真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、千葉・松戸市の、集会所「紙敷あんど」。神社の境内に計画。伝統的な社会の枠組から現代に即した“地域扶助”の創出を目指し、テレワーク等の“日常的利用”も想定した多様に使える“コミュニティー”の場を志向。各箇所に様々な使い方のアイデアを込める外観、夕景 photo©真泉洋介
真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、千葉・松戸市の、集会所「紙敷あんど」。神社の境内に計画。伝統的な社会の枠組から現代に即した“地域扶助”の創出を目指し、テレワーク等の“日常的利用”も想定した多様に使える“コミュニティー”の場を志向。各箇所に様々な使い方のアイデアを込める土間テーブルスペースから小上がり板間スペース方向を見る。 photo©真泉洋介
真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、千葉・松戸市の、集会所「紙敷あんど」。神社の境内に計画。伝統的な社会の枠組から現代に即した“地域扶助”の創出を目指し、テレワーク等の“日常的利用”も想定した多様に使える“コミュニティー”の場を志向。各箇所に様々な使い方のアイデアを込める小上がり板間スペースを見る(間仕切り戸が開いた状態)。 photo©真泉洋介
真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトが設計した、千葉・松戸市の集会所「紙敷あんど」です。
神社の境内に計画されました。建築家は、伝統的な社会の枠組から現代に即した“地域扶助”の創出を目指し、テレワーク等の“日常的利用”も想定した多様に使える“コミュニティー”の場を志向しました。また、各箇所に様々な使い方のアイデアを込められました。
千葉県松戸市紙敷。結び合わせる「&」、心安らぐ / 安心「安堵」、温かな「行灯」という三つの意味を込めて命名された、春日神社の境内に計画した、町会集会所。
神社、町内会といった伝統的な社会の枠組みの存続、という地域の課題に対して、地域の「あんど」の場所づくり、今の生活に即した地域扶助の形を創出する。
イベントでの利用だけでなく、テレワーク用のワークスペース、共有キッチン、子育て支援など、日常的な利用を想定した。
かつては当然のようにあった、困った時、有事の際に声をかけ合えるコミュニティーを、町内会や神社という伝統的な枠組みから、発信していくきっかけとなることを目指す。
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真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、千葉・松戸市の、集会所「紙敷あんど」。神社の境内に計画。伝統的な社会の枠組から現代に即した“地域扶助”の創出を目指し、テレワーク等の“日常的利用”も想定した多様に使える“コミュニティー”の場を志向。各箇所に様々な使い方のアイデアを込める外観、夕景 photo©真泉洋介
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真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、千葉・松戸市の、集会所「紙敷あんど」。神社の境内に計画。伝統的な社会の枠組から現代に即した“地域扶助”の創出を目指し、テレワーク等の“日常的利用”も想定した多様に使える“コミュニティー”の場を志向。各箇所に様々な使い方のアイデアを込める外観、夕景 photo©真泉洋介
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真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、千葉・松戸市の、集会所「紙敷あんど」。神社の境内に計画。伝統的な社会の枠組から現代に即した“地域扶助”の創出を目指し、テレワーク等の“日常的利用”も想定した多様に使える“コミュニティー”の場を志向。各箇所に様々な使い方のアイデアを込める外観、夕景 photo©真泉洋介
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真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、千葉・松戸市の、集会所「紙敷あんど」。神社の境内に計画。伝統的な社会の枠組から現代に即した“地域扶助”の創出を目指し、テレワーク等の“日常的利用”も想定した多様に使える“コミュニティー”の場を志向。各箇所に様々な使い方のアイデアを込めるアプローチ photo©真泉洋介
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真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、千葉・松戸市の、集会所「紙敷あんど」。神社の境内に計画。伝統的な社会の枠組から現代に即した“地域扶助”の創出を目指し、テレワーク等の“日常的利用”も想定した多様に使える“コミュニティー”の場を志向。各箇所に様々な使い方のアイデアを込める土間テーブルスペース photo©真泉洋介
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真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、千葉・松戸市の、集会所「紙敷あんど」。神社の境内に計画。伝統的な社会の枠組から現代に即した“地域扶助”の創出を目指し、テレワーク等の“日常的利用”も想定した多様に使える“コミュニティー”の場を志向。各箇所に様々な使い方のアイデアを込める土間テーブルスペース photo©真泉洋介
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真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、千葉・松戸市の、集会所「紙敷あんど」。神社の境内に計画。伝統的な社会の枠組から現代に即した“地域扶助”の創出を目指し、テレワーク等の“日常的利用”も想定した多様に使える“コミュニティー”の場を志向。各箇所に様々な使い方のアイデアを込める土間テーブルスペース photo©真泉洋介
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真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、千葉・松戸市の、集会所「紙敷あんど」。神社の境内に計画。伝統的な社会の枠組から現代に即した“地域扶助”の創出を目指し、テレワーク等の“日常的利用”も想定した多様に使える“コミュニティー”の場を志向。各箇所に様々な使い方のアイデアを込める土間テーブルスペースから小上がり板間スペース方向を見る。 photo©真泉洋介
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真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、千葉・松戸市の、集会所「紙敷あんど」。神社の境内に計画。伝統的な社会の枠組から現代に即した“地域扶助”の創出を目指し、テレワーク等の“日常的利用”も想定した多様に使える“コミュニティー”の場を志向。各箇所に様々な使い方のアイデアを込める左奥:小上がり板間スペース、右:キッチン photo©真泉洋介
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真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、千葉・松戸市の、集会所「紙敷あんど」。神社の境内に計画。伝統的な社会の枠組から現代に即した“地域扶助”の創出を目指し、テレワーク等の“日常的利用”も想定した多様に使える“コミュニティー”の場を志向。各箇所に様々な使い方のアイデアを込める間仕切り戸 photo©真泉洋介
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真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、千葉・松戸市の、集会所「紙敷あんど」。神社の境内に計画。伝統的な社会の枠組から現代に即した“地域扶助”の創出を目指し、テレワーク等の“日常的利用”も想定した多様に使える“コミュニティー”の場を志向。各箇所に様々な使い方のアイデアを込める小上がり板間スペースを見る(間仕切り戸が閉まった状態)。 photo©真泉洋介
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真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、千葉・松戸市の、集会所「紙敷あんど」。神社の境内に計画。伝統的な社会の枠組から現代に即した“地域扶助”の創出を目指し、テレワーク等の“日常的利用”も想定した多様に使える“コミュニティー”の場を志向。各箇所に様々な使い方のアイデアを込める小上がり板間スペースを見る(間仕切り戸が開いた状態)。 photo©真泉洋介
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真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、千葉・松戸市の、集会所「紙敷あんど」。神社の境内に計画。伝統的な社会の枠組から現代に即した“地域扶助”の創出を目指し、テレワーク等の“日常的利用”も想定した多様に使える“コミュニティー”の場を志向。各箇所に様々な使い方のアイデアを込める小上がり板間スペース photo©真泉洋介
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真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、千葉・松戸市の、集会所「紙敷あんど」。神社の境内に計画。伝統的な社会の枠組から現代に即した“地域扶助”の創出を目指し、テレワーク等の“日常的利用”も想定した多様に使える“コミュニティー”の場を志向。各箇所に様々な使い方のアイデアを込める小上がり板間スペース、収納 photo©真泉洋介
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真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、千葉・松戸市の、集会所「紙敷あんど」。神社の境内に計画。伝統的な社会の枠組から現代に即した“地域扶助”の創出を目指し、テレワーク等の“日常的利用”も想定した多様に使える“コミュニティー”の場を志向。各箇所に様々な使い方のアイデアを込める小上がり板間スペース、収納扉が開いた状態。 photo©真泉洋介
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真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、千葉・松戸市の、集会所「紙敷あんど」。神社の境内に計画。伝統的な社会の枠組から現代に即した“地域扶助”の創出を目指し、テレワーク等の“日常的利用”も想定した多様に使える“コミュニティー”の場を志向。各箇所に様々な使い方のアイデアを込める小上がり板間スペースから土間テーブルスペース方向を見る。 photo©真泉洋介
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真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、千葉・松戸市の、集会所「紙敷あんど」。神社の境内に計画。伝統的な社会の枠組から現代に即した“地域扶助”の創出を目指し、テレワーク等の“日常的利用”も想定した多様に使える“コミュニティー”の場を志向。各箇所に様々な使い方のアイデアを込める平面図 image©プラスマイズミアーキテクト
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真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、千葉・松戸市の、集会所「紙敷あんど」。神社の境内に計画。伝統的な社会の枠組から現代に即した“地域扶助”の創出を目指し、テレワーク等の“日常的利用”も想定した多様に使える“コミュニティー”の場を志向。各箇所に様々な使い方のアイデアを込める断面詳細図 image©プラスマイズミアーキテクト
以下、建築家によるテキストです。
千葉県松戸市紙敷。結び合わせる「&」、心安らぐ / 安心「安堵」、温かな「行灯」という三つの意味を込めて命名された、春日神社の境内に計画した、町会集会所。神社、町内会といった伝統的な社会の枠組みの存続、という地域の課題に対して、地域の「あんど」の場所づくり、今の生活に即した地域扶助の形を創出する。
イベントでの利用だけでなく、テレワーク用のワークスペース、共有キッチン、子育て支援など、日常的な利用を想定した。
かつては当然のようにあった、困った時、有事の際に声をかけ合えるコミュニティーを、町内会や神社という伝統的な枠組みから、発信していくきっかけとなることを目指す。
神社の杜の中
境内の木を避け、建物を配置。鳥居など境内にある要素と間をとり、参道に面して深い軒を設けた。新たな神社の風景となることを目指した。
町の共有キッチン
オープンカウンターを介した広めのキッチン。料理をつくる過程も共有できる。昼はカフェ、夜には小さなバーカウンターのような憩いの場となる。今後、カウンター棚には地域の産物を展示や販売を行うことも想定。
町のなんでも掲示板
壁に埋め込まれた木の水平ライン。A4縦サイズの間隔、297mmで並ぶ。このラインに沿って、画鋲で地域のお知らせや、子供達の絵画の展示などを綺麗に揃えて掲示することができる。
町の小上がりスぺース
靴を脱いで上がる板間のスペース。地域の会合、打ち合わせ、神社の催事での活用はもちろん、様々な地域活動、またはいざという時に寝られることも想定。ダンス教室や日本舞踊のお稽古、お祭りの際の盆踊りの練習などでの活用を想定した壁一面の鏡。中は収納で、地域活動で必要となる荷物などを入れる。多様に使える場を目指した。
■建築概要
題名:紙敷あんど
所在地:千葉県松戸市紙敷
主用途:町会集会所
設計:株式会社プラスマイズミアーキテクト
担当:真泉洋介
施工:株式会社西山建設
監修:栗生明
構造設計:株式会社ハシゴタカ建築設計事務所、ladderup architects
機械設備:建築設計mellhips
照明デザイン:Ripple design
構造:木造
階数:地上1階
敷地面積:329.14㎡
建築面積:138.43㎡
延床面積:118.41㎡
設計:2020年9月~2022年10月
工事:2022年11月~2023年3月
竣工:2023年4月
写真:真泉洋介