小林玲子 / kitokino architectureによる、大阪市の住宅「新森の四辻」。幹線道路の交差点に接する音楽室のある住居。最大限の自然採光と内外の適切な接続を目指し、多様に外部と面する“L型”平面を組み合わせる構成を考案。音楽が溢れ庭が道と繋がり街に彩りを添える photo©Ookura hideki / Kurome Photo Studio
小林玲子 / kitokino architectureによる、大阪市の住宅「新森の四辻」。幹線道路の交差点に接する音楽室のある住居。最大限の自然採光と内外の適切な接続を目指し、多様に外部と面する“L型”平面を組み合わせる構成を考案。音楽が溢れ庭が道と繋がり街に彩りを添える photo©Ookura hideki / Kurome Photo Studio
小林玲子 / kitokino architectureによる、大阪市の住宅「新森の四辻」。幹線道路の交差点に接する音楽室のある住居。最大限の自然採光と内外の適切な接続を目指し、多様に外部と面する“L型”平面を組み合わせる構成を考案。音楽が溢れ庭が道と繋がり街に彩りを添える photo©Ookura hideki / Kurome Photo Studio
小林玲子 / kitokino architecture が設計した、大阪市の住宅「新森の四辻」です。
幹線道路の交差点に接する音楽室のある住居です。建築家は、最大限の自然採光と内外の適切な接続を目指し、多様に外部と面する“L型”平面を組み合わせる構成を考案しました。また音楽が溢れ庭が道と繋がる事で街に彩りを添える建築となっています。
敷地は大阪府郊外の住宅地、大きな幹線道路沿いの角地にある。
音楽を趣味とする夫婦が、友人と合奏する室を設けるための計画である。延床面積を大きく確保することよりも、夫婦二人の豊かな暮らしの実現が求められた。
豊かな住環境を実現したいが、敷地の南側には大きなマンションがあるため、直射光はほぼ入らない。この敷地条件下でも、最大限自然光を室内に取り込みたい。まず、外壁面積が多いL型ボリュームを重ね、多様に外部と面する形状とした。ボリュームはプライベート性のレベル(パブリック~プライベート)ごとに分割し、壁と開口部のバランスを、周辺の隙間から入る微気候(光、風)を最大限取り入れるように調整する。
音楽室は庭に向けて開放しているため、演奏が庭を介して交差点まで届けられる。内部が外部環境と適切に連続するように検討した結果、音や光が信号待ちをする人々に届き、庭を眺めながら音楽に耳を傾けるという、心地のよい交差点が生まれていた。
広い道路に面する角地の建物は、法定面積の最大化により不動産的な価値を上げることが求められがちだ。あえて不動産価値と一歩距離を取った「豊かさ」を実現することで、住人のためだけでなく、まちに彩を添えるような住まいとなることを目指した。
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小林玲子 / kitokino architectureによる、大阪市の住宅「新森の四辻」。幹線道路の交差点に接する音楽室のある住居。最大限の自然採光と内外の適切な接続を目指し、多様に外部と面する“L型”平面を組み合わせる構成を考案。音楽が溢れ庭が道と繋がり街に彩りを添える photo©Ookura hideki / Kurome Photo Studio
小林玲子 / kitokino architectureによる、大阪市の住宅「新森の四辻」。幹線道路の交差点に接する音楽室のある住居。最大限の自然採光と内外の適切な接続を目指し、多様に外部と面する“L型”平面を組み合わせる構成を考案。音楽が溢れ庭が道と繋がり街に彩りを添える photo©Ookura hideki / Kurome Photo Studio
小林玲子 / kitokino architectureによる、大阪市の住宅「新森の四辻」。幹線道路の交差点に接する音楽室のある住居。最大限の自然採光と内外の適切な接続を目指し、多様に外部と面する“L型”平面を組み合わせる構成を考案。音楽が溢れ庭が道と繋がり街に彩りを添える photo©Ookura hideki / Kurome Photo Studio
小林玲子 / kitokino architectureによる、大阪市の住宅「新森の四辻」。幹線道路の交差点に接する音楽室のある住居。最大限の自然採光と内外の適切な接続を目指し、多様に外部と面する“L型”平面を組み合わせる構成を考案。音楽が溢れ庭が道と繋がり街に彩りを添える photo©Ookura hideki / Kurome Photo Studio
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小林玲子 / kitokino architectureによる、大阪市の住宅「新森の四辻」。幹線道路の交差点に接する音楽室のある住居。最大限の自然採光と内外の適切な接続を目指し、多様に外部と面する“L型”平面を組み合わせる構成を考案。音楽が溢れ庭が道と繋がり街に彩りを添える photo©Ookura hideki / Kurome Photo Studio
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小林玲子 / kitokino architectureによる、大阪市の住宅「新森の四辻」。幹線道路の交差点に接する音楽室のある住居。最大限の自然採光と内外の適切な接続を目指し、多様に外部と面する“L型”平面を組み合わせる構成を考案。音楽が溢れ庭が道と繋がり街に彩りを添える photo©Ookura hideki / Kurome Photo Studio
小林玲子 / kitokino architectureによる、大阪市の住宅「新森の四辻」。幹線道路の交差点に接する音楽室のある住居。最大限の自然採光と内外の適切な接続を目指し、多様に外部と面する“L型”平面を組み合わせる構成を考案。音楽が溢れ庭が道と繋がり街に彩りを添える photo©Ookura hideki / Kurome Photo Studio
小林玲子 / kitokino architectureによる、大阪市の住宅「新森の四辻」。幹線道路の交差点に接する音楽室のある住居。最大限の自然採光と内外の適切な接続を目指し、多様に外部と面する“L型”平面を組み合わせる構成を考案。音楽が溢れ庭が道と繋がり街に彩りを添える photo©Ookura hideki / Kurome Photo Studio
小林玲子 / kitokino architectureによる、大阪市の住宅「新森の四辻」。幹線道路の交差点に接する音楽室のある住居。最大限の自然採光と内外の適切な接続を目指し、多様に外部と面する“L型”平面を組み合わせる構成を考案。音楽が溢れ庭が道と繋がり街に彩りを添える photo©Ookura hideki / Kurome Photo Studio
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小林玲子 / kitokino architectureによる、大阪市の住宅「新森の四辻」。幹線道路の交差点に接する音楽室のある住居。最大限の自然採光と内外の適切な接続を目指し、多様に外部と面する“L型”平面を組み合わせる構成を考案。音楽が溢れ庭が道と繋がり街に彩りを添える photo©Ookura hideki / Kurome Photo Studio
小林玲子 / kitokino architectureによる、大阪市の住宅「新森の四辻」。幹線道路の交差点に接する音楽室のある住居。最大限の自然採光と内外の適切な接続を目指し、多様に外部と面する“L型”平面を組み合わせる構成を考案。音楽が溢れ庭が道と繋がり街に彩りを添える photo©Ookura hideki / Kurome Photo Studio
小林玲子 / kitokino architectureによる、大阪市の住宅「新森の四辻」。幹線道路の交差点に接する音楽室のある住居。最大限の自然採光と内外の適切な接続を目指し、多様に外部と面する“L型”平面を組み合わせる構成を考案。音楽が溢れ庭が道と繋がり街に彩りを添える photo©Ookura hideki / Kurome Photo Studio
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小林玲子 / kitokino architectureによる、大阪市の住宅「新森の四辻」。幹線道路の交差点に接する音楽室のある住居。最大限の自然採光と内外の適切な接続を目指し、多様に外部と面する“L型”平面を組み合わせる構成を考案。音楽が溢れ庭が道と繋がり街に彩りを添える
小林玲子 / kitokino architectureによる、大阪市の住宅「新森の四辻」。幹線道路の交差点に接する音楽室のある住居。最大限の自然採光と内外の適切な接続を目指し、多様に外部と面する“L型”平面を組み合わせる構成を考案。音楽が溢れ庭が道と繋がり街に彩りを添える image©kitokino architecture+kineya
小林玲子 / kitokino architectureによる、大阪市の住宅「新森の四辻」。幹線道路の交差点に接する音楽室のある住居。最大限の自然採光と内外の適切な接続を目指し、多様に外部と面する“L型”平面を組み合わせる構成を考案。音楽が溢れ庭が道と繋がり街に彩りを添える image©kitokino architecture+kineya
小林玲子 / kitokino architectureによる、大阪市の住宅「新森の四辻」。幹線道路の交差点に接する音楽室のある住居。最大限の自然採光と内外の適切な接続を目指し、多様に外部と面する“L型”平面を組み合わせる構成を考案。音楽が溢れ庭が道と繋がり街に彩りを添える image©kitokino architecture+kineya
小林玲子 / kitokino architectureによる、大阪市の住宅「新森の四辻」。幹線道路の交差点に接する音楽室のある住居。最大限の自然採光と内外の適切な接続を目指し、多様に外部と面する“L型”平面を組み合わせる構成を考案。音楽が溢れ庭が道と繋がり街に彩りを添える image©kitokino architecture+kineya
以下、建築家によるテキストです。
敷地は大阪府郊外の住宅地、大きな幹線道路沿いの角地にある。
音楽を趣味とする夫婦が、友人と合奏する室を設けるための計画である。延床面積を大きく確保することよりも、夫婦二人の豊かな暮らしの実現が求められた。
微気候を最大限取り入れる
豊かな住環境を実現したいが、敷地の南側には大きなマンションがあるため、直射光はほぼ入らない。この敷地条件下でも、最大限自然光を室内に取り込みたい。まず、外壁面積が多いL型ボリュームを重ね、多様に外部と面する形状とした。ボリュームはプライベート性のレベル(パブリック~プライベート)ごとに分割し、壁と開口部のバランスを、周辺の隙間から入る微気候(光、風)を最大限取り入れるように調整する。
繊細に選ばれた草花が住まいとまちを緩やかに繋げる
ボリュームの隙間には庭を設ける。窓からの景色ごとに樹木の高さや葉の光具合を調整することで、景色を多様に変化させながら、周辺との距離を計る。93種の樹種は、植栽を愛する施主を交えて入念に検討した結果だ。思い出がある既存樹木を取り囲みつつ、全ての木々、花々が多様な役割を担ってこの場所に根付く。
また、まちの主要な交差点に位置するこの敷地は、一定の公共性を持っていると捉えた。そこで、アプローチによって中庭を完全に閉じるのではなく、壁の下部を取り払うことで、静謐で守られたプライベート空間の実現と同時に、まちの人々へも開かれた新しい風景も生み出している。
庭と音楽がまちの交差点を彩る
音楽室は庭に向けて開放しているため、演奏が庭を介して交差点まで届けられる。内部が外部環境と適切に連続するように検討した結果、音や光が信号待ちをする人々に届き、庭を眺めながら音楽に耳を傾けるという、心地のよい交差点が生まれていた。
広い道路に面する角地の建物は、法定面積の最大化により不動産的な価値を上げることが求められがちだ。あえて不動産価値と一歩距離を取った「豊かさ」を実現することで、住人のためだけでなく、まちに彩を添えるような住まいとなることを目指した。
■建築概要
名称:新森の四辻
所在地:大阪府大阪市
主要用途:専用住宅
家族構成:夫婦
構造:木造在来工法
規模:地上2階
設計:kitokino architecture+kineya 担当/小林玲子、杵家里紗子
構造:OAK plus 担当/足立徹郎
外構・造園:荻野寿也景観設計 担当/荻野彰大
家具:アトリエ・スケール 担当/山本大輔
施工:株式会社池正 担当/着本員成
用途地域:準住居地域(建蔽率80%容積率400%)
敷地面積:334.01㎡
建築面積:153.01㎡
延床面積:152.02㎡(容積率45.5%)
竣工年月:2021年2月
写真:Ookura hideki / Kurome Photo Studio