SHARE 富永大毅+藤間弥恵 / TATTAによる、岐阜・恵那市の住宅「ドーマー窓の家」
富永大毅+藤間弥恵 / TATTAによる、岐阜・恵那市の住宅「ドーマー窓の家」です。
明治時代から代々住み継いできた住宅を建て替えるプロジェクトである。すでに子どもたちは独立している、老夫婦のための小さな住宅をつくった。
敷地は、大正時代の建物が多く残る町で、古くからの街道沿いにある。
江戸時代以降、宿場町として商店が軒を連ねていたが、ここ最近は店を畳んでしまって駐車場をつくり建物を町並みから遠ざけてしまったところも増えているが、往時の景観にならい、軒を南側の街道に対して張り出し、その下を駐車場とした。南からの採光を最大限に得るため、屋根には、大きなドーマー窓を設けている。おかげで家の中は奥まで陽が差し込み明るく、これにより、寝室は街道側、落ち着いた雰囲気のリビングが奥という、通常の住宅とは反転した平面計画となっている。
木曽ヒノキで支えられたドーマー窓を設けて生まれた空間には床を張り、屋根裏部屋のようにした。正月や盆休みには、帰省した子供たちの寝室として使われている。
(富永大毅)
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■建築概要
題名:ドーマー窓の家
設計:TATTA(富永大毅建築都市計画事務所)
担当:富永大毅、藤間弥恵
所在地:岐阜県恵那市明智町
主用途:専用住宅
施工:丸長ホーム
協力:ディックス構造設計部(構造設計)
階数:1階
延床面積: 98.33㎡(新築部分 65.97㎡)
構造:木造
竣工:2015年12月
写真:太田拓実
種別 | 使用箇所 | 商品名(メーカー名) |
---|---|---|
外装・壁 | 外壁 | |
内装・床 | 床 | |
内装・壁 | 壁 | 杉赤身無節(丸長ホーム) |
内装・キッチン | レンジフード |
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