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nendoによる、巨大な階段が建物を貫く、東京の二世帯住宅「階段の家」の写真など

nendoのウェブサイトに、巨大な階段が建物を貫く、東京の二世帯住宅「階段の家」の写真と図面が62枚掲載されています。また、nendoの佐藤オオキと施主によるこの住宅に関する対談がこちらのページで閲覧できます。

東京の閑静な住宅地に建つ二世帯住宅。敷地の周囲に住宅やアパートなどが建て込んでいることから、建築のボリュームを敷地の北側にぐっと寄せて南側に庭を確保し、南面をできるかぎり大きく開くことで採光や通風、そして庭の緑を積極的に生活空間に取り込むことにした。そして、こうした配置計画によって先代から愛されてきた既存の柿の木を残すことが可能となった。

階段の上り下りの負担に配慮した結果、高齢の両親の住まいは1階に配置。そして夫婦と子供の三人家族は2〜3階で暮らすことに。これによって、両親と一緒に暮らす8匹の猫たちが内と外を自由に出入りしやすくなり、母の趣味である庭の植栽の手入れと鑑賞が手軽に楽しめるようになった。このとき、二世帯が上下に完全分離をされてしまうことが懸念されたため、南側の庭を一部「階段状」にし、1階から3階までを貫くように建築内部に引き込むことに。「階段」の内側には水回りや上下移動用の階段といった機能的要素がコンパクトに収められ、上部は緑の豊かな温室のような半屋外スペースとなり、高い場所に登るのが大好きな猫たちにとっても格好な日向ぼっこの場所となる。そして、この階段と緑によって上下階が斜め方向に緩やかに繋がるようになり、三世代の家族みんながお互いの気配をそれとなく感じながら過ごせる空間が生まれた。

この階段は「内部と庭」そして「家族同士」を繋ぐのにとどまらず、地上では南側の私道と接続しながら外へ伸びていき、上部はトップライトを経由して空へと吸い込まれていくことで、周囲や街とも緩やかに繋がっていくような、そんな、広がりのある建築となることを意識した。

403architecture [dajiba]による近作「山口の直方体」「原保の下屋」「下有知の渡廊」「静岡理工科大学学生ホール」「連尺の架台」の写真が公開

403architecture [dajiba]が設計した近作「山口の直方体」「原保の下屋」「下有知の渡廊」「静岡理工科大学学生ホール」「連尺の架台」の写真が公開されています。

建築家・青木淳の都営交通考察 番外編〜停留場のベンチについて の第2回「新しいベンチの構想とその模型」

建築家・青木淳の都営交通考察 番外編〜停留場のベンチについて の第2回「新しいベンチの構想とその模型」が公開されています。

栗原健太郎+岩月美穂 / studio velocityによる、愛知の住宅「生垣の中の家」の写真など

栗原健太郎+岩月美穂 / studio velocity一級建築士事務所が設計した、愛知の住宅「生垣の中の家」の写真などが27枚、archdailyに掲載されています。

こちらは建築家のサイトに掲載されている公式テキスト。

愛知県に建つ夫婦と子供3人のための住宅。
周辺は整備された街並みと違い、古くから残る細く斜めに走る道があり、不整形な敷地が見られる。
この計画地も斜めに走る細い道に近接している影響もあり不整形だった。
周辺は敷地を塀や生垣で囲う住宅が多い。
工事前、近隣の方に「生垣をなくすの?」と聞かれ、既存生垣が周辺住民にとっての生垣でもあることに気づいた。
これをどう空間構成に関与させるかが課題だった。
既存生垣はちょうど1層分の高さだった。
そこで、全体を平屋(7.5畳分だけ2階部あり)として生活空間が生垣に囲まれる断面構成とした。
既存生垣に、本来建築の外壁が果たしている防視認性の機能を担ってもらうことで、外壁を透過性のある素材で仕上げることができる。
また、壁のある耐震コアの高さを生垣より低くし、上部に架かる12枚の大屋根を浮かせることで、
内部からでも敷地全体を感じ、生活空間とすることができる。
外からは、生垣とコア壁で内部のプライバシーは確保されつつも屋根下から奥の景色を見通せて、建物の存在を軽くした。
敷地内のさまざまな環境を感じられるように、大きく散らばった平面構成とした。
リビングやダイニング、音楽スペース、商談スペースなどのパブリックな場所が中心に配置され、
プライベートな個室がそれを避けて配置される。
大屋根と耐震コアを平面的にも断面的にもずらして構成することで、機能や構造から自由に組んだ配列となり、
それが生活の自由度に結び付くのではないかと考えた。
大屋根とコアの隙間から、大きく広がる子供たちの未来が垣間見えている。

OMAの設計で完成した、韓国・ソウル南部光教の百貨店「Galleria in Gwanggyo」の写真など

OMAの設計で完成した、韓国・ソウル南部光教の百貨店「Galleria in Gwanggyo」の写真などが13枚公開されています。

以下は公式の概要

The Galleria is Korea’s first and largest upscale department store franchise founded in the 1970s, and has remained at the forefront of the premium retail market in the country since then. The store in Gwanggyo—a new town just south of Seoul—is the sixth branch of Galleria. Located at the center of this young urban development surrounded by tall residential towers, the Galleria’s stone-like appearance makes it a natural point of gravity for public life in Gwanggyo.

The store is located between the Suwon Gwanggyo Lake Park and ubiquitous buildings in the city: an intersection between nature and the urban environment. The store has a textured mosaic stone façade that evokes nature of the neighbouring park. Appearing as a sculpted stone emerging from the ground, the store is a visual anchor in the city.

A public route is excavated from the stone volume and connects the public side walk to a roof garden—including both retail and cultural activities. It introduces an innovative element to the traditional typology of a department store.

The public route has a multifaceted glass façade that contrasts with the opacity of the stone. Through the glass, retail and cultural activities inside are revealed to the city’s passers-by, while visitors in the interior acquire new vantage points to experience Gwanggyo. Formed with a sequence of cascading terraces, the public loop offers spaces for exhibitions and performances.

A place where retail and culture, city and nature collide, Galleria in Gwanggyo offers a get away from the predictability of shopping.

施設内の様子も分かる動画。

乾・RING・フジワラボ・o+h・吉村設計共同体による「京都市立芸術大学及び京都市立銅駝美術工芸高等学校移転」の実施設計概要がPDFで公開

乾・RING・フジワラボ・o+h・吉村設計共同体による「京都市立芸術大学及び京都市立銅駝美術工芸高等学校移転」の実施設計概要がPDFで公開されています。パースや図面が多数掲載されており計画を知ることができます。2017年9月のプローザルでの設計者決定時の提案書はこちらにまとめています

 京都市立芸術大学(以下「京都芸大」という。)及び京都市立銅駝美術工芸高等学校(以下「銅駝美工」という。)は,明治13年に日本初の公立の絵画専門学校として創設された「京都府画学校」を起源とし,建学以来140年にわたり,国内外の芸術界や産業界で活躍する人々を輩出するなど,日本のみならず世界の文化芸術の発展に貢献してきました。

 本市では,両校が世界へ向けてより一層の飛躍を果たすため,京都の玄関口である京都駅東部の崇仁地域へ移転整備するとともに,この地域が「文化芸術都市・京都」の新たなシンボルゾーンとなることを目指しています。

 この度,「基本設計」に基づき,建築物等の詳細にわたる仕様の決定,工事発注に向けた図面の作成等を行い,「京都市立芸術大学及び京都市立銅駝美術工芸高等学校移転整備実施設計」として概略を取りまとめましたので,御報告します。

ヘルツォーグ&ド・ムーロンが内外装を手掛けるユニクロの店舗が銀座に5月オープンし、さらに藤本壮介のデザイン監修によるユニクロ店舗が4月に横浜にオープン
ヘルツォーグ&ド・ムーロンが内外装を手掛けるユニクロの店舗が銀座に5月オープンし、さらに藤本壮介のデザイン監修によるユニクロ店舗が4月に横浜にオープンヘルツォーク&ド・ムーロンが内外装のデザインを担当した「UNIQLO TOKYO」のイメージ画像。
ヘルツォーグ&ド・ムーロンが内外装を手掛けるユニクロの店舗が銀座に5月オープンし、さらに藤本壮介のデザイン監修によるユニクロ店舗が4月に横浜にオープン藤本壮介がデザイン監修している「UNIQLO PARK 横浜ベイサイド店」のイメージ画像。

ヘルツォーグ&ド・ムーロンが内外装を手掛けるユニクロの店舗が銀座に2020年5月オープンし、さらに藤本壮介のデザイン監修によるユニクロ店舗が2020年4月に横浜にオープンするそうです(ただし、コロナウイルスの影響で、各店舗のオープン日が変更になる可能性があるようです)。

5月15日には、日本を代表する繁華街である銀座のマロニエゲート銀座2に、新しいグローバル旗艦店「UNIQLO TOKYO」をオープンいたします。プリツカー賞や世界文化賞を受賞したスイスの建築ユニット、ヘルツォーク&ド・ムーロンに、内装および外装のデザインを依頼し、LifeWearを体現する店舗を作り上げました。再開発が進む銀座エリアのお客様の流れを変える、ユニクロの重要な店舗の一つになると考えています。

リリーステキストより。

4月10日に、横浜ベイサイドにオープンする「UNIQLO PARK 横浜ベイサイド店」は、ジーユーとの合同店舗です。日本を代表する建築家の一人である藤本壮介氏に、「ユニクロとジーユーの店舗でありながら、公園でもある」新しい店舗のコンセプトメイキング、およびデザイン監修をしていただきました。ファミリーでのご来店が多いユニクロやジーユーならではの発想で、お子様も安心して遊べる、地元のお客様の憩いの場となることを目指した店舗です。

リリーステキストより。
西沢大良による、母校の高校生に向けて自身の経験を綴ったテキスト「天職との出会い方」

西沢大良による、母校の高校生に向けて自身の経験を綴ったテキスト「天職との出会い方」がPDFで公開されています。2016年8月24日 に掲載されたものですが、非常に素晴らしい内容なのでご紹介いたします。

高野ユリカが、アルヴァ・シザの建築をテーマに撮影した一連の写真

高野ユリカが、アルヴァ・シザの建築をテーマに撮影した一連の写真が、高野のウェブサイトに掲載されています。右スクロールで写真を」閲覧できます。
高野はホンマタカシに師事した経歴をもっています。こちらのページには高野のインタビューが掲載されていて、建築を撮影するときのスタンスについても語っています

ペデビージャ・アーキテクツによる、イタリア北部・ブレッサノーネの酒場「Dechantei」の写真

ペデビージャ・アーキテクツのウェブサイトに、イタリア北部・ブレッサノーネの酒場「Dechantei」の写真が15枚掲載されています。こちらの宿泊施設のプロジェクトも見ごたえがあります。ペデビージャ・アーキテクツは、イタリアのブルニコという、オーストリア近くの街を拠点としている建築設計事務所。ドイツ語圏の建築に遊び心が込められたようなデザインが特徴的です。ブルニコはwikipediaによれば「住民の約82%がドイツ語話者」の街なのだそう。

MVRDVによる、台湾・台南市の、街の中心部にある元ショッピングモールを変形した、水場を中心とするパブリックスペース「Tainan Spring」の写真など

MVRDVのウェブサイトに、台湾・台南市の、街の中心部にある元ショッピングモールを変形した、水場を中心とするパブリックスペース「Tainan Spring」の写真と図面が21枚掲載されています。
現地では「河樂廣場」と呼ばれているようでyoutubeで検索すると楽し気に遊んでいる動画が沢山出てきます

隈研吾が、「インスタ映え」の建築設計への影響などについて語っているインタビュー「21世紀は“インスタ映え”建築 隈研吾が“求められる建築”を語る」

隈研吾が、「インスタ映え」の建築設計への影響などについて語っているインタビュー「21世紀は“インスタ映え”建築 隈研吾が“求められる建築”を語る」がAERA dot.に掲載されています。

ファラ・アトリエによる、ポルトガル・アマランテの、小さな住宅の増築と改修の写真

ファラ・アトリエ(fala atelier)による、ポルトガル・アマランテの、小さな住宅の増築と改修「small house with a monumental shower」の写真と図面が15枚、designboomに掲載されています。アルティガスの住宅を想起させるグラフィカルなデザインと色彩、微妙なカーブを使用した平面が特徴的です。事務所を主宰する3人はスイスでの経験と、日本のSANAA・伊東豊雄・アトリエ・ワンでの勤務経験もあるそう。こちらのページに彼らの経歴がまとめられていました彼らの公式サイトでも作品の写真を多数見ることができます

長谷川豪が完成させた、ルイス・バラガン邸の庭園での歩道状のインスタレーション作品「flying carpet」をdomusが特集

長谷川豪が完成させた、ルイス・バラガン邸の庭園での歩道状のインスタレーション作品「flying carpet」をdomusが特集しています。リンク先で写真や図面・ドローイングを33枚見ることができます。水道用亜鉛メッキパイプ(φ21mm)をトータル3.2km使用して完成させたとの事。
以下は、以前に長谷川自身が投稿した写真です。

ガエターノ・ペッシェへのインタビュー「現実を呼吸する具象」(日本語)

1939年生まれのイタリア人デザイナー ガエターノ・ペッシェへのインタビュー「現実を呼吸する具象」がSSENSEに掲載されています。日本語で読める記事です。

メキシコの建築家タチアナ・ビルバオの、ルイジアナ美術館での建築展の会場動画

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