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MADのマー・ヤンソンによる椅子「デュナーミク・チェア」と「スレッド・チェア」。サワヤ&モローニの為にデザイン。前者は、動きと流動性に詩的な焦点を当てた椅子で、座るための彫刻として構想。後者は、アルミ棒を束ねるだけで作られ、金属素材そのものを芸術表現に変えようと構想
photo courtesy of MAD

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プロダクトMADマ・ヤンソン
MADのマー・ヤンソンによる椅子「デュナーミク・チェア」と「スレッド・チェア」。サワヤ&モローニの為にデザイン。前者は、動きと流動性に詩的な焦点を当てた椅子で、座るための彫刻として構想。後者は、アルミ棒を束ねるだけで作られ、金属素材そのものを芸術表現に変えようと構想デュナーミク・チェア photo courtesy of MAD
MADのマー・ヤンソンによる椅子「デュナーミク・チェア」と「スレッド・チェア」。サワヤ&モローニの為にデザイン。前者は、動きと流動性に詩的な焦点を当てた椅子で、座るための彫刻として構想。後者は、アルミ棒を束ねるだけで作られ、金属素材そのものを芸術表現に変えようと構想スレッド・チェア photo courtesy of MAD

MAD・アーキテクツのマー・ヤンソンがデザインした椅子「デュナーミク・チェア」と「スレッド・チェア」です。
イタリアのサワヤ&モローニの為にデザインされたプロトタイプです。前者のデュナーミク・チェアは、動きと流動性に詩的な焦点を当てた椅子で、座るための彫刻として構想されました。後者のスレッド・チェアは、アルミ棒を束ねるだけで作られ、金属素材そのものを芸術表現に変えようと構想されました。

こちらはリリーステキストの翻訳

2022年のミラノデザインウィークのオープニングに、MADアーキテクツのプリンシパルパートナーであるマー・ヤンソンが、サワヤ&モローニと「未来への回帰」をテーマにした2つのプロトタイプ「デュナーミク・チェア」と「スレッド・チェア」を発表しました。

デュナーミク・チェア
座るための彫刻。動き続ける空間の凍結した形。動きと流動性に詩的な焦点を当てた椅子。まるでオブジェのように、加速度と強度の痕跡を残す。エアロダイナミックで、なめらかで、カリスマ的。中空の金属製の支持脚は、彫刻を強さと均衡のとれた状態にします。肘掛けは、シンプルな曲面によって、スピード感のある前傾姿勢を作り出します。このチェアは、動き、エネルギー、空間の変化をそのフォルムに取り込んでいます。

スレッド・チェア
アルミニウムの棒を束ねるだけでつくられるスレッドチェアは、その構造と素材から有機的なフォルムと美的価値を引き出しています。不用意なラインの曲がりやユニークなカーブが、全体のフォルムに自然な形を与え、優しく繊細な網の目のようです。スリムで有機的、かつ複雑なフォルム。チェア全体が風に吹かれるようなダイナミックなポーズをとっています。金属という素材そのものを芸術的な表現に変える試みです。

この新作は、2022年ミラノデザインウィーク期間中の2022年6月7日から12日まで、ミラノのサワヤ&モローニのショールームで展示されています。著名なデザインの祭典にMADが参加するのは今年で3年目。MADが過去にデザインした「グ・チェアー」は、パリのポンピドゥー・センターのパーマネント・コレクションに収蔵されています。


以下の写真はクリックで拡大します

MADのマー・ヤンソンによる椅子「デュナーミク・チェア」と「スレッド・チェア」。サワヤ&モローニの為にデザイン。前者は、動きと流動性に詩的な焦点を当てた椅子で、座るための彫刻として構想。後者は、アルミ棒を束ねるだけで作られ、金属素材そのものを芸術表現に変えようと構想デュナーミク・チェア photo courtesy of MAD
MADのマー・ヤンソンによる椅子「デュナーミク・チェア」と「スレッド・チェア」。サワヤ&モローニの為にデザイン。前者は、動きと流動性に詩的な焦点を当てた椅子で、座るための彫刻として構想。後者は、アルミ棒を束ねるだけで作られ、金属素材そのものを芸術表現に変えようと構想デュナーミク・チェア photo courtesy of MAD
MADのマー・ヤンソンによる椅子「デュナーミク・チェア」と「スレッド・チェア」。サワヤ&モローニの為にデザイン。前者は、動きと流動性に詩的な焦点を当てた椅子で、座るための彫刻として構想。後者は、アルミ棒を束ねるだけで作られ、金属素材そのものを芸術表現に変えようと構想デュナーミク・チェア photo courtesy of MAD
MADのマー・ヤンソンによる椅子「デュナーミク・チェア」と「スレッド・チェア」。サワヤ&モローニの為にデザイン。前者は、動きと流動性に詩的な焦点を当てた椅子で、座るための彫刻として構想。後者は、アルミ棒を束ねるだけで作られ、金属素材そのものを芸術表現に変えようと構想デュナーミク・チェア photo courtesy of MAD
MADのマー・ヤンソンによる椅子「デュナーミク・チェア」と「スレッド・チェア」。サワヤ&モローニの為にデザイン。前者は、動きと流動性に詩的な焦点を当てた椅子で、座るための彫刻として構想。後者は、アルミ棒を束ねるだけで作られ、金属素材そのものを芸術表現に変えようと構想スレッド・チェア photo courtesy of MAD
MADのマー・ヤンソンによる椅子「デュナーミク・チェア」と「スレッド・チェア」。サワヤ&モローニの為にデザイン。前者は、動きと流動性に詩的な焦点を当てた椅子で、座るための彫刻として構想。後者は、アルミ棒を束ねるだけで作られ、金属素材そのものを芸術表現に変えようと構想スレッド・チェア photo courtesy of MAD
MADのマー・ヤンソンによる椅子「デュナーミク・チェア」と「スレッド・チェア」。サワヤ&モローニの為にデザイン。前者は、動きと流動性に詩的な焦点を当てた椅子で、座るための彫刻として構想。後者は、アルミ棒を束ねるだけで作られ、金属素材そのものを芸術表現に変えようと構想スレッド・チェア photo courtesy of MAD
MADのマー・ヤンソンによる椅子「デュナーミク・チェア」と「スレッド・チェア」。サワヤ&モローニの為にデザイン。前者は、動きと流動性に詩的な焦点を当てた椅子で、座るための彫刻として構想。後者は、アルミ棒を束ねるだけで作られ、金属素材そのものを芸術表現に変えようと構想スレッド・チェア photo courtesy of MAD

以下、建築家によるテキストです。


On the opening of Milan Design Week 2022, Ma Yansong, the principal partner of MAD Architects, has revealed two prototypes – Dynamik Chair, and Thread Chair- with SAWAYA MORONI with the special theme “back to the future”.

Dynamik Chair
A sculpture to sit on. A frozen form of space in continuous movement. A chair with a poetic focus on motion and fluidity. It is like an object, leaving a trace of its acceleration and strength. Aerodynamic, sleek and charismatic. The hollow metal supporting legs place the sculpture in a state of equilibrium with strength. The armrests create a leaning-forward posture with speed through simple curvatures. The chair incorporates movement, energy and spatial changes into its form.

Thread Chair
Created by simply binding the aluminum rod, the Thread chair calls out the organic form and aesthetic value from its structure and material. The inadvertent bends in lines and unique curves give the overall form a natural shape, like a gentle and delicate web. Slim, organic and intricate. The whole chair poses a dynamic posture, as if it is blown by a breeze. It is an experiment that turns the metal material itself into an artistic expression.

The new works are exhibited at SAWAYA & MORONI showroom in Milan from June 7th to 12th during Milan Design Week 2022. It is MAD’s third year participating at the prominent design festival. MAD’s previous design Gu Chair is part of the permanent collection of the Centre Georges Pompidou in Paris.

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2022.06.12 Sun 07:08
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