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403architecture [dajiba]による、静岡・浜松の弁護士事務所「万年橋の角」の写真

403architecture [dajiba]が設計して完成した、静岡・浜松の弁護士事務所「万年橋の角」の写真が5枚、渡辺隆のブログに掲載されています。
twitterにも写真が投稿されていました。

コムデギャルソンの川久保玲への、ガーディアン紙によるインタビュー記事「仕事に楽しみは感じない」(日本語)

コムデギャルソンの川久保玲への、ガーディアン紙によるインタビュー記事「仕事に楽しみは感じない」が公開されています。インタビュー時の場の雰囲気をテキストで再現しようとしている記事で、インタビュー現場の緊張感も伝わってくる記事となっています。

渡辺隆建築設計事務所による、静岡・磐田市のスポーツ施設「磐田市卓球場ラリーナ」
渡辺隆建築設計事務所による、静岡・磐田市のスポーツ施設「磐田市卓球場ラリーナ」 写真提供:渡辺隆建築設計事務所
渡辺隆建築設計事務所による、静岡・磐田市のスポーツ施設「磐田市卓球場ラリーナ」 photo©長谷川健太

渡辺隆建築設計事務所が設計した、静岡・磐田市のスポーツ施設「磐田市卓球場ラリーナ」です。
渡辺は磐田市を拠点に活動し、「豊岡中央交流センター(2016年)」「磐田市北部地域包括支援センター(2014年)」などを設計しており、入札制度の中でクオリティの高い建築物をつくろうとする試みでも知られています。施設の公式ページはこちら

「ラリーナ」は、かぶと塚公園という磐田の中心に位置する運動公園の中の移転したテニスコート跡地に建設された卓球専用のアリーナです(かぶと塚公園は5世紀頃に築造された古墳を中心にジョギングコース・総合屋内運動場・ソフトボール場・陸上競技場・弓道場などがある緑豊かな運動公園です)。
磐田市にはプロのサッカーやラグビーのチームの本拠地があり、卓球では世界の第一線で活躍している水谷隼選手や伊藤美誠選手を輩出するなど、スポーツが身近であり盛んな地域です。
このプロジェクトは、磐田ならではのアリーナの建設によって、テニスコートが移転し少し寂れてしまっていた公園の一角の再生、古墳の森の豊かさの再発見、市民の生涯スポーツやコミュニケーションの推進、スポーツのまち・卓球のまち磐田のアピールなどを実現することを目的として進められました。

<入札による公共建築>
このプロジェクトは、「豊岡中央交流センター」と同じく入札によって発注されたものです。入札はクリエイティブな設計業務の委託の仕方としては合わない面もありますが、現在も公共事業の中でも最も多い設計業者選定方式であるのも事実です。より多くのコンペやプロポーザルの開催を働きかけることも大切ですが、私たちは日々淡々と発注され、立ち上がっていく保守的な名もなき公共建築を少しでも良いものにできたらと入札案件にも継続的に取り組んでいます。
「ラリーナ」のシンプルな門型フレームによる木造、棟部だけを曲面としたシームレスな屋根は、特殊なメーカーや特殊な加工を必要とせず、外装材やサッシも既製品、仕上げ材の種類もかなり少なくして、コストや工期を行政側が想定している平均的な範囲に収めています。その設計行為は行政の担当者や施工者がある程度理解しやすい、または慣れた手続きや技術の範疇を少しだけ広げるような感覚です。
こうした手法による公共建築事例を徐々に街の中に増やしていくことによって、緩やかで穏やかな影響を、他の公共プロジェクトにも及ぼしていくことができたらと考えています。

長坂常 / スキーマ建築計画による、ダイノックフィルムを使用したインスタレーション「3M™ DI-NOC™ Architectural Finishes Launch Exhibition」
長坂常 / スキーマ建築計画による、ダイノックフィルムを使用したインスタレーション「3M™ DI-NOC™ Architectural Finishes Launch Exhibition」 photo©押木良輔

長坂常 / スキーマ建築計画による、ダイノックフィルムを使用したインスタレーション「3M™ DI-NOC™ Architectural Finishes Launch Exhibition」です。

ベニヤだろうが、プラスターボードだろうが、個々の素材を愛し本質を求めて向き合ってきた我々に、ダイノックフィルムを使ったインスタレーションの依頼が来た。最初はずいぶん皮肉な依頼だなと思ったものの、やはり我々はダイノックフィルムの本質を求めスタディを重ね、リアルで厚みのありそうな表情でありながら限りなく薄いというのがこのダイノックフィルムの特徴であると見出し、その特徴を生かせるインスタレーションを考えた。結果、正面から見るとまず世の中に存在しないほど巨大な木目だが、リアルなテクスチュアを持つ大きな板が、厚みなく存在する意外性を軽さに置き換えて表現するために、ダイノックフィルムを使った巨大なモビールをつくった。そして、より軽さを表現すべく風の力を借りて絶えず動くモビールを作った。一見簡単なようだが、数ミリ重心がずれるだけでも途端にバランスを崩し、地を這い兼ねないほどの精度でこのモビールはできている。

大石雅之建築設計事務所による、広島・尾道市の住宅+動物病院「尾道の家」
大石雅之建築設計事務所による、広島・尾道市の住宅+動物病院「尾道の家」 photo©加納千尋

大石雅之建築設計事務所が設計した、広島・尾道市の住宅+動物病院「尾道の家」です。

尾道市に新築された動物病院併設の木造住宅。
1階に病院、2階に子供部屋(将来は動物の訓練室を想定)、3階に住居、と使い方に合わせた階配置で積層すると、3階に必要とされる面積が大きいことから地上レベルには2層分の高さのポーチ空間があらわれる。その配置は、北側の交通量や高層マンションからの視線、南側の近接した作業所、などの要因から周辺と少し距離がとれるように建物内に取り込み、室内からも開口を設けた。一方で、西側へは瀬戸内海に面して建つ造船工場のように街と連続した空間をもった建ち方としている。

アトリエ・ファン・バーロらによる、オランダ・アイントホーフェンの発電所を改修したイノベーションハブの写真

アトリエ・ファン・バーロ(Atelier van Berlo)Eugelink ArchitectuurDe Bever Architectenによる、オランダ・アイントホーフェンの発電所を改修したイノベーションハブの写真と図面が14枚、dezeenに掲載されています

SUGAWARADAISUKE建築事務所による、東京・千代田区の、職住近接型の創造拠点「錦町ブンカイサン」
SUGAWARADAISUKE建築事務所による、東京・千代田区の、職住近接型の創造拠点「錦町ブンカイサン」 photo©太田拓実

SUGAWARADAISUKE建築事務所による、東京・千代田区の、職住近接型の創造拠点「錦町ブンカイサン」です。施設の公式サイトはこちら

「錦町ブンカイサン」は人と事業と文化が育つ、職住近接型の創造拠点。まちや建物の文化遺産を受け継ぎ、国内外地域の交流拠点となることで、未来の社会ビジョンを「ブンカイサン=分解×産(創造)」する場所です。
設計では、手垢のついた新鮮な未来をつくる、「分解と創造のプラットフォーム」を目指しました。それは、一つの価値観や時間軸による空間ではありません。様々な価値観や時間軸が並走する、余白と気軽さをもったカジュアルな空間であり、使用者が自ら自由に編集できる創造の場です。
再開発が見込まれた期限付きの既存ビル。原状復帰が求められないこの状況を積極的に捉え、解体の途中過程と新設の部位や素材が同居するデザインを行いました。既存部分や解体途中の部分は、この場所に刻まれたマチやヒトの歴史を継承するだけでなく、新設部分と共に、使用者による自由な増減築の拠り所になります。また、既存空間や設備、家具を読替え、新しい機能や役割を与えることで、新旧の時間の衝突から生まれる、新しい価値を生むことができます。
既存と解体途中と新築の部分が混在する空間は、様々な時間軸や使い方をもち、さらなる自由な空間編集の余地を持ちます。この社会ビジョンと空間の分解と創造が繰り返されるこの場所こそ、「手垢のついた新鮮な未来」のためのプラットフォームです。

スティーブン・シェンク+服部大祐 / Schenk Hattoriによる、ベルギーで2017年に行われた具体美術協会の展覧会「A FEVERISH ERA IN JAPANESE ART」の会場構成
スティーブン・シェンク+服部大祐 / Schenk Hattoriによる、ベルギーで2017年に行われた具体美術協会の展覧会「A FEVERISH ERA IN JAPANESE ART」の会場構成 photo©Schenk Hattori

スティーブン・シェンク+服部大祐 / Schenk Hattori(シェンクハットリ)による、ベルギーで2017年に行われた具体美術協会の展覧会「A FEVERISH ERA IN JAPANESE ART」の会場構成です。

戦後日本のアートシーンを牽引した具体美術協会の活動をまとめたこの企画展は、日本・ベルギー外交関係樹立150周年を祝い、ベルギーを代表する建築家ヴィクトール・オルタによって約100年前に建てられた展示施設”BOZAR”にて開催された。

ブリュッセルの地形をその内部に取り込むように3次元的変化に富んだこの建物の、いかにも西洋的で表情豊かな内部空間において、一定の抽象度を確保するべく設えられた白い壁面が、建物を展示施設足らしめる重要な役割を担っている。西洋的空間というものが壁面や柱といった垂直面から始まる構成だとすると、”具体”のいくつかの作品にも表現されているように、日本の床・屋根といった水平面への文化的・心理的親和性は、西洋のそれと比べた時により際立って浮き上がってくる。

各種の要求(企画展に使われる一連の空間の視覚的連続性、展示作品を主役に据えるための建物の抽象度の確保、与えられた壁面量に対する展示作品数の最大化、鑑賞者と展示品間のバッファー機能)を満たすために、既存の静的な白い壁面を下方向に拡張し、ちょうど長いスカートが垂れ下がって延びているかのように床の一部までを覆い隠す。壁面からの奥行き800mmで用意されたこの白い水平面には作品のキャプション等の文字情報が配置され、全ての壁面は純粋に展示作品と鑑賞者の対話のためのキャンバスとなる。

矢野寿洋+青山えり子 / 矢野青山建築設計事務所による、愛媛のショールーム・自動車修理工場「J.spot今治」
矢野寿洋+青山えり子 / 矢野青山建築設計事務所による、愛媛のショールーム・自動車修理工場「J.spot今治」 photo©西川公朗
矢野寿洋+青山えり子 / 矢野青山建築設計事務所による、愛媛のショールーム・自動車修理工場「J.spot今治」 photo©西川公朗

矢野寿洋+青山えり子 / 矢野青山建築設計事務所が設計した、愛媛のショールーム・自動車修理工場「J.spot今治」です。

 愛媛県今治市の幹線道路沿いの整備工場併設型自動車ショールームの新築計画。
これまでにない自動車ショールームとして、立ち寄りやすく、様々な居場所があり、賑わいが外から感じられる建物が求められた。
異形の敷地形状を活かし5つのフレームを道沿いに雁行配置することで、街並みに調和しながら、視認性向上や西日遮蔽や緑地創出など様々な利点を生み出している。鉄骨の繊細なフレームが、街と軽快に繋がる半屋外空間を創り出し、豊かな街路空間によって通行人を誘い、賑わいが街へ波及することを意図した。

BIGによる、コペンハーゲンの倉庫を改修したレストランの写真 トーマス・ファイファーによる、アメリカの、ヴォリュームを分割して中庭に水盤を設けたミニマルなデザインの美術館「Glenstone Museum」の写真

トーマス・ファイファーが設計した、アメリカの、ヴォリュームを分割して中庭に水盤を設けたミニマルなデザインの美術館「Glenstone Museum」の写真と図面が21枚、dezeenに掲載されています。

平田晃久による、東京のカプセルホテル「ナインアワーズ浅草」の写真とレポート

平田晃久が設計した、東京のカプセルホテル「ナインアワーズ浅草」の写真が7枚とレポートがensembleに掲載されています。

ぽむ企画のたかぎみ江さんが亡くなりました

ぽむ企画のたかぎみ江さんが亡くなりました。
ぽむ企画は、たかぎみ江と平塚桂による京大出身の建築ユニットで、2000年前後のインターネット黎明期に、批評性の高いコンテンツをウェブで発信し注目を集めました。その後、たかぎみ江はイラストレーター・ライター的な分野でも活躍していました。特に現在活躍する40歳前後の建築関係者の多くが、その活動に影響を受けた人物でした。ご冥福をお祈りいたします。

レンゾ・ピアノの、ロンドンの王立美術院で行われている建築展「The Art of Making Buildings」の会場写真

レンゾ・ピアノの、ロンドンの王立美術院で行われている建築展「The Art of Making Buildings」の会場写真が5枚、wallpaper*に掲載されています。展覧会の公式ページはこちら

チッパーフィールドによる、ロンドンの百貨店セルフリッジズの新しく完成したデューク・ストリート側のエントランスの写真

デイビッド・チッパーフィールドによる、ロンドンの百貨店セルフリッジズの新しく完成したデューク・ストリート側のエントランスの写真が4枚、wallpaper*に掲載されています。

チッパーフィールドの手で修繕が進められている、ベルリンの、ミース設計の新ナショナルギャラリーの現場写真

デイビッド・チッパーフィールドの手で修繕が進められている、ベルリンの、ミース設計の新ナショナルギャラリーの現場写真が4枚、wallpaper*に掲載されています。

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