SHARE ファラが聞き手を務めている、アルヴァロ・シザへのインタビュー「Fala meets Siza」
ファラが聞き手を務めている、アルヴァロ・シザへのインタビュー「Fala meets Siza」が、DAIDALOSに掲載されています。英語で閲覧できます。
ファラが聞き手を務めている、アルヴァロ・シザへのインタビュー「Fala meets Siza」が、DAIDALOSに掲載されています。英語で閲覧できます。
栗間敬之+栗間亜沙美が設計した、東京・中野区の、設計者の自邸「南台の家」です。
住宅密集地の旗竿地に計画です。建築家は、場の持つ“おおらかな空気感”を引継ぐ建築を求め、外壁の一部を後退させ圧迫感を軽減して視線や風の抜けも確保しました。また、内部では空間の連続性や回遊性で“豊かな奥行”を作る事も意図されました。
通り抜けができる私道の中央に位置する旗竿の空き地-それがこの土地を初めて訪れたときの印象である。
住宅密集地の中に20年ほど空き地としてひっそりと存在していたこの土地のおおらかな空気感を損なわず、近隣の空気感になじむ家を建てることを目標とした。
幅3mのアプローチの突き当りに配置する外壁面をセットバックさせることで、通りに対する建物ボリュームの圧迫感を極力軽減した。セットバックした部分は段差のあるバルコニーとすることで、両側隣地の裏庭空間を閉じ込めず、日差しの確保、風の通り抜け、視線の奥行き感が確保できるよう配慮した。また、旗竿のアプローチとバルコニーのそれぞれに植物を配置することで、両隣の裏庭空間の既存の緑との連続性を確保した。
玄関を入ると吹き抜けのある土間のアトリエが外から来た人を迎え入れる。アトリエから2階に続く階段までのホールには手洗い、収納、ベンチなどの機能と段差を設けることで、各個室と接続するだけではなく、連続する空間の小さな変化を楽しむことが可能である。
MVRDVが設計した、フランス・パリの「ゲテ・モンパルナス」です。
1970年代完成の街区を現代に合わせ改変する計画です。建築家は、既存のオフィスや図書館等の様々な配置を整理と合理化し、幼稚園等の機能も加え高密度化しました。そして、建築と街の関係を作り変える事が意図されました。
以下、建築家によるリリーステキストの翻訳です
MVRDV、パリの1970年代の街区を劇的に改造
パリのモンパルナス通りから歩いてすぐの場所にある街区を、MVRDVの設計で改造した「Gaite Montparnasse(ゲテ・モンパルナス)」がオープンしています。このプロジェクトでは、ホテル、ショッピングセンター、オフィススペース、図書館などが混在していた既存の用途を合理化し、ソーシャルハウジングと幼稚園を加えて地域を高密度化しました。その結果、建物はより快適で、歩行者が利用しやすくなりました。また、1970年代に建てられた以前の建物の重要な部分を、循環型経済の原則に従って再利用しています。
1974年に完成したピエール・デュフォー設計の「イルロ・ヴァンダム」は、当時のランドマーク的存在で、現在のプルマンホテルのタワーは、強い垂直線がモンパルナスでひときわ目立つ存在となっています。同時に、荒々しい質感のコンクリート台座、箱型の反射ガラス、赤い鉄格子は、この時代の欠点を象徴しています。広い大通りに囲まれた、車が支配的なこの地区は、通りから見ると、内向的で歓迎されていないように見えました。
MVRDVは、この台座の構造を可能な限りサステナブルに再利用しながら、周辺環境との関係を劇的に変化させることに成功しました。この建物は現在、メーン通りに沿った主要ファサードに沿って統一された道路を形成しています。そして、大きな窓が設けられ、建物内の様子がよく見えるようになりました。この大きな塊は、異なる色調のクラッド、様々な小さなセットバックやオーバーハング、バルコニーや大きな多層フレームのショーケースウィンドウによって、視覚的に遊び心のあるファサードに分割されています。
この設計では、ブロック内のプログラムの配置を第一原理から見直しています。敷地の大半を占めていた2階建てのショッピングセンターの上に、複数のブロックを配置し、この都心の立地を最大限に生かした大幅な高密度化エリアを実現しました。以前はショッピングセンターの上部に3階建てのオフィスが広がっていましたが、現在は敷地の東側に7階建てのブロックに集約され、ビルのメインファサードの一部を形成しています。敷地の中心、ホテルタワーと北側のオフィスビル「ル・エロン」の間に、62戸のソーシャルハウスと幼稚園を設計しました。一方、これまで地下に追いやられていたライブラリーは、ホテル棟の反対側にある2階建てのスペースに設置され、より見やすく、アクセスしやすくなりました。
MVRDVの設立パートナーであるヴィニー・マースは言います。
「この街の一部は、70年代のノスタルジアの島のようでした。入り口が見えないタワー、歩行者用スラブと自動車用大通りの間で、人々が迷子になりそうな台座」「設計の最初のステップは、ブロックを断片化し、持続可能な密度を実現するための研究でした。そして、住宅などの新しいプログラムを追加し、図書館のような隠れたプログラムを明らかにしました。それは、大小のスケール、既存と新しいプログラムを組み合わせた、一種の建物の爆発を生み出したのです。まるで多くの住所があるように、ロビーや窓の大きさも様々で、すべてが混ざり合い、街に向かって開いているのです」
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