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服部大祐による連載エッセイ“Territory of Imagination” 第2回「メンドリジオでの学びとSchenk Hattoriでの近作」

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architecture|feature
論考服部大祐Territory of Imagination
服部大祐による連載エッセイ“Territory of Imagination” 第2回「メンドリジオでの学びとSchenk Hattoriでの近作」

メンドリジオでの学びとSchenk Hattoriでの近作

text:服部大祐

 
2008年に大学を卒業した後、イタリア国境にほど近いスイスのメンドリジオという田舎街に留学しました。
当初は3年程で帰るつもりでいましたが、気がつくとちょうど10年ヨーロッパで生活をしていました。その間にベルギーで事務所を始めたこともあり、日本に帰国してからも頻繁にあちらに行く生活が続いていたのですが、去年はコロナ禍の影響で再三渡航が中止となり、本当に久しぶりに1年中日本国内に居る年となりました。
こんな状況で当時のことを回想すると、割と最近のことだったはずなのに、なんだか随分昔の出来事だったような気がしてきます。そういうわけで、今回のエッセイでは、薄れゆく記憶が完全に消える前に僕が通っていたメンドリジオ建築アカデミーについて、そしてコロナ禍で進めていたプロジェクトについて書きたいと思います。

 
アトリエ・サージソン

僕がメンドリジオに留学を決めた理由はごくシンプルで、様々な国の第一線で活躍している建築家が何人もこの学校で教鞭を執っていたからです。「ここしかない」と思いポートフォリオを送り、周囲の助力もあり無事入学が認められました。メンドリジオはイタリア語圏に位置するので、授業は当然イタリア語で行われます。ちんぷんかんぷんな講義はほどほどに、文字通り四六時中アトリエ(※日本でいう設計製図課題)での作業に没頭する毎日を送りました。

そこまで集中出来たのは、メンドリジオが何の娯楽もない田舎街だったことや、家族のサポートを受けて留学させて貰っている気負いなどもあったとは思いますが、何よりも、本当に設計課題が面白かったからだと回想します。アトリエは選択制で、各アトリエ課題はそれぞれ建築家である教授の個性を思い切り反映した内容になっており、アトリエが変われば考え方も、アウトプットの形式も、評価の基準もまるで変わります。なので、毎学期新鮮な気持ちで取り組むことが出来るのです。
教授の個性は様々ですが、ヴァレリオ・オルジャッティの言う「アイデア」や、クイントス・ミラーの言う「参照」「メモリー」などについては、既に様々なメディアでも言及されている話なので、ここではサージソン・ベイツを共同主宰するジョナタン・サージソンについて少し説明します。
ロンドンとチューリッヒを拠点に活動している設計事務所サージソン・ベイツは、作品集も多く出版され、最近ではヨーロッパを中心に数々の巨大コンペで勝利しています。しかしその割には日本で取り上げられる頻度は少なく知名度も今ひとつのように感じます。思うにその理由は、彼らの作品が一見すると「地味」だから。

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服部大祐による連載エッセイ“Territory of Imagination” 第2回「メンドリジオでの学びとSchenk Hattoriでの近作」Sergison Bates Architects – Studio House / 出典(source):https://sergisonbates.com/en/projects/house-bethnal-green photo©︎IOANA MARINESCU

学期始めの敷地調査を兼ねたアトリエトリップも、サージソンのアトリエは他の建築家のものと比べると随分と地味で、毎日延々と敷地エリアを歩いて回るというものでした。トリップ後の最初の課題も、旅行中に街で訪れたなんの変哲も無い建物のファサードを、レンガ一つ一つまで正確にドローイングさせられるといった非常な地味なものです。

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服部大祐による連載エッセイ“Territory of Imagination” 第2回「メンドリジオでの学びとSchenk Hattoriでの近作」アトリエ・サージソン – アトリエトリップ課題 image©服部大祐

そんなアトリエ・サージソンですが、前回のエッセイで書いた設計における始まりの作業としての「とにかくそこにあるものを注意深く観察する」ことは、まさにこのアトリエの特徴の一つだったと言えます。
結論から言うと、実際は興味深いことをやっていたりするにも関わらず、サージソン・ベイツの作品が「地味」な印象を放つのは、この「注意深い観察」から生まれる設計上の操作が非常に繊細であるがゆえに、ぱっと見では周囲に馴染みすぎて特徴のない建物のように感じられるからです。そして、この「地味」さこそが、実は彼らがロンドンやスイスのみならず、世界各国で仕事を勝ち取っている理由の一端だとも思うのです。

アトリエでのサージソンとのやりとりの中で、一つ強く記憶に残っている出来事があります。ロンドンの小学校設計の課題を取っていた時のこと。学期終盤のテーブルクリティークの際に、1/20スケールの模型を使い、レンガ造の教室群とRC造の回廊による構成を説明していたのですが、じっと模型を覗き込んでいたサージソンがこう言いました。「軽やかな回廊とマッシブな教室群の対比関係に違和感があるので、いっそのこと全部同じ素材、似たような構造リズムで作った方がいいんじゃないかな。」
それではコンセプトが台無しだと食い下がる僕に対し、しばらく考えていたサージソンは、「コンセプトって何だろう、そんなに大事なものなのかな。私はただ、君の模型を見て素直に自分が感じ取ったことを述べたまでだよ。」とだけ説明してくれました。その返答に納得が行かず悶々としながら、後日とりあえず自分の目で確認しようと、言われた通りに模型を作り直して覗き込んでみました。「あれ、確かにこっちの方がずっといい空間だ!」と感じた時の、ちょっとしたショックと驚きの感覚は今でもよく覚えています。

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服部大祐による連載エッセイ“Territory of Imagination” 第2回「メンドリジオでの学びとSchenk Hattoriでの近作」アトリエ・サージソン – 小学校設計課題 パース image©服部大祐

これは、アトリエ・サージソンだけでなく、メンドリジオの多くのアトリエに共通しているのですが、毎週のテーブルクリティークと最終講評も、基本的には図面と模型のみ、必要に応じて1、2枚のパースが求められます。そこにコンセプトダイアグラムのようなものはほとんど出番がありません。これは、模型や図面で表現されないもの、つまり空間に翻訳されない概念は、結局建築としては意味がない、といった態度の表れなのです。
個人的にも、模型や図面ですら見落とされるくらい繊細な空間的操作が、いかに僕らの知覚に作用しているか、といった事柄に興味を持っているので、そういう側面で見れば、僕もサージソンのように「地味な建築」に心惹かれる設計者の一人なのかも知れません。

 
無視されていた微地形を顕在化する

現在に話を戻しましょう。今、世の中は色々大変なことになっていますが、僕は元々在宅勤務だったこともあり、さほど影響を受けることもなく、ほとんど通常通り過ごしています。
仕事に関して起きた唯一の大きな問題は、アントワープの文化施設deSingelで予定されていた僕らの展示会(Schenk Hattoriとsugiberry、二事務所の合同展示)が、再三の延期を乗り越えてなんとか開催には漕ぎ着けたものの、ロックダウンの影響でほぼ誰にも見られることなく閉幕を迎えるという事態になってしまったことです。
そういうわけで、幻の展示会、という形になってしまいました。その展覧会の内容というのは、皮肉なことにも、当初展示のアイデアを出し合う中で、「建築なんだから、実際の空間体験をしてもらうのが一番分かりやすいだろう」という話をして、施設内のいずれかの場所に、作品の紹介や会期中のレクチャーイベントに使用するためのパビリオンを作るというものでした。

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服部大祐による連載エッセイ“Territory of Imagination” 第2回「メンドリジオでの学びとSchenk Hattoriでの近作」Exhibition Pavilion in deSingel – 配置図 image©Schenk Hattori+sugiberry

展示施設=「場所」、数ヶ月の会期=「時間」でしか作り得ない空間・建築体験とはどういったものかと考え、施設の中庭に、地面に半分埋め込む形のパビリオンを作ることにしました。見切り発車でとりあえず穴を掘ったところ、展示予算をほとんど使い切ってしまいました。
困り果て、「そもそも予算が少なすぎるんだ。」と開き直る僕らに対し、さすがはアントワープの誇る展示会場deSingel、過去の展示やイベントに使用された廃材が大量にストックされている地下室に案内され、「ここにあるものは全てタダで使っていいよ。どうせ捨てるし。」と提案してくれました。

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服部大祐による連載エッセイ“Territory of Imagination” 第2回「メンドリジオでの学びとSchenk Hattoriでの近作」Exhibition Pavilion in deSingel – 穴掘り photo©Schenk Hattori
服部大祐による連載エッセイ“Territory of Imagination” 第2回「メンドリジオでの学びとSchenk Hattoriでの近作」Exhibition Pavilion in deSingel – 地下収納室。廃材の木製パネルと版築ブロック photo©Schenk Hattori

演劇のステージバックとして使用された、建築材料としては脆弱な木製パネルを、彫り込んだ地面に差し込み、隣り合うパネル同士の端部を重ね合わせて留め付けていくことで、グラつきながらも辛うじて自立する壁面を作ります。屋根面にも同じ木製パネルを同様に留め付けることで、建物としての最低限の強度を確保します。屋根の防水には、石上純也展で使用されたビニールの床材を転用し、別の建築展で制作された版築ブロックを乗せて固定しました。

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服部大祐による連載エッセイ“Territory of Imagination” 第2回「メンドリジオでの学びとSchenk Hattoriでの近作」Exhibition Pavilion in deSingel – 木製パネルとビニールシートと版築ブロック photo©Schenk Hattori

人の感覚は本当に面白くて、例えば床・地面に僅かな傾斜があった場合、それが建物の内部だとすごく気になったり、「欠陥住宅だ」というような話になったりするのに、それが外部で、自然の一部として認識するだけで、途端に「概ね平坦」、といったようなものすごく大雑把な捉え方に変わります。
今回の敷地も、中庭中央に向かって下がる僅かな傾斜がついていたのですが、何もない状態だと歩いていてもほとんど気付かない程度で、実際のところ既存の施設図面には表現されておらず、いわば無いものとして無視され続けていました。

その傾斜が、中庭を横断する細長いパビリオンの水平性との対比によって初めて顕在化され、人々の意識上に立ち現れます。傾斜はパビリオン内部にも取り込まれ、端に向かうに従って地面が僅かに上がってゆき、両端では人の通れない高さにまで天井高が絞られることで、パビリオンの内外を規定しています。外部においては、中庭の中央部分、地面レベルが最も低くなっている場所に向かう方向性が生まれ、ちょうど円形劇場のような野外空間が出来上がります。ここではパビリオンの外壁が投影壁面となり、展示会関連のレクチャーイベントなどが行われる予定でした。

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服部大祐による連載エッセイ“Territory of Imagination” 第2回「メンドリジオでの学びとSchenk Hattoriでの近作」Exhibition Pavilion in deSingel – 内観・展示室 photo©Schenk Hattori
服部大祐による連載エッセイ“Territory of Imagination” 第2回「メンドリジオでの学びとSchenk Hattoriでの近作」Exhibition Pavilion in deSingel – 外観・イベントスペース photo©Schenk Hattori

基礎が無く直接土に触れているので、地面から生え出たような、この場所に強く根ざした存在としての印象を与えるパビリオンですが、やはり最低限以下の仕様による限界は如実に現れます。数ヶ月の間、外部環境に晒され、徐々に劣化してゆき、ついには形状を保つことが難しくなるパビリオンの存在は、この「場所」、この「時間」でしか有り得ない生の体験を強く印象付けます。

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服部大祐による連載エッセイ“Territory of Imagination” 第2回「メンドリジオでの学びとSchenk Hattoriでの近作」Exhibition Pavilion in deSingel – 冬・外観 photo©Schenk Hattori

 
均質性の中に歪みを内包するグリッドシステム

メンドリジオに留学する更に前、僕は慶應義塾湘南藤沢キャンパス(SFC)で建築を学んでいました。2017年の帰国後に、SFCの教授から「キャンパス拡張計画の一部を卒業生有志に設計させたいのだけど、参加してみたら」とお声掛けいただき、進めてきたプロジェクトが最近ようやく完成しました(設計:アーキスコープ+miCo.+POINT+Schenk Hattori+Sho Kurokawa architects)。

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服部大祐による連載エッセイ“Territory of Imagination” 第2回「メンドリジオでの学びとSchenk Hattoriでの近作」SBC ß3 in Keio University – 配置図 image©アーキスコープ+miCo.+POINT+Schenk Hattori+Sho Kurokawa architects

SFCは24時間型キャンパスなのですが、例外の一部研究室を除き、必ずしも宿泊に適した環境が整っているわけではなく、年々学生のキャンパス滞在時間が減ってきている、という現状があるようです。
環境改善を図り、学生にはより積極的にキャンパスを使い倒してもらいたい、と始まったのがこの滞在型教育施設群のプロジェクトだったようで、そのうちの最後の一棟を卒業生が主宰する複数事務所の協働で設計することになりました。

コスト上の制約や既設棟との関係から、まずは木造であること、そして30人程度の学生が宿泊兼作業場として使うことが想定されていました。
驚いたことに、その具体的な使われ方については「運用が始まってから、学生が自分たちで考え、発見し、更に手を加えていく」という、自由というか放任というか、なんともSFCらしい方針だけが示されていました。

可変性と経済性を備え、ある程度のスケールを超える一室空間について考える場合、木造在来工法であれば均等グリッドを敷くところから設計を始めることが一般的だと思います。
このプロジェクトでも、全体計画における“使い方を限定しないフレキシブルな学びの場“という構想を踏まえ、壁で仕切られていない大きな空間を用意するために、グリッド状の柱による平面構成を採用しました。
また、そうして出来上がる空間の中に場所毎の性格の違いを生み出す際、間仕切りや家具といった副次的な要素にそれを委ねるのではなく、最初に設定するグリッドのシステム自体に微小な方向性や性格の変化を持たせることが出来ないか、ということを考えながら設計を進めていきました。

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服部大祐による連載エッセイ“Territory of Imagination” 第2回「メンドリジオでの学びとSchenk Hattoriでの近作」The Thersilion in Megalopolis

まず、敷地形状から導かれた緩やかに湾曲するグリッドを設定し、グリッドの交点に柱を置いてゆきます。2m間隔の列柱は、グリッドの歪みよって僅かに異なる性質を持った場の連続を作り出します。さらに、床の高さを操作して室内に人工的な地形を作り、上階に建物正面の外部広場と繋がる大きなワークスペース、下階に寝室や水回りといった最低限の機能を納めます。このワークスペースに具体的な用途は定められておらず、使い手は、グリッドの歪みによって変化していく空間や、場所ごとの天井高の違い、窓からの距離などを元に、自らの感覚に従って自分の居心地が良いと感じる場を発見してゆきます。

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服部大祐による連載エッセイ“Territory of Imagination” 第2回「メンドリジオでの学びとSchenk Hattoriでの近作」SBC ß3 in Keio University – 平面図 image©アーキスコープ+miCo.+POINT+Schenk Hattori+Sho Kurokawa architects

ここで、難しかったのが、グリッドを歪ませながら、如何に経済性を担保するかという点。
例えば、オフセットにより同心円上の曲線でグリッドを設定すると、柱間の距離は少しずつ変化していってしまうので、それを繋ぐ全ての梁が微妙に異なる長さになってしまいます。そうなると、施工の負担は一気に膨れ上がるので、大幅コスト増に繋がることが想定されました。そもそもグリッドシステムの採用には経済的な側面もあったので、湾曲グリッドによってコスト増になっては本末転倒です。
そのため、幾何学上の操作によって全ての柱間距離がぴったり2mになるように調整し、また、柱梁の接合部を数種類のタイプに統一することで、部材の均一性と施工の単純化を計りました。また、等間隔で立ち並ぶ柱の各面には溝スリットと穴を設け、柱間にホワイトボードを取り付けたり、ハンモックを吊るしたりと、使い手が自ら空間をカスタマイズいくための手掛かりを用意しました。

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服部大祐による連載エッセイ“Territory of Imagination” 第2回「メンドリジオでの学びとSchenk Hattoriでの近作」SBC ß3 in Keio University – グリッドシステム image©アーキスコープ+miCo.+POINT+Schenk Hattori+Sho Kurokawa architects
服部大祐による連載エッセイ“Territory of Imagination” 第2回「メンドリジオでの学びとSchenk Hattoriでの近作」SBC ß3 in Keio University – 柱梁接合部 photo©アーキスコープ+miCo.+POINT+Schenk Hattori+Sho Kurokawa architects

周辺のコンテクストやプログラムといった与件に過度な依存をせず、自律する建築のシステムが建物内外の体験の繋がりを予見させ、そして使い手の創作の拠り所となる、そんな空間構成を目指しました。

 
既にあるモノを見つめ、未だ見えない風景を作る

最近釣りをするのですが、目に見えない水中の世界に対して、一本の細い糸で勝負を挑む、というのが、なんとも好奇心を掻き立てます。よく言われることですが、目の前の大物を釣ろうと糸を垂らしても、闇雲に竿を振って遠くまで飛ばしても、魚が食いつくことは無いけれど、海底の形状や潮の流れといった複雑な与件を読んで魚の居場所を予測すると、狙った獲物を釣り上げることが出来るらしいです(僕は、闇雲に投げて釣れず、綺麗な夕日に満足して「次こそは」と帰る人間ですが)。
例えが悪い気もしますが、建築設計においても、常に様々な事柄や情報が膨大な量の与件として存在しています。それらの中から、信じられるモノとそうでは無いモノを選別していき、設計の根拠となり得る確たるモノを探り当て、それに対する適した解答を与えることができた時、そこに現れる新しい風景はある種の必然性を獲得するはずです。あるいは、その場所において適切な空間的・時間的連続性と言い換えられるかもしれません。

僕がアトリエ・サージソンで学んだ、既にあるモノに対する「一見地味にも思える注意深い観察」という行為は、deSingelの水平なパビリオンが中庭の「無視されていた地形」を可視化したり、SFC滞在棟の湾曲グリッドが木造在来工法の慣習的な「均等グリッド」に変化を与えたりといった形でSchenk Hattoriでの実践に反映されています。そしてこれらの例は、その場所で見過ごされていた、あるいは未だなかった体験の可能性を取り出し、具現化するための試みと言えます。
新しい建築が何かしらの具体的な必然性を持って立ち現れることで、その体験もまた、何かしらの道筋で場所に接続し、訪れる人はその建築の存在をすんなり受け入れることが出来るようになるのです。そうすることで初めて、余計な思考に妨害されることなく感覚的に空間を体験することが可能になるのではないでしょうか。


服部大祐
1985年 横浜生まれ。2008年 慶應義塾大学環境情報学部, 神奈川 – 学部卒業。2012年 Accademia di Architettura, Mendrisio (CH) – 修士課程修了。2014年 Schenk Hattori, Antwerp (BE) / 京都 – 共同主宰。2014-15年 University Antwerp (BE) – ワークショップ講師。2016-17年 Academie van Bouwkunst, Rotterdam (NL) – 非常勤講師。2019年- 慶應義塾大学環境情報学部, 神奈川 – 非常勤講師。

■連載エッセイ“Territory of Imagination”

  • 第1回「感覚に訴えかける建築をめざして」

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    河部圭佑建築設計事務所による「くしゃくしゃ構造の『洞窟』」
    photo©三浦知也 photo courtesy of 名古屋市文化施策推進体制準備委員会

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    architecture|feature
    会場構成インスタレーション建材(内装・床)河部圭佑三浦知也
    河部圭佑建築設計事務所による「くしゃくしゃ構造の『洞窟』」 photo©三浦知也 photo courtesy of 名古屋市文化施策推進体制準備委員会
    河部圭佑建築設計事務所による「くしゃくしゃ構造の『洞窟』」 photo©三浦知也 photo courtesy of 名古屋市文化施策推進体制準備委員会

    河部圭佑建築設計事務所が設計した「くしゃくしゃ構造の『洞窟』」です。

    鉄筋コンクリート造の中層ビル内に制作した空間作品である。プログラムとしては、ヴァイオリン独奏と映像投影によるパフォーマンスが行われたが、詳しくは後述する。

    建築家によるテキストより

    場所は名古屋市中区錦2丁目で、戦後は繊維問屋街として栄えた。町の成立ちは、江戸時代に徳川家康が名古屋城を築城した際の城下町を原形としており、大戦下に一度焼け野原になったが、戦災復興都市計画では道路幅員を拡張しながらもかつての町割りが再生された。

    今回、空間作品を挿入した中層ビルも、間口が狭く奥行きの深い、いわゆる「うなぎの寝床」状の町割りが建物の平面形となっている。木造から鉄筋コンクリート造へ建材や工法の近代化を経て建設された6階建のビルは、エレベーターと階段という垂直動線を道路側に設けているため、1階部分の間口は更に狭くなり、奥に行けば少し大きな空間が広がるという空間形式を持つ。一方、1階の天井高は4mと高い。このビルと同じような成立ち・形式の建物は、かつての城下町エリア内に多く散見され、地域のタイポロジーとなっているが、近年にあっては、その歴史的・文化的価値や空間的特徴を背景に、愛知県主催の芸術祭の主要舞台にもなっている。

    制作した空間作品は、1階の奥に広まった場所に配置しているため、道路からは狭い間口を通して、作品の一部分が切り取られるようにして見える。建物の奥へ入って行くにつれて作品の全貌が現れてくる。すなわち、この空間作品は、上述した町の歴史や空間形式との関係性の上に成り立っていると言える。

    建築家によるテキストより

    ここでは、シート状のものを一度くしゃくしゃにしてから広げ、ランダムな皺によってある程度形状を固めるという実験的な構造・工法を試みている。展示空間の床面積と同じ巨大なサイズの厚手の紙を、10人くらいの人手で一気に圧縮する。動線や視線の抜け、音響的な効果、スクリーンとしての機能性を考えながら、形状を調整し広げる。一部は床に着地し、一部は天井から吊り下がることで内部空間を保持する構造物である。空間そのものがギュッと凝縮したような、情熱的なエネルギーが集まったような空間を目指した。

    建築家によるテキストより
    • 残り37枚の写真と建築家によるテキスト
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    会場構成インスタレーション建材(内装・床)河部圭佑三浦知也
    2021.06.08 Tue 17:22
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    黒川紀章の「中銀カプセルタワービル」の解体予定を受けクラウドファンディングが開催中。カプセルユニットを移動閲覧できる形式で保存する為の資金を募る
    photo courtesy of 中銀カプセルタワービルA606プロジェクト

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    黒川紀章の「中銀カプセルタワービル」の解体予定を受けクラウドファンディングが開催中。カプセルユニットを移動閲覧できる形式で保存する為の資金を募る photo courtesy of 中銀カプセルタワービルA606プロジェクト
    黒川紀章の「中銀カプセルタワービル」の解体予定を受けクラウドファンディングが開催中。カプセルユニットを移動閲覧できる形式で保存する為の資金を募る photo courtesy of 中銀カプセルタワービルA606プロジェクト
    黒川紀章の「中銀カプセルタワービル」の解体予定を受けクラウドファンディングが開催されています
    readyfor.jp

    黒川紀章が1972年に完成させた、メタボリズム思想の代表的建築「中銀カプセルタワービル」の解体予定を受けクラウドファンディングが開催されています。カプセルユニットを移動閲覧できる形式で保存する為の資金を募っています。プロジェクトを行っている「中銀カプセルタワービルA606プロジェクト」の代表はいしまるあきこです。

    解体される中銀カプセルタワービル。「3つの保存」に取り組みます。

    残念ながら、2022年3月以降に中銀カプセルタワービルの解体が予定されています。解体にあたって、私たちは「3つの保存」に取り組み、未来にカプセルをシェアしていきたいと考えています。

    1. 記録保存  中銀カプセルタワービルの全戸調査による記録保存
    2. カプセル保存 カプセル躯体とオリジナルパーツの保存
    3. シェア保存  動くモバイル・カプセルとして多くの方とシェアして残す

    readyfor.jp/projects/capsuleA606

    1. 記録保存
    中銀カプセルタワービル全戸の学術的調査(実測調査、写真撮影、Theta撮影、ドローン撮影など)をおこない、解体されたら消えてしまう中銀カプセルタワービルのさいごの姿を、記録を残すことで後世に伝えます。

    調査にあたって、大月敏雄先生(東京大学教授)にご指導頂き、志岐祐一氏(株式会社日東設計事務所)、渡邉義孝氏(一級建築士事務所 風組・渡邉設計室)、大月研究室ら有志の方々に無償ボランティアでご協力頂きます。特にアスベスト環境下の作業は、アスベスト作業員等の講習を受けたA606代表のいしまるあきこ(石丸彰子)と副代表のみでおこないます。

    readyfor.jp/projects/capsuleA606

    2. カプセル保存
    A606オーナーである中銀カプセルタワービルの「買い受け企業」から譲り受けるカプセルユニットと、取り外す予定のカプセルのオリジナル家具・機器類を、のちに組み合わせることでカプセルのオリジナルを保存します。オリジナルパーツが消えてしまう前に救って、再度オリジナルのカプセルユニットと組み合わせます。

    readyfor.jp/projects/capsuleA606

    3. シェア保存
    「使うことで残す」ことを実践してきた私たちは、使い続けながらより多くの方とカプセルをシェアしていけるようにします。

    カプセルを動かせるようにすることで、たとえば、建築学科のある大学や美術館・博物館に移動して、多くの方とオリジナルのカプセルユニットをシェアできるような仕組みをつくっていきたいと考えています。どこかに移築保存するやり方もあるとは思いますが、私たちはカプセルを移動できるようにすることがふさわしいと考えました。動くカプセルは黒川紀章氏の「カプセルは、ホモ・モーベンス(=動民)のための建築である」、「動く建築」の思想の実現でもあるからです。

    readyfor.jp/projects/capsuleA606

    以下に「中銀カプセルタワービル」の写真を掲載します。

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    保存関連黒川紀章いしまるあきこ
    2021.06.08 Tue 09:12
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    ザハ・ハディド・アーキテクツが、ハイパーループ・イタリアと提携し、未来の交通手段をデザイン

    SHARE ザハ・ハディド・アーキテクツが、ハイパーループ・イタリアと提携し、未来の交通手段をデザイン

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    プロダクトザハ・ハディド交通施設

    ザハ・ハディド・アーキテクツが、ハイパーループ・イタリア(Hyperloop Italia)と提携し、未来の交通手段をデザインします。動画と画像を掲載します。日本では、妹島和世が西武鉄道の特急車両「Laview」を手掛けるなどの事例があります。

    こちらはリリーステキストの翻訳

    ザハ・ハディド・アーキテクツ(ZHA)は、ハイパーループ・イタリアと、第4次産業革命の流れの中で交通の世界の転換点となる次なる段階の作品を共同でデザインする契約を締結しました。(ローマ-ミラノ-ロンドン、2021年6月1日)

    ハイパーループ®は、超高速で乗客を安全に、経済的に、そして持続的に輸送します。再生可能エネルギーのみで駆動する受動的な磁気浮上技術を用いたハイパーループ®は、摩擦を最小限に抑えるために低圧のチューブを通して乗客や貨物のカプセルを推進し、従来の公共交通機関に必要なエネルギーのほんの一部しか必要としません。
    再生可能エネルギーとエネルギー回収ブレーキシステムを組み合わせることで、ハイパーループのインフラは、消費するエネルギーよりも多くのエネルギーを生み出すことができます。気温がコントロールされた乗客用カプセルは、密閉されたチューブの中を移動し、外部環境の影響を受けません。

    ザハ・ハディド・アーキテクツとハイパーループ・イタリアのパートナーシップは、ローマのMAXXI美術館や2012年ロンドンオリンピックのアクアティクスセンターなど、市民や文化のための建築物を30年間にわたって手がけてきたザハ・ハディド・アーキテクツの経験を引き継ぐものです。また、ザハ・ハディド・アーキテクツは、オーストリアの登山鉄道フンガーブルグ・ノルトパーク、ナポリ・アフラゴラ高速鉄道駅、北京大興国際空港、リヤド新地下鉄システムのKAFDインターチェンジ駅など、世界各地で受賞歴のある交通インフラを建設してきたほか、アブダビのランドマーク的存在であるシェイク・ザイード橋や、台北近郊で建設中の丹江橋なども手がけています。

    ザハ・ハディド・アーキテクツの代表であるパトリック・シューマッハは次のように述べています。
    「私たちは、ハイパーループ・イタリアとのコラボレーションを楽しみにしています。変革をもたらす建築、エンジニアリング、都市計画を、最も効率的で持続可能な交通ネットワークと結びつけることで、都市におけるアクセス性、接続性、福祉を大幅に向上させることができます。我々はハイパーループ・イタリアの学際的なアプローチを共有しています。このアプローチでは、デザインや運営技術の革新と、環境に配慮した材料や建設方法の進歩を組み合わせることで、空間的に独創的で、構造的に効率が良く、環境的に持続可能な、未来に強いプロジェクトを提供することができます。」

    ハイパーループ・イタリアの創設者兼CEOであり、Hyperloop Transportation Technologies(HyperloopTT)の共同創設者でもあるビバップ・グリスタ(Bibop Gresta)は次のように述べています。
    「今回の合意は、ハイパーループ・イタリアと第4次産業革命の発展に向けた新たな一歩となります。これは、ハイパーループ®技術の開発に携わる世界最高の人材を集めるためにハイパーループ・イタリアが先月開始したHyperloop Partnership Programの成功を裏付けるものです。ザハ・ハディド・アーキテクツは、ハイパーループ・イタリアが卓越した建築デザインを推進する上で、最適なパートナーであると確信しています。ザハ・ハディド・アーキテクツの数十年にわたる市民生活や交通インフラに関するグローバルな経験は、ハイパーループ・イタリアの交通ハブが直感的に操作でき、持続可能で、都市のコンテクストに完全に統合されたものであることを保証するために不可欠です。私たちは、リサイクル率の高い新世代の環境に優しい素材を使って、世界で最もアクセスしやすく、便利で安全な交通システムを構築することを約束します。」

    ハイパーループ・イタリアのChief Revenue OfficerであるAndrea Minerdoは以下のように同意します。
    「数ヶ月にわたる詳細な評価の結果、我々はイタリア半島におけるハイパーループ・イタリア・プロジェクトのほとんどを決定づけるパートナーシップを確立し、最速かつ最も効率的な輸送技術でコミュニティをつなぐことになりました。」

    ザハ・ハディド・アーキテクツのディレクター、フィリッポ・イノチェンティ(Filippo Innocenti)は次のように述べています。
    「私たちのデザインは、環境とすべてのコミュニティに配慮しながら、未来を見据えています」
    また、ザハ・ハディド・アーキテクツのプロジェクト・アーキテクトであるジャン・ルカ・バローネ(Gian Luca Barone)は次のように述べます。
    「ザハ・ハディド・アーキテクツは世界中で有名な建築物を建設してきましたが、イタリア人である私たちは、ハイパーループ・イタリアと提携し、21世紀の交通システムをイタリアの人々に提供できることを特に誇りに思っています。」

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    プロダクトザハ・ハディド交通施設
    2021.06.08 Tue 07:40
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    2021.6.07Mon
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    2021.6.09Wed
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