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増田信吾と大坪克亘が、ギャラリー間での自身の建築展「それは本当に必要か。」を解説している動画

増田信吾と大坪克亘が、ギャラリー間での自身の建築展「それは本当に必要か。」を解説している動画です。展覧会期は2020年3月22日まで。詳細な会場写真はこちらで閲覧可能です。

以下は展覧会公式の概要。

TOTOギャラリー・間では、独自性に富んだ建築作品を生み出している若手建築家ユニット 増田信吾+大坪克亘の個展「それは本当に必要か。」を開催いたします。

たった1枚の住宅の塀から設計活動を始めたふたりは、その後、初期の代表作「躯体の窓」や「第32回吉岡賞」を受賞した「リビングプール」により高い評価を受け、建築界の注目を集めました。
彼らは、敷地のなかで「場」に大きく影響する境界や窓、躯体、基礎といった部位に着目し、大胆な解決方法を提示します。その際、そこで営まれる生活や周辺環境に対しても細やかな「観察」と「診断」をおこない、場に大きく寄与する対象を見極めて設計すべき「計画」へと導いて行きます。その行為からは、恣意的なものを排除して客観的に対象と向き合おうとする、ふたりの設計に対する純粋な姿勢がうかがえます。
その過程を経ているからこそ、周囲と溶け込みながらも強い存在感を与える彼らの建築は、私たちの既成概念をくつがえし、日頃見慣れた風景が違って見えるような新鮮な感動を与えてくれるのです。

  本展覧会では、増田信吾+大坪克亘の初期の作品から「始めの屋根」「街の家」「つなぎの小屋」「庭先のランドマーク」などの近作までの設計過程を敷地模型やモックアップにより紹介します。本当に設計すべきことをどのように見出し、環境の中で定着させていくのか、彼らの探求の軌跡をご覧ください。

吉阪隆正の建築展が、2020年11月に東京都現代美術館で開催

吉阪隆正の建築展が、2020年11月に東京都現代美術館で開催

日程

吉阪隆正の建築展が、2020年11月に東京都現代美術館で開催されます。会期は2020年11月14日~2021年2月21日。

ル・コルビュジエの弟子の一人として、日本にモダニズム建築の思想を普及させた建築家・吉阪隆正(1917-1980)の回顧展。代表作に大学セミナーハウス、ヴェネチア・ビエンナーレ日本館などがあり、教育者、登山家、文明批評家として提唱した「有形学」や「不連続統一体」といった独自の理論は、未来を考えるための示唆に富んでいます。多面体な吉阪隆正の思想を、ことば・スケッチ・図面・模型・写真・映像等で構成・展示します。

ピーター・ズントーがマスタープランなどを手掛けている、オランダ・アムステルダムの築約140年の閉鎖された工場群を、高級ホテル・住居・アート施設・商業施設などに再開発するプロジェクト「DE MEELFABRIEK」の現地写真とレポート

ピーター・ズントーがマスタープランなどを手掛けている、オランダ・アムステルダムの築約140年の閉鎖された工場群を、高級ホテル・住居・アート施設・商業施設などに再開発するプロジェクト「DE MEELFABRIEK」の現地写真とレポートがwallpaper*に掲載されています。プロジェクトの公式サイトでは模型写真や各種施設の画像なども閲覧できます。工事の第一期は2020年夏に完了予定。第二期は2023年に完了予定だそうです。

青木淳による、藤村龍至と小林正美がモデレーターを務めた国際文化会館での講演会「いま建築で『表現』とは?」の動画

青木淳による、藤村龍至と小林正美がモデレーターを務めた国際文化会館での講演会「いま建築で『表現』とは?」の動画です。2019年10月9日に行われたもの。

この講演は千葉学と乾久美子の建築について青木が語る内容でした。

OMAによる、イギリス・ブライトンの高校の新校舎「Brighton College」の写真など

OMAが設計した、イギリス・ブライトンの高校の新校舎「Brighton College」の写真と図面などが62枚、archdailyに掲載されています。

青木淳の外装設計で2月1日に開店する「ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋」の外観写真

青木淳の外装設計で2020年2月1日に開店する「ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋」の外観写真が多数twitterに投稿されていたので公式埋込機能で紹介します。開店情報などはこちらのサイトにも掲載されています。

UNスタジオが建築テクノロジー会社「UNSense」を設立していて、様々なテクノロジーを盛り込んだ都市プロジェクト「100 Homes Project」を公開

UNスタジオが建築テクノロジー会社「UNSense」を設立していて、様々なテクノロジーを盛り込んだ都市プロジェクト「100 Homes Project」を公開しています。以下がその解説動画。簡潔な英語でのキャプション入り。

Arch tech company UNSense, founded by UNStudio, is going to build an adaptive residential area of 100 houses in Brainport Smart District, Helmond. In this neighbourhood – a real-life testing environment – all kinds of smart services will be developed and tested in the areas of housing, energy, mobility and health, which will make life in this neighbourhood more sustainable and liveable. Technology at the service of the well-being of the inhabitants.

コールハースとの協同などで建築業界でも知られるキュレーターのハンス・ウルリッヒ・オブリストのインタビュー「美術館、そしてキュレーターの役割について」(日本語)

レム・コールハースとの協同などで建築業界でも知られるキュレーターのハンス・ウルリッヒ・オブリストのインタビュー「美術館、そしてキュレーターの役割について」が、tokyoartbeat.comに掲載されています。日本語で読める記事です。
コールハースとは、書籍『プロジェクト・ジャパン メタボリズムは語る』などで協同しています。またサーペンタイン・パヴィリオンのキュレーションをしていることでも知られています。

SANAAが設計を進めている「新香川県立体育館」の基本設計概要が公開

SANAAが設計を進めている「新香川県立体育館」の基本設計概要が公開されています。11枚のPDFにパースや平面図が掲載されています。2018年6月に発表されたプロポの提案書はこちらで閲覧可能です。

ソウト・デ・モウラが、2018年のベネチアビエンナーレにて、バチカン市国の為にデザインした、石材を用い少ない建設行為で祈りの場を実現したチャペルの写真

エドュアルド・ソウト・デ・モウラが、2018年のベネチアビエンナーレにて、バチカン市国の為にデザインした、石材を用い、少ない建設行為で祈りの場を実現したチャペルの写真が31枚、fbに掲載されています。図面はこちらのサイトに掲載されています。
これは、バチカン市国がヴェネチアビエンナーレ国際建築展に参加するにあたり国際的な10名の建築家にチェペルの設計を依頼するプロジェクトの一環で建てられたものです。

写真家のヴォルフガング・ティルマンスが2019年12月までマドリッドで行った展覧会の会場写真

写真家のヴォルフガング・ティルマンスが2019年12月までスペイン・マドリッドのギャラリー「Juana de Aizpuru」で行った展覧会の会場写真が、ティルマンスの公式サイトに掲載されています。ティルマンスはその展示空間に合わせて作品を構成することでも知られていて、この会場写真も自身が撮影していると思われ、作品と展示空間の関係性を考えるのに最適だと思います。ティルマンスのサイトでは過去の展示空間の様子が多数アーカイブされているのでお勧めです。まず最初に見るとすれば、この2017年にテートモダンで行われた回顧展の会場写真が充実していると思います。

オルジアティの設計で2018年に完成した、バーレーンの、ユネスコ世界遺産登録された真珠採取業の遺構の為のヴィジターセンター「Pearling Site Visitor Centre」の、イワン・バーンの撮影した写真

ヴァレリオ・オルジアティの設計で2018年に完成した、バーレーンの、ユネスコ世界遺産登録された真珠採取業の遺構の為のヴィジターセンター「Pearling Site Visitor Centre」の、イワン・バーンの撮影した写真が18枚、domuswebに掲載されています。ネット上では見ることのできなかった部屋の写真も掲載されています。

岸和郎 + K. ASSOCIATES / Architectsによる、埼玉・草加市の「日本化学産業総合研究所」の写真

岸和郎 + K. ASSOCIATES / Architectsのウェブサイトに、埼玉・草加市の「日本化学産業総合研究所」の写真が16枚掲載されています。

日本化学産業は化学薬品と建材を製造する会社であり、その化学薬品部門は埼玉県、福島県に4ヶ所の工場を持っている。このプロジェクトは主力工場である埼玉工場は草加にあり、その構内に薬品部門の総合研究所を新設するのがこのプロジェクトである。埼玉工場は西は綾瀬川、北は東京外環自動車道の高架に面し、東と南は住宅街に面しており、構内には低層平屋の工場が数多く並んでいる。低層の建物群で構成されている工場構内景観を考え、この建物も2層+ペントハウスの3層構成とし、現状では不足している緑や樹木を建物の周辺だけでなく屋上にも配することで工場構内の緑地率をあげ、働く人にも優しい構内景観をつくろうと考えた。
この建物には機能的には研究開発部門だけでなく、この工場全体の管理事務部門も入るため、直接は関係を持つ必要のないこの2部門を建物中央部に配したピロティ+屋外テラスで繋ぎ、そこに双方のエントランスを設ける。結果として機能的には分かれながらも研究所としては一体的な表情を持つ平面形を採用した。
日々進化する化学薬品の開発はそれこそ日進月歩であり、研究開発もそのスピードに対応する必要がある。そのためには機械設備の更新や変更が迅速に、簡単にできることというのが求められる研究施設であり、そのためこの計画では建築の構造体そのものは鉄筋コンクリート造とし、恒久的なものとするが、機械設備はいつでも撤去、更新、変更可能なものとするため、すべて外壁側に配置し、研究所全体は稼働中でも設備更新が外壁側から可能な形式とした。
すなわち外壁を二重とし、内側には最小限のRC璧や間仕切り壁を設け、その外側にあらためてポリカーボネートの半透明の外皮を設け、その二重壁の間の屋外空間を機械設備の設置スペースとする。したがって機械設備の更新はいつでも可能となる。
さらに現在は機能的には南北の2部門に分かれているが、その平面形式も変更可能なように恒久的なコンクリートの構造体以外はそのポリカーボネートの外壁、さらにグレーチングの作業床やスチール・メッシュの天井などの半透明の工業製品を構造体に取り付けるだけのディテールとし、機械の更新だけでなく平面形も更新可能な建築となるように考えた。
1,2階については研究開発機能に特化した建築空間となるのに対して、3階のペントハウス階はこの工場で働く人たちの休息の場を提供することを提案した。ここに昇ると自分たちが働いている工場を眼下に見下ろすことになり、仕事から離れた時間を持つことが可能になる。屋上階の緑化計画も意識的に様々な低木を混植することにし、南北に通したオレンジの並木の樹列とともに昔懐かしい原っぱのような風景を再現することを夢想した。現在は正面に見える高速道路の界壁も数年のうちに緑の風景の中に埋没し、眼に入るのは緑とオレンジと空だけという屋上庭園が出来上がるはずである。

以下のfbページでも写真の閲覧が可能です。

BIGのビャルケ・インゲルスによる、巨大なスクリーンに映し出されたほぼ原寸大の映像と連動する、トヨタの「Woven city」のプレゼン動画

BIGのビャルケ・インゲルスによる、巨大なスクリーンに映し出されたほぼ原寸大の映像と連動する、トヨタの「Woven city」のプレゼンテーション動画です。Squint/Operaというチームが手掛けたとの事。Woven Cityについてはこちらの記事で紹介しています。
※映像が壊れている表示ですが、再生ボタンを押すと閲覧できます

The film was played during Toyota CEO Akio Toyoda’s announcement and used as part of a carefully choreographed presentation by Bjarke Ingels. At the heart of the design concept is how we experience the city, from how we interact with each other in our homes to new mobilities and sustainability. To bring this to life we needed to create a more immersive way for viewers to experience an architectural vision, so the film was made to be an eye-level tour with Bjarke Ingels transplanted into the digital proposal as a physical tour guide. As Bjarke explains his design philosophy the woven city is revealed around him.

アルベルト・カラチの設計で完成した、メキシコ・イゲロンの、2017年メキシコ中部地震で被災した小学校の建替えプロジェクトの写真

アルベルト・カラチの設計で完成した、メキシコ・イゲロンの、2017年メキシコ中部地震で被災した小学校の建替えプロジェクトの写真が7枚、architectural recordのウェブサイトに掲載されています。

世界的に著名なキュレーターのハンス・ウルリッヒ・オブリストが、東京藝大で行った講演「雲のように考える:コンテンポラリーアートはどこへいくのか」の動画

世界的に著名なキュレーターのハンス・ウルリッヒ・オブリストが、東京藝大で行った講演「雲のように考える:コンテンポラリーアートはどこへいくのか」の動画です。

グローバル時代の芸術文化概論 特別公開講義
「雲のように考える:コンテンポラリーアートはどこへいくのか」
ハンス・ウルリッヒ・オブリスト

この度、東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科では、本研究科・開講科目「グローバル 時代の芸術文化概論」の一環で、ハンス・ウルリッヒ・オブリスト氏(キュレーター、ライター、サーペンタイン・ギャラリー・ディレクター)を招聘し、公開講義を開催いたします。

「雲のように考える:コンテンポラリー・アートはどこへいくのか」と題された本講義では、世界の第一線で活躍するオブリスト氏が、キュレーターとして、あるいはライターとして、世界各地を飛びまわりながら、理論と実践の間で日々考えていることについて語る、大変貴重な機会となります。ぜひご来場・ご聴講いただけましたら幸いです。

ゲスト講師:ハンス・ウルリッヒ・オブリスト
モデレーター:⻑谷川祐子 [東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授]
日時:2020年1月5日(日) 15:00-17:00
開場:14:30
会場:東京藝術大学上野キャンパス 音楽学部 5-109 教室
住所:東京都台東区上野公園12-8

ハンス・ウルリッヒ・オブリスト|Hans Ulrich Obrist
キュレーター、ライター。2006 年からロンドンのサーペンタイン・ギャラリー共同ディレ クター。前職はパリ市立近代美術館のキュレーター。アーティストだけでなく、建築家、 科学者、デザイナー、映画監督、コレオグラファー、音楽家、思想家などと協働するなど、学際的なアプローチで知られ、その活動は多岐にわたる。主な展覧会に「do it」 (1993 年)、「Take me (I’m Yours)」(1995 年)、「Cities on the Move」(1997〜 1999 年)、「Laboratorium」(1999 年)ほか、計 300 以上のキュレーションを手掛け る。主な著書に『コールハースは語る』(筑摩書房、2008 年)、『ザハ・ハディドは語 る』(筑摩書房、2010 年)『アイ・ウェイウェイは語る』(みすず書房、2011 年)、レ ム・コールハースと手がけた『プロジェクト・ジャパン メタボリズムは語る……』(平 凡社、2012 年)、『キュレーション 「現代アート」をつくったキュレーターたち』(フ ィルムアート社、2013 年)、『キュレーションの方法:オブリストは語る』(河出書房新 社、2018 年)など多数。現在、世界で最も影響力のあるコンテンポラリー・キュレーター のひとり。

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