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加藤渓一 / スタジオピースによる、東京・八王子市の店舗「TOKYO FARM VILLAGE」。地域循環にも取り組む牧場に計画された店。施主の理念への応答も意図し、自然や動物が持つ“操作できない”要素を取り込む設計を志向。地域住民を巻き込んだ“土壁”や地域産の端材を使った“野地板”を建築に導入
加藤渓一 / スタジオピースによる、東京・八王子市の店舗「TOKYO FARM VILLAGE」。地域循環にも取り組む牧場に計画された店。施主の理念への応答も意図し、自然や動物が持つ“操作できない”要素を取り込む設計を志向。地域住民を巻き込んだ“土壁”や地域産の端材を使った“野地板”を建築に導入外観 photo©鈴木竜馬 SEC
加藤渓一 / スタジオピースによる、東京・八王子市の店舗「TOKYO FARM VILLAGE」。地域循環にも取り組む牧場に計画された店。施主の理念への応答も意図し、自然や動物が持つ“操作できない”要素を取り込む設計を志向。地域住民を巻き込んだ“土壁”や地域産の端材を使った“野地板”を建築に導入エントランス photo©鈴木竜馬 SEC
加藤渓一 / スタジオピースによる、東京・八王子市の店舗「TOKYO FARM VILLAGE」。地域循環にも取り組む牧場に計画された店。施主の理念への応答も意図し、自然や動物が持つ“操作できない”要素を取り込む設計を志向。地域住民を巻き込んだ“土壁”や地域産の端材を使った“野地板”を建築に導入「ミルクスタンド」から「FARM BASEL」(レストラン)を見る。 photo©鈴木竜馬 SEC

加藤渓一 / スタジオピースが設計した、東京・八王子市の店舗「TOKYO FARM VILLAGE」です。
地域循環にも取り組む牧場に計画された店の計画です。建築家は、施主の理念への応答も意図し、自然や動物が持つ“操作できない”要素を取り込む設計を志向しました。そして、地域住民を巻き込んだ“土壁”や地域産の端材を使った“野地板”を建築に導入しました。施設の公式サイトはこちら

事業主である磯沼ミルクファームは都内でも最大規模の牧場。
オープンファーム、生物の多様性や地域循環など様々な社会課題にも積極的に取り組んでいる。このプロジェクトでは、生産環境が厳しくなる中で、住宅地にある都市型牧場としての意義、地域に愛され続けるために計画された。

建築家によるテキストより

その理念と敷地に広がる自然にどう建築として応えるか。自然や動物が持つコントロールができないことを建築にも取り入れ、それが環境と調和した豊かな表現につながるのではと考えた。

建築家によるテキストより

敷地に入ると見えてくる土壁は、誰もが「手」で塗れるよう、牛のご飯を混ぜ込んだ土を左官職人、大橋和彰氏と共に開発。地域住民を巻き込んだWSを企画し仕上げた。300㎡にも及ぶ面積を、4日間で170名の方が参加し、大人も子供も泥だらけ。凹凸やひび割れ、多くの人の手によって、楽しんでいることが伝わるような仕上がりとなった。

その土の壁に開けられた入口をくぐると、550㎡にもなる大きな木の屋根が広がる。杉や椹など数種類の樹種からなる野地板は飯能の岡部材木店が製材過程で発生し捨てられてしまうような端材を丁寧に整えて残していたものを使用。長い時間をかけて育てられたバラバラの色や質感は、天然のエージング、人が意図しては作れない表情を獲得し、放牧場や雑木林と呼応するように感じられる。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 活気あるメンバーが集い、建築の魅力を探求する“建築家集団”「株式会社PROJECTS」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)とCADオペレーターを募集中
【ap job更新】 活気あるメンバーが集い、建築の魅力を探求する“建築家集団”「株式会社PROJECTS」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)とCADオペレーターを募集中
【ap job更新】 活気あるメンバーが集い、建築の魅力を探求する“建築家集団”「株式会社PROJECTS」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)とCADオペレーターを募集中

活気あるメンバーが集い、建築の魅力を探求する“建築家集団”「株式会社PROJECTS」の、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)とCADオペレーター募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

20代から30代の活気あるメンバーが集う株式会社PROJECTS一級建築士事務所は、長谷川豪建築設計事務所出身の代表をはじめとし、創業1年半の若い建築家集団です。

現代までの建築文化や歴史を尊重しながら、流行や固定概念にとらわれない価値を創造していくチームを目指しています。

現在、建設会社の新社屋やゴルフ場内施設、オフィスインテリアなど多岐にわたるプロジェクトを手掛けています。

また数回/年にインプットの機会を設けるため建築見学会を実施しています。

今後の事業拡大に伴い、他では得難い経験を積む貴重な機会が待っています。事務所の成長とともに成長できるメンバーを募集しています。

そんな建築の魅力を探求することができる環境が、株式会社PROJECTSにはあります。

武田幸司 / Ginga architectsによる、宮城・仙台市の「館のリノベーション住宅」。軽量鉄骨造の二世帯住宅の2階部分を改修。既存の“ダイナミック”な天井架構から着想して、新設した各部屋が“天井で繋がる”構成を考案。一世代分のサイクルを終えた住まいを現代の生活様式や要求に適合させる
武田幸司 / Ginga architectsによる、宮城・仙台市の「館のリノベーション住宅」。軽量鉄骨造の二世帯住宅の2階部分を改修。既存の“ダイナミック”な天井架構から着想して、新設した各部屋が“天井で繋がる”構成を考案。一世代分のサイクルを終えた住まいを現代の生活様式や要求に適合させる2階、左:階段、右:LDK photo©小関克朗
武田幸司 / Ginga architectsによる、宮城・仙台市の「館のリノベーション住宅」。軽量鉄骨造の二世帯住宅の2階部分を改修。既存の“ダイナミック”な天井架構から着想して、新設した各部屋が“天井で繋がる”構成を考案。一世代分のサイクルを終えた住まいを現代の生活様式や要求に適合させる2階、リビングからダイニングとキッチンを見る。 photo©小関克朗
武田幸司 / Ginga architectsによる、宮城・仙台市の「館のリノベーション住宅」。軽量鉄骨造の二世帯住宅の2階部分を改修。既存の“ダイナミック”な天井架構から着想して、新設した各部屋が“天井で繋がる”構成を考案。一世代分のサイクルを終えた住まいを現代の生活様式や要求に適合させる2階、左:キッチン、中:ダイニング、右:リビング photo©小関克朗

武田幸司 / Ginga architectsが設計した、宮城・仙台市の「館のリノベーション住宅」です。
軽量鉄骨造の二世帯住宅の2階部分を改修する計画です。建築家は、既存の“ダイナミック”な天井架構から着想して、新設した各部屋が“天井で繋がる”構成を考案しました。また、一世代分のサイクルを終えた住まいを現代の生活様式や要求に適合させることも意識されました。

築25年のハウスメーカーによる軽量鉄骨造住宅のリノベーションである。元々ご両親と2世帯で住んでいたが、ご両親と生活時間も違うことから、2階に新たにキッチンや洗面所を設け、1、2階の生活を区画するような在り方を希望していた。

建築家によるテキストより

2階はもともと個室が4部屋、天井は一般的な2.4m程度の位置で区画されているごくありふれた間取りである。天井裏を調べると軽量鉄骨のフレームやブレースが軽やかにかかっており、とてもダイナミックに見えた。そこで、2階の間仕切壁や天井を取り払いワンルームの計画とした。

建築家によるテキストより

クライアントはベーカリーを営まれていて、普段から試作を重ねたり、お料理をするのが好きだということもあり、リビングの中心に大きなキッチンテーブルを配置した。新たに、LDK、寝室、子供部屋、洗面所を再構成したが、各部屋を閉じるのではなく、架構を活かして、2階全体がどの部屋からも天井で繋がるような空間を目指した。

建築家によるテキストより
後藤周平建築設計事務所による、静岡・浜松市の住宅改修「船越の家」。木造家屋の2階のみを改修し二世帯の住まいにする計画。“適切な距離感”の構築を目指し、世帯間を繋ぐ“階段室”を再考する設計を志向。上下で分割した壁を“ずらして設置”して“視線の抜け”等のバランスを操作
後藤周平建築設計事務所による、静岡・浜松市の住宅改修「船越の家」。木造家屋の2階のみを改修し二世帯の住まいにする計画。“適切な距離感”の構築を目指し、世帯間を繋ぐ“階段室”を再考する設計を志向。上下で分割した壁を“ずらして設置”して“視線の抜け”等のバランスを操作ホール photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・浜松市の住宅改修「船越の家」。木造家屋の2階のみを改修し二世帯の住まいにする計画。“適切な距離感”の構築を目指し、世帯間を繋ぐ“階段室”を再考する設計を志向。上下で分割した壁を“ずらして設置”して“視線の抜け”等のバランスを操作ホールからリビングルーム側を見る。 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・浜松市の住宅改修「船越の家」。木造家屋の2階のみを改修し二世帯の住まいにする計画。“適切な距離感”の構築を目指し、世帯間を繋ぐ“階段室”を再考する設計を志向。上下で分割した壁を“ずらして設置”して“視線の抜け”等のバランスを操作リビングルームからホール側を見る。 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・浜松市の住宅改修「船越の家」。木造家屋の2階のみを改修し二世帯の住まいにする計画。“適切な距離感”の構築を目指し、世帯間を繋ぐ“階段室”を再考する設計を志向。上下で分割した壁を“ずらして設置”して“視線の抜け”等のバランスを操作リビングルームからダイニングルームとキッチンを見る。 photo©長谷川健太

後藤周平建築設計事務所が設計した、静岡・浜松市の「船越の家」です。
木造家屋の2階のみを改修し二世帯の住まいにする計画です。建築家は、“適切な距離感”の構築を目指し、世帯間を繋ぐ“階段室”を再考する設計を志向しました。そして、上下で分割した壁を“ずらして設置”して“視線の抜け”等のバランスを操作しました。

施主の実家である木造2階建て住宅の2階部分のみを改修して、核家族用の住宅から2世帯が同居する住宅へと更新した。

建築家によるテキストより

2世帯が独立して住むのではなく、玄関、浴室のみを共有し、1階に親世帯、2階に子世帯が住むという完全な同居でもない住み方において、分断するでもなく、完全にオープンにするでもない、2世帯の適切な距離感を計画することが大切だと考えた。そしてここでは、1階と2階をつなぐ階段室のあり方を再考し、その距離感を調整することを試みた。

建築家によるテキストより

2階の階段室の周りに、上半分しかない壁と、下半分しかない壁をずらして設置した。これによって、視線は微妙に抜け、トップライトのように階段下に光が落ちたり、階段を介して上下階で話ができたりと、適度な連続感をつくりつつ、1階と2階の間に2つの壁を介することで近すぎず、遠すぎない適切な距離感をつくろうとした。

建築家によるテキストより
最先端の“木造耐火技術”を採用した、東京都江東区の複合商業施設「豊洲 千客万来」の完成見学セミナーが開催。床面積が約3万3千㎡あり、飲食物販の“食楽棟”と湯処などの“温浴棟”からなる施設。見学に加え“木造耐火技術”についても設計担当者が解説
最先端の“木造耐火技術”を採用した、東京都江東区の複合商業施設「豊洲 千客万来」の完成見学セミナーが開催。床面積が約3万3千㎡あり、飲食物販の“食楽棟”と湯処などの“温浴棟”からなる施設。見学に加え“木造耐火技術”についても設計担当者が解説「豊洲 千客万来」の外観 image courtesy of シェルター

最先端の“木造耐火技術”を採用した「豊洲 千客万来」の完成見学セミナーが開催されます。
床面積が約3万3千㎡あり、飲食物販の“食楽棟”と湯処などの“温浴棟”からなる施設です。また、見学に加え“木造耐火技術”についても設計担当者が解説します。開催日は2024年3月6日(水)・7日(木)・8日(金)参加費は無料要事前申込(※締め切りは2024年2月21日)。参加の申込はこちらからどうぞ。【ap・ad】

2/1オープン「豊洲 千客万来」の完成見学セミナーを開催致します。

江戸の風情ある街並みを再現した食楽棟「豊洲場外 江戸前市場」には、多摩産材を活用した最先端の木造耐火技術が採用されています。

当日はご見学に加えて、施設概要と木造耐火技術について設計担当者がご説明致します。

新たな街並みとにぎわいを創出する東京の新名所を、この機会に是非ご覧頂きたく、ご案内申し上げます。

■東京の新名所 “豊洲 千客万来”
豊洲 千客万来は、食楽棟「豊洲場外 江戸前市場」と温浴棟「東京豊洲 万葉俱楽部」からなる複合商業施設です。食楽棟は、築地の伝統を引き継ぎ、豊洲ならではの新鮮な食材を活かした飲食・物販店舗を展開しています。温浴棟は、箱根・湯河原温泉の湯を運搬し、湯処・岩盤浴・エステ・マッサージなどを備えたくつろぎの空間を提供しており、屋上には豊洲の景観を一望できる展望足湯庭園があります。

■食楽棟ポイント
・日本最大規模の木造耐火商業施設。
・1階 鉄骨造、2~3階 木造の立面混構造。
・2~3階の木造部の柱と梁に、“東京の木 多摩産材”を活用した木質耐火部材「COOL WOOD(1時間耐火仕様)」 を採用。
・御影石や淡路瓦などの伝統的な建築素材を用い、江戸の風情ある街並みを現代に再現。

■施設概要
施主:万葉倶楽部
設計:万葉倶楽部 一級建築士事務所、五洋建設 本社一級建築士事務所、シェルター建築設計事務所
施工:食楽棟 石井工務店、温浴棟 五洋建設
用途:ホテル・物販・飲食・集会場 他
面積:食楽棟 約14,700㎡、温浴棟 約19,100㎡
階数:食楽棟 地下1階 地上3階、温浴棟 地下1階 地上9階
構造:食楽棟 鉄骨造+木造、温浴棟 鉄骨造

以下に、建物の画像と詳細な情報を掲載します

最も注目を集めたトピックス[期間:2024/1/22-1/28]
最も注目を集めたトピックス[期間:2024/1/22-1/28]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2024/1/22-1/28)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 安藤忠雄による、1981年竣工の「小篠邸」の現在の様子を伝える動画。メキシコの建築家が訪問し収録して公開したもの
  2. 乾久美子や小堀哲夫が審査員に名を連ねる、東京・世田谷区の「恵泉女学園 講堂 建替えプロポーザル」の応募要項が公開
  3. 諸江一紀建築設計事務所による、愛知・豊田市の「道の家」。特徴的な道が多い街のT字の交差点に面する敷地。道の通行だけでない多義性に着目し、内部に複数の“道の様なもの”を通す構成を考案。近隣との交流や採光通風をもたらす役割を担って“住まいと街”に潤いを与える
  4. 吉野優輔 / YYAによる、兵庫・神戸市の「西神中央の家」。家族を持った施主の為に幼少期から過ごした住宅を改修。施主固有の本質からの創造を目指し、既存外壁から着想して類似する色の“十和田石”を用いた空間を考案。未来への価値の担保の為に“普遍的な空間性”も意図
  5. 関谷涼太 / タソ建築アトリエによる、愛知・知多郡の住宅「素材暮らし」。庭のある家で育った施主家族の為に計画。住み手と共に“変化し育っていく庭”を追求し、茶室における“寄付”の様な公私が混在する庭園空間を持つ建築を考案。内と外の一般的な在り方を反転させて一体感も生み出す
  6. 長坂常 / スキーマ建築計画による、福島・会津若松市の「Human Hub Tenneiji Soko」。工房・カフェ・コワーキング等を併設する店舗。伝統工芸を手掛ける施主企業の“継承”への想いの下、徒弟制度ではない方法で若い世代が制作と販売を行える場として構想。旧倉庫を既存や風合いを残しつつ改修を行う
  7. 五十嵐理人 / IGArchitectsによる、埼玉の住宅「2700」。3m×16mの細長い角地に計画。柱で“コンクリートの箱”を持ち上げる構成とし、外部環境をダイレクトに取込む“多様に変化する”内部空間を創出。上階は対比的な“籠れるような空間”で引立て合う関係性も作る
  8. 成瀬・猪熊建築設計事務所のデザイン監修による「common furniture / Partition」。メーカーとコラボした事務所等の為のパーティション。現代の“多様な働き方を可能にする空間”に応える為、様々なフレーム・パネル・カラーから組合せ可能な製品を考案。飲食や物販の商空間でも使える意匠性も意図
  9. 長坂常 / スキーマ建築計画による、東京の店舗「カリモク60 自由ヶ丘店」。施主企業の初期開発の家具シリーズ全型を扱う店。展示機能に加え“人を引寄せ購入に繋げる”存在を目指し、“企画やイベント”も行える空間を志向。可動する什器で“要望に合わせて配置が変えられる”仕組みを実装
  10. チョウ・ミンスク / マス・スタディーズによる、2024年のサーペンタイン・パヴィリオン「Archipelagic Void」。世界中から毎年一組が選ばれて建設される建築。敷地を白紙と見なすのではなく“周辺要素を考慮”した創造を目指し、周辺と繋がる5つの“島”からなる建築を考案。中央のヴォイドで様々な“空間的物語”を収容する
  11. 長坂常 / スキーマ建築計画による、韓国・ソウルの「Arario Gallery Seoul」。二つの歴史的建築に隣接するビルを改修したギャラリー。名作を尊重した創造を模索し、内部の“シークエンスの体験”で印象付ける設計を志向。主要素の白・コンクリート・レンガの組合わせで用途に応える空間を作る
  12. 赤池一仁 / ARED ARCHITECTSと冨永識による、東京・世田谷区の住戸改修「Material Waltz」。ワルツの創作過程を設計手法に取り入れた計画。改修における“装飾の舞踏”の表現を求め、既存の規則を“楽譜”と捉え“斜めの空間軸”で新たな“譜面”を構築。“音符”として素材を扱い機能を超えた造形を与える
  13. 中倉康介建築設計事務所による、三重・津市の住宅「炙り丸太のコロネード」。腕利き棟梁との出会いを契機とした家。施主の望む暮らしを“大工の技術”を活かして実現する為、古代の憩いの場“コロネード”を参照した空間を“天然丸太”を用いて構築。加工丸太は石柱に負けない質感も備える
  14. 能作文徳と常山未央による、TOTOギャラリー・間での建築展「都市菌 ― 複数種の網目としての建築」。現代都市と生態系を主題に“批評的な建築実践”を行う建築家の展覧会。建築を“複数種の網目”として捉え、野生や伝統知を用いた“菌”の様な弱い力での再組織化を志向。図面や模型を通して試行錯誤の共有を試みる
  15. 元木大輔 / DDAAによる「NOT A HOTEL ANYWHERE」。車両を改修したホテルとしても利用可能なモバイルハウス。“移動可能な新しい暮らし”を想定し、車体毎に別の機能を与え“5台でひとつの居住空間”となる仕組みも考案。建築的な“車両”として様々な工夫を込める
  16. 山田誠一による、プリズミックギャラリーでの建築展「a flash of light 感覚のゆらめき」。数々の住宅作品で知られる建築家の展覧会。言葉の前に湧き起る“感覚の作用”を主題とし、普段の仕事のように“会場を貫く什器”を設計して空間に配置。展示する模型群に合わせ“其々の作品を表象する台座”も制作
  17. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
  18. 早坂直貴+斧田裕太 / 邸宅巣箱と五十嵐悠介による、神奈川の「庭園緑地の邸宅」。“都市と自然の狭間”にある300坪超の敷地。環境の“多面性”を活かした在り方を求め、“開放感と親密さ”のバランスを再構築する建築を志向。居間に貫入する“5つの個室ヴォリューム”を周辺を読み解いて配置
  19. 坂倉準三の特集番組が、NHKの“新日曜美術館”で放送。タイトルは「戦後新宿・渋谷をつくった建築家 坂倉準三」
  20. デイヴィッド・チッパーフィールド・アーキテクツが修復を手掛けた、ドイツ・ベルリンのミース設計の「新国立美術館」。新設部の明示された図面や修復中の写真など豊富な資料で紹介

レム・コールハース、イルマ・ボーム、ハンス・ウルリッヒ・オブリストによる鼎談「デジタル時代の緊急図書 – なぜ触感はかけがえのないものなのか?」の動画。ドイツ・ミュンヘンで2024年1月に行われたもの

レム・コールハースイルマ・ボームハンス・ウルリッヒ・オブリストによる鼎談「デジタル時代の緊急図書 – なぜ触感はかけがえのないものなのか?(Urgent Books in the Digital Age – Why the Tactile Experience Is Irreplaceable)」の動画です。DLDというイベントの一環としてドイツ・ミュンヘンで2024年1月に行われたものです。イベントの公式ページはこちら

宮崎浩 / プランツアソシエイツによる講演の動画。日本建設業連合会の主催で2023年10月に行われたもの

宮崎浩 / プランツアソシエイツによる講演の動画です。日本建設業連合会の主催で2023年10月に行われたもの。

一般社団法人日本建設業連合会は、建築本部の事業活動の基本方針の一つに「世界に誇れる未来の建築文化の創造」を掲げ、建築を担う次世代に向けての情報発信を目的として、建築セミナーを毎年開催しています。

2023年度は、プランツアソシエイツの宮崎浩氏を講師にお迎えして、-あらためて「ものづくりの現場」から-をテーマに講演していただきました。
また、第2部では、宮崎浩氏と日建連で建築設計委員長を務める賀持剛一氏との対談を実施いたしました。

第二部の対談の動画は以下に掲載します。

五十嵐理人 / IGArchitectsによる、埼玉の住宅「2700」。3m×16mの細長い角地に計画。柱で“コンクリートの箱”を持ち上げる構成とし、外部環境をダイレクトに取込む“多様に変化する”内部空間を創出。上階は対比的な“籠れるような空間”で引立て合う関係性も作る
五十嵐理人 / IGArchitectsによる、埼玉の住宅「2700」。3m×16mの細長い角地に計画。柱で“コンクリートの箱”を持ち上げる構成とし、外部環境をダイレクトに取込む“多様に変化する”内部空間を創出。上階は対比的な“籠れるような空間”で引立て合う関係性も作る外観 photo©神宮巨樹
五十嵐理人 / IGArchitectsによる、埼玉の住宅「2700」。3m×16mの細長い角地に計画。柱で“コンクリートの箱”を持ち上げる構成とし、外部環境をダイレクトに取込む“多様に変化する”内部空間を創出。上階は対比的な“籠れるような空間”で引立て合う関係性も作る1階、リビングから玄関側を見る。 photo©神宮巨樹
五十嵐理人 / IGArchitectsによる、埼玉の住宅「2700」。3m×16mの細長い角地に計画。柱で“コンクリートの箱”を持ち上げる構成とし、外部環境をダイレクトに取込む“多様に変化する”内部空間を創出。上階は対比的な“籠れるような空間”で引立て合う関係性も作る2階、ホールから寝室を見る。 photo©神宮巨樹

五十嵐理人 / IGArchitectsが設計した、埼玉の住宅「2700」です。
3m×16mの細長い角地に計画されました。建築家は、柱で“コンクリートの箱”を持ち上げる構成とし、外部環境をダイレクトに取込む“多様に変化する”内部空間を創出しました。また、上階は対比的な“籠れるような空間”で引立て合う関係性を作ることも意図されました。

間口3m程度、奥行き16mという道路の拡張に伴い切り取られ、残されていた細長い敷地に計画した、若い夫婦二人ための住宅である。長い奥行きを生かし、2.7mという間口の建物だからこそできる、内部空間や外部との関係性をつくりたいと考えた。

建築家によるテキストより

建物は8本の柱でコンクリートの箱を持ち上げる構成になっていて、1階は使い方の固定されない空間、2階はプライベートな空間になっている。敷地の南北と西側の3面は開けていて、多方向から採光を望める環境であることを生かし、建物の4周に開口部を設けた。

建築家によるテキストより

地続きの土間空間から入ったそこは高い壁と大きな柱に囲まれた洞窟のようになっているが、歩を進めるにつれて、内部空間に入り込んでいくのに、開口部が近くなり逆に外部が近くなる。開口部と床の位置によって外部との関係をコントロールできる、自由で開放的なリビングになっている。2階は開口部と天井高さを抑え、開かれた1階とは対比的に、こもれるような空間として、二つの空間が呼応し、引き立てあう状態になれば、と考えた。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 “デザイン×事業でまちを豊かに”をコンセプトに、地方からまちを変える建築設計事務所「L・P・D」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 “デザイン×事業でまちを豊かに”をコンセプトに、地方からまちを変える建築設計事務所「L・P・D」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 “デザイン×事業でまちを豊かに”をコンセプトに、地方からまちを変える建築設計事務所「L・P・D」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)を募集中自社物件「apartment BEAVER」

“デザイン×事業でまちを豊かに”をコンセプトに、地方からまちを変える建築設計事務所「L・P・D」の、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

現在、弊社では設計スタッフの募集しております。
新卒・中途採用の募集となります。(新卒採用の場合、2024年4月より入社可能の方)

建築設計を主軸に、自社の不動産開発の企画、古民家リノベーション、まちづくりのコンサル、自社事業(賃貸住宅の経営・プライベートサウナの経営・ポップアップストア/ドーナツの経営)も幅広く動いている会社です。

職場自体は来客も多いので、月に1回は古民家のリビングでワイワイと飲み会をしたりと楽しいです。みんなで、ワイワイと面白おかしく、デザインと事業でまちを変えていける組織がLPDです。

福利厚生の特徴もあり、自社のサウナに入れたり、月に1回のキャリアコンサルタント相談ができるのが特徴です。あと、会社の近くに住むと職住近接手当も出ます!

一緒に建築設計を中心にして、自社エリアの開発、まちづくりをしていきながら、経験を積み、他の地域へと巣立っていくような人が来てくれると楽しんでもらえると思います。

以下、会社の紹介と雇用条件などの詳細になります。
是非、興味のある方はご応募ください。

【地方からまちを変える建築設計事務所】
株式会社L・P・Dは、仙台駅から電車で20分の小さな地方都市である宮城県岩沼市館下エリアを拠点に活動する建築設計事務所です。
このエリアには、弊社運営のシェアオフィス「TateshitaShare」や自社のショールーム兼打合せスペースである「複合古民家実験住宅」、自社開発物件である「apartmentBEAVER」があります。
自社開発を基軸に培った企画力やデザイン・まちづくりの経験を、全国の地方都市に還元し、持続可能な地域をつくる設計事務所です。

長坂常 / スキーマ建築計画による、韓国・ソウルの「Arario Gallery Seoul」。二つの歴史的建築に隣接するビルを改修したギャラリー。名作を尊重した創造を模索し、内部の“シークエンスの体験”で印象付ける設計を志向。主要素の白・コンクリート・レンガの組合わせで用途に応える空間を作る
長坂常 / スキーマ建築計画による、韓国・ソウルの「Arario Gallery Seoul」。二つの歴史的建築に隣接するビルを改修したギャラリー。名作を尊重した創造を模索し、内部の“シークエンスの体験”で印象付ける設計を志向。主要素の白・コンクリート・レンガの組合わせで用途に応える空間を作る地下1階、展示室 photo©Yongjoon Choi
長坂常 / スキーマ建築計画による、韓国・ソウルの「Arario Gallery Seoul」。二つの歴史的建築に隣接するビルを改修したギャラリー。名作を尊重した創造を模索し、内部の“シークエンスの体験”で印象付ける設計を志向。主要素の白・コンクリート・レンガの組合わせで用途に応える空間を作る5階、階段室 photo©Yongjoon Choi
長坂常 / スキーマ建築計画による、韓国・ソウルの「Arario Gallery Seoul」。二つの歴史的建築に隣接するビルを改修したギャラリー。名作を尊重した創造を模索し、内部の“シークエンスの体験”で印象付ける設計を志向。主要素の白・コンクリート・レンガの組合わせで用途に応える空間を作る5階、VIPルーム photo©Yongjoon Choi
長坂常 / スキーマ建築計画による、韓国・ソウルの「Arario Gallery Seoul」。二つの歴史的建築に隣接するビルを改修したギャラリー。名作を尊重した創造を模索し、内部の“シークエンスの体験”で印象付ける設計を志向。主要素の白・コンクリート・レンガの組合わせで用途に応える空間を作る屋上 photo©Yongjoon Choi

長坂常 / スキーマ建築計画が設計した、韓国・ソウルの「Arario Gallery Seoul」です。
二つの歴史的建築に隣接するビルを改修したギャラリーです。建築家は、名作を尊重した創造を模索し、内部の“シークエンスの体験”で印象付ける設計を志向しました。そして、主要素の白・コンクリート・レンガの組合わせで用途に応える空間を作りました。施設の場所はこちら(Google Map)。

キム・スグンが1971/1977年と軍事独裁時代に韓国では誰もが使うレンガを使いながらも韓国建築のアイデンティティを探求し、内外ともにレンガが使用された名作である「空間」という建物が建った。その隣に弟子であるチャン・セヤンが、1997年に新しい時代の象徴としてガラス張りの開放的な建物を作り、その一帯に強いコントラストを生み出し歴史を刻んだ。そして2014年に韓国の伝統的な建物である韓屋を敷地内に移築しレンガ棟をミュージアムにガラス棟をレストランに変えた。

今回、その同じ敷地内で背後にもう一つオフィスとして利用されていたRCのレンガ棟があり、それをギャラリーに変えるということで我々に声をかけていただいたのだ。

建築家によるテキストより

とてもありがたくも思いつつ、ハノを除いたら我々が手がけるビルは第3のビルになるわけだが、すでに師弟で作り出した二つの完結したコントラストの中に、ましてや日本人である僕が関わるのは非常に難しかった。実際に話を聞いたところ、この建物自体、ガラスビルが建つ前にできていて、最初は自由に計画され、確認申請まで進んでいたらしいのですが、歴史的景観地区であることと隣にキム・スグンの名作が建っている時に景観を重んじて、同じ色のレンガを外壁に利用するよう指導されできたようです。

そんな背景の中、我々は景観上その完結したコントラストにもう一つ新たな個性を挿入するのは相応しくないと考え、その後ハノなど建って整理がついていない敷地内の外構をレンガで整理し、キムスグンが作り上げたレンガの世界観を尊重し、敷地全体の背景を整えることにした。その上、視覚的に外から見た目の変化を作らず、近づいて、中に入り、シークエンスを体験することで他の二つとの違いを感じ記憶に残る建物を作りたいと考えた。

建築家によるテキストより

ただ、工事の途中で師弟の建物二つが間近にある南側の壁を壊そうとしたときに、隣を破壊しかねない危険性があることが発覚し、突如工事途中で設計変更を行うことになった。いわば、8合目まで上り詰めていたのに、再び3合目くらいに戻ってすでに出来上がっている部分部分との整合性を出しつつ、再び10合目目指し計画し直したのだった。

そこで、考え直したのがすでに大理石など動かせない白は存在するものの、ホワイトキューブの白は白でできるだけ統一することにしその「白い内壁」と「スケルトンのコンクリート」、そして「外装のレンガ」という三つの要素のみでシークエンスをデザインすることにした。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 中村拓志&NAP建築設計事務所が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)を募集中
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中村拓志&NAP建築設計事務所の、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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中村拓志&NAP建築設計事務所では、スタッフを7名程度募集しています。経験者、新卒どちらも幅広く募集します。2024年4月入社の新卒応募も可能です。

港区白金の事務所には現在35名の設計スタッフ、4名の広報・事務スタッフが在籍し、国内外で40以上のプロジェクトが進行中です。
これまでNAPでは設計監理のみならず、企画・商環境コンサルティングから、デザイン監修、インテリア・家具デザインまで、総合的かつ革新的な建築を創り続けてきました。業務も、模型製作を廃止してルミオンやHMDによるスケール把握の導入、最近はAIを利用することでCGすら作らずに更なる効率化をはかりながら、設計の本質的な部分に時間と労力を注ぐという、次世代型の設計スタイルを模索しています。

【多様な業務が経験できる柔軟な環境】
NAPは、多様なプロジェクトを手掛けており、企画段階から基本設計、実施設計、現場監理まで主体的に関わることができます。能力に応じて昇給・役職アップを随時行うため、新卒入社 2〜3年のスタッフでも能力が高ければ重要プロジェクトのメイン担当者として活躍できる、柔軟な人事配置制度となっています。パートナー制度など、実力が認められれば独立も支援する制度もあります。

【学び成長できる場】
弊社の一級建築士の資格取得のための補助制度(30万円)を利用して勉強をしながら勤務することも可能です。プロジェクトチームごとにプレゼンを行う社内発表会や見学会、自社で設計したホテルへの宿泊、防水や屋上緑化などの専門的ディテールを学ぶセミナーなども開催し、社員教育にも力を入れています。

【設計者=暮らしの達人になるために】
人間らしい豊かで幸福な暮らしを営む「暮らしの達人」であることが設計者の基盤です。そのため、スタッフは自分のペースで勤務時間をコントロールしています。特に結婚や子育てをしながら働き続けられるような手当は充実しており、スタッフの半分以上は結婚しています。また、お子さんのいる家庭も多いです。その他、事務所のキッチンにシェフを招いた食事会や、フットサルやテニス、野球などのレクリエーションも適宜行なっています。

乾久美子や小堀哲夫が審査員に名を連ねる、東京・世田谷区の「恵泉女学園 講堂 建替えプロポーザル」の応募要項が公開
乾久美子や小堀哲夫が審査員に名を連ねる、東京・世田谷区の「恵泉女学園 講堂 建替えプロポーザル」の応募要項が公開敷地及び現況ホール周辺の写真 許可を得て掲載

乾久美子や小堀哲夫が審査員に名を連ねる、東京・世田谷区の「恵泉女学園 講堂 建替えプロポーザル」の応募要項が公開されています。プロポーザルの正式名称は「恵泉女学園フェロシップホール建替え計画設計業務委託公募型プロポーザル」です。応募登録の締切は2024年2月27日(火)です。また、現地見学会が2024年2月11日(日)に行われます(要事前登録)。【ap・ad】

恵泉女学園は1929年に創立され、間もなく創立100周年を迎えようとしています。

世田谷キャンパスでは、毎朝の礼拝と様々な教育活動を支える多目的ホールとして、1973年から50年に渡って役割を果たしてきたフェロシップホールです。

この度、経年と共に老朽化が進み、創立100周年を超えて、生徒達の確かな学力と人間性を養い、自ら考え発信する力を育て、多様化する教育活動のニーズと、生徒一人ひとりにとって豊かな学園生活の拠点となるホールの新設を計画しました。そこで、優れた建築家をパートナーとして幅広い知見と優れたアイデア・卓越した技術と不尽の情熱をもって本施設の設計業務を担える建築家を選定する公募型プロポーザルを実施するものです。

次の50年先も、幾多の困難も乗り越え、挑戦をし続けることが学園の使命と考え新しいフェロシップホールの建設は、設計のプロセスも含め、社会に示すまたとないチャンスであると位置づけています。

どうか私たちの弛まぬ挑戦に力をお貸しくださいますよう、宜しくお願い致します。

以下に、応募要項の冒頭に記載されている「趣旨」も掲載します。

関谷涼太 / タソ建築アトリエによる、愛知・知多郡の住宅「素材暮らし」。庭のある家で育った施主家族の為に計画。住み手と共に“変化し育っていく庭”を追求し、茶室における“寄付”の様な公私が混在する庭園空間を持つ建築を考案。内と外の一般的な在り方を反転させて一体感も生み出す
関谷涼太 / タソ建築アトリエによる、愛知・知多郡の住宅「素材暮らし」。庭のある家で育った施主家族の為に計画。住み手と共に“変化し育っていく庭”を追求し、茶室における“寄付”の様な公私が混在する庭園空間を持つ建築を考案。内と外の一般的な在り方を反転させて一体感も生み出す外観 photo©楠瀬友将
関谷涼太 / タソ建築アトリエによる、愛知・知多郡の住宅「素材暮らし」。庭のある家で育った施主家族の為に計画。住み手と共に“変化し育っていく庭”を追求し、茶室における“寄付”の様な公私が混在する庭園空間を持つ建築を考案。内と外の一般的な在り方を反転させて一体感も生み出す左:中庭、右:住宅の出入口 photo©楠瀬友将
関谷涼太 / タソ建築アトリエによる、愛知・知多郡の住宅「素材暮らし」。庭のある家で育った施主家族の為に計画。住み手と共に“変化し育っていく庭”を追求し、茶室における“寄付”の様な公私が混在する庭園空間を持つ建築を考案。内と外の一般的な在り方を反転させて一体感も生み出す1階、リビングから中庭を見る。 photo©楠瀬友将
関谷涼太 / タソ建築アトリエによる、愛知・知多郡の住宅「素材暮らし」。庭のある家で育った施主家族の為に計画。住み手と共に“変化し育っていく庭”を追求し、茶室における“寄付”の様な公私が混在する庭園空間を持つ建築を考案。内と外の一般的な在り方を反転させて一体感も生み出す中庭 photo©楠瀬友将

関谷涼太 / タソ建築アトリエが設計した、愛知・知多郡の住宅「素材暮らし」です。
庭のある家で育った施主家族の為に計画されました。建築家は、住み手と共に“変化し育っていく庭”を追求し、茶室における“寄付”の様な公私が混在する庭園空間を持つ建築を考案しました。また、内と外の一般的な在り方を反転させて一体感も生み出すことも意図されました。

敷地は公営の森林公園に面する。
奥に行くにつれてせり上がったこの森林は、広葉樹と針葉樹が乱立した季節の感じられる豊かな環境。
そのすぐ隣には保育園があり、送迎の時間帯には手を繋いだ親子の姿が樹々の下に賑わう。

建築家によるテキストより

施主は設計当初より、庭を求めた。

庭のある家で育ち、自らの子の成長にもまたその思い出を重ねる施主の姿から、 家族とともに変化し育っていく庭の在り方として、石と木の素材による空間を提案した。

建築家によるテキストより

アプローチから樹木による目隠しを介してそのまま中庭へと続く。
考えたのは、茶室で言うところの「寄り付き」のようなプライベートとパブリックが混在する空間。

文字通り家族や友人が寄り付く姿を想像しながら、座る・歩く・置くといったそれぞれの用途になる縁側や石を計画した。可能な限り素材そのままの姿を尊重し、樹脂等の変化する様の異なるものは排除した。

建築家によるテキストより
長坂常 / スキーマ建築計画による、福島・会津若松市の「Human Hub Tenneiji Soko」。工房・カフェ・コワーキング等を併設する店舗。伝統工芸を手掛ける施主企業の“継承”への想いの下、徒弟制度ではない方法で若い世代が制作と販売を行える場として構想。旧倉庫を既存や風合いを残しつつ改修を行う
長坂常 / スキーマ建築計画による、福島・会津若松市の「Human Hub Tenneiji Soko」。工房・カフェ・コワーキング等を併設する店舗。伝統工芸を手掛ける施主企業の“継承”への想いの下、徒弟制度ではない方法で若い世代が制作と販売を行える場として構想。旧倉庫を既存や風合いを残しつつ改修を行う外観、東側の立面を見る。 photo©長谷川健太
長坂常 / スキーマ建築計画による、福島・会津若松市の「Human Hub Tenneiji Soko」。工房・カフェ・コワーキング等を併設する店舗。伝統工芸を手掛ける施主企業の“継承”への想いの下、徒弟制度ではない方法で若い世代が制作と販売を行える場として構想。旧倉庫を既存や風合いを残しつつ改修を行う1階、ショップ photo©長谷川健太
長坂常 / スキーマ建築計画による、福島・会津若松市の「Human Hub Tenneiji Soko」。工房・カフェ・コワーキング等を併設する店舗。伝統工芸を手掛ける施主企業の“継承”への想いの下、徒弟制度ではない方法で若い世代が制作と販売を行える場として構想。旧倉庫を既存や風合いを残しつつ改修を行う1階、廊下、左:木地・木工工房、正面奥:ショップ、右:シェアキッチン photo©長谷川健太
長坂常 / スキーマ建築計画による、福島・会津若松市の「Human Hub Tenneiji Soko」。工房・カフェ・コワーキング等を併設する店舗。伝統工芸を手掛ける施主企業の“継承”への想いの下、徒弟制度ではない方法で若い世代が制作と販売を行える場として構想。旧倉庫を既存や風合いを残しつつ改修を行う2階、コワーキングスペース photo©長谷川健太

長坂常 / スキーマ建築計画が設計した、福島・会津若松市の「Human Hub Tenneiji Soko」です。
工房・カフェ・コワーキング等を併設する店舗です。この施設は、伝統工芸を手掛ける施主企業の“継承”への想いの下、徒弟制度ではない方法で若い世代が制作と販売を行える場として構想されました。建築家は、旧倉庫を既存や風合いを残しつつ改修を行いました。施設の公式ページはこちら

会津若松では、持続可能な都市開発を目指し、先端技術を活用。ICTや再生可能エネルギー導入により、交通や生活インフラを効率的に運営し、住民の生活と環境の質を向上させる革新的な都市プロジェクトとしてスマートシティ会津若松が立ち上がった。

Human Hub Tenneiji soko(HHT)とは、そこにもともと関美工堂として行っていた伝統工芸を現代風にアレンジした商品のセレクトショップをより充実的なものにし、地域のHUBになるべくもともと関美工堂の工場だった場所を改修しHHTをつくった。具体的には、商品をつくる工房、そこに滞留しやすくするためのカフェ、新たなビジネスとの接点となるコーワーキングスペースなどが加わった。

建築家によるテキストより

伝統工芸は商品そのもの、マーケット、デザイン、工房のあり方、そして働き方などあらゆる側面で発想の転換を必要としている。

確かに一つ一つ聞いてみると他では変え難い美しさや性能の高さを持っている。例えば、今回家具などで使わせてもらっている漆だが、これも自然素材として古代から使われてきただけあって性能も美しさも抜群だが、ウレタン、ラッカーなどの人工的な樹脂と一見似ているので、見た目では分かりづらく、現代のように消費過多の一つのものが長く使われない時代においてはありがたみに欠ける。そこで、昔ながらの工芸品をつくる地元の職人さんを時間をかけ説得し、できるだけ現代に合う商品を今まで開発、販売してきた。

しかし、その職人さんたちが高齢化し、継承する者が少なくなり先細りの中、実は若者の中に伝統工芸の技術を学びその産業に寄与していきたい者は十分いることに気づいた。ただ、昔ながらの徒弟制に抵抗ある者は多く、その中で継承できる者は少ないので、関美工堂自ら、企画デザインを考え、市場を作り、自分では工房を持てない若者に共同で工房を提供し、つくらせ、販売することで会津の伝統工芸を守ることを考えこのHHTはできた。

建築家によるテキストより

それが、この異常気象や専制主義が強くなりグローバル化がそこまで広がりを見せない今、もしかしたら少し前のグローバル時代では時代遅れとも捉えられていたローカルなものづくりとして周回遅れで皆に求められる日もそんなに遠くないのかもしれない。

そんなことを考えながら、低予算のプロジェクトゆえにできるだけ既存の物、風合いを残しつつリノベーションして生まれた。

建築家によるテキストより
古谷誠章による講演会「環境を重ね着する建築」が、“群馬県建設業協会”の主催で開催。群馬建設会館を会場に行われ、建築デザインや経験談について語る内容
古谷誠章による講演会「環境を重ね着する建築」が、“群馬県建設業協会”の主催で開催。群馬建設会館を会場に行われ、建築デザインや経験談について語る内容 image courtesy of 群馬県建設業協会

古谷誠章による講演会「環境を重ね着する建築」が、“群馬県建設業協会”の主催で開催されます。
群馬建設会館を会場に行われ、建築デザインや経験談について語る内容を予定しています。開催日は2024年2月5日(月)参加費無料要事前申込(※定員になり次第締切)。こちらの申込書に記載の上、メールにて申し込みください(送り先:aoki@gun-ken.or.jp)。【ap・ad】

一般社団法人群馬県建設業協会(会長 青柳剛)が主催する「特別講演会」のお知らせです。

建築家で早稲田大学創造理工学部教授の古谷誠章氏による特別講演会を開催します。建築家による講演会はコロナ禍で開催出来なかった為5年ぶりです。日時は令和6年2月5日18時から。入場無料。会場は群馬建設会館(群馬県前橋市元総社町2-5-3)の2階ホール。

講演のテーマは「環境を重ね着する建築」。
建築は街を作り、そこに住む人や訪れる人を心から幸せにします。そこで住宅・学校校舎・道の駅・図書館・美術館など幅広い建築作品を手掛け、名実ともに偉大な建築家をお招きし、経験談や建築デザインについて、ご講演頂きます。

お申込みは申込書に記載の上、メールにて申込み下さい。受講の可否をメールにて返信致します。先着順ですので定員に達した時点で当協会ホームページにてお知らせします。

以下に、詳細な情報を掲載します

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