MVRDVが設計した、ドイツの、オフィス「ショッピファイ・ベルリン」です。
コロナ禍以降のオフィスの在り方を考慮し計画されました。建築家は、共同作業の場に加え企業の文化拠点を目指して、快適な議論の為にカーテンでの間仕切りが可能なラウンジ併設の会議室を考案しました。また、街を象徴する要素も取り入れ活気を取り込む事も意図されました。施主企業の公式サイトはこちら。
こちらはリリーステキストの翻訳
MVRDV、ショッピファイ・ベルリンの内装変更でポスト・パンデミック・オフィスの約束を実現
MVRDVは、ベルリン・ミッテ地区のケペニッカー通りにあるショッピファイ・ベルリンのインテリアリデザインを完成させました。ホームオフィスとは対照的に、集団的な経験として非常に意図的なコラボレーションに焦点を当てた1,000㎡のインテリアプロジェクトは、カナダで設立されたダイナミックな商社に、物理的なワークスペースの目的を再考させる理想的なデザインを提供します。
2020年初頭、ベルリン・ミッテにあるショッピファイのオフィスビルの改修計画はすでに進行中でした。しかし、コロナウイルスの大流行が始まり、それに伴い在宅勤務への急激な移行が起こり、同社はオフィスビルに何が必要なのかを劇的に見直すことになりました。ショッピファイは、集中する個々の仕事はリモートで行うのが最適であると考え、MVRDVを起用し、他者との共同作業や新しいアイデアのブレーンストーミング、会社の活気ある文化に関わるための拠点として、建物の可能性を最大限に引き出すための再設計を行いました。
MVRDVのインテリアデザインは、主に1階と地下1階、そして6階までの主要なスペースを占有しています。主要な会議室となる3つの「オンサイト」ルームと、会社の集まりやカジュアルなワーク環境など、より特別な雰囲気を演出するさまざまな「エクスペリエンス・ルーム」で構成されています。壁や床の仕上げ、照明器具や家具に至るまで、可能な限り以前のハーフビルトリノベーションの部材を再利用し、サステイナブルな設計を行いました。例えば、照明器具は100%、MVRDVの設計に先立って購入されたものです。
各オンサイト・ルームには、一般的な会議テーブルに加え、隣接してカーテンで仕切られた「カラーラウンジ」があり、より快適な環境で自由にディスカッションができるようになっています。このラウンジの色は、デザイン全体を通した色と同様、ショッピファイのビジュアル・アイデンティティをベースにしています。
このプロジェクトは、ショッピファイの文化だけでなく、ベルリンの街並みも賞賛し、この街が住むにも働くにもエキサイティングな場所であることを視覚的に思い出させるものとなっています。受付カウンターにはベルリンのUバーンの駅を参照した青緑色の「メトロタイル」を使用し、反対側の壁にはベルリンの活気に満ちたストリートアートをイメージしたカロリーナ・アマヤのアート作品「インターセクショナル」を展示しています。