SHARE 最も注目を集めたトピックス[期間:2023/9/25-10/1]
アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2023/9/25-10/1)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。
- 伊東豊雄建築設計事務所が計画している、東京・渋谷区の分譲集合住宅の画像
- 工藤浩平建築設計事務所による、秋田市の「鳥海邸」。未接道の土地や空き家が目立つ地域での計画。街の特徴を“余白”として捉えて継承も意図し、様々な使い方を促す“半屋外空間”で囲われた中庭を中心とした建築を考案。寒冷地での“暮らしの範囲”の拡張も試みる
- 針谷將史建築設計事務所による、埼玉の「安部邸」。一家6人の為の住まい。家族の為の“公共空間”としての“家”を求め、“親密な距離”と“個人の距離”が同時に存在する建築を志向。他者としての“自律する構造体”で複数の小さな中心と周縁をひとつに繋ぐ
- 五十嵐敏恭と佐藤研吾による建築展「グルグル広がって上がっていく」の会場写真。建築と生き方の“表裏一体”を体現する二人の建築家の展覧会。対話の中で見い出された“言葉”をキーに“思考モデル”とも言える作品を制作して展示。畝森泰行と金野千恵の事務所“BASE”を会場に開催
- 伊東豊雄の、芝浦工業大学での展覧会「伊東豊雄の挑戦1971-1986」。世界的に評価される建築家の活動初期の作品に注目した展示。“全エネルギーを注いだ”と言う図面やスケッチを中心に紹介。当時の製本青焼図面を閲覧できるスペースも用意
- 粟屋大紀による、神奈川・横浜市の住戸改修「room206」。二人家族の為に計画された住まい。必要な個室数の少なさを活かし、“明るく風の抜ける室内環境”を整える設計を志向。住戸の中央に“島状”の寝室を配置して玄関からリビングまでの抜けを作る
- 長坂大 / Megaの設計による、京都市左京区岩倉の分譲住宅「composition colors iwakura」の特設サイトが公開。個々の住宅の豊かな居住環境の構築に加えて、街区全体の美観等も考慮したプロジェクト。サイトでは計画の詳細や設計者のインタビュー等を掲載。資料請求・来場予約・オンライン相談も可能
- studioSHUWARIによる、富山市の「2枚屋根の家」。丘陵地にある住宅街の中の敷地。街との“緩やかな繋がり”を求め、敷地の高低差を斜面で処理して勾配に沿う“2枚の屋根”を持つ建築を考案。窓の位置等の工夫で景観を取り込み日常の中に“季節感”を持ち込む
- GENETOによる、長野・白馬村の「KANOLLY Resorts」。リゾート開発が進む豪雪地の宿泊施設。地域の山々や風土への敬意と積雪対策を意図し、“合掌造り”を参照した建物を3つ雁行配置して繋げる構成を考案。環境を堪能できるように部屋毎に内外の関係性を調整
- 小島弘旭 / hiroaki kojimaによる、西日本の住宅「湖畔の整理」。古い住宅と新建材の建売が混在する地域に計画。施主の描く間取りや既製品の使用を肯定した上で、其々を“レイアウト”して在るべき建築の実現を追求。生活と風景の“整理”は将来的な変化の許容も意図
- 上林剛典 / platによる、東京の「渋谷のオフィス」。数年後に解体されるビル内の事務所の改修。解体過程で現れた痕跡に“味わい”を見出し、“時間の蓄積”と要求機能を“擦り合わせる”設計を志向。既存の無機質で閉塞感のある空間を“生き生きとした”場所に変える
- 小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」。更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画。街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案。“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図
- 吉岡徳仁による「ガラスの炬火台」と「ガラスのトーチ」。2024年の国民スポーツ大会のセレモニーの為に制作。炎から放たれる“光”に着目し、透明なガラスの造形から生み出されたプロダクト
- 川合健二による、愛知・豊橋市のコルゲートハウス(1965年竣工)が宿泊施設に転用。1棟貸のホテルとして2023年9月から運営開始
- SDレビュー2023の入選作品の展覧会レポート(前編)。“実施を前提とした設計中ないしは施工中のもの”という条件での建築コンペで、若手建築家の登竜門としても知られる
- 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
- ザハ・ハディド事務所による、モザイク装飾「ダイヤモンド」。イタリアのアトラス・コンコルド社の為に開発。12世紀のモザイク模様を参照しつつ、独自のアルゴリズムを開発して古典的な模様に“破壊的な要素”を取入れる意匠を考案。表面で空間の性質を定義する可能性も追求
- ODS / 鬼木孝一郎による、北海道の店舗「SHIRO 砂川本店」。化粧品の製造工場内に計画。自分で香りを調合できる“ブレンダーラボ”を中心に、同心円状に平台什器を配置して様々な方向から出入りできる空間を構築。地域材の使用を思案して近隣で採れた木材を什器の土台に採用
- 山口誠デザインによる、東京・台東区の、オフィスビル「MONOSPINAL」。ゲーム制作会社の本社。従業員の“集中力”と“リラックス”のバランス確保を目指し、環境要素も向上をさせる“斜壁”を持つ建築を考案。小スケールの素材を集積をさせる仕上げで“あらたな風景”を作る
- 中村竜治建築設計事務所の会場構成よる、21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「Material, or 」。マテリアルについての再考を促す展示。“素の状態”で物や作品に向合う状況を目指し、出来る限り“展示っぽさ”を排除する設計を志向。既存平面を“半ば無視した”壁を配して施設を廃墟の様な無意味な場所に戻す