SHARE 様々な建築家が採用する、共栄木材の“焼杉外装材”を紹介する特設サイト「焼杉 / YAKISUGI」が公開。多数の建築事例が掲載され、サンプル請求や特注依頼も可能。日本で初めて焼杉を工場生産した歴史や技術も紹介
様々な建築家が採用する、共栄木材の“焼杉の外装材”を紹介する特設サイト「焼杉 / YAKISUGI」が公開されています。ウェブサイトでは、多数の建築事例が閲覧可能で、サンプル請求や特注依頼も可能となっています。また、日本で初めて焼杉を工場生産した歴史や技術も紹介されています。【ap・ad】
焼杉は、杉を焼いてその表面を炭化させたものです。西日本を中心に、とくに瀬戸内海の島々で、古くから家の外壁として使われてきました。
共栄木材は日本で最初に焼杉の工場生産を始めた焼杉メーカーです。昭和48(1973)年、日本で初めて焼杉の工場生産を開始すると同時に、その品質と供給体制が高く評価され、岡山、京都などの関西圏へと拡大していきました。
焼杉は古くから純和風の家の外壁材として使われてきました。近年では使用する場面が広がりを見せています。美意識や伝統美などを強く意識する方々に評価され、これまでの純和風の世界観だけでなく、モダンな建築物の外壁にも多く取り入れられています。
建築家による採用事例
焼杉の加工工程
共栄木材が扱う焼杉は、昔ながらの炭付きの焼杉「クロ」、クロにクリア塗装をした「クロ塗装」、あえて炭を落とした「美杉」、炭を落として黒色で塗装をした「モダンブラック」の4種類があります。スタンダードな既製品だけでなく、個別の要望に応じた受注生産にも対応しています。
製品紹介「クロ」
素焼。焼いて表面を炭化させることによって、板の劣化を遅らせようとして考えられた、古来よりある焼杉です。表面の炭が家を守ります。炭が手につくのが気になりますが、美観的には美しいです。
製品紹介「クロ塗装」
クロに水性アクリル樹脂系のクリア塗料を塗布し、表面の炭の凝固を促します。手にも着き難く、焼杉自体の風合いは変わりません。
製品紹介「美杉(みすぎ)」
美杉(みすぎ)とは、素焼した後、表面の炭をブラシで落とした焼杉です。 風化しやすいですが、風化の具合がとても落ち付きます。
製品紹介「モダンブラック」
炭をブラシで落とした後、黒色の塗料を塗った商品です。焼杉の風合いを残しつつ、耐候性を高めています。
生産工場と焼杉を使用した社内施設は、いつでも見学可能
生産工場はいつでも見学可能です。また、会社敷地内で経年変化も確認できます。
自分達の工場で、焼杉を作っていることに、共栄木材は誇りを持っています。
私たちの活動拠点は、愛媛県伊予市。森林資源が豊富な地域で、職場である下灘工場の眼下には瀬戸内の青い海が広がっています。平地は少なく、山々に囲まれた美しい景観のなかで、毎日気持ちよく働いています。製材の過程では、一定の煙や騒音が出ます。周囲の方々の理解や支援もあり、焼杉はいまやこの地域の名物として認知されるまでになりました。
共栄木材が焼杉の工業生産を開始してから約50年になります。品質のよい焼杉を追求するために、細かなところに目をつけながら日々改良を繰り返してきました。
一つの事業を続けていると、いろんなことがあります。お客様からのお褒めの言葉をいただけることもあれば、クレームやお叱りを受けることも。同時に、長年にわたる焼杉製造の経験や試行錯誤が、膨大に積み上がっています。これは、胸を張って自慢できることです。
共栄木材の焼杉の制作プロセスを紹介する動画