内藤廣が設計した、福井の「年縞博物館」が、明日(2018年9月14日)オープンするそうです。リンク先の公式サイトの写真も少しですが掲載されています。
instagramにも写真が数枚投稿されていますが、伸びやかな切妻屋根と、内部でのそれを支える構造体が見どころのようです。
remarkable archive
隈研吾の設計で完成した、スコットランド・ダンディーの「ヴィクトリア&アルバート博物館」の内外の様子がよくわかるクオリティ高めの動画です。
外観はこちらで。
内観はこちらで。
隈のウェブサイトで公開されている説明のテキストは以下です。
スコットランド北部の都市dundeeのウォーターフロントにたつ、ヴィクトリア・アルバート・ミュージアム(ロンドン)の分館。V&Aのコレクションを展示するだけではなく、地元スコットランドの現代アートやプロダクトデザインも展示され、スコットランドの新しい文化的な中心となることを期待されている。
敷地はダンディー市の南側を流れるタウ川に面し、それと建築がひとつに融合した新しい環境調和型建築のあり方を提案した。プレキャストコンクリートを水平に積み重ねて陰影と変化のあるファサードを作り出し、スコットランドの崖の美しさを建築的に表現した。
建物の中央に水平に貫通する大きな「孔」をあけた。ダンディー市の中心軸であるユニオンストリートと、タウ川の美しい自然とを、この「孔」を媒介して、つなげようと試みた。環境と切断された20世紀型美術館にかわる、環境と一体化し、コミュニティーと一体化した、21世紀型の文化施設を作ろうと考えた。ホワイエは地元産のやわらかな質感をもつ木材でおおわれた、大きなVOIDとしてデザインし、コンサートや様々なパフォーマンスを行うことのできるコミュニティー再生のための”Living Room”を創造しようと試みた。
隈研吾がデザインアーキテクトを務めた「JR品川新駅 (仮称)」の現場現場の様子と隈がコメントしている動画です。
プレスリリース(PDF)では、正式な設計者クレジットや完成予想パースも掲載されています。
以下は、隈研吾のサイトで公開されているプロジェクトに関する公式のテキスト。
東京の環状鉄道・山手線の新駅の駅舎で、東京オリンピック(2020)にあわせて、完成する予定。駅に隣接するJRの操車場跡地(約13ha)を利用して、東京の南東の副都市となる大規模な再開発が計画されており、新駅はこの再開発の顔として計画された。
地域に開かれた広場としての駅舎をコンセプトとし、膜構造(membrane structure)の大屋根の下に、かつての日本の駅にはない、開放的で明るい空間が広がっている。
鉄骨と木の集成材を組み合わせて作られたフレームに、半透明のテフロン膜が張られた姿は、現在のテクノロジーの産物であると同時に、障子、折り紙などの日本文化のエッセンスを想起させ、2020年の日本の顔となることが期待されている。
隈研吾の設計で完成して、公開されたスコットランド・ダンディーの「ヴィクトリア&アルバート博物館」の動画が掲載されています。リンク先はAFPBBニュースで、日本語での解説も読むことができます。
神本豊秋+再生建築研究所による、東京・表参道の「ミナガワビレッジ」の改修適法化プロセスについて設計者の話も交えてまとめた記事が、LIFULL HOME’S PRESSに掲載されています。タイトルは『60年間違法建築だった表参道「ミナガワビレッジ」再生の要因は交渉力、コミュニケーション力』です。
SHARE ミラー&マランタのクイントゥス・ミラーの講演会「近作を語る」を京都で開催
- 日程
- 2018年9月21日(金)
スイスの建築家 ミラー&マランタのクイントゥス・ミラーの講演会「近作を語る」を京都で開催されます。開催日は2018年9月21日。場所は京都工芸繊維大学60周年記念館1階記念ホール。アーキテクチャーフォトでは過去にミラー&マランタの特集記事を公開していて日本語でのインタビューなどを読むことができます。
ミラー&マランタは、バーゼルを拠点にスイス国内外において活動を展開している。彼らの建築は、それぞれの場所の記憶や雰囲気、素材、そして音や光の状態に焦点をあてながら、都市と建築を定義づけることにより実現される。場所そのものとそれへの解釈をひとつのものに重ね合わせることで、それぞれの場所の特殊性が理にかなった在り様で構造化されたものが、彼らの建築である。本レクチャーでは、近作をとおしてそのコンセプトが語られる。
講師|クイントゥス・ミラー[スイス・イタリア大学メンドリジオ建築アカデミー教授|ミラー&マランタ]
タイトル|ミラー&マランタ 近作を語る
日時|2018年9月21日(金) 18:00-20:00
会場|京都工芸繊維大学60周年記念館1階記念ホール
定員|200名(入場無料、当日先着順)
主催|京都工芸繊維大学KYOTO Design Lab
後援|在スイス日大使館
問合せ|info@d-lab.kit.ac.jp
青木淳による論考『「災害は起きる」を前提につくること―広島県《三次市民ホールきりり》』が、Webnttpub.に掲載されています。書籍『フラジャイルコンセプト』に収録されている論考が、ウェブでも公開されました。
フランク・ゲーリーが設計を手掛けた、アメリカ・カリフォルニアのFacebook本社の増築の写真がdezeenに掲載されています。以下は、その動画です。
SHARE 藤本壮介による、東京・板橋区の「Tokyo Apartment」の内覧会が、ルーヴィスの主催で開催
- 日程
- 2018年9月15日(土)
藤本壮介による、東京・板橋区の「Tokyo Apartment」の内覧会が、ルーヴィスの主催で開催されます。開催日は2018年9月15日。開催の詳細はリンク先でどうぞ。
この度、株式会社ルーヴィスは2010年に竣工した
建築家:藤本壮介氏による「Tokyo Apartment」を取得し、運営・管理していく運びとなりました 。
どなたでも見学可能な内覧会を開催させて頂きます 。
ぜひこの機会に、現代建築の名作である「Tokyo Apartment」をご高覧くださいませ 。日時:2018年9月15日(土)11:00~16:00
隈研吾のウェブサイトに、日本ハウスHDの為に設計したモデルハウス「120×120の森」の写真が掲載されています。こちらのページには、隈研吾と日本ハウスHDの対談記事が掲載されています。この建物は、東京・世田谷区の住宅展示場に建てられたようです。
120×120の断面寸法を持つ檜材を組み合わせて、森のような家をデザインした。
120×120の柱を並べた列柱状の耐力壁に、さらに120×213のピースを挿入することによって、日射を遮蔽し、木漏れ日のような効果を生む、やわらかくて強いスクリーンを創造した。
守られながら、しかも街に対して開かれた、新しいタイプの木の家が生まれた。
SHARE 杉本博司と榊田倫之の新素材研究所の建築展「-新素材×旧素材-」が開催
- 日程
- 2018年10月21日(日)–2019年1月14日(月)
杉本博司と榊田倫之の新素材研究所の建築展「-新素材×旧素材-」が開催されます。会期は2018年10月21日~2019年1月14日で、場所は東京・品川区の建築倉庫ミュージアムです。
本企画展は、世界的に活躍する現代美術作家 杉本博司が建築家 榊田倫之と共に2008年に設立した建築設計事務所「新素材研究所」の10年にわたる活動を、建築模型・写真、そして新素材研究所の使用する特徴的な古材や道具、素材等の展示を通してご紹介するものです。
『旧素材こそ最も新しい』という理念のもと、古代や中世、近世に用いられた素材や技法を、現代にどう再編して受け継いでいくかという課題に取り組む新素材研究所は、カタログからは建材を選ばず、骨董から産業資材まで独自の視点で見立てた素材を日頃から集め、それらを設計に生かし、空間を作っています。そのデザインは、素材の良さを最大限に引き出すための伝統的な職人の技術と最新技術とを融合させ、現代的なディテールで仕上げられます。新素材研究所の活動の軌跡を振り返る本企画展にご期待ください。
【本展の見どころ】
・「新素材研究所」のシグネチャーデザインである敷瓦を使用した会場デザイン。
・「新素材研究所」が実際に使用している代表的な古材や廃材などの素材を展示し、新素材研究所の素材に対するアプローチを体験。
・約8件の代表的なプロジェクトを、杉本博司の撮影した竣工写真と模型を中心にご紹介。
・「新素材研究所」発足前の杉本博司の初の建築作品である〈護王神社〉(香川県直島)再建プロジェクトの実際の素材と同一材で精緻に製作された竣工模型を展示。
・杉本博司の構想から20年をかけて2017年に開所した小田原文化財団の複合施設〈小田原文化財団 江之浦測候所〉(神奈川県小田原市)の模型を杉本の代表作品〈海景〉と共に展示。
(※2018年8月30日の日埜のツイートを追加しました。)
noiz・豊田啓介と日埜直彦による、最近の建築学生に対する実感から始まった”建築を見ることや知ることの重要性”に関する対話がtwitterで行われていました。公式埋め込み機能でご紹介します。
しかし最近大学でレクチャーしてて思うのは、建築の学生ほんと本読んでも見てもないし、実際の建物も見てないのねという。シャイで応えてないんじゃなくて、ほんとにいわゆる名作椅子とかほとんど知らないよね。
— Keisuke Toyoda/豊田啓介 (@toyoda_noiz) 2018年8月28日
これは本当そうだよね。建築がどんなものであり得るか体験したことなくて建築を云々しても群盲象をなんちゃらで、結局抽象的だったり荒唐無稽になったりする。モノと可能性の両側にちゃんと着地してその間を考えるには見なきゃ話が始まらん。 https://t.co/t3Xzl2Xzub
— 日埜直彦 (@naohikohino) 2018年8月28日
あーだこーだ言うときに、それはあそこのあの感じに近い、近いけどここは違う、というような具体度は絶対要る。単に建築見るんじゃなくて懐刀どんだけ持ってるかの勝負。建築の歴史長いんだから、懐刀になるものたくさんある。
— 日埜直彦 (@naohikohino) 2018年8月28日

藤村龍至に、ギャラ間での建築展や、教育の現場での気づき、今後のヴィジョンなどについて聞いているインタビュー「都市からふたたび建築へ(前編)」が、ensembleに掲載されています
藤村龍至に、ギャラ間での建築展や、教育の現場での気づき、今後のヴィジョンなどについて聞いているインタビュー「都市からふたたび建築へ(前編)」が、ensembleに掲載されています。写真とテキストは、デザインジャーナリストの加藤孝司です。
近年都市はさまざまな問題を抱えている。交通問題、環境問題はいうに及ばす、高齢化問題、福祉問題、都市の過密化とスポンジ化などその問題は多岐に渡る。
建築家藤村龍至氏と出会ったのは10年程前。スクラップアンドビルドを絶え間なく繰り返し、懐かしい風景が消えていく東京という街に生まれて、風景をつくる建築家という存在について思いを巡らせていた時だった。
建築から都市へ、そして再び建築へと向かっているようにみえる藤村さんの活動は、この10年でさらにフィールドを大きく拡張している。批判的工学主義からAIにおける設計まで、藤村龍至氏の現在について話をうかがった。
村山徹+加藤亜矢子 / ムトカ建築事務所が設計した、東京・恵比寿のギャラリー「Arts and Creative Mind Gallery」が明日(2018/8/30)オープンするそうです。こちらのクライアントのブログにも写真が3枚掲載されています。
場所はこちら(Googleマップ)。
ムトカで設計したアウトサイダー・アートのコマーシャルギャラリー「Arts and Creative Mind Gallery」が8/30(木)13時に恵比寿西の五叉路にオープンします。小さな空間ながらたくさんのアイデアが詰まった空間になりました。 pic.twitter.com/18yfZ1Bjw2
— MURAYAMA toru (@mur_mtka) 2018年8月27日
ムトカ建築事務所にて設計監理を行いました「Arts and Creative Mind Gallery」が8/30に恵比寿にオープンします。本ギャラリーはアウトサイダーアートを取り扱う小さなコマーシャルギャラリーです。福祉の世界から一歩踏み出して、彼らの作品がアートとしてきちんと評価されるような場所をつくりたいというクライアントの思いを形にしました。恵比寿駅から徒歩3分ととても行きやすい場所です。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
所在地:東京都渋谷区恵比寿西1-4-11-1F
開廊日時:水-日・祝 12:00~19:00
ネリ&フーへの、日本語で読めるインタビュー記事「装飾も空間にまつわるストーリーの一部」がhouzzに掲載されています。