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2022.6.08Wed
2022.6.07Tue
2022.6.09Thu
ピーター ・ズントーの家具コレクション展をフォトレポート。半世紀に渡り自らの建築の為にデザインした家具が製品化され公開。綿密なやり取りを行い、日本の素材と技術を取り入れTime & Styleが制作。実物に加えインタビューや製造工程の動画等も展示
photo©architecturephoto

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日程
2022年6月6日(月)
–
6月30日(木)
design|exhibition|product|feature
プロダクトピーター・ズントー
ピーター ・ズントーの家具コレクション展をフォトレポート。半世紀に渡り自らの建築の為にデザインした家具が製品化され公開。綿密なやり取りを行い、日本の素材と技術を取り入れTime & Styleが制作。実物に加えインタビューや製造工程の動画等も展示 photo©architecturephoto
ピーター ・ズントーの家具コレクション展をフォトレポート。半世紀に渡り自らの建築の為にデザインした家具が製品化され公開。綿密なやり取りを行い、日本の素材と技術を取り入れTime & Styleが制作。実物に加えインタビューや製造工程の動画等も展示 photo©architecturephoto
ピーター ・ズントーの家具コレクション展をフォトレポート。半世紀に渡り自らの建築の為にデザインした家具が製品化され公開。綿密なやり取りを行い、日本の素材と技術を取り入れTime & Styleが制作。実物に加えインタビューや製造工程の動画等も展示 photo©architecturephoto
ピーター ・ズントーの家具コレクション展をフォトレポート。半世紀に渡り自らの建築の為にデザインした家具が製品化され公開。綿密なやり取りを行い、日本の素材と技術を取り入れTime & Styleが制作。実物に加えインタビューや製造工程の動画等も展示 photo©architecturephoto

ピーター ・ズントーの家具コレクションの展示会「Peter Zumthor collection exhibition」をフォトレポートします。
ズントーが、半世紀に渡り自らの建築の為にデザインした家具が製品化され公開しています。綿密なやり取りを行い、日本の素材と技術を取り入れTime & Styleが製作と販売を担当しました。本展では、実物に加えインタビューや製造工程の動画等も展示されています。

会場は、東京・青山のTime & Style Atmosphereのショールーム1階。会期は2022年6月6日(月)~30日(木)です(水曜定休)。入場料は無料です。アーキテクチャーフォトでは過去に「Peter Zumthor collection」の全プロダクトを特集記事として紹介しています。


会場全体の様子

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ピーター ・ズントーの家具コレクション展をフォトレポート。半世紀に渡り自らの建築の為にデザインした家具が製品化され公開。綿密なやり取りを行い、日本の素材と技術を取り入れTime & Styleが制作。実物に加えインタビューや製造工程の動画等も展示 photo©architecturephoto
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Valserliege

スイスの渓谷ヴァルスの石材を何層にも積み上げて作られた温泉施設「テルメ・ヴァルス」のためにデザインされたシェーズロングである。等間隔に並べられた木の積層材のフレームは 、人の体に馴染むように柔らかなカーブを描く。細身の金属脚は木のフレームを軽やかに持ち上げ、このシェーズロングに横たわると、まるで宙に浮いているような感覚を覚える。

オリジナルのフレームは木の積層材を使っているが、日本で製品化するにあたり、日本の伝統的な無垢材の曲木技術で製作することを試みた 。無垢材を高温で蒸してから金属の型に合わせて曲げる曲木加工は 、100年前から現在に至るまで変わらずに手作業で行われている。木を無駄にしないこの技術は 、現代の社会においてさらに重要な製法となっている。高温の窯から取り出した無垢材を木目に沿って曲げるのだが、蒸された木は窯から出すと5分ほどで硬くなるので、熟練の職人たちが息を合わせながら素早く金属の型にはめていく。そして型に固定されたまま乾燥された木材は 、初めからその形であったかのようなカーブを持つ。無垢の木材を使用することで、メンテナンスをしながら長く、大切に使い続けられるプロダクトになる。

カタログより

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Valserliege type1 Chaise longue ¥693,000
Valserliege type1 Chaise longue + seat cushion ¥858,000
Valserliege type2 Chaise longue ¥693,000
Valserliege type2 Chaise longue + seat cushion ¥858,000


Atelier Zumthor working table

スイスのハルデンシュタインにあるピーター ・ズントーの 2つのアトリエと自邸でも愛用されているこのテーブルは 、シンプルでミニマムに成立している。

無垢材を剥ぎ合わせた天板は最小限の意匠に留められ 、4本の無垢材の脚が天板を支えている。この形状は 、テーブルを思い浮かべた時に 、誰もがイメージする普遍的な構成でありながら、天板のサイズと厚み 、脚の位置 、素材と仕上げが美しくバランスを取りながら緊張感を生み 、特別な印象を作り出している。取り外しができる脚は 、丸脚と角脚のバリエーションを用意し、取り付けも非常にシンプルで、天板に脚をねじ込むだけで固定できる。

曖昧なものが一切ない明快な構成は 、素材を際立たせ、木そのものに触れているような感覚を覚える。製作は日本の家具産地である北海道・旭川にあるタイムアンドスタイルファクトリーにて、1 台ずつ職人が手作業で製作している。仕上げは木の風合いを感じられるタイムアンドスタイルオリジナルの鉄水仕上とビーズワックス仕上の2種類とした。

カタログより

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Atelier Zumthor working table (Square legs) ¥1,265,000
Atelier Zumthor working table (Round legs) ¥1,265,000


Serpentine tableとSerpentine stool

ロンドンにあるサーペンタイン・ギャラリーでは 、毎年世界的な建築家を招いて、期間限定のパビリオンが設営される。
2011年 、ピーター・ズントーがこのパビリオンの設計を依頼された際に 、建築に合わせてデザインしたのがこのテーブルとスツールである。

このプロダクトは 、過剰に加飾されることなく、作られるプロセスがそのままデザインの重要な要素となっている。テーブルの天板の端部は職人が 1枚ずつ絞り加工によって手作業で折り曲げており、これによって安全性を確保すると共に金属製のテーブルに柔らかな印象を与えている。3本の細い脚はワイヤーで束ねられ 、強度を保ちながらシンプルで明快な構成を表している。

溶融亜鉛メッキ仕上のコレクションは屋外でも使用可能で、スツールは折り畳んで収納ができる構造となっている。屋内の落ち着いた雰囲気にも合うように 、ステンレスのバイブレーション仕上げもバリエーションに加えた 。コンパクトなサイズにまとめられたテーブルとスツールの組合せは 、限られたスペースを有効に活用できる。

カタログより

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ピーター ・ズントーの家具コレクション展をフォトレポート。半世紀に渡り自らの建築の為にデザインした家具が製品化され公開。綿密なやり取りを行い、日本の素材と技術を取り入れTime & Styleが制作。実物に加えインタビューや製造工程の動画等も展示 photo©architecturephoto
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Serpentine table Garden table (Steel-Galvanized finish)¥286,000
Serpentine stool Garden stool ¥209,000
Serpentine table (Stainless-Vibration finish)¥330,000
Serpentine stool Fabric ¥253,000
Serpentine stool Leather ¥297,000


Kolumba side tableとDamenhocker stool

聖コロンバ教会ケルン大司教区美術館は 、既存の建築と新しい建築が見事に融合された美術館である。この美術館の読書室で使われているサイドテーブルを日本の素材と技術を用いて製作した。

古くから稲作が行われてきた日本では 、祭事に餅つきをして祝う文化が現代にも残っている。欅の丸太を削り出して作られる臼の製造技術を用いて、純粋な形をしたプロダクトを実現できないかと考えた。

1本の丸太から削り出されたテーブルの側面は欅の美しい木目を持ち、テーブルの天板は鮮やかなカラーで塗装されている。塗装は天板の縁で切り替わり、塗り重ねられた明快な色彩と圧倒的な存在感を持つ丸太の木目を対比させることで、モダンな印象を与えている。天板の鮮やかな 4色のカラーバリエーションは空間に彩りを与え、2種類のサイズバリエーションによってリズムを生む。

長い時間を生きてきた 1 本の木は 、家具として生まれ変わり、人々の生活の中で新しい時間を刻んでいく。時間を経ることで色が変わり、時にはヒビが入り、姿が変化していく様は 、原始的な自然の力強さを人々の感覚に訴えかけてくる。

カタログより

スイスのハルデンシュタインにあるピーター・ズントーの自宅兼アトリエは 、1980 年代に建てられた木造アトリエのすぐ近くにある。この自宅の音楽室やアトリエ 、ピーター・ズントーが設計した貸別荘ライス・ハウスで使われている4本脚のスツールは 、シンプルで座り心地が良く、鮮やかなベロア生地で張られている。Damenhocker(女性のスツール)と名付けられたそのスツールは 、クラシックで洗練された雰囲気の中に優しさや可愛らしさ、さらには凛々しい佇まいを
持ち、1脚でも存在感があり、並べたりランダムに置いても成立する。

丸く削り出された木脚は地面に向かって細く絞られ 、柔らかく膨らんだ丸い座面を軽やかに持ち上げている。黒色の突板で仕上げられた座裏は脚の表情と対比させることで、座面との構成がより明確になる。

座面にはスイスのクリスチャン・フィッシュバッハ社の発色の良いベロア生地5色の中から空間に合わせて選ぶことができる。生地は座裏の木部にパイピングで留め、目に触れない部分も丁寧に仕上げている。

カタログより

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Kolumba side table (High) ¥550,000
Kolumba side table (Low) ¥660,000
Damenhocker stool ¥165,000


■展覧会概要

Peter Zumthor collection exhibition in Tokyo
会期:2022年6月6日(月)~6月30日(木)
開場時間:11:00-19:00(水曜定休)
会場:Time & Style Atmosphere 東京都港区南青山4-27-15
入場料:無料

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コー・アーキテクチャー・インターナショナルによる、東京都世田谷区のスパ「Aqua Sports & Spa」
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プロダクトピーター・ズントー
2022.06.08 Wed 19:15
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    SUEP.TOTOギャラリー・間建築展末光弘和末光陽子
    末光弘和+末光陽子 / SUEP.の、TOTOギャラリー・間での建築展「Harvest in Architecture」の会場写真。建築を地球環境における生命活動を促す媒体として位置づけ、自然環境の働きをシミュレーションして設計の起点とし、建築を媒介した資源の循環システム構築の活動を行う設計事務所GALLARY 1の全景 photo©architecturephoto
    末光弘和+末光陽子 / SUEP.の、TOTOギャラリー・間での建築展「Harvest in Architecture」の会場写真。建築を地球環境における生命活動を促す媒体として位置づけ、自然環境の働きをシミュレーションして設計の起点とし、建築を媒介した資源の循環システム構築の活動を行う設計事務所展示室から中庭の「Shading Dome」を見る。 photo©architecturephoto
    末光弘和+末光陽子 / SUEP.の、TOTOギャラリー・間での建築展「Harvest in Architecture」の会場写真。建築を地球環境における生命活動を促す媒体として位置づけ、自然環境の働きをシミュレーションして設計の起点とし、建築を媒介した資源の循環システム構築の活動を行う設計事務所GALLARY 2の全景 photo©architecturephoto

    末光弘和+末光陽子 / SUEP.の、TOTOギャラリー・間での建築展「Harvest in Architecture 自然を受け入れるかたち」の会場写真です。
    建築を地球環境における生命活動を促す媒体として位置づけ、自然環境の働きをシミュレーションして設計の起点とし、建築を媒介した資源の循環システム構築の活動を行う設計事務所です。会期は、2022年6月8日~9月11日(※要事前予約)。また、末光弘和+末光陽子 / SUEP.の講演会が、2022年7月15日に行われます(要事前申込)。

    SUEP.の特徴は、建築を地球環境における生命活動を促す媒体として位置づけようとする思想にあります。
    彼らは地勢、水脈、植生、生態系などに着目し、自然環境にある風・熱・水などの働きをシミュレーションして設計の起点とすることで、建築を媒介した資源の循環システムを構築しています。自然に対して建築が寛容なアプローチをすることで、自然の恵みを得るとともに、それが持続できる社会を目指しています。また建物の居住性能を上げるという機能面はもちろん、住まう人、使う人たち、地域の人たちが、その循環の一員として参加する喜びを分かち合えることも大切にしています。

    本展のタイトル「Harvest in Architecture」には、私たちが日々地球の恵みを受け取れることへの感謝と、それを継続するために行う努力への決意が込められています。展覧会では、彼らが行ってきたリサーチや検証と、それらがどのようなかたちで建築の循環システムに結実してきたかが明かされます。

    彼らの取り組みは、建築が地球とつながり、未来を拓くためのチャレンジの連続といえます。人間が地球の恵みを一方的に搾取するのではなく、自然との共生により豊かな恵みが続いていく、そのために建築家として果たすべき役割は何か。本展覧会を通して、彼らの思考と試行の全貌をご覧いただきます。

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    SUEP.TOTOギャラリー・間建築展末光弘和末光陽子
    2022.06.08 Wed 10:04
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    シアスター・ゲイツによる、2022年のサーペンタイン・パヴィリオン「ブラック・チャペル」。毎年1組の設計者が選ばれ夏の期間公開される建築。作家の思想の表現と人々の癒しになる事を求めて、様々な伝統建築や芸術家による空間を参照し自身のルーツを組合せ構想。アジャイ事務所の建築的支援により実現
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    SHARE シアスター・ゲイツによる、2022年のサーペンタイン・パヴィリオン「ブラック・チャペル」。毎年1組の設計者が選ばれ夏の期間公開される建築。作家の思想の表現と人々の癒しになる事を求めて、様々な伝統建築や芸術家による空間を参照し自身のルーツを組合せ構想。アジャイ事務所の建築的支援により実現

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    ロンドンパヴィリオンイギリスデイヴィッド・アジャイサーペンタイン・パヴィリオンイワン・バーンシアスター・ゲイツ
    シアスター・ゲイツによる、2022年のサーペンタイン・パヴィリオン「ブラック・チャペル」。毎年1組の設計者が選ばれ夏の期間公開される建築。作家の思想の表現と人々の癒しになる事を求めて、様々な伝統建築や芸術家による空間を参照し自身のルーツを組合せ構想。アジャイ事務所の建築的支援により実現Serpentine Pavilion 2022 designed by Theaster Gates ©Theaster Gates Studio. Photo: Iwan Baan. Courtesy: Serpentine.
    シアスター・ゲイツによる、2022年のサーペンタイン・パヴィリオン「ブラック・チャペル」。毎年1組の設計者が選ばれ夏の期間公開される建築。作家の思想の表現と人々の癒しになる事を求めて、様々な伝統建築や芸術家による空間を参照し自身のルーツを組合せ構想。アジャイ事務所の建築的支援により実現Serpentine Pavilion 2022 designed by Theaster Gates ©Theaster Gates Studio. Photo: Iwan Baan. Courtesy: Serpentine.
    シアスター・ゲイツによる、2022年のサーペンタイン・パヴィリオン「ブラック・チャペル」。毎年1組の設計者が選ばれ夏の期間公開される建築。作家の思想の表現と人々の癒しになる事を求めて、様々な伝統建築や芸術家による空間を参照し自身のルーツを組合せ構想。アジャイ事務所の建築的支援により実現Serpentine Pavilion 2022 designed by Theaster Gates ©Theaster Gates Studio. Photo: Iwan Baan. Courtesy: Serpentine.

    アーティストのシアスター・ゲイツによる、イギリス・ロンドンの、2022年のサーペンタイン・パヴィリオン「ブラック・チャペル」です。
    毎年1組の設計者が選ばれ夏の期間公開される建築です。作家は、自身の思想の表現と人々の癒しになる事を求めて、様々な伝統建築や芸術家による空間を参照し自身のルーツを組合せ構想しました。また、デイビッド・アジャイ事務所の建築的支援により実現されました。

    このパヴィリオンの企画は2000年に始まったもので、これまではレム・コールハース等の世界的建築家が指名されてきました。また、日本人建築家の選出も多く、伊東豊雄(2002年)、SANAA(2009年)、藤本壮介(2013年)、石上純也(2019年)が設計を手掛けました。

    こちらはリリーステキストの翻訳

    シカゴ在住のアーティスト、シアスター・ゲイツが設計した21番目のサーペンタイン・パヴィリオン「ブラック・チャペル」が、2022年6月10日にオープンします。ブラック・チャペルは、アジャイ・アソシエイツの建築的支援により実現され、ゴールドマン・サックスは8年連続でこの年次プロジェクトを支援しています。聖なる音楽に重点を置き、集い、瞑想し、参加するための空間として構想されたブラック・チャペルは、夏以降、サーペンタインのライブプログラムのプラットフォームとして、市民に内省、つながり、喜びを提供します。パヴィリオンのオープンを記念して、2022年6月8日にシアスター・ゲイツとサー・デイビッド・アジャイ・OBEがハンス・ウルリッヒ・オブリストと対談し、アート、建築、都市、空間作りにおける彼らの仕事を探ります。

    第21回サーペンタイン・パヴィリオン「ブラック・チャペル」

    ブラック・チャペルは、アーティストの活動の基盤となる建築的タイポロジーの多くからインスピレーションを得ています。イギリスのストーク・オン・トレントのボトル窯、アメリカ西部の蜂の巣窯、サンピエトロやローマのテンピエット、カメルーンのムスグム族の泥小屋やウガンダのカンパラのカサビ墓などアフリカの伝統的な建築構造などが参考にされているそうです。

    テキサス州ヒューストンのロスコ・チャペルの超越的な環境に惹かれたゲイツは、ブラック・チャペルのために新しいタールペインティングのシリーズを制作しました。ゲイツの手と感性が反映された空間を作ることを決意し、7枚のパネルが内部の構造体から吊り下げられています。これらの作品では、ゲイツは屋根職人であった父親の技術に敬意を表し、屋根材を加熱して表面に貼り付けるトーチダウン(直火を必要とする方法)や屋根材の構法を用いています。

    パヴィリオンの入り口横には、かつてシカゴのサウスサイドにあったランドマーク的存在のカトリック教会、セント・ローレンス教会から引き取った、稼働中のブロンズの鐘が設置されています。この歴史的な鐘は、都市部における集会や精神的な交流の場が失われていることを強調し、夏のイベント期間中、集会、信徒、瞑想への呼びかけの役割を担います。

    シアスター・ゲイツは次のように述べています。
    「ブラック・チャペルという名前は、私の芸術活動の目に見えない部分を反映しているという意味で、重要です。聖なる音楽と聖なる芸術が私の活動に果たしてきた役割と、これらの感情的で共同的な取り組みが持つ集団的な質を認めているのです。また、ブラック・チャペルは、このような時代に、一日のプレッシャーから解放され、静かに過ごすことのできる空間が存在し得ることを示唆しています。私は常々、人々が深い内省と深い参加の空間に入ることを可能にする、癒しのメカニズムや感情的な力としての音や音楽の力を考慮した空間を作りたいと考えています」

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    ロンドンパヴィリオンイギリスデイヴィッド・アジャイサーペンタイン・パヴィリオンイワン・バーンシアスター・ゲイツ
    2022.06.08 Wed 09:18
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    BIGによる、ノルウェーの、家具工場「ザ・プラス」。体験センター等を内包し公共公園の一部としても機能する施設。直感的体験と開放性を目指して、放射状に配した4つの生産空間を中央で繋げ“プラス”型となるよう設計。わずか18ヵ月で完成された環境にも配慮した建築
    photo©Einar Aslaksen

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    architecture|feature
    ノルウェーBIG工場図面あり
    BIGによる、ノルウェーの、家具工場「ザ・プラス」。体験センター等を内包し公共公園の一部としても機能する施設。直感的体験と開放性を目指して、放射状に配した4つの生産空間を中央で繋げ“プラス”型となるよう設計。わずか18ヵ月で完成された環境にも配慮した建築 photo©Einar Aslaksen
    BIGによる、ノルウェーの、家具工場「ザ・プラス」。体験センター等を内包し公共公園の一部としても機能する施設。直感的体験と開放性を目指して、放射状に配した4つの生産空間を中央で繋げ“プラス”型となるよう設計。わずか18ヵ月で完成された環境にも配慮した建築 photo©Einar Aslaksen
    BIGによる、ノルウェーの、家具工場「ザ・プラス」。体験センター等を内包し公共公園の一部としても機能する施設。直感的体験と開放性を目指して、放射状に配した4つの生産空間を中央で繋げ“プラス”型となるよう設計。わずか18ヵ月で完成された環境にも配慮した建築 photo©Einar Aslaksen
    BIGによる、ノルウェーの、家具工場「ザ・プラス」。体験センター等を内包し公共公園の一部としても機能する施設。直感的体験と開放性を目指して、放射状に配した4つの生産空間を中央で繋げ“プラス”型となるよう設計。わずか18ヵ月で完成された環境にも配慮した建築 photo©Einar Aslaksen

    BIGが設計した、ノルウェーの、家具工場「ザ・プラス」です。
    体験センター等を内包し公共公園の一部としても機能する施設です。建築家は、直感的体験と開放性を目指して、放射状に配した4つの生産空間を中央で繋げ“プラス”型となるよう設計しました。また、わずか18ヵ月で完成された環境にも配慮した建築です。

    こちらはリリーステキストの翻訳

    ノルウェーの家具メーカーヴェストレとBIGは、新しい家具工場、体験センター、300エーカーの公共公園である「ザ・プラス」を公開しました。このカラフルな製造施設は、最もクリーンでカーボンニュートラルな都市型家具製造に特化し、未来の製造施設と高効率生産をリードしいます。

    ノルウェーの家具産業への投資としては過去数十年で最大規模となるこの7,000m2の製造施設は、ハイキングやキャンプができる公共の公園としても機能し、オスロ郊外に環境に優しい製造拠点を設立するというこの地域のミッションに沿ったものとなっています。わずか18カ月で建設されたこの建物は、地元の大量木材、低炭素コンクリート、リサイクル鉄鋼でできており、環境BREEAMの最高ランク「Outstanding」を獲得した最初の産業用建物になる予定です。

    ヴェストレのCEO、ステファン・トゥストは言います。
    「ザ・プラスは、世界で最も環境に配慮した家具工場となることでしょう。ザ・プラスの建設は、この目標に到達するための重要なステップです。最先端のテクノロジーとスカンジナビアの協力により、これまで以上に速く、環境に配慮した生産が可能になります。そうすることで、環境に配慮した生産におけるリーダーシップを通じて、グローバルな競争力を確保することができます」

    ザ・プラスは、倉庫、カラー工場、木材工場、組立工場という4つの主要な生産ホールが放射状に配置され、中央でつながり、その交差点で「プラス」の形を生み出すというコンセプトで設計されています。このレイアウトにより、製造部門間の効率的で柔軟かつ透明なワークフローと、来場者の直感的な体験が可能になりました。フローチャートのように、各機械のカラーがフロアに溢れるように、インテリア全体が構成されています。ザ・プラスを探索すると、まるでカラフルな島々を移動しているような気分になり、工場活動の体験と概要が統一されています。

    BIGの創立パートナーでクリエイティブディレクターのビャルケ・インゲルスは語っています。
    「私たちはヴェストレ社とともに、家具づくりの全プロセスを公開する工場をイメージしました。この工場は、産業スパイを恐れるのではなく、自分たちの知識を公開し共有することで、持続可能な製造業への世界の移行を加速させたいと考えています。地元産の木材を使用し、地元の水力発電で運営されているザ・プラスの美しさは、その明快な構成にあります。道路と生産ラインの交差点として構想されたこの施設は、製造のあらゆる側面をつなぐ大きなプラスの形を成しています。この透明性の高さは、見学者やハイカーに創造の全プロセスを楽しんでもらうと同時に、ヴェストレのチームには森の中で働くというスリルを与えてくれます。私たちのサステイナブルな未来は、環境にとってより良いだけでなく、そこで働くことがより美しく、訪れることがより楽しいものになることを教えてくれます」

    • 残り36枚の写真と建築家によるテキスト
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    ノルウェーBIG工場図面あり
    2022.06.08 Wed 08:15
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    2022.6.07Tue
    • イースト・アーキテクチャー・スタジオによる、レバノンの、ニーマイヤー建築の改修プロジェクト。70年代の内戦で完成前に放棄された建物を木材産業促進施設に改修。類似プロジェクトを参考にしつつ可逆的な方法で改修を実行。施設の存在感を高め敷地全体の保存計画も促進
    • OMAによる、家具コレクション「PRINCIPLES」。UniFor社と共同開発したワークプレイスの為の家具。最小限の建築として構想され、多様な機能と用途を空間の形にする事を意図。100以上の要素を組み合わせる事で空間を無限に構成する事も可能
    2022.6.09Thu
    • 富永哲史+小野里紗+名畑碧哉 / n o t architects studioによる、東京・大田区の住宅「風景を掬う小さなイエ」。周囲が建て込む都心の住宅街に計画。街に散らばる些細な風景を取込み共に過ごす生活を志向して、“シルバーの谷”が建築を貫く構成を考案。“谷”は開口の操作で外とも繋がり多彩な役割も担う
    • MVRDVによる照明器具シリーズ「High Profile」。照明のプロファイルを利用した製品。多彩・概念的・持続可能を目指して、工場を調査する過程で見出したアルミ端材等を使用するアイデアを考案。効果的な再利用を行う為の専用デジタルツールも開発
    • 日本建築設計学会賞の受賞記念作品展が、東京・丸の内で開催。芦澤竜一+陶器浩一、神谷勇机+石川翔一、高野洋平+森田祥子、畑友洋、平瀬有人+平瀬祐子、藤貴彰+藤悠子の作品を展示。オンラインでのクロストークも会期中に実施

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