architecturephoto®

  • 特集記事
  • 注目情報
  • タグ
  • 建築
  • アート
  • カルチャー
  • デザイン
  • ファッション
  • 動画
  • 展覧会
  • コンペ
  • 書籍
  • 建築求人
  • すべてのタグ

建築求人情報

Loading...
2016.5.09Mon
2016.5.08Sun
2016.5.10Tue
山路哲生建築設計事務所による、埼玉県の住宅「三尺格子の家」
サムネイル:山路哲生建築設計事務所による、埼玉県の住宅「三尺格子の家」

SHARE 山路哲生建築設計事務所による、埼玉県の住宅「三尺格子の家」

architecture|feature
住宅埼玉長谷川健太山路哲生

o_0
all photos©長谷川健太

山路哲生建築設計事務所が設計した、埼玉県の住宅「三尺格子の家」です。

本計画においては「量産化部材による非量産化住宅」を主題とし、現代の住宅のあり方を工法という観点から再考した。
日本において尺貫法が廃止され、1951年よりメートル法が本格施行されて60年余り。未だに建設業界、特に木造住宅においては尺貫法が根強く用いられている。日本では畳やふすま1枚を基準(3尺×6尺)とした量産部材が企業間を越えたオープンシステムとして流通しており、所謂「在来工法」として全国的にプレファブ化されている。これはつまり、方眼紙に沿って間取り図さえ描けてしまえればどんな素人でも建築家になれる国民的モデュラーコーディネーションを実現しているのである。
この日本人に与えられた当たり前の寸法体系を表現に使うことで、合理性・経済性は元より表情としての意匠的・体感的なモデュール効果を見出せないかと考えた。

※以下の写真はクリックで拡大します

o_1

o_3

o_4

o_5

o_6

o_7

o_8

o_8_2

o_9

o_10

o_11

o_12

o_13

o_14

o_15

o_16

o_17

o_18

o_19

o_20

o_21

以下、建築家によるテキストです。


三尺格子の家

北関東に位置する郊外住宅地において住宅を設計した。住人は若い夫婦と小さな二人の子供。こう言っては失礼かもしれないが、住まい方としては現代において私を含む若い世代の多くが選択する典型的な、ありふれたかたちである。
現代社会において、家族構成、働き方、収入、趣味、嗜好、気候、風土、それぞれは各家庭において全て一様ではない。そして、多くの人が、できることであれば自分は「特別」であり、自分だけのライフスタイルを送りたいと願う。しかしながら、同時に「皆と同じ」でありたい、「平均的」でありたい、とも願う。一聞して矛盾のある願いではあるけれども、例えば誰もが「安く良いもの」を望むように、ごくごく普通の消費者心理から現れる自然な願いである。
そこで必然として考えられるのが各ハウスメーカーによって既に取り組まれてきた「量産化=プレファブ化」ではあるが、プレファブ住宅を指して岸田日出刀が述べた「組み立て住宅の発展を望むが自分が今の組み立て住宅を註文はしないだろう」(建築雑誌:1947.10)との所感によく現れているように、戦後間もない時代でさえ積極的にプレファブ住宅に住みたいとは思えないのが、これもまた心理というものである。
そこで、本計画においては「量産化部材による非量産化住宅」を主題とし、現代の住宅のあり方を工法という観点から再考した。
日本において尺貫法が廃止され、1951年よりメートル法が本格施行されて60年余り。未だに建設業界、特に木造住宅においては尺貫法が根強く用いられている。日本では畳やふすま1枚を基準(3尺×6尺)とした量産部材が企業間を越えたオープンシステムとして流通しており、所謂「在来工法」として全国的にプレファブ化されている。これはつまり、方眼紙に沿って間取り図さえ描けてしまえればどんな素人でも建築家になれる国民的モデュラーコーディネーションを実現しているのである。
この日本人に与えられた当たり前の寸法体系を表現に使うことで、合理性・経済性は元より表情としての意匠的・体感的なモデュール効果を見出せないかと考えた。
平面計画は3尺×3尺(910×910㎜)を一升とし、6×8升の総二階とした。断面計画も、二階の高さを4升(=畳2枚分の長さ)とし構成を単純化した。天井を構成する垂木は6mの120角柱材を流通規格のまま切らずに使用し、軒の出はその余寸法で決めた。
寸法体系を規格材に委ねることで徹底した合理化・経済化が計れるとともに、それを表現的に用いることで即物的に「材料」としての生々しさが現れてくる。またその内部体験は古くから日本人が親しんできたモデュールに基づくものであり、郷愁的な快適性を担保している。
ルネサンス期において古典建築のオーダーからの脱却としてミケランジェロらが大オーダー(ジャイアントオーダー)を発展させたように、これは日本建築を支える尺貫法を請け負った現代の大尺貫法と言える。日本人の誰もが求めていた当たり前の心理は日本人の誰もが使える当たり前のシステムの中にみつけることができたように思う。

■建築概要
「三尺格子の家」
所在地:埼玉県
構造:木造地上2階
敷地面積:208.27mm2
建築面積:39.75m2
延床面積:79.50m2
竣工:2015年6月
設計監理:山路哲生建築設計事務所
構造設計:ハシゴタカ建築設計事務所
施工:松栄企画株式会社
撮影:長谷川健太
協力:遠藤照明(照明計画)

  • SHARE
住宅埼玉長谷川健太山路哲生
2016.05.09 Mon 11:41
0
permalink

#山路哲生の関連記事

  • 2025.7.01Tue
    山路哲生建築設計事務所による、東京・世田谷区の「代田の家」。住宅街の“当たり前の再編集”も意識した計画。奥行の深い土地で“広がり”を獲得する為、短辺方向の壁面の代わりに“ブレース”を吹抜などに配する建築を考案。時代と呼応する“斜めの大黒柱”としても位置づける
  • 2025.4.21Mon
    山路哲生建築設計事務所による、東京の「銀座髙木ビル」。頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビル。新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向。“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造る
  • 2025.2.24Mon
    山路哲生建築設計事務所による、東京・江東区の店舗「MONNAKA COFFEE」。近い将来の解体と再利用を前提とした計画。物流と工法を主要テーマとし、輸送性を意図したコンテナサイズの木構造ユニットを組合わせて造る建築を考案。持続可能性も考慮して地産材の活用や端材での家具製作も行う
  • 2023.1.12Thu
    山路哲生建築設計事務所による、香川・綾歌郡の「宇多津クリニック」。“広告的”で“非空間的”なロードサイドに計画。この場に“在り得る建築”を求め、看板に頼らない存在感を持つ“白く幾何学的で記号的な家型”を考案。形態の実現に求められた“ブレース”が豊かさも生み出す
  • 2021.2.19Fri
    山路哲生建築設計事務所による、大阪の住宅「二枚屋根の家」
  • 2020.10.22Thu
    山路哲生建築設計事務所の建築設計による、東京・新宿区の、築40年の宿泊施設のリノベーション「THE KNOT HOTEL SHINJUKU」
  • 2020.10.16Fri
    山路哲生建築設計事務所による、愛媛・松山市の、結婚式場チャペルの減築・改修「BAYSIDE GEIHINKAN」
  • 2020.6.27Sat
    /
    建築士による未来につながる社会貢献を評価するアワード「第6回 これからの建築士賞」の入賞作品が公開
  • 2019.9.19Thu
    山路哲生建築設計事務所による、東京・江東区の「亀戸の集合住宅」
  • 2019.9.13Fri
    山路哲生建築設計事務所による、東京・渋谷区の、完全キャッシュレスのコーヒースタンド「KITASANDO COFFEE」
  • view all
view all

#埼玉の関連記事

  • 2025.6.25Wed
    相坂研介設計アトリエによる、埼玉の「本庄の医院・住宅」。医院の改築と院長の居住部分を独立させ新築する計画。医院は、元の造形を活かした“塗分け”を行うと共に機能や動線の改善を実施。住宅は、将来のデイサービスへの転用も考慮した“木架構”が特徴の建築とする
  • 2025.6.16Mon
    熊木英雄 / オーガニックデザインによる、埼玉・戸田市の倉庫「SASAME Depo」。倉庫や工場が“日常的な景観”の街での計画。機能を重視して無機質な建物が溢れる状況に対し、新たな故郷の景色として“記憶に残る”存在を志向。ファサードに“木組み”を配した“温もり”を感じさせる建築を考案
  • 2025.6.10Tue
    関本竜太 / リオタデザインによる、埼玉・川越市の「越屋根の家」。地域から失われつつある農家住宅の建替え計画。新しくも“昔から建っていた”佇まいを目指し、“低いプロポーション”と“越屋根”を特徴とする建築を考案。縁側と土間で内外を繋げて休憩や交流の場とする
  • 2025.6.09Mon
    尾﨑龍一と吉田佑介による、埼玉・入間市の「機設工事本社屋」。重量物の搬入や据付を行う企業の為に計画。現場のバックオフィスとしての社屋の在り方を追求し、“流動性の中に拠点性を見つける”ような空間を志向。部位のヒエラルキーや材料の象徴性を慎重に剥ぎ取り造り上げる
  • 2025.6.03Tue
    安藤晃一+梁井理恵 / アヤトリデザインによる、埼玉・入間郡の「WILL社屋」。既存倉庫を増築と改修してオフィスとする計画。田園風景と対面する敷地環境に着目し、視認性の高い“軽快な看板の様なファサード”の建築を志向。ピロティの柱をセットバックして金属素材を採用した増築棟を考案
  • 2025.5.05Mon
    湯浅良介による、埼玉・狭山市の住宅「LIGHTS」。ウルフの描く“灯台”をモチーフとして構想。“誰かの帰りの足並みを軽くする”住まいを求め、灯台の様に“光を指し示す”在り方を志向。形態・配置・開口部の検討に加えてカーテンの柄までも考慮して作り上げる
  • 2025.4.09Wed
    ツバメアーキテクツによる、さいたま市の「森の建具群」。児童発達支援事業所の計画。必要諸室が多い与件に対し、避けられない建具同士の近接と反復を“逆手に取る”設計を志向。セン・ホオノキ・クリ等の様々な樹種を用いた“耳付きの建具枠”と“建具”が並ぶ空間を考案
  • 2025.3.31Mon
    髙濱史子小松智彦建築設計による、埼玉の店舗「JINSかわじまインター店」。商業施設と並んで建つ郊外のメガネ店。寄棟形状をベースとし周辺環境との調整を重ねて、全ての立面で見え方が異なる建築を創出。店内の様子を外部に伝える“V字の切れ込み”は外側の自然を内部に取込む役割も担う
  • 2025.2.17Mon
    古谷野裕一 / 古谷野工務店による、埼玉の「東川口の家」。緑地と住宅地に挟まれた敷地。この環境に“調和する住まい”として、素朴な切妻屋根の外観と棟木等を現しにした内部空間を特徴とする建築を考案。近隣のベンチ等を参照して設計した造作類でも周辺の文脈と繋げる
  • 2025.2.13Thu
    佐河雄介建築事務所による、埼玉・熊谷市の美容室「STUDS」。“時間の蓄積”を感じる古ビルの中での計画。新旧の素材の“調和”を求め、環境や他者を映し出す性質を見出した“灰色と銀色”を用いる空間を志向。下地材の”角スタッド”とグレーの素材や塗装を組み合わせて作る
  • view all
view all

建築求人情報

Loading...

 

    公式アカウントをフォローして、見逃せない建築情報を受け取ろう。

    61,002
    • Follow
    83,458
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    この日更新したその他の記事

    [ap job] アーキテクチャーフォトジョブボードに掲載されている求人情報一覧(2016/5/9)
    サムネイル:[ap job] アーキテクチャーフォトジョブボードに掲載されている求人情報一覧(2016/5/9)

    ap job [ap job] アーキテクチャーフォトジョブボードに掲載されている求人情報一覧(2016/5/9)

    architecture|job

    job-468px-mijikai

    現在、アーキテクチャーフォトジョブボードに掲載されている求人情報一覧です。
    新規の求人投稿につきましては、こちらよりお気軽にご連絡ください。


    ■voidが、設計・デザインをスタッフ募集中(名古屋・東京)

    ■成瀬・猪熊建築設計事務所が、設計スタッフ・長期アルバイト及びオープンデスクを募集中

    ■栃木の(有)アトリエ慶野正司が、スタッフを募集中

    ■田井勝馬建築設計工房が設計監理スタッフを募集中

    ■イシダアーキテクツスタジオが、建築設計スタッフを募集中

    ■井原正揮 / ihrmkが、新たなパートナーを募集中

    ■「キッザニア東京」や「CLASKA」を手がけたUDS株式会社が、「設計スタッフ」を募集中 ~ 4/20・21に新卒対象説明会も開催

    ■~広島~ 山上聖司建築設計室が、新規スタッフを募集中

    ■ユニップデザイン株式会社一級建築士事務所が、設計スタッフを募集中

    ■山崎健太郎デザインワークショップが、新人スタッフを募集中

    ■チームラボアーキテクツが、建築設計・内装設計の実務経験者を募集中

    ■東京と栃木を拠点に、著名建築家のコダワリをかたちにする「株式会社イケダ工務店」が設計と施工管理の新規スタッフ募集中

    ■太刀川瑛弼が代表を務めるNOSIGNERが、建築・空間・プロダクト担当の設計スタッフを募集中(フリーランスと兼業も可)

    ■アプルデザインワークショップ(APLdw)が、設計スタッフを募集中

    ■テレデザインがスタッフを募集中

    ■住宅をメインに設計するLEVEL Architectsが新規設計スタッフを新事務所:品川オフィスで募集中

    ■株式会社 APOLLO 一級建築士事務所が、スタッフを募集中

    ■建築・ランドスケープ・インテリアデザインを包括的に手がける古谷デザイン建築設計事務所が、スタッフを募集中

    ■株式会社アル.パートナーズ建築設計が、建築の設計スタッフを募集中

    ■アクア・プランニングが、設計スタッフ及びインテリアコーディネーターを募集中

    ■著名な建築家との協働により、意匠性の高い建築を施工する 「大同工業株式会社」が施工管理スタッフを募集中

    ■藤本壮介建築設計事務所が、日本及び海外のメディア対応スタッフを募集中

    ■VIT / 黒澤亮 が、Revitオペレータを募集中

    ■(株)Fit建築設計事務所が、将来的に独立を目指す若い建築士を募集中

    ■木下洋介構造設計室が、新卒・中途のスタッフを募集中

    • 続きを読む
    • ap job
    2016.05.09 Mon 16:44
    0
    permalink
    吉村順三・篠原一男・妹島和世なども取り上げている書籍『日本の建築ディテール1964→2014―半世紀の流れのなかで選び抜かれた作品群』
    サムネイル:吉村順三・篠原一男・妹島和世なども取り上げている書籍『日本の建築ディテール1964→2014―半世紀の流れのなかで選び抜かれた作品群』

    SHARE 吉村順三・篠原一男・妹島和世なども取り上げている書籍『日本の建築ディテール1964→2014―半世紀の流れのなかで選び抜かれた作品群』

    architecture|book
    妹島和世篠原一男吉村順三

    書籍『日本の建築ディテール1964→2014―半世紀の流れのなかで選び抜かれた作品群』がamazonで発売されています

    吉村順三・篠原一男・妹島和世なども取り上げている書籍『日本の建築ディテール1964→2014―半世紀の流れのなかで選び抜かれた作品群』がamazonで発売されています。出版社のサイトには概要等が掲載されています。

    『ディテール』創刊200号における二つの記念特集を高評に応えて再録したもの。メイン特集「日本のディテール 1964→2014」では、“ディテールを決めるもの”と題し、 独創性・革新性、外装進化、素材、環境の4つの視点からこの半世紀の建築ディテールを総括している。第2特集「住宅ディテールの半世紀」では時代を画した12の著名な住宅を取り上げ、今日に受け継がれてきた住宅ディテールの大きな流れを透かし読む。誌面が記録してきた細部から見た建築の新技術、新素材、建築生産の近代化、建築図面の標準化といった半世紀にわたる展開は、モノから思想を、世相を読む貴重な資料となっている。

    ■『ディテール』誌の200冊が記録してきたもの―まえがきに代えて
    ■ディテール200号に寄せて/内田祥哉
    ■日本のディテール 1964→2014
    ■写真が捉えたディテール
    ■ディテールを決めるもの
    1.ディテールの独創性・革新性とは何か 2.外装進化の先駆けとなったもの 3.素材へのチャレンジ 4.環境とサスティナブルの時代へ
    ■住宅ディテールの半世紀
    呉羽の舎(白井晟一)、池田山の家(吉村順三)、白の家(篠原一男)、猪股邸(吉田五十八)、続 私の家(清家清)、目神山の家 1「回帰草庵」(石井修)、住吉の長屋(安藤忠雄)、私たちの家(林昌二・林雅子)、横尾ボックス(宮脇檀)、シルバーハット(伊東豊雄)、House SA(坂本一成)、梅林の家(妹島和世)

    日本の建築ディテール1964→2014―半世紀の流れのなかで選び抜かれた作品群
    彰国社
    4395320619

    • SHARE
    妹島和世篠原一男吉村順三
    2016.05.09 Mon 16:35
    0
    permalink
    instagramでも、建築の情報を発信中です

    SHARE instagramでも、建築の情報を発信中です

    architecture

    アーキテクチャーフォトは、instagramでも、建築の情報を発信中ですarchitecturephoto transmits japanese architecture information in the bilingual. please follow us.

    アーキテクチャーフォトは、instagramでも、建築の情報を発信中です。是非フォローください。

    • SHARE
    2016.05.09 Mon 11:05
    0
    permalink
    坂茂のチームによる、熊本地震の避難所での間仕切り設置活動の報告

    SHARE 坂茂のチームによる、熊本地震の避難所での間仕切り設置活動の報告

    architecture
    熊本坂茂復興支援

    坂茂のチームによる、熊本地震の避難所での間仕切り設置活動の報告が掲載されています

    坂茂のチーム(ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク+慶応大学SFC坂茂研究室)による、熊本地震の避難所での間仕切り設置活動の報告が掲載されています。また引き続き、この活動を支援する寄付金も募集中との事です。

    • SHARE
    熊本坂茂復興支援
    2016.05.09 Mon 10:55
    0
    permalink
    光本直人+濱名直子 / ミハデザインによる、東京都葛飾区の葬祭場「Ceremony hall H」
    サムネイル:光本直人+濱名直子 / ミハデザインによる、東京都葛飾区の葬祭場「Ceremony hall H」

    SHARE 光本直人+濱名直子 / ミハデザインによる、東京都葛飾区の葬祭場「Ceremony hall H」

    architecture|feature
    光本直人濱名直子東京太田拓実ミハデザイン葬祭場・墓地

    0KTCH_130_DC57640_L
    all photos©太田拓実

    光本直人+濱名直子 / ミハデザインが設計した、東京都葛飾区の葬祭場「Ceremony hall H」です。

    下町の商店街沿いに建つ、創業90年の老舗葬儀社(セレモニーホール)の計画である。
    建物の脇に接する区道の拡幅工事により改築することとなった。
    核家族化、高齢化など現代社会の多くの影響によって葬儀に求められる形式や意味合いが変化しつつある。大勢の人によって送り出される形式から、身近な家族や親しい友人が集まり、少人数でゆっくりと時間をかけてお別れすることがより望まれるようになってきている。
    そういった葬儀のあり方に適応するように、厳かで緊張感のあるスペースから、住宅のようなより親しみのある落ち着いた空間をクライアントと共に目指してきた。

    • 続きを読む
    • SHARE
    光本直人濱名直子東京太田拓実ミハデザイン葬祭場・墓地
    2016.05.09 Mon 10:28
    0
    permalink
    最も注目を集めたトピックス [期間:2016/5/2-5/8]

    SHARE 最も注目を集めたトピックス [期間:2016/5/2-5/8]

    architecture|feature
    最も注目を集めたトピックス

    アーキテクチャーフォト・ネットで、先週(期間:2016/5/2-5/8)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページ右下の「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


    1、abanbaによる、東京・小石川の、間口約5mの敷地に建つ集合住宅「LILIO KOISHIKAWA」

    2、ピーター・ズントーが設計している、「ロサンゼルス郡立美術館」の新しい外観・内観の画像

    3、東京建築士会による「2016年住宅建築賞」の審査結果

    4、諸江一紀建築設計事務所による、岐阜県羽島市の、車庫兼倉庫を住宅へコンバージョンした「羽島の住宅」

    5、吉村靖孝建築設計事務所による、既成倉庫の内部に木構造の居室等を挿入した「フクマスベース/福増幼稚園新館」の写真

    6、堀部安嗣による、東京・世田谷の「松原の家」を賃貸で入居できます

    7、MVRDVが、ファサードの既存レンガを、ガラス製レンガに置き換える操作で改修を行った、シャネルの店舗の建設風景の動画

    8、堀部安嗣による、「北青山のマンション(改修)」の写真

    9、フォスター&パートナーズの設計で、建設が進められているアップル社の新社屋の2016年5月の様子

    10、日建設計 / 山梨知彦による、「桐朋学園大学音楽学部調布キャンパス1号館」の設計プロセスを紹介した記事「BIMで音楽大学をデザインする」

    11、加藤直樹+魚谷剛紀が制作した、現代美術センターCCA北九州でのインスタレーション「SCOPE SCAPE Hibikino」

    12、OMA出身で、CCTVなども担当していた建築家 オーレ・シェーレンのTEDでのトーク「優れた建築が語る物語」の動画(日本語字幕付)

    13、SDレビュー2016の、応募概要を公開されています

    14、御手洗龍による、東京・赤坂の、SOHOリノベーションプロジェクト「oNoff(オン・オフ)」の内覧会が開催 [2016/5/8]

    15、ベネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館に出展する仲俊治・常山未央・伊藤暁・辻琢磨に自作などについて聞いているトークセッションの内容

    16、環境デザイン研究所出身の相波幸治が、京都・下鴨に特化して不動産紹介・設計を行う「シモガモ不動産」を立ち上げています

    17、伊東豊雄・古谷誠章・曽我部昌史らが審査する、広島の「厳島港宮島口地区旅客ターミナル」設計プロポが参加者を募集中。応募のハードルは低めです。

    18、山田誠一建築設計事務所による、静岡市の御堂「實相寺|開運山 壽福殿 清心院 毘沙門堂」の写真

    19、ジャン・ヌーベルが、ブラジル・サンパウロに計画している、立面の格子グリッドと植栽が特徴的なホテルの画像

    20、TOTO通信の2016年春号「特集:つなぐ思考 間仕切りのテクニック」のオンライン版


    >過去の「注目を集めたトピックス」はこちらでどうぞ

    • SHARE
    最も注目を集めたトピックス
    2016.05.09 Mon 09:47
    0
    permalink
    2016.5.08Sun
    • 五十嵐太郎の新しい書籍『日本建築入門 ──近代と伝統』
    • モクチン企画の連勇太朗に、パタン・ランゲージなどについて聞いているインタビュー
    • 山田誠一建築設計事務所による、静岡市の御堂「實相寺|開運山 壽福殿 清心院 毘沙門堂」の写真
    • フォスター&パートナーズの設計で、建設が進められているアップル社の新社屋の2016年5月の様子
    2016.5.10Tue
    • old book 『宮脇壇 日本現代建築家シリーズ①』
    • 早川友和建築設計事務所による、東京都目黒区の、70年代中古マンションのリノベーション「SYNCOPATED, REVOLVING DOOR CONDO」
    • 石嶋設計室+のみぞ計画室+コト葉LAB.による、「グローバルキッズ飯田橋園・飯田橋学童クラブ」
    • 石嶋設計室+のみぞ計画室による、「グローバルキッズ飯田橋こども園」
    • GENETOによる、東京都港区のオフィス「AFT office」
    • ほか

    Subscribe and Follow

    公式アカウントをフォローして、
    見逃せない建築情報を受け取ろう。

    「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
    様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

    61,002
    • Follow
    83,458
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    architecturephoto® News Letter

    メールマガジンでも最新の更新情報を配信中

    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    Copyright © architecturephoto.net.

    • 建築
    • アート
    • カルチャー
    • デザイン
    • ファッション
    • 動画
    • 展覧会
    • コンペ
    • 書籍
    • 建築求人
    • 特集記事
    • 注目情報
    • タグ
    • アーキテクチャーフォト ジョブボード
    • アーキテクチャーフォト・ブック
    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    メールマガジンで最新の情報を配信しています

    この記事をシェア
    タイトルタイトルタイトルタイトルタイトル
    https://architecturephoto.net/permalink

    記事について#architecturephotonetでつぶやいてみましょう。
    有益なコメントは拡散や、サイトでも紹介させていただくこともございます。

    architecturephoto®
    • black
    • gray
    • white