remarkable archive

淵上正幸のアーキテクト訪問記が更新。「トラフにプロダクティブ・インタビューを試みる」

淵上正幸のアーキテクト訪問記が更新されています

淵上正幸のアーキテクト訪問記が更新されています。「トラフにプロダクティブ・インタビューを試みる」です。

僕が初めてトラフを知ったのは、彼らがまだ目黒通りの「ホテル・クラスカ」の1室に事務所を構えている頃だった。なぜそこで会えたかは今でも定かではないが、何かイベントのときで、事務所まで見せてもらった。同ホテル内で彼らが手掛けた客室の内装「テンプレート イン クラスカ」を見て、僕はいいセンスをしている若手だなとピンときたのを覚えている。その後、現在の不動前にある事務所に移ったが、ここがデザイナーのメッカ。家具デザイナーの藤森泰司さん、グラフィック・デザイナーの山野英之さんたちが入居する。芸達者な鈴野&禿の両氏は、彼らと共同することで建築をベースにしながらも多分野のデザインもこなす器用さを発揮。今では異色の建築家ユニットとして、建築、インテリア、プロダクト、会場構成などの分野から引っ張りだこだ。「建築以外のデザインにも敷地を与える」という建築的発想で突き進むチャレンジ精神は、建築家のデザイン領域を拡大し続けて素晴らしい。

磯崎新の2012年3月に収録されたロングインタビューが、日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイブのページで公開

磯崎新の2012年3月に収録されたロングインタビューが、日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイブのページで公開されています

磯崎新の2012年3月に収録されたロングインタビューが、日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイブのページで公開されています。

辻:オーラル・ヒストリーということで、本日はお生まれになった時からこれまでを順番にお話しいただきたいと思います。これまで磯崎さんが書かれたものも含めて同様のものがたくさんありますので、今日のお話はとりわけ建築と美術、他の表現領域との接点や、書籍や媒体でお話しいただいていないことを軸としてお聞きしていきたいと思っています。

「生活空間の詩 建築家・吉村順三展 三里塚教会と木造住宅を通して」が京都で開催

「生活空間の詩 建築家・吉村順三展 三里塚教会と木造住宅を通して」が京都工芸繊維大学工芸資料館で開催されます

「生活空間の詩 建築家・吉村順三展 三里塚教会と木造住宅を通して」が京都工芸繊維大学工芸資料館で開催されます。会期は、2014年3月17日~5月17日。2014年5月10日には、堀部安嗣・横内敏人が出演するシンポジウムも行われます。

吉村順三(1908~1997年)は、日本の木造文化のエッセンスを現代に活かしながら、 木造住宅を中心とする設計活動を通して、居心地の良い、簡素で温かな生活空間をつくり続けた建築家です。 本展覧会では、1954年に竣工し、吉村にとって唯一の教会建築である「三里塚教会」といくつかの木造住宅を通して、その建築世界の魅力に迫ろうとするものです。
東京本所の呉服商の家に生まれた吉村は、江戸情緒が色濃く残る下町に育ちます。しかし、1923年の関東大震災で自宅は焼失し、東京の街も激変してしまいます。 そんな中、震災によって失われた街並みへの思いと、F.L.ライトの帝国ホテル(1923年)に感動した経験が、吉村の建築家を志すきっかけになります。 そして、同じころ雑誌を通して住宅作家の山本拙郎(1890~1944年)と出会い、そのロマンチックな作風にも強い影響を受けました。 また、日本各地の民家をスケッチしたり、遠く朝鮮や中国を旅行して、日常風景を形づくる何気ない建築にも魅せられていきます。
こうして、東京美術学校に入学した吉村は、もう一人の師となるアントニン・レーモンド(1888~1976年)と出会い、学生の身分で事務所へ通い、卒業後は、スタッフとして学び始めるのです。 レーモンドからは、日本の伝統的な木造建築に学ぶことの大切さを教えられます。 1938年に日米関係の悪化からレーモンドはアメリカに帰国しますが、吉村は、彼の要請を受けて、1940年単身アメリカに渡り、フィラデルフィア郊外のニューホープのアトリエで働きます。 そして、1941年最後の帰国船で日本へと戻った吉村は、12月8日に事務所を設立、戦時下に設計活動をスタートさせます。 その後、母校に講師として迎えられ、戦後は、木造住宅を中心に精力的な建築家としての活動を続けます。 こうした中で竣工したのが「三里塚教会」でした。そこには、吉村が長い時間をかけて見つめてきたものが注ぎ込まれています。
今回の展覧会は、東京展(ギャラリーエークワッド)の成果を受けて、さらに、吉村が描いたスケッチや撮影したアメリカ時代の写真、実測図や書簡などの資料、模型などを追加し、 吉村順三がつくり上げようとした生活空間の姿を紹介します。

青木淳が設計した「杉並区大宮前体育館」が4月1日にオープン。

青木淳が設計した「杉並区大宮前体育館」が4月1日にオープンするそうです

青木淳が設計した「杉並区大宮前体育館」が2014年4月1日にオープンするそうです。2014年4月1日~4日には、オープニングイベント、無料開放などが企画されているようです。施工中の様子などは、スタッフによるブログに掲載されています

旧荻窪小学校跡地(南荻窪2丁目1番1号)に、移転改築中であった大宮前体育館が新しく生まれ変わりオープンします。体育館棟・プール棟からなる地下2階・地上2階建ての施設で、地域のスポーツの拠点として、誰もが気軽に健康・体力づくりに取り組める施設です。運営は、指定管理者「コナミスポーツ&ライフ・杉並建物総合管理事業協同組合共同事業体」が行います。
区民の皆さんが新しい大宮前体育館に親しんでいただけるよう、4月1日(火曜)~4日(金曜)はオープニングイベント、無料開放などを実施します。 

※4月1日~4日のイベント・無料開放以外の時間は施設内の見学ができます。

スミルハン・ラディックが今年のサーペンタイン・パヴィリオンを手掛けることに

スミルハン・ラディックが今年のサーペンタイン・パヴィリオンを手掛けることになったようです

スミルハン・ラディックが今年のサーペンタイン・パヴィリオンを手掛けることになったようです。リンク先にCG画像が掲載されています。

坂茂が最優秀者に選ばれた「富士山世界遺産センター(仮称)設計プロポーザル」の画像

坂茂が最優秀者に選ばれた「富士山世界遺産センター(仮称)設計プロポーザル」の画像が建設通信新聞のウェブサイトに掲載されています

坂茂が最優秀者に選ばれた「富士山世界遺産センター(仮称)設計プロポーザル」の画像が1枚、建設通信新聞のウェブサイトに掲載されています。

五十嵐淳による福島県いわき市の住宅「HOUSE H」の写真など

五十嵐淳による福島県いわき市の住宅「HOUSE H」の写真などがJIA東北支部のウェブサイトに掲載されています

五十嵐淳による福島県いわき市の住宅「HOUSE H」の写真などがJIA東北支部のウェブサイトに掲載されています。画像クリックの後、右上の記号を押すと拡大された画像で見れます。

坂茂が「富士山世界遺産センター(仮称)設計プロポーザル」で最優秀者に

坂茂が「富士山世界遺産センター(仮称)設計プロポーザル」で最優秀者に選ばれています

坂茂が「富士山世界遺産センター(仮称)設計プロポーザル」で最優秀者に選ばれています。

平成26年3月8日に、富士山世界遺産センター(仮称)建築工事設計業務公募型プロポーザル第二次審査のプレゼンテーション及び審査委員会の審議を行い、第一次審査により選定した6者の中から、最優秀者を特定しました。

写真家のカンディダ・ヘーファーの展覧会が江東区のユカ・ツルノギャラリーで開催

写真家のカンディダ・ヘーファーの展覧会が江東区のユカ・ツルノギャラリーで開催されます

写真家のカンディダ・ヘーファーの展覧会が江東区のユカ・ツルノギャラリーで開催されます。会期は、2014年3月7日(金)~5月10日(土)。開廊時間: 火~土 11:00~19:00(日・月・祝日休廊)。

ユカ・ツルノギャラリーでは2014年3月7日から5月10日まで、カンディダ・ヘーファーの個展を開催いたします。日本での初個展となる本展では、図書館、劇場、宮殿の写真など代表的なモチーフの大型作品7点を展示いたします。

カンディダ・ヘーファーは1944年生まれ、ケルン(ドイツ)在住。ドイツの現代写真を代表するアーティストであり、アンドレアス・グルスキー、トーマス・シュトゥルート、トーマス・ルフらとともに、ベッヒャー派の一人として世界的に知られている写真家です。1973年から 82年までデュッセルドルフ美術アカデミーに在籍し、映画を学んだ後、べッヒャー夫妻に師事。図書館や宮殿など豪奢な建築の室内空間を正面から撮影した作品で世界的に注目を浴び、2003年にはベネチア・ビエンナーレのドイツ館代表に選ばれています。

ヘーファーの初期作品では、ドイツのトルコ人移民労働者によってもたらされた都市の視覚的変化を扱っていますが、この主題から建造環境が人に与える影響について関心が広がったことにより、鉄道、駅、温泉、図書館、美術館、動物園、銀行、オペラハウスなど、文化的象徴となる豪奢 な建築物から日常的な建物に至るまで様々な公共空間を撮り続けてきました。ヘーファーが捉える人の存在しないイメージは逆説的に、その空間にいた人物を思い起こさせます。 ヘーファーの幅2メートルにも及ぶ大型の写真作品の前で私達は、空間の形式、構造、細部、建築物の意図と現状の間に生じる矛盾や歴史的変化について思いを巡らせることでしょう。

カンディタ・ヘーファーはこれまでに、クンストハレ・バーゼル、クンストハレ・ベルン、フランクフルト現代美術館、ニューヨーク近代美術館、パワープラント(トロント)、クンストハレ・ブレゲンツ、ラディック美術館(ケルン)など多数の美術館で展示をしてきました。2002年にドクメンタ11に参加し、2003年には マルティン・キッペンベルガーと共にベニス・ビエンナーレのドイツ館代表として選ばれました。2013年には、クンストパラスト美術館(デュッセルドルフ)にて個展を開催しています。

今回の個展のために、作家本人が来日いたします。3月8日(土)には作家を囲んでレセプションパーティーを開催いたしますので、皆様のご来場とご高覧を、心よりお待ち申し上げております。

チッパーフィールド、王澍、ポーソンなどがノミネートしている、ロンドン・デザイン・ミュージアムが主催するアワードの候補作品の写真

チッパーフィールド、王澍、ポーソンなどがノミネートしている、ロンドン・デザイン・ミュージアムが主催するアワードの候補作品の写真がgizmode日本語版に掲載されています

チッパーフィールド、王澍、ポーソンなどがノミネートしている、ロンドン・デザイン・ミュージアムが主催するアワードの候補作品の写真がgizmode日本語版に掲載されています。

写真家のクリストファー・ヘアビックが撮影したソビエト時代にデザインされた様々なバス停の写真

写真家のクリストファー・ヘアビックが撮影したソビエト時代にデザインされた様々なバス停の写真がarchdailyに掲載されています

写真家のクリストファー・ヘアビックが撮影したソビエト時代にデザインされた様々なバス停の写真がarchdailyに掲載されています。

メゾン青樹×ブルースタジオによる練馬区の集合住宅「青豆ハウス」の写真など

メゾン青樹×ブルースタジオによる練馬区の集合住宅「青豆ハウス」の写真などがjapan-architects.comに掲載されています

メゾン青樹×ブルースタジオによる練馬区の集合住宅「青豆ハウス」の写真などが22枚、japan-architects.comに掲載されています。
この「青豆ハウス」は住み手を巻き込んだ設計プロセスや、ウェブでの告知について、また、地域への開かれ方なども興味深いようで、様々な建築関係者が、この建築の可能性について書かれています。こちらも合わせてどうぞ。

富永大毅による「建築と不動産のあいだとは何なのか。」

mosakiの田中元子によるコメント

ケンプラッツによるオープンハウスのレポート記事

マイケル・ヘンミによるスイス・トリンミスの住宅「Haus Hemmi」の写真

マイケル・ヘンミのウェブサイトにスイス・トリンミスの住宅「Haus Hemmi」の写真が掲載されています

マイケル・ヘンミのウェブサイトにスイス・トリンミスの住宅「Haus Hemmi」の写真が掲載されています。リンク先ページの写真右側の「>」をクリックしていくと新しい写真を見ていくことができます。
この住宅は、ピーター・ズントー(ペーター・ツムトア)が審査を行った、スイス・グラウビュンデン州の建築アワードの受賞作品でもあったようです。

藤本壮介のチームがフランス・モンペリエの複合施設の設計者に選定。その画像も公開。

藤本壮介のチームがフランス・モンペリエの複合施設の設計者に選定されていて、その画像もdesignboomで公開されています

藤本壮介のチームがフランス・モンペリエの複合施設の設計者に選定されていて、その画像も37枚、designboomで公開されています。

倉方俊輔が執筆した、藤田雄介による「花畑団地27号棟プロジェクト」についての感想と写真

倉方俊輔のブログに、藤田雄介による「花畑団地27号棟プロジェクト」についての感想と写真が掲載されています

建築史家の倉方俊輔のブログに、藤田雄介による「花畑団地27号棟プロジェクト」についての感想と写真が掲載されています。

パラ・プロジェクトによる屋根裏部屋の改修「crawford attic writing room」の写真

Subscribe and Follow

公式アカウントをフォローして、
見逃せない建築情報を受け取ろう。

「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

  • 情報募集建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
  • メールマガジン メールマガジンで最新の情報を配信しています。