の住戸改修「豊中の家」。閑静な住宅地にある集合住宅の中での計画。“上質で洗練された空間”の要望に、様々な種類の“素材”や“照明”の使い方に注力する設計を志向。既存サッシの内側に設けた造作建具は上質さと共に機能性も向上させる玄関から和室を見る。 photo©桑原淳司建築設計事務所
桑原淳司建築設計事務所による、大阪の住戸改修「豊中の家」。閑静な住宅地にある集合住宅の中での計画。“上質で洗練された空間”の要望に、様々な種類の“素材”や“照明”の使い方に注力する設計を志向。既存サッシの内側に設けた造作建具は上質さと共に機能性も向上させる廊下、玄関側を見る。 photo©桑原淳司建築設計事務所
桑原淳司建築設計事務所による、大阪の住戸改修「豊中の家」。閑静な住宅地にある集合住宅の中での計画。“上質で洗練された空間”の要望に、様々な種類の“素材”や“照明”の使い方に注力する設計を志向。既存サッシの内側に設けた造作建具は上質さと共に機能性も向上させる左:キッチンとダイニング、右:リビング photo©桑原淳司建築設計事務所

桑原淳司建築設計事務所が設計した、大阪・豊中市の住戸改修「豊中の家」です。
閑静な住宅地にある集合住宅の中での計画です。建築家は、“上質で洗練された空間”の要望に、様々な種類の“素材”や“照明”の使い方に注力する設計を志向しました。また、既存サッシの内側に設けた造作建具は上質さと共に機能性も向上させています。

大阪府豊中市の閑静な住宅地に建つ5階建てマンションの改修。

「上質で洗練された空間を作りたい」とのご要望を頂きました。

建築家によるテキストより

玄関に入って一番最初に見えるのは、和室の入り口に備えられた簾虫籠(すむしこ)と呼ばれる、竹を細く(幅4mm)割ってつくった格子を無数に使用した障子です。閉塞感のあった玄関すぐの廊下に坪庭のような光が差し込むスペースが欲しいとの要望で設置しました。

建築家によるテキストより

玄関から左右に展開する廊下の天井面にはダウンライトの設置を避け、スリット状の間接照明を端から全体に通すことでシンプルで美しく仕上がりました。足元のマイクロフットライトは実用性と照明のアクセントとしてリズムを崩さないよう等間隔に設置しています。壁と天井には珪藻土を採用し、壁に施したハケ引きの表情が間接照明に照らし出され、シンプルな廊下に暖かな手触りを持たせています。

LDKや寝室、書斎の既存アルミサッシの内側には、壁をふかした上で造作の引き戸と調光ロールスクリーンを取り付けました。これにより断熱や遮光、防音性能の向上に加え、既存アルミサッシを視界から消すことで木や土の素材に囲まれた、より上質な住空間とすることができました。

建築家によるテキストより

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