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二俣公一 / ケース・リアルによる、東京・日本橋の店舗「イソップ 日本橋高島屋S.C.店」
二俣公一 / ケース・リアルによる、東京・日本橋の店舗「イソップ 日本橋高島屋S.C.店」 photo©イソップ

二俣公一 / ケース・リアルによる、東京・日本橋の店舗「イソップ 日本橋高島屋S.C.店」です。

「橋」としての「日本橋」が出来たのは1603 年―。江戸時代に建設されて以降この場所は日本の交通網の「起点」とされ、その地理的な特徴を背景に、金融、文化、流通、情報などあらゆる都市機能の「中心地」として発展してきた。それと同時に、木造から石造、さらにはその橋の上に人工的なハイウェイを仰ぎ姿や風景を変えてきた日本橋は、常に様々なものを取り込みながら変化してきたこのエリアの象徴的な存在でもある。わたしたちはこのストアで、日本橋のそのような中心性や歴史的なグラデーションを感じられるような空間をつくりたいと考えた。それは明快な中心を起点にボリュームを構成する、とてもコンセプチュアルなストアである。各ボリュームに配された機能やプロダクトによって、イソップの世界観とこの都市の空気感とが重なり合うような場所を目指した。

隈研吾による、台湾の、輸送コンテナを再利用して建設されたスターバックスの店舗の写真

隈研吾による、台湾の、輸送コンテナを再利用して建設されたスターバックスの店舗の写真が2枚、AXISに掲載されています。

カルーソ・セント・ジョンが、ドイツ・ハンブルグの、ヨーロッパ最大の雑誌出版社グルナー・ヤールの本社設計コンペに勝利

カルーソ・セント・ジョンが、ドイツ・ハンブルグの、ヨーロッパ最大の雑誌出版社グルナー・ヤールの本社設計コンペに勝利しています。リンク先のAJに画像が2枚掲載されています。

トラフが会場構成も手掛けた自身の建築展「TOTOギャラリー・間 北九州巡回展 トラフ展 インサイド・アウト」の写真

トラフが会場構成も手掛けた自身の建築展「TOTOギャラリー・間 北九州巡回展 トラフ展 インサイド・アウト」の写真が8枚、トラフのサイトに掲載されています。会期は2018年12月23日まで。詳細はこちらでどうぞ。また、2016年に東京のギャラリー間で行われた際の会場写真はこちら

2016年、TOTOギャラリー•間で開催されたトラフ展の北九州巡回展。インサイド・アウト(Inside Out=裏返し)」というタイトルは、トラフの頭の中をさらけ出すこと、そしてトラフがこれまで「都市>建築>インテリア>家具>モノ」といったヒエラルキーにとらわれないアプローチをしてきたことを表象している。TOTOギャラリー・間の展示では、会場いっぱいの大きなテーブルの上に、様々なプロジェクトの過程で生み出された思考の断片をフラットに並べて、風景のようなものをつくり出した。
今回の展示では、阿野太一氏撮影のテーブル上のパノラマ写真を拡大し、グラフィックデザイナーの中村至男氏によるイラストを描き加え、見る場所ごとに発見があるような壁面展示とした。 その壁で囲われた内側では、大きなテーブルの上を走る「トラフ号」による、モノで出来た風景に入り込んだもうひとつの視点を、映像として体感することができる。 テーブルの上の風景を眺める外からの視点と、その風景の中に入り込んだ視点との間でおきるスケールの行き来は、たとえ小さなプロダクトであっても、都市への提案にまで広げることを見据えた、実験の場となる。
トラフのクリエイションの現場に入り込んだかのようなライブ感を体験できる展示空間を目指した。

建築展のために制作された動画は、自身の作品を紹介する手法として画期的なアイデアが考案されており、必見。

内藤廣が、自身が設計して完成した「とらや 赤坂店」について解説するイベントが開催

内藤廣が、自身が設計して完成した「とらや 赤坂店」について解説するイベントが開催されます。開催日は2018年10月27日です。

「建築家・内藤廣が語る とらや 赤坂店」のお知らせ

10月1日にリニューアルオープンした赤坂店の設計にあたられた内藤廣氏が、建物の見どころについてお話します。建物内で建築家本人と直接語らうことができる貴重な機会。ぜひご参加くださいませ。

【会場】とらや 赤坂店
【開催日時】2018年10月27日(土) 午前10時~11時30分
【講師】内藤廣氏(建築家)
【料金】お一人様 税込 3,240円(お茶・お菓子つき)
【定員】30名様(先着順)
【お申し込み方法】
akasakabunka@toraya-group.co.jp(赤坂営業部文化事業課)へメールにてお申込みください。
お名前、ご住所、お電話番号、ご参加人数(2名様まで)をお知らせください。メールにて3日以内にお返事いたします。

SDレビュー2018の会場写真と入選作品の紹介

SDレビュー2018の会場写真が47枚と入選作品の紹介が、野良犬のケンチク彷徨記に掲載されています。こちらは既に修了者下東京展の写真です。現在は、京都工芸繊維大学美術工芸資料館にて2018年10月27日まで巡回しています。

ザハ・ハディド・アーキテクツが計画している、ロシア・スヴェルドロフスク州のコンサートホールのCG動画 エデュアルド・ソウト・デ・モウラが、2010年にスイス連邦工科大学ローザンヌ校で行ったレクチャーの動画 【ap job更新】 成瀬・猪熊建築設計事務所が、設計スタッフ(経験者・来春新卒)を募集中
【ap job更新】 成瀬・猪熊建築設計事務所が、設計スタッフ(経験者・来春新卒)を募集中
【ap job更新】 成瀬・猪熊建築設計事務所が、設計スタッフ(経験者・来春新卒)を募集中

 
アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました

成瀬・猪熊建築設計事務所の、設計スタッフ(経験者・来春新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

設計スタッフ募集(経験者・来春新卒)

私たちの事務所では、シェアハウス・コワーキングスペース・コミュニティカフェ・イノベーションセンター・複合福祉施設・子育て支援施設・公共施設・観光施設・ホテル・アートプロジェクトなど、様々な領域で人々の新しい生活の場・活動の場をデザインしています。それは、こうした試みが、これからの社会に必要な公共や賑わいを生み出し、少しずつ社会を変えていける力があると信じているからです。

こうした設計では、運営と同時に設計が決まってゆくことが多く、プログラムや面積表といった設計条件にあたるものを、私たちの側から提案することが多くあります。スタッフ募集に際しても、こうした新しい取り組みに興味をもち、企画・設計に参加してくれる方を募集したいと思います。

ザハ・ハディド・デザインによる、自身の近作建築に着想を得てデザインされたカーペットの写真

ザハ・ハディド・デザインによる、自身の近作建築に着想を得てデザインされたカーペットの写真が6枚、dezeenに掲載されています。

レゴで再現された、アップル社の新社屋「アップルパーク」の写真

レゴで再現された、アップル社の新社屋「アップルパーク」の写真が16枚、dezeenに掲載されています。実際の建物の設計はフォスター&パートナーズが手掛けています。

サージソン・ベイツのジョナサン・サージソンよるレクチャー「住宅を再考する」が京都で開催

サージソン・ベイツのジョナサン・サージソンよるレクチャー「住宅を再考する」が京都の京都工芸繊維大学で開催されます。開催日は2018年10月11日。彼らは、近年ベルギーに開設されるポンピドゥーセンター分館のコンペに勝利するなどしています(NOA・EM2Nと共同設計)。

今回のレクチャーでは、私たちの建築的実践において住宅が果たしてきた重要な役割について考える。私たちは25年以上ものあいだ、ヨーロッパのコンテクストや広域な都市の状況のなかで住宅が果たしてきた役割と、現代住宅を建設することの意味について研究してきた。それらの成果は、絶えず進化するニーズについて思索し、住むことに特有の方法を押し付けるのではなく、生活をサポートする環境をつくるべきだという責任を私たちに思い起こさせた。いくつものプロジェクトに言及しながら、私たちがこのようなテーマや課題についてどのように探求してきたかを紹介する。

ジョナサン・サージソン 公開講演会
住宅を再考する – A Reflection on Ideas of Housing

日時|2018年10月11日[木] 18:00-20:00
会場|京都工芸繊維大学60周年記念館1F記念ホール
講師|ジョナサン・サージソン [Sergison Bates architects]
定員|100名(当日先着順)
入場|無料(聴講自由)
主催|京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab

建築討論の2018年10月の特集「チャイニーズ・プレファブ ──量にコミットする建築家たち」が公開

日本建築学会による、建築討論の2018年10月の特集「チャイニーズ・プレファブ ──量にコミットする建築家たち」が公開されています。

GDP世界第2位となって久しい中国だが、国全体が〈先進国〉となったわけでは決してない。その巨大な国土と膨大な人口、そして格差を助長するアンバランスな経済成長ゆえ、一部の大都市の外に出れば依然として〈開発途上国〉の情景と生活が広大に残っていることに気づく。〈城中村〉に代表されるように、都市の内側でもそうした〈開発途上〉の空間を見つけることは難しくないだろう。要するに、中国にはいまなお近代的な建築や居住環境を享受できていない人びとの層が分厚く存在しているのだ。

近年、こうした潜在的で切実な建築需要層にコミットしようとする建築家が現れてきている。彼らがそのための手立てとしているのが、〈プレファブリケーション〉の建築である。 中国語では「預製裝配式」と呼ばれるプレファブ建築は、簡単に言えば、工場で部材や空間ユニットをあらかじめ加工し(「預製」)、現場でそれを組み立てる(「裝配」)、という手続きでつくられる。現在の中国では大半の建築物が現場打ちの鉄筋コンクリート造で建てられているのだが、新たに登場した建築家たちは、こうした生産方式から距離をとり、軽量鉄骨や木質パネルなどによるプレファブ建築の生産方法を独自に開発し、運用している。そうして建設コストを下げ、品質を安定させ、建築を切実に求める人びとの層により素早く、かつ合理的に提供しようと試みているのである。

フォスター&パートナーズのオフィスを訪問して、その様子やフォスターのインタビューも収録されている動画 岡野道子建築設計事務所による、宮城・仙台市の住宅「宮城野の家」
岡野道子建築設計事務所による、宮城・仙台市の住宅「宮城野の家」 photo©中村絵

岡野道子建築設計事務所が設計した、宮城・仙台市の住宅「宮城野の家」です。

光を溜める家
敷地は将来的に計画道路に面する土地で、近隣は新たに刷新されつつある住宅が密集している。家族3人(夫婦+父親)の為の住宅。周囲は2階建ての住宅が建ち並び日照を得にくいため、2階部分を周囲からセットバックして光を取り入れる。白い空間が光を溜め、吹き抜けを介して1階へと光を注ぎ込む。1階のキッチン、リビング、和室、寝室は、中央のコアの廻りにコの字型のひとつながりの空間のため、光が回り込む。プライベートな空間に近づくにつれ屋根高さが低くなり奥性が生まれている。
登り梁が中央のコア廻りの高さの変化する梁に向かって架け渡されているため、屋根面そのものは3次曲面となっている。
雲の流れによって穏やかに室内の明るさが変化し、自然との間のグラデーショナルな緩衝空間が生まれた。
(岡野道子)

渡辺隆建築設計事務所による、静岡・磐田市の、プロサッカークラブ・ジュビロ磐田のための施設「Jubilo Clubhouse・Athlete Center」
渡辺隆建築設計事務所による、静岡・磐田市の、プロサッカークラブ・ジュビロ磐田のための施設「Jubilo Clubhouse・Athlete Center」 写真提供:渡辺隆建築設計事務所

渡辺隆建築設計事務所が設計した、静岡・磐田市の、プロサッカークラブ・ジュビロ磐田のための施設「Jubilo Clubhouse・Athlete Center」です。

「Jubilo Clubhouse・Athlete Center」は、ユース選手など育成世代のトレーニング・宿泊のための施設です。計画地は、豊かな自然に囲まれたジュビロ磐田のトップチームのメイン練習場とクラブハウスがあるヤマハ大久保グラウンド内。ここにはトップチームの施設のほかにラグビーチームのクラブハウスと練習グラウンドがあり、市営のサッカー場「スポーツ交流の里・ゆめりあ」も隣接する、トップチームを目指す若手選手がさまざまに学びながらサッカーに没頭することができる最適な環境です。

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