北京を拠点とするトレース・アーキテクチャー・オフィスによる、中国・雲南省に建てられたコーヒーを中心とした宿泊もできる複合施設の動画です。製作は中国の動画メディア・一条。こちらで写真も閲覧可能です。こちらのページによれば、中国・雲南省は計画的にコーヒー産業を発展させ中国のコーヒー生産量の95%を占めているのだそう。煉瓦とコンクリートによるミニマルな空間が強いインパクトを感じます。
remarkable archive
篠原一男が1976年に完成させた東京・渋谷区の「上原通りの住宅」の現在の様子と住み手のインタビューを収録した動画です。製作は中国の動画メディア・一条です。平面図がこちらのPDFで、矩計図がこちらのPDFで、立面図がこちらのPDFで閲覧できます。TOTO通信で過去にこの住宅が取り上げられた際の解説テキストはこちらで閲覧可能。
※インタビューも収録されている建築家の塩崎太伸が編集の間違いを指摘していましたのでリンクを追記します。
石上純也による、山口の「レストランノエル新店舗」の床の施工が進行されています。クライアントがtwitterに投稿した写真です。※無断での現場見学は厳禁。
もう少しで床ができる。 pic.twitter.com/ba4JJJFWiW
— noel (@restaurantnoel) 2019年5月16日
大西麻貴+百田有希 / o+hによる、広島の「東部地域防災センター(仮称)」設計プロポの最優秀案が公開されています。次点は乾久美子建築設計事務所との事。選定委員会委員は、山本理顕・村上徹・小野田泰明を含む5名だったようです。
このプロポーザルには全国から66者の参加表明書の提出があり、3月25日(月)に選定委員会による一次審査を終え、5者が選定されました。
4月26日(金)に二次審査(最終審査)公開ヒアリング・公開審査を実施したところ、地域住民を含む約100名の傍聴者が来場し、提案者と審査委員とが「防災」、「地域コミュニティ」、「シンボル」、「コスト」について議論を行った結果、次のとおりに設計者が選定されました。(via town.kumano.hiroshima.jp)
H&deM(ヘルツォーグ&ド・ムーロン)を経て香港・東京に事務所を開設した、KOMPASの小室舞へのインタビュー「建築学科から広がる道」が京大建築式に掲載されています。
小室舞さんは京都から東京へ、そしてスイス、香港と拠点を変えつつ30代前半で海外に事務所を構えるという誰とも重ならないキャリアを、力強く、迷わず切り開いている様に見えます。複数の岐路があった中でどのように進路を決められてきたのかお話を伺いました。お話の中で見えてきたのは“体育会系”で培われた現実を見据えた決断力という意外な一面でした。
乾久美子・青木淳・中川エリカ・長谷川豪・福島加津也が審査した「住宅建築賞2019」の結果と、審査員による率直な意見が興味深い講評が公開されています。
結果は主催の東京建築士会のサイトに掲載されたものを引用します。「住宅建築賞2019入賞作品展」の概要はこちらでどうぞ。
【審査員】
審査員長:乾久美子/審査員:青木淳 中川エリカ 長谷川豪 福島加津也<住宅建築賞金賞>
●筑西の住宅(茨城県)
設計者 伊藤 暁(株式会社伊藤暁建築設計事務所)
建築主 間々田 涼平
施工者 株式会社田中工務店
【建物構造:木造】<住宅建築賞> (受付順)
●欅の音 terrace(東京都)
設計者 永井 雅子+根岸 龍介+若林 拓哉(つばめ舎建築設計)/藤沢 百合(スタジオ伝伝)
建築主 佳那栄商事
施工者 株式会社セキグチホームテック
【建物構造:鉄骨造】●ヴィラ・ポタジェ(埼玉県)
設計者 平井 政俊(平井政俊建築設計事務所)+關本 丹青
建築主 時田 隆佑
施工者 株式会社時田工務店
【建物構造:木造在来工法】●ミナガワビレッジ(東京都)
設計者 神本 豊秋(株式会社再生建築研究所)
建築主 株式会社大一
施工者 株式会社ルーヴィス+株式会社マルキ(外構)
【建物構造:木造(木造在来工法)】●コート・ハウス(埼玉県)
設計者 田村 裕希+松岡 聡(一級建築士事務所松岡聡田村裕希)
建築主 田村 謙二
施工者 安松託建
【建物構造:木造】
今回のアガ・カーン建築賞の最終候補20作品が発表されています
今回(2017~2019)のアガ・カーン建築賞の最終候補20作品が発表されています。日本の小林一行+樫村芙実 / テレインアーキテクツの作品「AU dormitory」もノミネートされています。
審査はデイビッド・チッパーフィールドを含む9名により行われるとの事。最上部のリンク先から20作品も閲覧可能です。
以下に、テレインアーキテクツのノミネート作品を紹介します。
石上純也へのインタビュー『建築家・石上純也が再定義する、情報社会における本当の「新しさ」』がmugendaiに掲載されています。
五十嵐太郎による、地方の現代建築を紹介する連載「反東京としての地方建築を歩く」の1回目「現代建築のまち、黒部」が公開されています。紹介している建築の写真も多数掲載されています。
篠原一男が設計した「東京工業大学百年記念館」と住宅の様子なども紹介したり、東工大・塩崎太伸に話を聞いている動画です。製作は中国のメディア・一条です。
スキーマ建築計画の長坂常とグラフィックデザイナーの色部義昭に、東京都現代美術館のリニューアルについて聞いたインタビュー記事と写真がpenのサイトに掲載されています。
以下は、美術館公式の改修に関するリリーステキスト。
館内外のサインを一新
目の前に広がる木場公園。その続きのように普段使いをしてもらえる美術館をコンセプトにパブリックスペースを整備しました。各施設やカフェ&ラウンジ、美術図書室などを隅々まで楽しんでいただけるよう、サインと一体的にデザインされた什器を設置し、まちに開かれた美術館を目指します。
サイン什器設計:建築家 長坂常(スキーマ建築計画)
サイン計画:アートディレクター 色部義昭
(株式会社日本デザインセンター色部デザイン研究所)
木村松本建築設計事務所が、1924年竣工の京都の「本野精吾邸」を新事務所にすることを公表しています。本野精吾邸の写真はこちらのページなどで閲覧できます。本野についてより詳しく知りたい方は、こちらのPDFに詳細にまとまっているので閲覧をお勧めします。
ジャン・ヌーベルが設計した、キプロス大学の新しい学習資料センターの写真が20枚、designboomに掲載されています。
以下は、建設中の建物を空撮した動画。
髙田浩一 / KOICHI TAKADA ARCHITECTSによる、ヌーベルのカタール国立博物館内のショップの写真がarchidailyに掲載されています
オーストラリア・シドニーを拠点とする髙田浩一 / KOICHI TAKADA ARCHITECTSが設計した、ジャン・ヌーベル設計のカタール国立博物館内のショップの写真が19枚、archidailyに掲載されています。髙田の日本語でのインタビュー記事はこちらに。
以下はプロジェクトを解説する動画。
秋田を拠点とし35年前から環境負荷の少ない住宅に取り組む建築家・西方里見を囲む座談会「寒冷地の建築実践から考えるエコロジー」が建築討論に掲載されています。座談会の参加者は西方里見・能作文徳・吉本憲生・川井操・辻琢磨。
西方里見
1951年秋田県能代市生まれ。建築家。1975年室蘭工業大学建築工学科卒業。1975年青野環境設計研究所を経て、1981年西方設計工房開所。1993年西方設計に組織変更。2008年「サスティナブル住宅賞」国土交通大臣賞、「東北建築賞」作品賞受賞(設計チーム木)、「JIA環境建築賞」優秀賞(設計チーム木)他受賞。主な著書に『最高の断熱・エコ住宅をつくる方法』、『「外断熱」が危ない!』、『プロとして恥をかかないためのゼロエネルギー住宅のつくり方』(ともにエクスナレッジ社)など。