アオイデザインによる、大阪府の住宅「h19y」

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アオイデザインによる、大阪府の住宅「h19y」

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写真提供:アオイデザイン

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アオイデザインが設計した、大阪府の住宅「h19y」です。

壁面が威圧感を生まないスケールとして約4m四方の正方形を1ユニットとし、既存の井戸や梅の老木、大きな庭石をよけながら、敷地全体へ枝を伸ばすように分節配棟しました。ユニットとユニットを廊下でつなげるのでもなく、あるいは完全な分棟にするのでもなく、寄せ集まったボリュームが、室内の間取りや使い勝手を満たしながら、集落のような景色となるように目指しました。

※以下の写真はクリックで拡大します

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以下、建築家によるテキストです。

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大阪のとある山の裾野に広がる閑静な住宅街、比較的大きな区画と広い庭、生垣が残る昔ながらの町並みの中に、60代のご夫婦のための住宅をつくりました。

敷地面積116坪という恵まれた条件の中で、室内環境や住み心地の良さはもちろんのこと、建物の佇まいや町並みへの調和、境界の作り方といった「外部」や「外観」へも心を配りました。

壁面が威圧感を生まないスケールとして約4m四方の正方形を1ユニットとし、既存の井戸や梅の老木、大きな庭石をよけながら、敷地全体へ枝を伸ばすように分節配棟しました。ユニットとユニットを廊下でつなげるのでもなく、あるいは完全な分棟にするのでもなく、寄せ集まったボリュームが、室内の間取りや使い勝手を満たしながら、集落のような景色となるように目指しました。

二階の必要床面積が一階にに比べて小さいという設計条件に対しても、大きな下屋の上に二階がちょこんと載るステレオタイプの家屋ではなく、分節したボリュームごとに必要な屋根の高さや勾配の向きを与えることで、一見ランダムな建物の集合体にみえます。ユニット同士がつくる隙間は、夫婦のプライバシーと適度な距離感をつくり、室内を歩けば視線の先々に設けた窓を通して風にそよぐ緑が、屋外との多様な関係を生み出しています。

メンテナンスを考慮して採用したガルバリウム鋼板の外装材は、全て同じ横葺きとするのではなく、パタパタと切り替わる小さな面ごとに異なる表情を見せるよう、妻・桁面で横・竪葺きと貼り分けました。不均一な小さなユニットがたまたま偶然寄せ集まってできた、集合体のような景色を作ることを意図しました。

建物を俯瞰で眺めると、そのギザギザとしたフォームが、山の麓に小さな家が集まり、敷地境界もあいまいに、集落を形成しているかのように見えます。
庭と建物と町並みと、その調和のあり方の一つを示すことが出来たのではないでしょうか。

■建築概要
設計:アオイデザイン
構造設計:正木構造研究所
設備設計協力:伊藤教子
場所:大阪府
建築面積:168.26㎡
延床面積:201.70㎡
規模:木造2階建て
竣工:2016年7月
施工:中野工務店
植栽:グリーンスペースオオサカ
撮影:アオイデザイン


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