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2021.10.14Thu
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山田伸彦建築設計事務所+牛島隆敬建築設計事務所による、群馬・みどり市の「幼保連携型認定こども園みどりのもり」。既存園舎の関係性を踏襲し、建物を5つの塊に分け開放的な回廊で繋ぐことで内外の親密な関係をつくり、“生き生きとしたこどもの空間”を目指す
photo©Nacasa&Partners 金子美由紀

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山田伸彦建築設計事務所+牛島隆敬建築設計事務所による、群馬・みどり市の「幼保連携型認定こども園みどりのもり」。既存園舎の関係性を踏襲し、建物を5つの塊に分け開放的な回廊で繋ぐことで内外の親密な関係をつくり、“生き生きとしたこどもの空間”を目指す photo©Nacasa&Partners 金子美由紀
山田伸彦建築設計事務所+牛島隆敬建築設計事務所による、群馬・みどり市の「幼保連携型認定こども園みどりのもり」。既存園舎の関係性を踏襲し、建物を5つの塊に分け開放的な回廊で繋ぐことで内外の親密な関係をつくり、“生き生きとしたこどもの空間”を目指す photo©Nacasa&Partners 金子美由紀
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山田伸彦建築設計事務所+牛島隆敬建築設計事務所による、群馬・みどり市の「幼保連携型認定こども園みどりのもり」。既存園舎の関係性を踏襲し、建物を5つの塊に分け開放的な回廊で繋ぐことで内外の親密な関係をつくり、“生き生きとしたこどもの空間”を目指す photo©Nacasa&Partners 金子美由紀

山田伸彦建築設計事務所+牛島隆敬建築設計事務所が設計した、群馬・みどり市の「幼保連携型認定こども園みどりのもり」です。既存園舎の関係性を踏襲し、建物を5つの塊に分け開放的な回廊で繋ぐことで内外の親密な関係をつくり、“生き生きとしたこどもの空間”が目指されました。

群馬県みどり市の認定こども園の建て替え計画により移転新築されました。
敷地は岩宿遺跡のすぐそばにあり、歴史性の高い場所にあります。

児童数の増加に伴い、増築を繰り返した既存園舎(別棟で5棟)の隣接の駐車場として使用されていた敷地に、児童数約200名、0歳から5歳児までの 6*2=12 クラスのこども園を計画しました。

建築家によるテキストより

計画前の現地調査時に、既存の建て増しされた園舎で外からそれぞれの保育室にダイレクトにアクセスしてる状況が、園として改めたいとおっしゃっていたが、逆に外と部屋の距離感がとても近く、子どもたちの活動がとても魅力的に見えました。また、その庭の中心に立つと園児の活動などが一目に見えている状況で、画一的でない変化のある場所としてとても楽しく見えました。

建築家によるテキストより

私たちはそこで、それぞれの保育室の独立性が高いがしかし、既存園舎の保育室と外の関係性を踏襲したような分棟型(のように見える)の計画としました。
具体的には、求められた必要な保育室の大きさを5つの塊に分けました。そのうえで廊下の部分については室内であるが、開放的で片側に寄せることの出来る建具を入れることや仕上げなどで外のような廊下としてしつらえ、それぞれのボリュームを回廊で結ぶようにしました。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

山田伸彦建築設計事務所+牛島隆敬建築設計事務所による、群馬・みどり市の「幼保連携型認定こども園みどりのもり」。既存園舎の関係性を踏襲し、建物を5つの塊に分け開放的な回廊で繋ぐことで内外の親密な関係をつくり、“生き生きとしたこどもの空間”を目指す photo©Nacasa&Partners 金子美由紀
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以下、建築家によるテキストです。


生き生きとしたこどもの空間を目指して

群馬県みどり市の認定こども園の建て替え計画により移転新築されました。
敷地は岩宿遺跡のすぐそばにあり、歴史性の高い場所にあります。

児童数の増加に伴い、増築を繰り返した既存園舎(別棟で5棟)の隣接の駐車場として使用されていた敷地に、児童数約 200名、0歳から5歳児までの 6*2=12 クラスのこども園を計画しました。

計画前の現地調査時に、既存の建て増しされた園舎で外からそれぞれの保育室にダイレクトにアクセスしてる状況が、園として改めたいとおっしゃっていたが、逆に外と部屋の距離感がとても近く、子どもたちの活動がとても魅力的に見えました。また、その庭の中心に立つと園児の活動などが一目に見えている状況で、画一的でない変化のある場所としてとても楽しく見えました。

私たちはそこで、それぞれの保育室の独立性が高いがしかし、既存園舎の保育室と外の関係性を踏襲したような分棟型(のように見える)の計画としました。
具体的には、求められた必要な保育室の大きさを5つの塊に分けました。そのうえで廊下の部分については室内であるが、開放的で片側に寄せることの出来る建具を入れることや仕上げなどで外のような廊下としてしつらえ、それぞれのボリュームを回廊で結ぶようにしました。また、北側の赤城山からの強風を考慮し、外部の四周に対しては開放的な廊下としないつくりとしました。

1つ1つのボリュームは事務室や遊戯室、ランチルーム、年齢ごとの保育室に分けており、 また、囲まれた中庭も植栽や舗装、デッキをしつらえることで、1つの居場所となると同時に、1つの居場所から中庭を介して別の場所までの目線や音が行き来する親密で豊かな(内→内外→外→内外→内の)関係が生まれ、またこの関係が様々な行動の端緒となることになったと考えます。

回廊型の廊下は外のように曲がりくねっており、所々にソファや椅子、本棚など設計し、また一度に見渡せないように出っ張ったり引っ込んだりしています。光の様態も一様ではなく、そういった場所のあり方で、様々な場所にいろいろな居場所が出来ています。

■建築概要

作品名:幼保連携型認定こども園みどりのもり
計画地:群馬県みどり市
計画種別:新築
用途:認定こども園
地域地区:都市計画区域内(非線引き区域)
設計:(株)山田伸彦建築設計事務所+牛島隆敬建築設計事務所
構造:KAP
機械設備:Gn設備計画
電気設備:EOSplus
照明計画:FIG Lighting Design
施工:第一工業株式会社
敷地面積:2,619.27㎡
建築面積:1,052.63㎡
延床面積:1,975.05㎡
構造規模:地上2階建
構造:鉄骨造
設計期間:2019年8月~4月
施工期間:2020年6月~2021年3月
写真:Nacasa&Partners 金子美由紀

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・屋根屋根

ガルバリウム鋼板 t=0.4mm 立平葺(セキノ興産)

外装・壁壁

ガルバリウム鋼板 t=0.4mm 角スパンドレル(セキノ興産)

外装・その他開口部

ビル用サッシ[PRO-SE](LIXIL)
ビル用サッシ[EXIMA](YKKap)
防火戸(三和シャッター)
折れ戸[イスターカーテン あけてんで](TOKO)

内装・床1・2階廊下床

ビニル織物床シート[フローバー](東京工営)

内装・壁1・2階廊下壁

クロス[LW-4643(白色)][LW-4640(肌色)][LW-4646(黄緑色)](リリカラ)

内装・壁1・2階保育室壁

漆喰塗装[フェザーフィール](プラネットジャパン)
不燃シナベニヤ

内装・天井1・2階保育室天井

タイガートーン(吉野石膏)

内装・床遊戯室床

フローリング[バーチEG](東京工営)

内装・壁遊戯室壁

クロス[LW-4643(白色)](リリカラ)
腰壁のみ:桧ストランドボード(Swood)

内装・壁遊戯室壁

ルーバー:米杉OS塗装
ルーバー上部:GCボード

内装・床ランチルーム床

フローリング[ヘリンボーン57幅 ルビオオイルピュア仕上げ(色:シャドー)]

内装・壁ランチルーム壁

クロス[LW-4643(白色)][LW-4249(黒色)](リリカラ)
塗装:ヘイムスペイント リアルコッパー(スタジオアナグラム)

内装・天井ランチルーム天井

木毛セメント板[レノウッド グレーセメント無塗装](竹村工業)

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※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

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2021.10.14 Thu 15:40
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    image courtesy of BIG

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    BIGポルトガル事務所ポルト
    BIGの設計で2023年に着工する、ポルトガル・ポルトの、ファッション企業ファーフェッチの新社屋等が入る施設「FARFETCH HQ / FUSE VALLEY」。24の建物によって全体が構成され、敷地の丘の斜面を人工的に拡張したデザインは周辺環境を取り込み、活気に満ちた都市的なアンサンブルを生み出す image courtesy of BIG
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    BIGの設計で2023年に着工する、ポルトガル・ポルトの、ファッション企業ファーフェッチの新社屋等が入る施設「FARFETCH HQ / FUSE VALLEY」。24の建物によって全体が構成され、敷地の丘の斜面を人工的に拡張したデザインは周辺環境を取り込み、活気に満ちた都市的なアンサンブルを生み出す image courtesy of BIG

    BIGの設計で2023年に着工する、ポルトガル・ポルトの、ファッション企業ファーフェッチの新社屋等が入る施設「FARFETCH HQ / FUSE VALLEY」。24の建物によって全体が構成され、敷地の丘の斜面を人工的に拡張したデザインは周辺環境を取り込み、活気に満ちた都市的なアンサンブルを生み出します。24の建物の内12にファーフェッチが入居し、その他にはハイテク企業やスタートアップ企業、サービス企業が入居する予定だそうです。

    こちらは建築家によるテキストの翻訳

    高級ファッションのためのグローバルなテクノロジープラットフォームをリードするファーフェッチは、ポルトガル・ポルトのレサ川の斜面に建設される、目的を持った都市型ファッションビレッジで、クリエイター、キュレーター、消費者をさらに結びつけようとしています。178,000m2の広さを誇るアートな本社ビルは、12の建物が相互に連結しており、それぞれが会社の組織のさまざまな要素を表していて、各スペースのデザインもそれに合わせて調整されています。

    2023年初頭に着工し、2025年のオープンを予定している新社屋は、同じくBIGが設計したFUSE VALLEYの敷地内にあり、24の建物からなるこのサイトには、さまざまなハイテク企業やスタートアップ企業、サービス企業が入居する予定です。BIGのデザインは、組織のさまざまな側面間のアイデアの交換を増幅し、ポルトガルに拠点を置く約3,000人のファーフェッチの従業員、訪問者、地元の人々に新しい機会を生み出すことを目指しています。

    FUSE VALLEYはコミュニティ・ビレッジとして設計されており、広場、公園、中庭を中心に構成されています。これらの場所は、建物の中の生活を外へと広げるようにランドスケープで美化され、プログラムされています。個々の建物は、東側の幹線道路と西側のレサ川を結ぶ一連の都市型テラスの上に、都市の織物のように配置されています。中央の到着軸に沿って、都市の路地が通りから川までずっと開いており、ロビー、アカデミー、講堂、食堂、ウェルネス施設など、ファーフェッチのリバーフロントに沿ったすべての主要な公共プログラムと設備を備えています。

    BIGの創設者兼クリエイティブ・ディレクターのビャルケ・インゲルスは言います。
    「FUSE VALLEYにあるファーフェッチの未来の住まいは、企業のオフィス複合施設というよりも、すべてのキュレーター、クリエイター、顧客、そして協力者を都市の最も革新的な新しい地区に集め、活気に満ちた都市的なアンサンブルとなるでしょう。この都市の構造は、FUSE VALLEYが自然の村のように有機的に成長し、拡大することを可能にします。」

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    BIGポルトガル事務所ポルト
    2021.10.14 Thu 07:47
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