門田圭司 / UNC STUDIOが設計した、京都市のカフェ「loose kyoto」です。
既存木造住宅を改修しました。デザイナーは、“気さくな店主の魅力”を活かす会話を楽しめる場を目指し、カウンターとベンチが適度な距離感で向かい合う構成を考案しました。また、素材を絞り込み質感を生かした空間を作る事も意図されました。店舗の公式サイトはこちら。
バリスタでもあるクライアントが独立して始めたカフェである。
さりげなく会話をする気さくな店主の魅力を生かすために、コーヒーを淹れる店主とベンチに座る客が向かい合って会話を楽しめるような空間を計画した。
シンプルに構成したミニマルな空間は、素材を木とアルミとモルタルに絞り込み、出来るだけ手を加えずに素材の質感を生かしている。
カウンターとベンチに使用した木材は材木屋で1本1本選び、配置にもこだわり、ベンチに沿ってスライドするアルミテーブル、アルミブラケット照明、アルミドアハンドルをオリジナルでデザインした。
床には、ドリップ後のコーヒー豆をモルタルに混ぜて床に塗り掻き落とし仕上げとすることで、コーヒー豆にこだわりのある店主の思いを表現した。