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重名秀紀 / studio junaによる、岡山市の飲食店「parc」。“浦辺鎮太郎”の建物を改修。原設計への回帰と敬意を込めた意匠を目指し、以前の痕跡を撤去して様々な浦辺建築の要素を“サンプリング”した設計を志向。新旧の時間差を超えた一体感を作る
photo©しんめんもく 後藤健治

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architecture|feature
店舗リノベーション重名秀紀岡山後藤健治図面あり建材(内装・壁)建材(内装・造作家具)studio junaしんめんもくミナモト建築工房cavum
重名秀紀 / studio junaによる、岡山市の飲食店「parc」。“浦辺鎮太郎”の建物を改修。原設計への回帰と敬意を込めた意匠を目指し、以前の痕跡を撤去して様々な浦辺建築の要素を“サンプリング”した設計を志向。新旧の時間差を超えた一体感を作る photo©しんめんもく 後藤健治
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重名秀紀 / studio junaによる、岡山市の飲食店「parc」。“浦辺鎮太郎”の建物を改修。原設計への回帰と敬意を込めた意匠を目指し、以前の痕跡を撤去して様々な浦辺建築の要素を“サンプリング”した設計を志向。新旧の時間差を超えた一体感を作る photo©しんめんもく 後藤健治

重名秀紀 / studio junaが設計した、岡山市の飲食店「parc」です。
バラ園に隣接する“浦辺鎮太郎”の建物を改修する計画です。建築家は、原設計への回帰と敬意を込めた意匠を目指し、以前の痕跡を撤去して様々な浦辺建築の要素を“サンプリング”した設計を志向しました。また、新旧の時間差を超えた一体感を作る事が意図されました。店舗の公式サイトはこちら。

RSKバラ園は岡山市北区にあるラジオ送信所の用地を利用した施設で、有料のバラ園に隣接する出入り自由な芝生広場には浦辺鎮太郎の設計により1974年に竣工した「RSKバラ園レストハウス」がある。

そういえばバラ園におもしろい建物があったなという記憶はあったが、それが浦辺の設計であると知ったのは2019年に倉敷アイビースクエアで行われた展覧会「建築家 浦辺鎮太郎の仕事」を見に行ったときであった。図録巻末の作品年表に小さな文字で「RSKバラ園レストハウス」の記載を見つけた。

建築家によるテキストより

2022年1月、フレンチレストラン「ポンヌフ」から「RSKバラ園レストハウス」でカフェを開きたいという相談を受け、改めて現地を訪れた。丘のような形状の建物は屋根の傾斜がそのまま内部空間にあらわれ、広場に向かってハの字型に開いた壁が天井の高低差を強調していた。その壁に沿って伸びる階段と、縦長の窓から差し込む光は美しく、煉瓦色の床タイルや木材の使い方からは浦辺らしさが感じ取れた。

とても魅力的な空間であったが、竣工から約50年の間に何度か改修が行われているようであった。蕎麦屋や食堂としても使われていたことから、入口には和風の庇や格子がつけられていたり、ファミレスのようなボックス席が作られていたりと、浦辺の建物とちぐはぐな部分も見られた。

建築家によるテキストより

「なるべく何もせず、オリジナルの状態(オリジナルであろう状態)に戻す」ということを一番に目指した。カフェの機能として新しく計画する部分は「sampling」をテーマに計画した。サンプリングとはhiphopなどの音楽ジャンルで用いられる、既存の曲や音源の一部を採取し、再構築して新たな楽曲を製作する技法である。浦辺鎮太郎の意匠や周辺環境から要素をサンプリングし、リスペクトを込めて「RSKバラ園レストハウス」をリミックスすることでこの計画へのアンサーとした。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

重名秀紀 / studio junaによる、岡山市の飲食店「parc」。“浦辺鎮太郎”の建物を改修。原設計への回帰と敬意を込めた意匠を目指し、以前の痕跡を撤去して様々な浦辺建築の要素を“サンプリング”した設計を志向。新旧の時間差を超えた一体感を作る photo©しんめんもく 後藤健治
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重名秀紀 / studio junaによる、岡山市の飲食店「parc」。“浦辺鎮太郎”の建物を改修。原設計への回帰と敬意を込めた意匠を目指し、以前の痕跡を撤去して様々な浦辺建築の要素を“サンプリング”した設計を志向。新旧の時間差を超えた一体感を作る image©studio juna

以下、建築家によるテキストです。


RSKバラ園は岡山市北区にあるラジオ送信所の用地を利用した施設で、有料のバラ園に隣接する出入り自由な芝生広場には浦辺鎮太郎の設計により1974年に竣工した「RSKバラ園レストハウス」がある。

そういえばバラ園におもしろい建物があったなという記憶はあったが、それが浦辺の設計であると知ったのは2019年に倉敷アイビースクエアで行われた展覧会「建築家 浦辺鎮太郎の仕事」を見に行ったときであった。図録巻末の作品年表に小さな文字で「RSKバラ園レストハウス」の記載を見つけた。倉敷アイビースクエアの竣工と同年であった。

浦辺鎮太郎というと倉敷の印象が強いが、私の出身地である岡山県玉野市でもいくつか設計を手掛けている。実家の近所にあった「勤労青少年ホーム」、喘息のため通っていた「玉野市民病院」、図書館があった「玉野市総合文化センター」、バスケットボールの試合で訪れた「レクレセンター」等がある。子供の頃から馴染みのある場所を設計しているということで自分の中で浦辺鎮太郎は少し特殊な存在であった。

2022年1月、フレンチレストラン「ポンヌフ」から「RSKバラ園レストハウス」でカフェを開きたいという相談を受け、改めて現地を訪れた。丘のような形状の建物は屋根の傾斜がそのまま内部空間にあらわれ、広場に向かってハの字型に開いた壁が天井の高低差を強調していた。その壁に沿って伸びる階段と、縦長の窓から差し込む光は美しく、煉瓦色の床タイルや木材の使い方からは浦辺らしさが感じ取れた。

とても魅力的な空間であったが、竣工から約50年の間に何度か改修が行われているようであった。蕎麦屋や食堂としても使われていたことから、入口には和風の庇や格子がつけられていたり、ファミレスのようなボックス席が作られていたりと、浦辺の建物とちぐはぐな部分も見られた。

相談を受けた時点でオープン希望日までには計画・工事期間を合わせて約2ヶ月しかなかったが、この場所を今自分がどうにかしなければいけないという謎の使命感のようなものを感じ、計画を始めることとなった。

この短い期間で巨匠の建築を前に何ができるのかとひどく悩んだが、「なるべく何もせず、オリジナルの状態(オリジナルであろう状態)に戻す」ということを一番に目指した。カフェの機能として新しく計画する部分は「sampling」をテーマに計画した。サンプリングとはhiphopなどの音楽ジャンルで用いられる、既存の曲や音源の一部を採取し、再構築して新たな楽曲を製作する技法である。浦辺鎮太郎の意匠や周辺環境から要素をサンプリングし、リスペクトを込めて「RSKバラ園レストハウス」をリミックスすることでこの計画へのアンサーとした。

以前の改修において付け加えられたであろう部分は基本的に撤去したが、入口正面の既存カウンターは工期の関係から再利用することにした。腰壁に貼られた板目の羽目板はグレーに塗りつぶし、目地部分を隠すように異なる寸法の木材をランダムに貼った。この腰壁の凹凸やベンチと収納家具に用いた目透かしの表現は、床の煉瓦色のタイルと目地の関係から引用している。

カウンター奥の壁面に4つのアーチを組み合わせたブラックチェリー材のパネルを設置した。店名の「parc」の4文字のアール部分を表していたり、建物の丘のような形状を表していたり、カフェの母体であるレストラン「ポンヌフ」が意味する橋の形状を表していたり、お菓子のようなふわふわした形状に様々な意味を込めた。アーチ形状は浦辺が多用したモチーフでもある。

各所で使用したブラックチェリー材は初めはやや淡い色味であるが、時間の経過とともに飴色に変化する。既存の木部やタイルの色に徐々になじんでいくことで、どこが今回新たに作った部分か分からないようにしたいと思った。バラ科の植物ということも採用の一因となった。

客席の中央には14人がゆったりと座れるビッグテーブルを配置した。モダニズム以降、木造建築をコンクリートで表現する手法が見られるが、このテーブルは浦辺がある建物において設計したコンクリート部分をサンプリングし、木製に変換し直して大工工事で現場制作したものである。結果としてはただの木製家具なのであるが、既製品のテーブルでは得られない既存空間との相性の良さを狙った。

ひとつひとつは表層的なイメージの引用であるが、そこに様々な意味を重ねることで、この場にふさわしい表現を目指した。出来上がった空間はそれぞれの説明が不要なほどに、新旧50年の時間差を感じさせない一体感のあるものとなった。

多くの人の協力を得て予定通り2022年3月にparcはオープンした。オープン以降、ゆったりとした心地よさを求めて多くの人が訪れている。忘れられかけていたこの建物の魅力を多くの人に伝える役割ができたのであれば幸いである。

■建築概要

題名:parc
所在地:岡山県岡山市北区撫川1592-1
主用途:カフェ
構造:鉄筋コンクリート造
設計:studio juna
担当:重名秀紀
施工:株式会社ミナモト建築工房
ロゴデザイン:cavum
施工面積:180㎡
設計:2022年1月~2022年2月
工事:2022年2月~2022年3月
竣工:2022年3月22日
写真:しんめんもく 後藤健治

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
内装・壁壁パネル

PHFL0031(プレイリーホームズ)

内装・壁壁クロス

FE74007(サンゲツ)

内装・造作家具ビッグテーブル天板  

ミルフィウッドブラックチェリーオイル塗装品(ミハマ通商)

内装・造作家具カウンター天板

ALO-2020MW(平田タイル)

内装・造作家具ベンチ生地

UP679(サンゲツ)

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

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    江上史恭 / FUMI EGAMI ARCHITECTsによる、熊本市の住宅「床と大地の余地」。慣れ親しむ地域で土地を探し計画。住み続ける意味を求め、エリアを特徴づける“遺跡”の文脈を見出して建物下の“地面に開き大地とつながる空間”を考案。人と植物や小動物との共存関係も生み出す
    photo©Yousuke Harigane

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    江上史恭 / FUMI EGAMI ARCHITECTsが設計した、熊本市の住宅「床と大地の余地」です。
    施主が慣れ親しむ地域で土地を探し計画されました。建築家は、同じ場所に住み続ける意味を求め、エリアを特徴づける“遺跡”の文脈を見出して建物下の“地面に開き大地とつながる空間”を考案しました。また、人と植物や小動物との共存関係も生み出す事も意図されました。

    本敷地のすぐ近くに住んでいた50代夫婦の家を設計することになった。
    慣れ親しんだ地域から離れたくないという意識から同じ地区で土地を探した。

    施主の土地探しの意向に加えて、同じ地域で住むことの意味として生活の中に新たな発見がないかと、この地域のコンテクストも同時に探った結果、小山遺跡という平安時代の遺跡が出土する地域であることや、古墳がすぐ近くに点在する地域であった。

    建築家によるテキストより

    この地区は設計者の育った地域でもあり、小学生の時に古墳のある公園へ遠足に行っていたほど身近なものであった。その遺跡という事物ではなく、人工物が自然へと化すその時間の中に住人の身を置くことができないかと考えた。

    施主が新たな住処で過去や未来を想像したり、地面やそこに生える草、吹き込む風や時間の経過を感じられる「地面に開き、大地とつながる空間」を考えた。

    建築家によるテキストより

    5つの独立べた基礎のうち2つは内部に高低差のある空間を生み出す。さらに一般的な分譲地では塀や内部のカーテンなどによる目隠しを行わない限り、外部に開きづらい隣地間隔や配置になっていることが多い。本計画では地面へ向かう窓によって、内(地面)に開くというスタンスをとった。大きな窓はあるものの低重心な窓配置により、内向きな窓とし、洞窟のような内部空間となっている。

    建築家によるテキストより
    • 残り17枚の写真と建築家によるテキスト
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