SHARE 大野友資 / DOMINO ARCHITECTSによる、東京・浅草の、クリエイティブスタジオのオフィス兼ギャラリー「nomena I」。施主が組み替え可能な空間の柔軟性の要求に、既存壁にアルミフレームを流し必要に応じ後から部材を取り付け可能にすることで、自発的なカスタマイズを促す
大野友資 / DOMINO ARCHITECTSが設計した、東京・浅草の、クリエイティブスタジオのオフィス兼ギャラリー「nomena I」です。施主が組み替え可能な空間の柔軟性の要求に、既存壁にアルミフレームを流し必要に応じ後から部材を取り付け可能にすることで、自発的なカスタマイズを促す建築となっています。クライアントの公式サイトはこちら。
東京浅草に、数多くのアーティストやデザイナーの作品の設計・制作・施工を手掛けるクリエイティブスタジオnomenaのオフィス/ギャラリーを設計した。
極小の機構から巨大なインスタレーションまで、さまざまなスケールの制作が行われる中で、空間はプロジェクト毎にその都度自分たちで組み替えられる柔軟性が要求された。そこで、スタジオの躯体壁に等間隔の高さでアルミフレームを水平に流して、使い方をすることを提案している。
罫線のアルミフレームには必要に応じて後から部材を付け足して棚や机にしたり、オプションパーツを組み合わせてものを取り付けたり引っ掛けたりできる。そのままでは使いづらいRCの壁に対して、造作以下の設えを用意することで、触媒としてその後の自発的なカスタマイズを促していく役割を担わせた。
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ディテール写真
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施工プロセスの写真
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以下、建築家によるテキストです。
東京浅草に、数多くのアーティストやデザイナーの作品の設計・制作・施工を手掛けるクリエイティブスタジオnomenaのオフィス/ギャラリーを設計した。
極小の機構から巨大なインスタレーションまで、さまざまなスケールの制作が行われる中で、空間はプロジェクト毎にその都度自分たちで組み替えられる柔軟性が要求された。そこで、スタジオの躯体壁に等間隔の高さでアルミフレームを水平に流して、使い方をすることを提案している。
罫線のアルミフレームには必要に応じて後から部材を付け足して棚や机にしたり、オプションパーツを組み合わせてものを取り付けたり引っ掛けたりできる。そのままでは使いづらいRCの壁に対して、造作以下の設えを用意することで、触媒としてその後の自発的なカスタマイズを促していく役割を担わせた。
主な素材としては、nomenaが日頃から機構制作などに使用していてオプションパーツの種類も豊富な、ミスミの軽量アルミフレームを採用した。発注から加工まで、日常的に親しんでいる材料を使うことで、毎日の仕事と変わらない気持ちで空間を作り変えていくことができる。プロフェッショナルによるDIYとして、電気工事や造作工事、家具施工はほぼ全てをnomenaが自ら担当した。
■建築概要
主要用途:オフィス/ギャラリー
設計・監理:DOMINO ARCHITECTS
施工:eckits, nomena
サインデザイン:三澤デザイン研究室
展示照明アドバイス:HIGURE17-15cas
床面積(一期工事分):276m2
竣工年:2021年
写真:Gottingham
種別 | 使用箇所 | 商品名(メーカー名) |
---|---|---|
内装・床 | スタジオ床 | |
内装・壁 | スタジオ壁 | |
内装・建具 | ギャラリーカーテン | |
内装・造作家具 | アルミフレーム | |
内装・造作家具 | スタジオ天板 |
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