吉岡徳仁の東京現代美術館での展覧会「クリスタライズ」の会場写真など

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吉岡徳仁の東京現代美術館での展覧会「クリスタライズ」の会場写真など

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吉岡徳仁の東京現代美術館での展覧会「クリスタライズ」の会場写真です。

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Tornado 2007

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Tornado 2007

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Swan Lake 2013

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Swan Lake 2013

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Swan Lake 2013

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Swan Lake 2013

Swan Lake 2013
結晶の絵画

自然の生命とエネルギーは、人間の想像を超える。
2007年から取りくんできた「クリスタライズド プロジェクト」は、水槽の中で自然結晶を成長させることで、まるで作品に生命を吹き込むように、自然とともに造形を創り出す試みである。
自然の原理から成長する自然結晶の造形は、これまで椅子や絵画、彫刻といったさまざまなかたちで人間の想像を超越したエネルギーを表現し作品を生み出してきた。
結晶絵画は、結晶の成長過程において音楽を聴かせ、曲の振動によって、自然結晶の形状を変化させる。《Swan Lake》と題されたこの作品は、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーの「白鳥の湖」の曲を聴かせて生み出され、自然の生命とエネルギーは、一つの曲から一つの絵画へ変化し、結晶に宿る生命を育む。

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The Rose 2013

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ROSE 2013

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ROSE 2013

ROSE 2013

結晶が綴る薔薇の彫刻《ROSE》。愛のシンボル、バラは、結晶の成長とともに薔薇の生命が彫刻へと生まれ変わり結晶化し、人間の想像を超えた新たな造形を生み出す。バラの花の色素は結晶体の成長過程において吸い上げられ、結晶に乱反射する光にかすかな色彩を与えていく。《ROSE》は、バラに潜む自然の力を使い結晶化される花の詩のような作品だ。バラの中に眠る古の野生種の「生命」が自ら形態と色を選び出し、時間をかけて自らを彫刻化していく。描かれる花、結晶によって描かれたバラの姿に、永遠で真実の愛が、見えない棘となって見るものを刺す。

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Spider's Thread 2013

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Spider's Thread 2013

蜘蛛の糸 2013

7本の糸から生み出された椅子。芥川龍之介の小説で釈迦は、ただ一度、蜘蛛の命を守る善行を成した悪人に、天上から蜘蛛の糸を垂らす。蜘蛛の糸は、わずかな望みの象徴であり、はかなさの象徴でもある。2008年《ビーナスー自然結晶の椅子》では、作品の結晶生成に繊維のかたまりを用いてきたが、《蜘蛛の糸》は、自然結晶の構造を応用し、自然から生み出される形により近づける試みが行われている。フレーム内に留められたわずか7本の糸はまるで蜘蛛の巣のように張られ、三次元の線画として椅子のフォルムを中空に描き出す。この構造に結晶を育てることで、7本の極細の糸は結晶構造となり椅子形に固定される。形の質量を極限までそぎ落とし、自然に倣い、自然の力で造形した、椅子の彫刻が現れる。

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Rainbow Church 2010

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Rainbow Church 2010

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Rainbow Church 2010

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Rainbow Church 2010

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Rainbow Church 2010

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Rainbow Church 2010

虹の教会 2010

アンリ・マティスが、晩年に隅々まで心を配り手がけた「ロザリオ礼拝堂」。20代前半の頃、南仏ヴァンスにある、その礼拝堂を訪ね、明るくまばゆい、圧倒的な光と色に包み込まれる不思議な体験を得る。「いつかこのような建築をつくりたい」という想いを強く抱いた。建築プロジェクト「虹の教会」の重要なエレメントの一つ、500個ものクリスタルプリズムを集積したステンドグラスは、自然の光をたちまち鮮やかな虹色に変化させ、空間自体に「奇跡の光」が現われる。

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Waterfall 2006

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Waterfall 2006

Waterfall 2006

透明でありながら光の屈折によって、強いオーラを放つ。ガラスが固まる瞬間に作りだされる偶然の美しさ。水が造り出す美しい波紋やきらめきを連想させる、自然が生み出す無秩序な美しさを表現し、まるで水の塊の彫刻のように、透明で力強い造形が現れる。このプロジェクトは2002年から始まり、ガラスのベンチ《Water Block》をはじめ、六本木ヒルズに設置されている《雨に消える椅子》、世界最大のガラスの塊のテーブル、《Waterfall》などの多様な作品を発表している。
パリのオルセー美術館において、印象派ギャラリーのリニューアルプロジェクトに参加し、マネやドガ、モネ、セザンヌ、ルノワールに代表される印象派の作品群とともに《Water Block》が常設展示されている。ギャラリーに常設されたガラスのベンチは、印象派の描いた光の中に包み込まれるかのような、歴史と現代の美しい対話が始まる空間を創出している。

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Ray of Light 2013

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Rainbow Chair 2007

Rainbow Chair 2007 | Ray of light 2013

アンリ・マティスのロザリオ礼拝堂に衝撃を受け、光に包まれ、自然と一体となる《虹の教会》の建築を考えた。内部空間には虹の教会のシンボルとして設置する、《Rainbow Chair》。クリスタルプリズムからつくられる無垢で透明な彫刻は、虹の光のオーラを放つ。
そして窓から注ぐプリズムの彫刻、《Ray of light》。まるで教会のステンドグラスのように、クリスタルプリズムの輝きによって窓がつくられる。太陽のエネルギーによって生み出される奇跡の光は、彫刻となり、自然と建築が一体となった空間を生み出している。

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PANE chair 2006、Honey-pop 2001

Honey-pop 2001 | PANE chair 2006

自然構造から生み出される蜂の巣は軽くて高い強度を持つ。ハニカム構造の椅子《Honey-pop》は、わずか1センチに積層された120枚の紙が、広げることでハニカム構造となり、それに座ることで人体の形状が記憶され椅子のフォルムが完成する。
植物繊維構造をとりいれた《PANE chair》は、まるで空気に座るような感覚の椅子である。
硬いもので構造を形成し、強度をつくり出すのではなく、まるで、植物のように小さな繊維を組織化し、力を分散させ構造を作り出し自然の構造から生みだされた。
この椅子のまるでパンを焼くように、半円柱の繊維の塊を丸めて紙管に入れ、104℃の窯で焼き上げると繊維が椅子の形に記憶され完成する。
代表作でもある、この2つの椅子は、ニューヨーク近代美術館(MoMA) 、ポンピドゥー・センター、ヴィトラ・デザインミュージアムなど、世界の主要美術館で永久所蔵品に選定されている。

■展覧会概要
東京現代美術館
吉岡徳仁 - クリスタライズ
会期|2013年10月3日[木]―2014年1月19日[日]
(月曜休館・ただし10月14日、11月4日、12月23日、1月13日は開館、10月15日、11月5日、12月24日、12月28日―1月1日、1月14日は休館)
会場|東京都現代美術館(企画展示室B2・アトリウム、1FB室、ホワイエ他)
主催|公益財団法人 東京都歴史文化財団 東京都現代美術館/日本経済新聞社


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