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成瀬・猪熊建築設計事務所のデザイン監修による、山口の宿泊施設「お宿Onn 湯田温泉」。昔からの温泉地に計画。湯治の歴史を背景に“温泉街と温泉旅行のリデザイン”を目指し、要素を削ぎ落した静かで落ち着く空間を考案。現代性と旅館らしさを持つ外観で市街地の環境にも応答
photo©西川公朗

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宿泊施設成瀬友梨西川公朗山口猪熊純成瀬・猪熊建築設計事務所積水ハウスseventh-codeプライムブランディングデザイン
成瀬・猪熊建築設計事務所のデザイン監修による、山口の宿泊施設「お宿Onn 湯田温泉」。昔からの温泉地に計画。湯治の歴史を背景に“温泉街と温泉旅行のリデザイン”を目指し、要素を削ぎ落した静かで落ち着く空間を考案。現代性と旅館らしさを持つ外観で市街地の環境にも応答 photo©西川公朗
成瀬・猪熊建築設計事務所のデザイン監修による、山口の宿泊施設「お宿Onn 湯田温泉」。昔からの温泉地に計画。湯治の歴史を背景に“温泉街と温泉旅行のリデザイン”を目指し、要素を削ぎ落した静かで落ち着く空間を考案。現代性と旅館らしさを持つ外観で市街地の環境にも応答 photo©西川公朗
成瀬・猪熊建築設計事務所のデザイン監修による、山口の宿泊施設「お宿Onn 湯田温泉」。昔からの温泉地に計画。湯治の歴史を背景に“温泉街と温泉旅行のリデザイン”を目指し、要素を削ぎ落した静かで落ち着く空間を考案。現代性と旅館らしさを持つ外観で市街地の環境にも応答 photo©西川公朗
成瀬・猪熊建築設計事務所のデザイン監修による、山口の宿泊施設「お宿Onn 湯田温泉」。昔からの温泉地に計画。湯治の歴史を背景に“温泉街と温泉旅行のリデザイン”を目指し、要素を削ぎ落した静かで落ち着く空間を考案。現代性と旅館らしさを持つ外観で市街地の環境にも応答 photo©西川公朗

成瀬・猪熊建築設計事務所のデザイン監修による、山口の宿泊施設「お宿Onn 湯田温泉」です。設計・監理は、積水ハウスが手掛けています。
昔からの温泉地に計画されました。建築家は、湯治の歴史を背景に“温泉街と温泉旅行のリデザイン”を目指し、要素を削ぎ落した静かで落ち着く空間を考案しました。また、現代性と旅館らしさを持つ外観で市街地の環境にも応答する事も意図されました。施設の公式サイトはこちら。

温泉宿と聞くと、同じ営みが続いてきた宿泊のスタイルだと思う人も少なくない。しかし歴史を紐解くと、そこには日本の社会の変遷と共に常に揺れ動き続けてきた温泉宿の姿が浮かびあがる。もともと温泉は、湯治の文化などにより日本では古くから愛されてきた。しかし温泉を掘るには相応の技術が必要で、明治以降に掘削技術が進歩し、文化としても徐々に大衆化し、戦後の高度経済成長の時期に、旅行会社が組む団体旅行の流行とともに、内湯・宴会施設を持った旅館が複数集まった温泉街の景観が形成されるのである。

建築家によるテキストより

湯田温泉は、長州藩のお膝元だったこともあり、明治維新の志士たちも集った歴史ある温泉地だ。
県庁所在地から近く交通の便も良いために発展は少々早く、昭和の初めには千人が入れるという「千人風呂」や動物園まで備えた施設があったという。一方でバブル崩壊後はこうした団体旅行は減少し、温泉(旅行)の楽しみ方は変わりつつある。昭和的な大人数のエンターテインメントではなく、自然環境や温泉情緒を楽しむ個人旅行への変化である。

建築家によるテキストより

私たちのプロジェクトは、こうした状況を引き受けた「温泉街と温泉旅行のリデザイン」である。
かつての湯治が病の治療が主だったのに対して、昨今の温泉に求められるのは心の癒し(治療とまで言えないが)と見ることもでき、新しい流れであると同時に古くからあった感性の再生とも言える。私たちはこうした視点に立ち、昭和的なエンターテインメントとは真逆の、「できる限り要素を削ぎ落とし、視覚情報を減らし、静かで落ち着いた」宿泊施設のあり方を模索した。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

成瀬・猪熊建築設計事務所のデザイン監修による、山口の宿泊施設「お宿Onn 湯田温泉」。昔からの温泉地に計画。湯治の歴史を背景に“温泉街と温泉旅行のリデザイン”を目指し、要素を削ぎ落した静かで落ち着く空間を考案。現代性と旅館らしさを持つ外観で市街地の環境にも応答 photo©西川公朗
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以下、建築家によるテキストです。


温泉宿と聞くと、同じ営みが続いてきた宿泊のスタイルだと思う人も少なくない。しかし歴史を紐解くと、そこには日本の社会の変遷と共に常に揺れ動き続けてきた温泉宿の姿が浮かびあがる。もともと温泉は、湯治の文化などにより日本では古くから愛されてきた。しかし温泉を掘るには相応の技術が必要で、明治以降に掘削技術が進歩し、文化としても徐々に大衆化し、戦後の高度経済成長の時期に、旅行会社が組む団体旅行の流行とともに、内湯・宴会施設を持った旅館が複数集まった温泉街の景観が形成されるのである。

湯田温泉は、長州藩のお膝元だったこともあり、明治維新の志士たちも集った歴史ある温泉地だ。
県庁所在地から近く交通の便も良いために発展は少々早く、昭和の初めには千人が入れるという「千人風呂」や動物園まで備えた施設があったという。一方でバブル崩壊後はこうした団体旅行は減少し、温泉(旅行)の楽しみ方は変わりつつある。昭和的な大人数のエンターテインメントではなく、自然環境や温泉情緒を楽しむ個人旅行への変化である。

私たちのプロジェクトは、こうした状況を引き受けた「温泉街と温泉旅行のリデザイン」である。
かつての湯治が病の治療が主だったのに対して、昨今の温泉に求められるのは心の癒し(治療とまで言えないが)と見ることもでき、新しい流れであると同時に古くからあった感性の再生とも言える。私たちはこうした視点に立ち、昭和的なエンターテインメントとは真逆の、「できる限り要素を削ぎ落とし、視覚情報を減らし、静かで落ち着いた」宿泊施設のあり方を模索した。

最も苦心したのは、湯田が市街地的な温泉地であるのに対し、上記のようなコンセプトをどう実現するかということだ。車道と駐車場が散見される街並みに対して、いかにも和風な意匠を凝らすことには違和感がある。そこで私たちは、雁行した形態・コンクリートで作った各階の庇・普通型枠で打った荒い壁面などにより、現代的でありながら旅館の雰囲気を感じられるデザインを行い、空の広い街中に存在感のあるボリュームを立ち上げた。

車だらけの周辺環境から距離を取りたい一階は、レイヤー状に回廊・塀・植栽を構成とし、周囲から適度に切り離された落ち着いた空間とした。一方で天井や床の仕上げの切り替えは、庭から客室まで境界を跨ぐように配し、奥へ奥へと緩やかに誘われるように、設計している。

内装においても、素材は要素をしぼって簡素につくることを目指し、ロビーはグレーの階調を多段階に使い分けたモノトーンの世界として庭を引き立たせると共に、客室には木毛セメント板をシルバー塗装したものを用いている。ベッドは畳の小上がりとし、温泉旅館的な居心地も持たせた。

新しくも本質的な温泉旅行のスタイルへの変化に合わせ、温泉宿泊施設のデザインも(もちろん企画やオペレーションも)また、大きな変化を求められている。こうした中で、地域に対して建築家ができることは少なくない。すでにこのホテルは運営が開始されているが、早速多くの来客で賑わっている。

■建築概要

名称:お宿Onn 湯田温泉
所在地:山口県山口市湯田温泉
主要用途:ホテル
事業者:株式会社 湯田かめ福
運営者:株式会社 女将塾
設計・監理:積水ハウス株式会社 中国四国 CRE 事業部
デザイン監修:株式会社 成瀬・猪熊建築設計事務所
構造設計:株式会社 アステック 一級建築設計事務所
施工:積水ハウス株式会社 中国四国 CRE 事業部
造作家具製作:seventh-code
サインデザイン:株式会社プライムブランディングデザイン
構造:鉄筋コンクリート造 地上 6 階
敷地面積:2,677.66㎡
建築面積:744.52㎡
延床面積:3842.41㎡
工期:2021年6月~2022年7月
撮影:西川公朗

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    堤由匡建築設計工作室が設計した、神奈川・横浜市の店舗「眉月 / 晴れ着の丸昌 横浜店 1階売場」です。
    和装の貸衣装店の改修です。建築家は、目的の異なる客層が混在しないよう、明確なゾーニングを可能にする入れ子状の平面構成を考案しました。また、内外の建築要素は和服の印象との調和に加え重厚感と高級感を意識して設計されました。同店舗の2階の改修も堤由匡建築設計工作室が手掛けており、アーキテクチャーフォトでは、特集記事として紹介しています。店舗の公式サイトはこちら。

    創業55年の横浜の貸衣装店の1階売場、階段室、ファサードの改修設計を担当した。
    昨年の2階列席衣装売り場に引き続いてのプロジェクトとなる。主に結婚式用のフォーマルな衣装売場であった2階売り場に対し、1階は成人式用の振袖、卒業式の袴、七五三の3種類の衣装を展示する。

    建築家によるテキストより

    改修前のファサードはカーブしたタイル貼りであり、メインの商品である和服のイメージに調和していなかった。そのため門型の工作物を新設して曲面壁を隠し、豆砂利洗い出し仕上げによる一直線の壁を作り、重厚感と高級感を持たせた。階段室に面する箇所はピーラーのルーバーを設置し、緩やかに視線を遮っている。その階段室の室内壁は米松の不燃リブパネルが取り付けられ、シャープな垂直性を強調し、天井の金箔クロスが非日常的な高級感を醸し出している。

    建築家によるテキストより

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