SHARE 山田伸彦建築設計事務所による、宮崎市の、三世帯のための2棟の住宅「阿波岐原の家01」と「阿波岐原の家02」
山田伸彦建築設計事務所が設計した、宮崎市の、三世帯のための2棟の住宅「阿波岐原の家01」と「阿波岐原の家02」です。
隣接地域に同時期に親世帯(2世帯)と子世帯の新築住宅を依頼されました。外部の素材や意匠を合わせることで2つの敷地が一体に見えるように設計しており、外構を含めて統一感を持つように考えているが、親世帯と子世帯の内部インテリアをそれぞれ要望・生活スタイル等によって変えている。
外部は切妻屋根・焼杉で統一している。近隣はところどころに瓦屋根が残る古い住宅街ですが、代替わりのためか多くの敷地が細分化されてきて新興住宅地さながらのような場所も見受けられる。敷地もそのような土地にあり、佇まいは周辺環境の変動に動じないまた、今後もそうあってほしいという建築のあり方を考えた。高さを抑えた3つのボリュームに分節し、周辺ボリュームに合わせることで建築の圧迫感をなくし、外構によって2つの建築を敷地になじませることにした。
当初敷地には100年以上を経過した古い民家にお住まいで、それの改修を含めた検討を要望されていた。
残す方向で検討したのだが、結果的には新築ということになった。 住まわれていた民家はどっしりとした骨太で、中心に大黒柱のある田の字型プランの建築で今回の新築で間取りやスケールはこの民家を参照している。また、子供家族の方もこの民家に愛着があり、生活スタイルを大きく変えたくないというような要望だったので、新築なのだが、改修を感じさせるような感じで設計を進めた。
地方都市における建築の公共性 建築を土地に埋め込むこと. 同時に2棟を建築する.
隣接地域に同時期に親世帯(2世帯)と子世帯の新築住宅を依頼されました。外部の素材や意匠を合わせることで2つの敷地が一体に見えるように設計しており、外構を含めて統一感を持つように考えているが、親世帯と子世帯の内部インテリアをそれぞれ要望・生活スタイル等によって変えている。
外部は切妻屋根・焼杉で統一している。近隣はところどころに瓦屋根が残る古い住宅街ですが、代替わりのためか多くの敷地が細分化されてきて新興住宅地さながらのような場所も見受けられる。敷地もそのような土地にあり、佇まいは周辺環境の変動に動じないまた、今後もそうあってほしいという建築のあり方を考えた。高さを抑えた3つのボリュームに分節し、周辺ボリュームに合わせることで建築の圧迫感をなくし、外構によって2つの建築を敷地になじませることにした。
阿波岐原の家01 -親世帯夫婦+子世帯(夫婦+子供2人)-
以下の写真はクリックで拡大します
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阿波岐原の家01 -親世帯夫婦+子世帯(夫婦+子供2人)-
当初敷地には100年以上を経過した古い民家にお住まいで、それの改修を含めた検討を要望されていた。
残す方向で検討したのだが、結果的には新築ということになった。 住まわれていた民家はどっしりとした骨太で、中心に大黒柱のある田の字型プランの建築で今回の新築で間取りやスケールはこの民家を参照している。また、子供家族の方もこの民家に愛着があり、生活スタイルを大きく変えたくないというような要望だったので、新築なのだが、改修を感じさせるような感じで設計を進めた。
ただ、やはり古いことによる不便さ(温熱環境やバリアフリーやプライベートの確保)の解消を優先しつつ、一部元の材料を使用しながら建築を設計した。 子供家族の方は要望からシンプルにインテリアをまとめ、親世帯とは合わせてリニア構成で、両サイドにそれぞれのプライベートな空間を配置して、世帯間の心理的な距離が保たれるように考えている。
■建築概要
阿波岐原の家01
所在地:宮崎市阿波岐原町
主要用途:専用住宅
家族構成:親世帯夫婦+子世帯(夫婦+子供2人)
設計者:山田伸彦建築設計事務所
施工:富永建設(建築)
外構:野津手造園
構造:木造在来工法
基礎:ベタ基礎
階数:地上1階
軒高:4,076mm
最高の高さ:5,550m
敷地面積:608.28m² (184.00坪)
建築面積:118.71m² (35.91坪)(建蔽率19.52% 許容40%)
延床面積:141.07m² (42.67坪)(容積率23.19% 許容100%)
1階床面積:118.71m²
2階床面積:22.36m²
設計期間:2016.02~2016.11
工事期間:2017.01~2017.07
地域地区:第2種低層住居専用地域、法第22条区域
道路幅員:4.5m
駐車台数:3台
阿波岐原の家02 -子世帯(夫婦+子供2人)-
以下の写真はクリックで拡大します
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阿波岐原の家02 -子世帯(夫婦+子供2人)-
隣地敷地の親世帯と外観の意匠などを合わせつつ、内部のインテリアを子世帯の生活スタイルに合わせ設計しています。施主はオープンな性格で友人も多く、家自体を閉じたものではなく開いた生活をしたいという要望がありました。
玄関を土間のように設えており、玄関が人を招き入れるためのリビング、友人たちと食事をするためのダイニング、子供の遊び場、お米を置くためのストックヤードなど多目的なスペ ースとしている。玄関を入って右側をたたみを敷き詰めた空間とし、左側をぐっとスケールを落として、水周り・個室を集めたプライベートな建築となっている。切妻のシンプルな建築 で、南側にはコンクリートを折り曲げた軒下の縁側(ベンチ)になっている。30坪平屋の1つ屋根の下に様々な居場所を設計した住宅となった。
阿波岐原の家02
所在地:宮崎市阿波岐原町
主要用途:専用住宅
家族構成:子世帯夫婦+子供2人
設計者:山田伸彦建築設計事務所
施工:富永建設(建築)
外構:野津手造園
構造:木造在来工法
基礎:ベタ基礎
規模
階数:地上1階
軒高:3,210mm
最高の高さ:4,552m
敷地面積:315.52m² (95.44坪)
建築面積:89.43m² (27.05坪) (建蔽率28.34% 許容40%)
延床面積:89.43m² (27.05坪)
1階床面積:89.43m²
ロフト階床面積:7.18m²
設計期間:2016.02~2016.11
工事期間:2017.01~2017.07
地域地区:第1種低層住居専用地域、法第22条区域
道路幅員:5.0m
駐車台数:2台
種別 | 使用箇所 | 商品名(メーカー名) |
---|---|---|
外装・屋根 | 屋根 | ガルバリウム鋼板 t=0.35 |
外装・壁 | 外壁 | 焼杉羽目板貼り t=15mm |
外装・建具 | 開口部 | |
内装・床 | 01玄関・水回り・リビング・ダイニング床 | |
内装・壁 | 01リビング・キッチン・ダイニング壁 | |
内装・床 | 02寝室・洗面床 | |
内装・壁 | 02玄関・リビング・キッチン壁 | |
内装・天井 | 01キッチン・リビング・寝室天井 | AEP塗装 |
内装・天井 | 01リビング天井 | 梁あらわし |
内装・床 | 02土間リビング床 | |
内装・天井 | 02リビング天井 | AEP塗装 |
内装・天井 | 02玄関・土間リビング天井 | 梁あらわし |
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