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石上純也の設計で2021年夏にオープンする山口のレストラン「maison owl」の施工風景をまとめた高クオリティな動画

石上純也の設計で2021年夏にオープンする山口のレストラン「maison owl」の施工風景をまとめた高クオリティな動画が公式サイトに追加されています。この建築には、1日1組限定で泊まることもできるようになるのだそう。

House & Restaurant『maison owl』について

「洞窟×フレンチ×ワイン」

シェフの隠れ家にゲストを招き、素材を感じるフレンチを振る舞うレストランです。トリュフの香りが漂う洞窟は、食材やワインへの感受性が高まる魅惑的な空間です。「maison owl」のスタイルに合わせて、器やカトラリーもオリジナルで製作。1日1組限定で宿泊もできるHouse & Restaurantです。

リリーステキストより

■レストラン概要
施設名:maison owl
フリガナ:メゾン・アウル
開業:2021年夏予定(予約受付開始は5月頃の予定)
所在地:非公開(※)
アクセス 山口宇部空港から車で約15分
新幹線新山口駅から宇部新川駅まで直通バスかJR→タクシーで約10分
営業時間:ディナーのみ(完全予約制)
料金:コース2.4万円~(サービス料10%・消費税別)
定休日:不定休
URL:https://www.maison-owl.com/
Instagram:https://www.instagram.com/maison_owl/
Facebook:https://www.facebook.com/Maison-owl-102162008544624
※建築現場への立ち入りはご遠慮いただきたいため、現時点で所在地は非公開とさせていただきます。

リリーステキストより
ルイス・カーンが1974年に完成させた「インド経営大学」の寮部分の14棟が壊されることの決定を受け、英AR誌が保存要望の為の署名をオンラインで開始

※2021年1月3日追記、インド経営大学院が取り壊し計画の廃棄を公開しました

ルイス・カーンが1974年に完成させた「インド経営大学」の寮部分の14棟が壊されることの決定を受け、1896年から続くイギリスの老舗建築雑誌『Architectural Review』が保存要望の為の署名をオンラインで開始しています。
今回取り壊される決定がされたのは、講義室、図書館、管理局、寮などが複合する本建築の、寮部分の18棟あるうちの14棟ですが、これら全体が保全されていくことに意味があると、同誌は訴えています。取り壊しに関する記事(英語)は、こちらで閲覧可能です。こちらのサイトで建築写真を見ることができます

ステファノ・ボエリが設計した、イタリアの、Covid-19 予防接種ステーションの画像。2021年1月以降イタリア全土に約1500棟設置される

ステファノ・ボエリが設計した、イタリアの、Covid-19 予防接種ステーションの画像が6枚、dezeenに掲載されています。2021年1月以降イタリア全土に約1500棟設置されるそうです。

菊竹清訓が1966年に完成させ、今年解体された「旧都城市民会館」の記録映像。監督は石山修武を父に持つ石山友美が務める

菊竹清訓が1966年に完成させ、今年解体された「旧都城市民会館」の記録映像です。監督は石山修武を父に持つ石山友美が務めています。旧都城市民会館メモリアル事業の一環で制作されたものです。こちらでは、全115ページの「旧都城市民会館調査記録報告書」もPDFで閲覧可能です。

旧都城市民会館は、菊竹清訓氏設計により昭和41年に完成した文化ホール(平成18年閉館)で、長きにわたり、本市の文化活動の拠点として都城市民に親しまれてきました。また、旧市民会館はメタボリズム建築の代表的な建築物として世界的にも評価の高い建築物でした。
今回、旧市民会館を取り壊すにあたり、その特徴などを報告書や映像にとりまとめました。

ラインハウスによる、中国・上海の、既存スイミングプールのデザインを生かし改修したオフィス「Social Space」の写真

ラインハウスのウェブサイトに、中国・上海の、既存スイミングプールのデザインを生かし改修したオフィス「Social Space」の写真が19枚掲載されています。

スノヘッタが完成させた、フランス・パリの、新聞社ル・モンドの新社屋「Le Monde Group Headquarters」の写真と図面

スノヘッタが完成させた、フランス・パリの、新聞社ル・モンドの新社屋「Le Monde Group Headquarters」の写真と図面が41枚、archdailyに掲載されています。

妹島和世、ミース、ニーマイヤー等の建築を主題に写真作品を制作するルイザ・ランブリの展覧会が、ギャラリー小柳で開催

妹島和世、ミース、ニーマイヤー等の建築を主題に写真作品を制作するルイザ・ランブリの展覧会が、ギャラリー小柳で開催されます。会期は2021年1月15日~3月19日まで(開館時間:12:00-19:00 休館日:日・月・祝)。

以下は、2017年9月にハーバード大学でルイザが行ったレクチャーの動画。

内藤廣が2020年10月に行った講演『「ふたつの予測不可能性」と「未体験な社会」』等の動画。日本建設業連合会の主催で行われたもの

内藤廣が2020年10月13日に行った講演『「ふたつの予測不可能性」と「未体験な社会」』等の動画。日本建設業連合会の主催で行われたものです。

一般社団法人日本建設業連合会は、建築本部の事業活動の基本方針の一つに「世界に誇れる未来の建築文化の創造」を掲げ、建築を担う次世代に向けての情報発信を目的として、建築セミナーを毎年開催しています。
2020年度は、「富山県美術館」で第60回(2019年)BCS賞を受賞された内藤廣氏を講師としてお招きし、講演会を実施いたしました。

□第1部 講演 「ふたつの予測不可能性」と「未体験な社会」
    講師 内藤 廣 氏(東京大学名誉教授)
□第2部 対談 内藤 廣 氏、尾﨑 勝 氏(日建連建築設計委員長/鹿島建設)
□開催日時:2020年10月13日(火)18:30~20:30
□開催場所:東京証券会館 8Fホール

以下は第二部の内藤廣と尾﨑勝の対談の動画です。

西沢立衛運転のビンテージアルファロメオで東京を放浪しながら話を聞いている約90分のドキュメンタリー「TOKYO RIDE」が期間限定で無料公開中。コールハース設計の住宅の家政婦に注目した映像作品で知られる映像作家ベカ&ルモワンヌの最新作

西沢立衛が運転するビンテージアルファロメオで東京を放浪しながら話を聞いている約90分のドキュメンタリー動画「TOKYO RIDE」が期間限定で無料公開中です(2020年12月13日までだそう ※どの国の時刻を基準としているかは不明)。英語字幕付き。コールハース設計の住宅の家政婦に注目した映像作品で知られる映像作家ベカ&ルモワンヌの最新作です。

After the multi awarded “Moriyama-San”, “Tokyo Ride” is a new step of Bêka & Lemoine’s immersion within Tokyo’s busy daily life. Revisiting the genre of the road movie in a very diaristic and personal way, the film takes us on board of Ryue Nishizawa’s vintage Alfa Romeo for a day long wandering in the streets of Tokyo.

More than a portrait, in the classical sense, of one of the most talented and celebrated Japanese architect of today, the film renders in its pure spontaneity the experience of this friendly urban drift. Ryue Nishizawa narrates along the way his strong relationship with his home town through some sites he personally affectionates, buildings that have influenced him, and some of his own architecture projects.

The film questions how rooted architecture practice is and how much the built and cultural environment feeds and shapes our imagination.

以下は、本作品のシーンを切り出した写真です。

デイビッド・チッパーフィールドが完成させた、スイスのチューリッヒ美術館の増築棟「Kunsthaus Zurich」の写真と図面

デイビッド・チッパーフィールドのウェブサイトに、スイスのチューリッヒ美術館の増築棟「Kunsthaus Zurich」の写真と図面が16枚掲載されています。

建築討論の2020年12月の特集「建築作品評価をめぐる素朴疑問 ─── 厳選5問に対する平易で偏った回答集」が公開

日本建築学会の建築討論の2020年12月の特集「建築作品評価をめぐる素朴疑問 ─── 厳選5問に対する平易で偏った回答集」が公開されています。

建築作品って宿命的に「褒められ下手」なのかも。だってあまりにべったりと社会や時代にくっついている。どんな人のためにもつくられ、あまりに多様なスケールにわたって、何でも建築でございと節操がない。それにあまりにも共著者が多くて誰が作者なのかもケース・バイ・ケース。そんな模糊たる有象無象の海から、「作品賞」の名に値するものを選び出そうとしたとたん、たちまち数々の「?」が頭をもたげてくるのも無理はないというものです。

その「?」に対する回答集をお届けします。

以下は各論考への直接リンクです。

青木淳と品川雅俊のASと昭和設計による、長野の「松本平広域公園陸上競技場」の2020年11月時点での基本設計案

青木淳と品川雅俊のAS昭和設計がプロポーザルで最適候補者に選ばれていた、長野の「松本平広域公園陸上競技場」の2020年11月時点での基本設計案がPDFで公開されています。プロポーザル時の提案書はこちらで閲覧可能です。こちらのページでは、設計者と関連団体等との協議経過と基本設計(案)がそれぞれの打ち合わせ段階ごとに公開されています。

ネリ&フーによる、中国・上海の、既存オフィス兼社員寮を改修した自身の最新のオフィス「No 31」の写真と図面

ネリ&フーが設計した、中国・上海の、既存オフィス兼社員寮を改修した自身の最新のオフィス「No 31」の写真と図面が12枚、dezeenに掲載されています。

東京藝術大学 青木淳研究室による建築展「シン・マサキキネンカン」が、東京藝術大学構内 正木記念館で開催。青木による本展解説のテキストも紹介
東京藝術大学 青木淳研究室による建築展「シン・マサキキネンカン」が、東京藝術大学構内 正木記念館で開催。青木による本展解説のテキストも紹介

東京藝術大学 青木淳研究室による建築展「シン・マサキキネンカン」が、東京藝術大学構内 正木記念館で開催されます。本展企画は、荻野紗、齋藤悠太、藤井雪乃、山田寛太の4名による(東京藝術大学美術学部建築科教授・青木淳、教育研究助手・澤田航)。
会期は2020年12月5日~12月13日。入場無料。展覧会詳細は下部に掲載する資料を参照下さい。

リリーステキストの青木が執筆した部分

建築で「空間」と言うとき、それはなにもない場所という意味を指していません。建築の世界での「空間」とは、地面や、川や、樹木や、塀や、さてまた壁や床や天井などの、つまりは建築など、複数の事物があって、それらが張り巡らされている場、ということを指しています。その意味では、私たちのまわりには空間が満ちていて、逆に言えば、空間でない場を探す方がむずかしいのです。

建築とは、そのような空間を扱う行為であり、そして、この世の中という、空間だらけのところでそれを扱うのですから、具体的には、すでにそこに存在しているあるひとつの空間に手を加える、ということになります。
つまり、すべての建築は、広い意味でのリノベーションなのです。
東京藝術大学建築科青木淳研究室では、こうした広い意味でのリノベーションに、修士1年生が共同して取り組み、実際にテンポラリーな形ではありますが、実現します。 

しかし、テンポラリーなリノベーションとは、空間の側から言えば、「展覧会」そのものではないか、というのが、私たちの立場です。なぜなら、展覧会とは、ある空間を作品の配置によって、ある一定の時期に、もともとの場所とは違う空間にする行為であり、もしも「作品」を括弧にくくって見れば、それはテンポラリーなリノベーションとも言えると思われるからです。

リリーステキストより
アルヴァロ・シザ+カルロス・カスタニェイラが完成させた、中国・寧波市のミュージアム「MoAE – Huamao Museum of Art Education」の写真と図面

アルヴァロ・シザ+カルロス・カスタニェイラが完成させた、中国・寧波市のミュージアム「MoAE – Huamao Museum of Art Education」の写真と図面が45枚、archdailyに掲載されています。

畑友洋建築設計事務所による、兵庫・芦屋市の住宅「奥池の家」の写真

畑友洋建築設計事務所のウェブサイトに、兵庫・芦屋市の住宅「奥池の家」の写真が28枚掲載されています。

山麓に位置する住宅。町から随分山を登り、霧深いこの場所は松などの山の植生が豊かである。周囲の山の自然環境を建築により分断せず、住まいと自然の境界をぼかす方法について思案していた。風致による切妻屋根に破れ目を設け、そこから自然が滲みこむことで、建築の輪郭をぼかし、自然との固有のつながりを得ようと試みた。鈍い銀色の天井面に、滲んだ自然が映り込み、建築の境界が耕されていく。柔らかな銀色の雲の下のような空間を目指した。大地に低く伏せこむ破れ目を持った屋根は、周囲の木々と破れ目の庭をつなぎ、広がりを持った山の連続の中に建築を溶け込ませていく、そんなたたずまいを目指した。

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