architecturephoto®

  • 特集記事
  • 注目情報
  • タグ
  • 建築
  • アート
  • カルチャー
  • デザイン
  • ファッション
  • 書籍
  • 展覧会
  • コンペ
  • 動画
  • テレビ
  • すべてのタグ

建築求人情報

Loading...
2022.9.25Sun
2022.9.24Sat
2022.9.26Mon
MVRDVによる、ドイツ・ベルリンの「アトリエ・ガーデンズ」。映画スタジオの段階的な再開発。文化財等に指定される建物等を活用して、エコロジーで持続可能な施設とする設計を志向。最初に改修した建築ではカーテンを用いてフレキシブルな空間を構築
image©MVRDV

SHARE MVRDVによる、ドイツ・ベルリンの「アトリエ・ガーデンズ」。映画スタジオの段階的な再開発。文化財等に指定される建物等を活用して、エコロジーで持続可能な施設とする設計を志向。最初に改修した建築ではカーテンを用いてフレキシブルな空間を構築

architecture|feature
複合施設リノベーションMVRDVベルリンドイツ
MVRDVによる、ドイツ・ベルリンの「アトリエ・ガーデンズ」。映画スタジオの段階的な再開発。文化財等に指定される建物等を活用して、エコロジーで持続可能な施設とする設計を志向。最初に改修した建築ではカーテンを用いてフレキシブルな空間を構築CGパース image©MVRDV
MVRDVによる、ドイツ・ベルリンの「アトリエ・ガーデンズ」。映画スタジオの段階的な再開発。文化財等に指定される建物等を活用して、エコロジーで持続可能な施設とする設計を志向。最初に改修した建築ではカーテンを用いてフレキシブルな空間を構築CGパース image©MVRDV
MVRDVによる、ドイツ・ベルリンの「アトリエ・ガーデンズ」。映画スタジオの段階的な再開発。文化財等に指定される建物等を活用して、エコロジーで持続可能な施設とする設計を志向。最初に改修した建築ではカーテンを用いてフレキシブルな空間を構築最初に改修された建築 photo©Yasutaka Kojima
MVRDVによる、ドイツ・ベルリンの「アトリエ・ガーデンズ」。映画スタジオの段階的な再開発。文化財等に指定される建物等を活用して、エコロジーで持続可能な施設とする設計を志向。最初に改修した建築ではカーテンを用いてフレキシブルな空間を構築最初に改修された建築 photo©Yasutaka Kojima

MVRDVによる、ドイツ・ベルリンの「アトリエ・ガーデンズ」です。
映画スタジオの段階的な再開発のプロジェクトです。建築家は、文化財等に指定される建物等を活用して、エコロジーで持続可能な施設とする設計を志向しました。そして、最初に改修した建築ではカーテンを用いてフレキシブルな空間を構築しています。

こちらは建築家によるリリーステキストの翻訳

MVRDVがベルリンの映画スタジオを再考、サステナブルな素材で遺産を保存と改修を行う

MVRDVは、ベルリン・ユニオン・フィルム・アトリエ(BUFA)のキャンパスを持続的に変革する提案において、アトリエ・ガーデンズの最初の2棟の計画認可を取得しました。ベルリンのテンペルホーフ空港の南端に位置するBUFAは、100年以上前に最初の建物が建設されて以来、ベルリンの映画・テレビ産業の重要な一翼を担っています。現在、BUFAは映画製作者だけでなく、アクティビズムや社会正義に焦点を当てた組織や個人など、あらゆる形の「チェンジメーカー」を取り込み、利用者層を拡大しています。その触媒となったのは、物理的なスペースのアイデンティティーの変化でした。

5つの撮影スタジオと様々な付帯設備が密集したキャンパスを形成し、カリスマ性のある大きなレンガ造りの建物が細い路地やオープンプラザを形成しています。MVRDVのデザインは、この空間的多様性を維持・強化するものです。解体や再建ではなく、既存の構造を活かした一連の持続可能な変革により、建物をリフレッシュしながら、間の空間の可能性を最大化します。

キャンパスは、エコロジーに焦点を当てたランドスケープで様変わりします。広大な敷地の舗装を撤去します。車両を排除し、屋上庭園や緑の広場により、水の浸透性と生物多様性を高めます。その他のサステナビリティのための施策が組み込まれています。エコトイレ、雨水の収集と水のリサイクル、自然換気の改善などです。また、現在検討中の案では、老朽化した倉庫2棟を解体した際に出た鉄骨をそのまま敷地内で再利用し、新しいエントランスパヴィリオンを建設する予定です。

23,800m2のキャンパスのマスタープランでは、映画スタジオを新しくするために、段階的なアプローチをとっています。それは、一つ一つの建物の変化を前の建物への対応と考えているからです。これらの開発の第一弾として、正面玄関横の「ハウス1」と呼ばれる建物の改築と「スタジオ1」の改装が、このほど工事認可を取得しました。

100年近い歴史を持つスタジオ1は、現代の映画制作にはやや古く、近年はテレビ番組やコマーシャルに多く使用されています。また、この建物は文化財に指定されているため、既存の建物の特徴を大きく変えることなく、さまざまな用途に対応できる柔軟な空間を作り出すデザインが必要でした。設計では、キャンパスの歴史を尊重しつつ、サステイナブルな未来を確保するために建物の寿命を延ばすことが求められました。

MVRDVのデザインは、「ローテクの変革」によってこれを実現し、際立った特徴を1つ備えています。カーテンレールが隠されている多くの映画スタジオとは異なり、頭上の複雑なカーテンレールは、空間の焦点となります。このレールは、ラズベリーやハニーイエローなど、鮮やかな色彩のカーテンで空間を仕切ることができ、それぞれ異なる機能を持っています(遮音カーテンや透光カーテンなど)。このように、新たな付加物は、元の建物とは対照的です。固定式ではなくフレキシブルに、黒ではなくカラフルに。レンガの壁は見えるようにし、カーテンレールの上には建物の屋根に天窓を設け、より適正に異なる用途に対応できる空間としました。その他にも、内装を新しくしたり、より効率的な換気システムを導入したりと、建物を更新しています。

1997年に建てられたハウス1は、より抜本的な改革が行われました。この建物は室内環境が悪く、夏にはオーバーヒートし、壁の断熱性能も低い状態でした。また、木製のフレームと植栽で構成される「覆い」によって、最小限の材料で最大限の効果を発揮しています。このフレームは屋上まで伸びており、シェルター付きの庭園と屋上パビリオンを形成しています。建物自体からも、屋上へ直接つながるジグザグした階段からもアクセス可能です。建物内部には、フレキシブルなワークスペース、カフェバー、ミーティングスペースが設置され、同様にして最小限の新しい材料で最大の性能向上を達成することを目標としています。

MVRDVの設立パートナーであるヤコブ・ファン・ライスは言います。
「社会貢献活動に新たな焦点を当てることで、アトリエ・ガーデンズは、社会の異なるヴィジョンを定義し、そのヴィジョンに多くの人々が参加できるよう支援します」「ベルリンの映画史の重要な部分を変換することで、その寿命を延ばし、エキサイティングな過去と楽観的な未来をつなげます」

Fabrix CEOのClive Nicholは述べています。
「アトリエ・ガーデンズのビジョンは、エネルギーと情熱に満ちた場所としてのBUFAの歴史を基に、クリエイティブで前向きな考えを持つ人々と協力し、交流、行動、グローバルなインパクトを与える家を作ることです」
オリジナルのスタジオは、1920年代のベルリンが世界に与えた創造的な衝動を思い起こさせるものであり、私たちが今出発している旅の出発点であり、インスピレーションでもあるのです。私たちのすべてのプロジェクトと同様に、既存の建物を再利用し、進化する都市環境のニーズに合わせてその用途を変えています。

アトリエ・ガーデンズは、BUFAキャンパスの物語における次のステップとして、農業、食、金融、映画、リーダーシップ、教育など、民主的な直接参加から恩恵を受ける分野の未来を切り開くことになるでしょう。このように、アトリエ・ガーデンズへの変身は、パイロットプロジェクトの集合体として考えられています。ユーザーの参加とフィードバックによって、キャンパス全体の方向性が明確になるような、継続的なプロセスなのです。

MVRDVは、ロンドンを拠点とする不動産投資・開発業者Fabrixのために、テンペルホーフのマスタープランとその中の建物を設計しています。スタジオ1のデザインは、地元の共同建築家HS-Architektenと共同で開発し、ロンドンのデザイナーHarris Bugg Studioは、マスタープランのランドスケープデザインを開発しました。

以下の写真はクリックで拡大します

MVRDVによる、ドイツ・ベルリンの「アトリエ・ガーデンズ」。映画スタジオの段階的な再開発。文化財等に指定される建物等を活用して、エコロジーで持続可能な施設とする設計を志向。最初に改修した建築ではカーテンを用いてフレキシブルな空間を構築CGパース image©MVRDV
MVRDVによる、ドイツ・ベルリンの「アトリエ・ガーデンズ」。映画スタジオの段階的な再開発。文化財等に指定される建物等を活用して、エコロジーで持続可能な施設とする設計を志向。最初に改修した建築ではカーテンを用いてフレキシブルな空間を構築CGパース image©MVRDV
MVRDVによる、ドイツ・ベルリンの「アトリエ・ガーデンズ」。映画スタジオの段階的な再開発。文化財等に指定される建物等を活用して、エコロジーで持続可能な施設とする設計を志向。最初に改修した建築ではカーテンを用いてフレキシブルな空間を構築CGパース image©MVRDV
MVRDVによる、ドイツ・ベルリンの「アトリエ・ガーデンズ」。映画スタジオの段階的な再開発。文化財等に指定される建物等を活用して、エコロジーで持続可能な施設とする設計を志向。最初に改修した建築ではカーテンを用いてフレキシブルな空間を構築CGパース image©MVRDV
MVRDVによる、ドイツ・ベルリンの「アトリエ・ガーデンズ」。映画スタジオの段階的な再開発。文化財等に指定される建物等を活用して、エコロジーで持続可能な施設とする設計を志向。最初に改修した建築ではカーテンを用いてフレキシブルな空間を構築CGパース image©MVRDV
MVRDVによる、ドイツ・ベルリンの「アトリエ・ガーデンズ」。映画スタジオの段階的な再開発。文化財等に指定される建物等を活用して、エコロジーで持続可能な施設とする設計を志向。最初に改修した建築ではカーテンを用いてフレキシブルな空間を構築CGパース image©MVRDV
MVRDVによる、ドイツ・ベルリンの「アトリエ・ガーデンズ」。映画スタジオの段階的な再開発。文化財等に指定される建物等を活用して、エコロジーで持続可能な施設とする設計を志向。最初に改修した建築ではカーテンを用いてフレキシブルな空間を構築CGパース image©MVRDV
MVRDVによる、ドイツ・ベルリンの「アトリエ・ガーデンズ」。映画スタジオの段階的な再開発。文化財等に指定される建物等を活用して、エコロジーで持続可能な施設とする設計を志向。最初に改修した建築ではカーテンを用いてフレキシブルな空間を構築CGパース image©MVRDV
MVRDVによる、ドイツ・ベルリンの「アトリエ・ガーデンズ」。映画スタジオの段階的な再開発。文化財等に指定される建物等を活用して、エコロジーで持続可能な施設とする設計を志向。最初に改修した建築ではカーテンを用いてフレキシブルな空間を構築CGパース image©MVRDV
MVRDVによる、ドイツ・ベルリンの「アトリエ・ガーデンズ」。映画スタジオの段階的な再開発。文化財等に指定される建物等を活用して、エコロジーで持続可能な施設とする設計を志向。最初に改修した建築ではカーテンを用いてフレキシブルな空間を構築CGパース image©MVRDV
MVRDVによる、ドイツ・ベルリンの「アトリエ・ガーデンズ」。映画スタジオの段階的な再開発。文化財等に指定される建物等を活用して、エコロジーで持続可能な施設とする設計を志向。最初に改修した建築ではカーテンを用いてフレキシブルな空間を構築最初に改修された建築 photo©Yasutaka Kojima
MVRDVによる、ドイツ・ベルリンの「アトリエ・ガーデンズ」。映画スタジオの段階的な再開発。文化財等に指定される建物等を活用して、エコロジーで持続可能な施設とする設計を志向。最初に改修した建築ではカーテンを用いてフレキシブルな空間を構築最初に改修された建築 photo©Yasutaka Kojima
MVRDVによる、ドイツ・ベルリンの「アトリエ・ガーデンズ」。映画スタジオの段階的な再開発。文化財等に指定される建物等を活用して、エコロジーで持続可能な施設とする設計を志向。最初に改修した建築ではカーテンを用いてフレキシブルな空間を構築最初に改修された建築 photo©Stefan Korte
MVRDVによる、ドイツ・ベルリンの「アトリエ・ガーデンズ」。映画スタジオの段階的な再開発。文化財等に指定される建物等を活用して、エコロジーで持続可能な施設とする設計を志向。最初に改修した建築ではカーテンを用いてフレキシブルな空間を構築最初に改修された建築 photo©Stefan Korte
MVRDVによる、ドイツ・ベルリンの「アトリエ・ガーデンズ」。映画スタジオの段階的な再開発。文化財等に指定される建物等を活用して、エコロジーで持続可能な施設とする設計を志向。最初に改修した建築ではカーテンを用いてフレキシブルな空間を構築最初に改修された建築 photo©Stefan Korte
MVRDVによる、ドイツ・ベルリンの「アトリエ・ガーデンズ」。映画スタジオの段階的な再開発。文化財等に指定される建物等を活用して、エコロジーで持続可能な施設とする設計を志向。最初に改修した建築ではカーテンを用いてフレキシブルな空間を構築最初に改修された建築 photo©Stefan Korte
MVRDVによる、ドイツ・ベルリンの「アトリエ・ガーデンズ」。映画スタジオの段階的な再開発。文化財等に指定される建物等を活用して、エコロジーで持続可能な施設とする設計を志向。最初に改修した建築ではカーテンを用いてフレキシブルな空間を構築最初に改修された建築 photo©Stefan Korte
MVRDVによる、ドイツ・ベルリンの「アトリエ・ガーデンズ」。映画スタジオの段階的な再開発。文化財等に指定される建物等を活用して、エコロジーで持続可能な施設とする設計を志向。最初に改修した建築ではカーテンを用いてフレキシブルな空間を構築最初に改修された建築 photo©Stefan Korte
MVRDVによる、ドイツ・ベルリンの「アトリエ・ガーデンズ」。映画スタジオの段階的な再開発。文化財等に指定される建物等を活用して、エコロジーで持続可能な施設とする設計を志向。最初に改修した建築ではカーテンを用いてフレキシブルな空間を構築最初に改修された建築 photo©Yasutaka Kojima
MVRDVによる、ドイツ・ベルリンの「アトリエ・ガーデンズ」。映画スタジオの段階的な再開発。文化財等に指定される建物等を活用して、エコロジーで持続可能な施設とする設計を志向。最初に改修した建築ではカーテンを用いてフレキシブルな空間を構築最初に改修された建築 photo©Stefan Korte
MVRDVによる、ドイツ・ベルリンの「アトリエ・ガーデンズ」。映画スタジオの段階的な再開発。文化財等に指定される建物等を活用して、エコロジーで持続可能な施設とする設計を志向。最初に改修した建築ではカーテンを用いてフレキシブルな空間を構築最初に改修された建築 photo©Stefan Korte
MVRDVによる、ドイツ・ベルリンの「アトリエ・ガーデンズ」。映画スタジオの段階的な再開発。文化財等に指定される建物等を活用して、エコロジーで持続可能な施設とする設計を志向。最初に改修した建築ではカーテンを用いてフレキシブルな空間を構築最初に改修された建築 photo©Stefan Korte
MVRDVによる、ドイツ・ベルリンの「アトリエ・ガーデンズ」。映画スタジオの段階的な再開発。文化財等に指定される建物等を活用して、エコロジーで持続可能な施設とする設計を志向。最初に改修した建築ではカーテンを用いてフレキシブルな空間を構築最初に改修された建築 photo©Yasutaka Kojima
MVRDVによる、ドイツ・ベルリンの「アトリエ・ガーデンズ」。映画スタジオの段階的な再開発。文化財等に指定される建物等を活用して、エコロジーで持続可能な施設とする設計を志向。最初に改修した建築ではカーテンを用いてフレキシブルな空間を構築最初に改修された建築 photo©Yasutaka Kojima
MVRDVによる、ドイツ・ベルリンの「アトリエ・ガーデンズ」。映画スタジオの段階的な再開発。文化財等に指定される建物等を活用して、エコロジーで持続可能な施設とする設計を志向。最初に改修した建築ではカーテンを用いてフレキシブルな空間を構築最初に改修された建築 photo©Stefan Korte

以下、建築家によるテキストです。


MVRDV reimagines Berlin film studios, preserving and adapting heritage buildings with sustainable materials

MVRDV has received planning approval for the first two buildings in Atelier Gardens, a proposal to sustainably transform the campus of Berliner Union Film Ateliers (BUFA). Situated on the southern edge of Berlin’s Tempelhof Airport, BUFA has been a key part of Berlin’s film and television industry since its first buildings were constructed over a century ago. Now, BUFA is expanding its user base beyond filmmakers to encompass all forms of ‘change makers’, including organisations and individuals with a focus on activism and social justice – catalysed by a change of identity in its physical spaces.

The five filming studios and assortment of ancillary facilities form a dense campus: large, charismatic brick buildings define narrow alleys and open plazas. MVRDV’s design preserves and enhances this spatial diversity: a series of sustainable transformations, which take advantage of the existing structures rather than demolishing and rebuilding, refresh the buildings while maximising the potential of the spaces between.

The campus will be transformed with an ecologically focused landscape: large areas of paving are removed, eliminating vehicles and adding water permeability and biodiversity with rooftop gardens and green plazas. Other sustainability measures are also incorporated, such as eco-toilets, rainwater collection and water recycling, and improved natural ventilation. Another proposal currently under consideration would see steel salvaged from the demolition of two outdated warehouses reused directly on site to create a new entrance pavilion.

The masterplan for the 23,800m2 campus takes an incremental approach to refresh the film studios, considering each building transformation as a response to the previous ones. The first of these developments, which have recently received construction approval, are the transformation of the building next to the main entrance known as House 1, and the renovation of Studio 1.

At almost 100 years old, Studio 1 is somewhat outdated for modern film production, being used most in recent years for television productions and commercials. It is also a listed building, which necessitated a design that creates a flexible space for a variety of uses without permanently altering the existing features of the building in any significant way. The design needed to lengthen the lifespan of the building to ensure a sustainable future for the campus while also respecting its history.

MVRDV’s design achieves this through a “low tech transformation” with one stand-out feature: an intricate overhead curtain rail that – unlike in most film studios where curtain rails are hidden – becomes a focal point of the space. The rail supports a variety of curtains in a range of bright colours, from raspberry to honey yellow, that can be used to divide the space, each with different functions (such as acoustic curtains and translucent curtains). In this way, the new additions contrast the original building: flexible instead of fixed, and colourful instead of black. Brick walls are kept visible, while above the curtain rail, a skylight is added in the roof of the building to make the space more suitable for different uses. Other features of the building are updated, with new interior surfaces and a new more efficient ventilation system.

The transformation of House 1, which was originally built in 1997, is more radical. The building has a poor indoor climate, with overheating in summer and poorly insulated walls. It is made more efficient by a green “wrap”, created with a wooden frame and climbing plants, delivering maximum impact with minimal material. This frame extends above the roofline to form a sheltered garden and rooftop pavilion, accessible from both the building itself and a zig-zagging staircase that leads directly to the rooftop. Inside, the building will host flexible workspaces, a café-bar, and meeting spaces, with a similar goal of achieving maximum performance improvement with minimal new material.

“With its new focus on social causes, Atelier Gardens helps to define a different vision of society, and invite more people to join in that vision”, says MVRDV founding partner Jacob van Rijs. “By transforming this important piece of Berlin’s film history, we extend its lifespan to connect an exciting past with an optimistic future.”

“Our vision for Atelier Gardens is to build on BUFA’s history as a place of energy and passion and work with creative, forward thinking people to build a home for exchange, action and global impact”, says Fabrix CEO Clive Nichol. The original studios serve as a reminder of the creative impulse that Berlin gave the world in the 1920s and are starting point and inspiration for the journey we are now embarking on. As with all of our projects we are repurposing the existing buildings and adapting their use to meet the evolving needs of our urban environments.”

As the next step in the story of the BUFA campus, Atelier Gardens will pioneer the future of farming, food, finance, film, leadership, education, and other sectors that benefit from direct democratic participation. As such, the transformation of the campus into Atelier Gardens is considered as a collection of pilot projects – an ongoing process in which the participation and feedback of the users would help to clarify the direction of the campus as a whole.

MVRDV is designing the Tempelhof masterplan and the buildings within it for London-based property investor and developer Fabrix. The design of Studio 1 was developed in collaboration with local co-architect HS-Architekten, while London-based designers Harris Bugg Studio developed the masterplan’s landscape design.

■建築概要

Project Name: Atelier Gardens
Location: Berlin, Germany
Year: 2019–
Client: Fabrix
Size and Programme: 23,800m2 – Studios, Auditoriums, Offices
───
Sub-project: Studio 1
Year: 2021-2022
Size and Programme: 1,085m2 Flexible mixed-use (cultural, working, auditorium, screening, concert, theatre, workshop)
───
Sub-project: House 1
Year: 2021-2023
Size and Programme: 2,500m2 Mixed-use (Offices, Workshop, Café/Bar, Co-working space)
───
Credits
Architect: MVRDV
Founding Partner in charge: Jacob van Rijs
Partner: Fokke Moerel
Director: Enno Zuidema
Design Team: Klaas Hofman, Jonathan Schuster, Monica di Salvo, Pim Bangert, Brygida Zawadzka, Daniella Persson, Chiara Tomassi, Andre Bahremand, Simone Costa, Egle Jacinaviciute, Emilie Koch, Alexandra Farmazon, Stijn Lanters, Mathias Pudelko, Alexandru Mitea
Visualisations: Antonio Luca Coco, Pavlos Ventouris, Angelo La Delfa, Luca Piattelli, Francesco Vitale, Jaroslaw Jeda, Luana La Martina, Lorenzo D’Alessandro, Gianlorenzo Petrini, Stefania Trozzi
Environmental Advisor: Peter Mensinga
Images: ©MVRDV
Copyright: MVRDV Winy Maas, Jacob van Rijs, Nathalie de Vries
───
Partners(Atelier Gardens):
Landscape Design: Harris Bugg Studio
Co-architect: HS-Architekten
Project Coordination: Drees & Sommer
───
Partners (Studio 1):
Fire protection: brandschutz plus+Eberl-Pacan Brandschutzplaner
Structural engineer: B+G Ingenieure Bollinger und Grohmann
Waste water: HATI Gesellschaft für Handwerk Technik und Innovation
Electrical engineering: ESE-project
AV Planning: mmt network
General contractor: KPM3
Curtain Rail Manufacturer: MKT engineering GmbH & Co
───
Partners (House 1):
Fire protection: brandschutz plus+Eberl-Pacan Brandschutzplaner
Structural + Facade engineering: Drees & Sommer
M & E / Planning: Buro Happold
Building physics: Ingenieurbüro Axel C. Rahn
Waste water: HATI Gesellschaft für Handwerk Technik und Innovation
Facade greening advisor: Prof. Dr. Karl-Heinz Strauch

あわせて読みたい

サムネイル:シブカワ・エダーアーキテクツによるオーストリア・ノイレンバッハの「ノイレングバッハ高校」
シブカワ・エダーアーキテクツによるオーストリア・ノイレンバッハの「ノイレングバッハ高校」
  • SHARE
複合施設リノベーションMVRDVベルリンドイツ
2022.09.25 Sun 07:18
0
permalink

#ベルリンの関連記事

  • 2023.12.02Sat
    MVRDVによる、ドイツ・ベルリンの「Atelier Gardens Haus 1」。映画スタジオの再開発の一環として施設の入口近くの既存ビルを改修。キャンパスの象徴を目指し、鮮やかな黄色と屋上まで続く外部階段を特徴とする建築を考案。持続可能性を考慮した建材と設備で建物の寿命も伸ばす
  • 2023.1.12Thu
    長坂常 / スキーマ建築計画による、ドイツ・ベルリンの店舗「Cowboy Bikes Berlin Store」。“eバイク”を販売するショップ。世界展開も見据えて、店前の“舗装素材”を内装床に用いる規則を考案。“碁盤目状”の電気配線で照明や自転車スタンド等を移動可能として空間に可変性も付与
  • 2022.7.14Thu
    MVRDVによる、ドイツの、オフィス「ショッピファイ・ベルリン」。コロナ禍以降の在り方を考慮し計画。共同作業の場に加え企業の文化拠点を目指して、快適な議論の為にカーテンでの間仕切りが可能なラウンジ併設の会議室を考案。街を象徴する要素も取り入れ活気を取り込む
  • 2022.3.06Sun
    /
    ドルテ・マンドラップに、計画を進めている「EXILMUSEUM」について聞いているインタビュー。ナチス政権の間に逃亡した人々の物語を伝える新しい博物館
  • 2021.10.13Wed
    MVRDVとグラス・アルキテクトスらによる、ベルリンの「カフェ・カマレオン」。カンペール社運営のホテルの為にデザインされ、ロビー・レストラン・店舗の機能をひとつの空間に統合し、色のグラデーションによって柔軟性と楽しさを両立させる
  • 2021.10.09Sat
    OMAによる、ドイツ・ベルリンの老舗百貨店の改修「カーデーヴェー・ベルリン」の第一段階。歴史ある建物を4つの象限に分割し“コアヴォイド”を挿入することで、デジタル革命以後の現代に適合した施設に再定義することを意図
  • 2021.8.21Sat
    デイヴィッド・チッパーフィールドが修復を手掛けた、ドイツ・ベルリンのミース設計の「新国立美術館」が6年の修復を終えて2021年8月22日に再オープン。オープニング展として企画されたカルダー展の会場写真を紹介
  • 2021.8.21Sat
    デイヴィッド・チッパーフィールド・アーキテクツが修復を手掛けた、ドイツ・ベルリンのミース設計の「新国立美術館」。新設部の明示された図面や修復中の写真など豊富な資料で紹介
  • 2021.1.05Tue
    チッパーフィールドが修復を手掛けた、ドイツ・ベルリンの、ミース設計の「新ナショナルギャラリー」
  • 2020.12.19Sat
    /
    チッパーフィールドが修復を手掛けた、ドイツ・ベルリンの、ミース設計の「新ナショナルギャラリー」が完成して写真が公開
  • view all
view all

#複合施設の関連記事

  • 2025.4.01Tue
    MVRDVとEKUOによる、台湾・竹北の「マーケット・キューブ」。市場を中心に飲食や展示などの多様な用途を融合する施設。訪問者の出会いを促す為、天井の高い適応力のある空間を積層して円滑な動線で繋げる構成を考案。シンプルで柔軟性のある造りは将来の改修工事の回避も意図
  • 2025.3.11Tue
    リュウ・ジャークン / Jiakun Architectsによる、中国・ルージョウの「The Renovation of Tianbao Cave District of Erlang Town」。プリツカー賞受賞建築家の代表作のひとつで2021年に完成。地域の遺産保全と酒造文化を伝える為の施設として、緑豊かな崖の風景の中に様々な用途の建築を分散配置。数千年を遡る伝統的な東屋も再解釈して造る
  • 2025.3.10Mon
    リュウ・ジャークン / Jiakun Architectsによる、中国・成都の複合施設「West Village」。プリツカー賞受賞建築家の代表作のひとつで2015年に完成。建物・インフラ・ランドスケープ・公共スペースをひとつの環境内に内包。歩行者等の為のスロープが開放的でありながらも囲まれた境界を形成
  • 2025.1.10Fri
    馬場正尊+平岩祐季 / OpenAによる、広島・福山市の「iti SETOUCHI」。解体にも莫大な費用が掛かる元百貨店を改修した複合施設。放置状態からの転換を目指し、地上階のみを再生する等の“大きく割り切った”計画を考案。街の巨大なヴォイドを“セミパブリックスペース”へと変える
  • 2024.12.20Fri
    へザウィック・スタジオのデザインによる、中国・西安の「Xi’an CBBD」。店舗・事務所・広場等を内包する約15万㎡の土地に作られた商業地区。都市に活気と多様性を与える存在を求め、垂直な庭園でもある“ツリー”を中心に据える構成を考案。地域の歴史を参照して特注タイルで仕上げる
  • 2024.12.05Thu
    藤本壮介建築設計事務所が受注候補者に選ばれた「(仮称)国際センター駅北地区複合施設」設計プロポーザルの参加59組の技術提案書が公開。伊東豊雄・坂茂・石上純也・平田晃久の提案も含まれる
  • 2024.11.15Fri
    北村直也建築設計事務所による、岐阜の「かまや多治見」。明治の長屋を改修した複合施設。伝統も新規も尊重する地域性に着想を得て、道側は周辺と調和する“黒色”とし庭側を“銀色”とした“表裏の印象”が異なる建築を考案。用途同士の相乗効果も意図して透明素材を多用
  • 2024.10.25Fri
    ザハ・ハディド・アーキテクツによる、カタールの集合住宅「ザ・グローブ」。湾岸沿いの敷地での計画。店舗が並び“交流の中心となる遊歩道”のある、先進的な冷却技術で“屋外でも快適に過ごせる”建築を考案。様々な再生可能エネルギーを取入れてラグジュアリーと持続可能の両立も意図
  • 2024.10.18Fri
    ザハ・ハディド・アーキテクツによる、ウズベキスタンの「アリシェル・ナヴォイ国際科学研究センター」。文学博物館・研究所・学校などが組込まれる施設。地域の伝統的な建築から様々な着想を得て、換気機能を持つ“アーチ型のファサード”や“中庭” を備えた建築を考案。外壁の素材には地域産の煉瓦も用いられる
  • 2024.9.09Mon
    藤本壮介事務所が受注候補者に選定された、仙台の「(仮称)国際センター駅北地区複合施設」の最終審査公開プレゼンの動画。最終候補者には、北澤伸浩事務所、山田紗子事務所+BPDL+佐藤慎也研究室、昭和tデYetB、日建設計も名を連ねる。審査員は、青木淳、西沢立衛、冨永祥子、岩間友希、髙橋新悦。2024年9月に行われたもの
  • view all
view all

建築求人情報

Loading...

 

    公式アカウントをフォローして、見逃せない建築情報を受け取ろう。

    60,896
    • Follow
    82,050
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More
    2022.9.24Sat
    • 青木淳・皆川明・菊地敦己の鼎談の動画。2022年7月に青森県立美術館で行われたイベントを収録したもの
    2022.9.26Mon
    • 渕上達矢 / zeal architectsによる、熊本・玉名市の住宅「天水の家」。海と山を望む段々畑に計画。景観を“取込む”のでなく“寄り添う”在り方を目指して、眺望とプライバシーの考慮と共に周辺地形を参照した大小の量塊を組合せる構成を考案。県産材を用い徐々に溶け込む経年変化も意図
    • DAYと岸本姫野建築設計事務所による、京都市の「嵐山の宿」。元保養所を改修した設計者の一部が運営も手掛ける施設。地域を活性化する場を目指して、宿泊客以外にも開かれた飲食店等の用途も計画。既存の痕跡を“発掘”する様に読み解いて空間に“新しい表層”を与える設計を行う
    • 遠藤克彦建築研究所による、大阪市の「大阪中之島美術館」。エリアの“結節点”と言える敷地に計画。人の流れ・公共的利用・浸水リスクを考慮し、周辺と連続し都市に開かれた“地形”の上に明快な幾何学の“建築”が浮かぶ構成を考案。内部の“立体的なパッサージュ”は新しい都市体験を提供
    • 最も注目を集めたトピックス[期間:2022/9/19-9/25]

    Subscribe and Follow

    公式アカウントをフォローして、
    見逃せない建築情報を受け取ろう。

    「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
    様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

    60,896
    • Follow
    82,050
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    architecturephoto® News Letter

    メールマガジンでも最新の更新情報を配信中

    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    Copyright © architecturephoto.net.

    • 建築
    • アート
    • カルチャー
    • デザイン
    • ファッション
    • 書籍
    • 展覧会
    • コンペ
    • 動画
    • テレビ
    • 特集記事
    • 注目情報
    • タグ
    • アーキテクチャーフォト ジョブボード
    • アーキテクチャーフォト・ブック
    • アーキテクチャーフォト・プロダクト
    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    メールマガジンで最新の情報を配信しています

    この記事をシェア
    タイトルタイトルタイトルタイトルタイトル
    https://architecturephoto.net/permalink

    記事について#architecturephotonetでつぶやいてみましょう。
    有益なコメントは拡散や、サイトでも紹介させていただくこともございます。

    architecturephoto®
    • black
    • gray
    • white