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元木大輔 / DDAAによる、東京・千代田区の、期間限定のショールーム「WABARA LABORATORY TOKYO」。滋賀が拠点のバラ園の為に計画。バラの存在の“ドレスダウン”と新たな面の提示を目指して、工業製品を極力“無加工”で組み合わせた什器による空間を考案。コスト面や会期後の移動や再利用も考慮
photo©長谷川健太

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architecture|feature
東京店舗リノベーション長谷川健太元木大輔千代田区DDAAtakamoto works
元木大輔 / DDAAによる、東京・千代田区の、期間限定のショールーム「WABARA LABORATORY TOKYO」。滋賀が拠点のバラ園の為に計画。バラの存在の“ドレスダウン”と新たな面の提示を目指して、工業製品を極力“無加工”で組み合わせた什器による空間を考案。コスト面や会期後の移動や再利用も考慮 photo©長谷川健太
元木大輔 / DDAAによる、東京・千代田区の、期間限定のショールーム「WABARA LABORATORY TOKYO」。滋賀が拠点のバラ園の為に計画。バラの存在の“ドレスダウン”と新たな面の提示を目指して、工業製品を極力“無加工”で組み合わせた什器による空間を考案。コスト面や会期後の移動や再利用も考慮 photo©長谷川健太
元木大輔 / DDAAによる、東京・千代田区の、期間限定のショールーム「WABARA LABORATORY TOKYO」。滋賀が拠点のバラ園の為に計画。バラの存在の“ドレスダウン”と新たな面の提示を目指して、工業製品を極力“無加工”で組み合わせた什器による空間を考案。コスト面や会期後の移動や再利用も考慮 photo©長谷川健太

元木大輔 / DDAAが設計した、東京・千代田区の、期間限定ショールーム「WABARA LABORATORY TOKYO」です。
滋賀が拠点のバラ園の為に計画されました。建築家は、バラの存在の“ドレスダウン”と新たな面の提示を目指して、工業製品を極力“無加工”で組み合わせた什器による空間を考案しました。また、コスト面や会期後の移動や再利用も考慮されました。※既に会期は終了しています

滋賀は琵琶湖畔のばら園「WABARA」のためのショールームを設計した。
解体直前の古いビルの一室が店舗兼展示スペースとなっている。

当初の依頼は、このスペースに設置する什器を購入したいというものだった。
しかし、WABARAが自ら探し当てた取り壊し予定のビルと、バラという対象の組み合わせの妙に惹かれ、厚かましくも展示空間そのものの設計を申し出た。

建築家によるテキストより

考えたのは、バラというコンサバティブな対象をいかにドレスダウンするかということだった。花のなかでもバラはとりわけ派手な存在だ。その存在感はそのままに、バラの多面性というか、新たな面を見せられるようなショールームにしたいと考えた。

建築家によるテキストより

なるべく建材を無加工で使用するという工夫は、コスト面でも有利だし、プロジェクト上の合理性にも基づいている。今回のショールームは期間限定なので、什器はいずれ次の店舗に移動する必要がある。その際、建材の組み合わせで簡易的につくった什器であればそのまま移動できるし、ばらせば建材として再利用もできる。ゴミもほとんど出ないし、工業製品をなるべく加工しないという素っ気ないアプローチによってバラをドレスダウンしている。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

元木大輔 / DDAAによる、東京・千代田区の、期間限定のショールーム「WABARA LABORATORY TOKYO」。滋賀が拠点のバラ園の為に計画。バラの存在の“ドレスダウン”と新たな面の提示を目指して、工業製品を極力“無加工”で組み合わせた什器による空間を考案。コスト面や会期後の移動や再利用も考慮 photo©長谷川健太
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以下、建築家によるテキストです。


滋賀は琵琶湖畔のばら園「WABARA」のためのショールームを設計した。
解体直前の古いビルの一室が店舗兼展示スペースとなっている。

当初の依頼は、このスペースに設置する什器を購入したいというものだった。
しかし、WABARAが自ら探し当てた取り壊し予定のビルと、バラという対象の組み合わせの妙に惹かれ、厚かましくも展示空間そのものの設計を申し出た。

考えたのは、バラというコンサバティブな対象をいかにドレスダウンするかということだった。花のなかでもバラはとりわけ派手な存在だ。その存在感はそのままに、バラの多面性というか、新たな面を見せられるようなショールームにしたいと考えた。

また、取り壊し予定のビルで行う期間限定のショールームという条件から、床や壁などの内装には手を加えず一部の解体にとどめている。新たにつくる什器も、組み替え可能な単管パイプをつかった什器以外はなるべく建材のサイズをそのまま活かす。たとえばLGS(軽量鉄骨の壁下地材)をベルトで留めただけのベンチや、ステンレスの角パイプをまとめただけの簡易的なプランターように、建材をできるだけ無加工のままで使用している。

乾燥させたバラの葉や花弁が乗っているステンレステーブルの天板は、市販の規格品の中で一番鏡面度の高いものを、サイズも規格もそのままに使用した。曲げ加工は施してはおらず、パイプを段差ができるように組み、上に乗せるだけで自然に盆のような形状にたわんでいる。バラの葉や花弁をつまむと、ほんのりとよい香りがする。

壁面にバラを並べるためのアルミ三面鏡は、WABARAと同じ滋賀にあるトラック製造の会社に協力していただき、端材を直角に曲げただけのシンプルな形状をしている。
解体が決まっているというビルの利点を活かし、内装の壁を直接切り取り中に試験管の一輪挿しを設置している。古田織部が好んだと言われる壁を簡易的に床の間にする「織部床」のように、即興的に解体した壁によってバラをフレーミングしている。同じ部屋の隅に三角に敷き詰めたのは、WABARAで製造販売している園芸用の土だ。

なるべく建材を無加工で使用するという工夫は、コスト面でも有利だし、プロジェクト上の合理性にも基づいている。今回のショールームは期間限定なので、什器はいずれ次の店舗に移動する必要がある。その際、建材の組み合わせで簡易的につくった什器であればそのまま移動できるし、ばらせば建材として再利用もできる。ゴミもほとんど出ないし、工業製品をなるべく加工しないという素っ気ないアプローチによってバラをドレスダウンしている。

■建築概要

クライアント:WABARA
プロデュース:GAS AS I/F
所在地:東京都千代田区
用途:ショールーム(期間限定)
設計:DDAA
プロジェクトチーム:元木大輔、八木佑平
解体:takamoto works
施工:セルフビルド
延床面積:78m²
竣工:2022年2月
撮影:長谷川健太

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    スティーブン・シェンク+服部大祐 / Schenk Hattoriが設計した、ベルギー・イーパーのインフォメーションセンター「Entrance Pavilion in Palingbeek」です。
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    かつての第一次世界大戦の最前線、今は美しい緑が広がる自然保護区。
    この広大な敷地入口に「エントランスを明示するランドマーク機能」「大戦の歴史と保護区に関する展示スペース」「来園者の集いの空間」「保護区全体のアクセスの明確化」という役割を担う建築物が求められた。

    建築家によるテキストより

    公園のエントランスへ向かう長い一本道を進んでゆくと、水平に伸びた一枚の屋根が木々の間から姿を現す。奥に伸びるもう一枚の小振りな屋根とその下の案内ボードは、背後にあるコンシェルジュの住まいのプライバシーを確保すると同時に、その先にあるカフェテリアへのアクセスを明示する。

    建築家によるテキストより

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    建築家によるテキストより
    • 残り20枚の写真と建築家によるテキスト
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