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2023.11.22Wed
2023.11.21Tue
2023.11.23Thu
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る
photo©小関克朗

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architecture|feature
建材(内装・照明)皆本建築工房Ginga architects中村建築武田幸司小関克朗建材(外装・建具)建材(内装・キッチン)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・天井)建材(内装・壁)建材(外装・床)建材(内装・床)図面あり山形住宅
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る外観 photo©小関克朗
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作るピロティから玄関を見る。 photo©小関克朗
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る2階、左:ダイニングキッチン、中:吹抜、右:リビング photo©小関克朗

武田幸司 / Ginga architectsが設計した、山形市の「空と軒下の間 / 山形の住宅」です。
積雪と猛暑が特徴の地域での計画です。建築家は、除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案しました。また、上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作られました。

山形市中心部の密集地に立つ、軒下空間と空いた中庭から、ぽっかりと切り取られた空が見える、平家のボリュームが軽やかに浮かんで見えるような住宅である。

敷地は、山形城址北東部、2、3階建ての建物や貸駐車場に隣接する山形市の中では街中の建物が混在する密集敷地である。
眺望が望める環境とはなかなか言い難い。奥に両親が住む母屋があり、手前を貸し駐車場としていた場所へ、住宅を増築する計画である。

家族分の駐車場としての台数を確保すること(山形では家族一人一台が基本である)、奥の母屋へのアプローチを確保すること、街中でありながらも抜けのある開放的で魅力的なリビングなどを求められた。

建築家によるテキストより

私も出身は山形であり、気候条件は肌身をもって重々承知である。冬は雪が多く降り寒く、夏は盆地特有の厳しい暑さになる過酷な気候条件の山形という土地柄のことも考慮し、1階はできるだけガランとしたピロティ形式とし、それ以外の居住空間を2階に持ち上げる建ち方とした。そうすることで、母屋へのアプローチを確保し、家族分の駐車場を確保している。

建築家によるテキストより

1階は玄関と寝室空間を最小限に設け、それらのボリュームを柱脚に見立て、ほとんどがピロティになっている。除雪をしなくてよい駐車場空間であったり、暑い日差しから守られた風の抜ける軒下空間は、子供の遊び場やBBQスペースなど第2のリビングと呼べるような豊かな半外部空間が街に開かれている。

2階ボリュームは、真ん中にぽっかりと余白となる中庭吹き抜けを持つロの字型の形状になっている。外周の開口部を極力絞り高さを低く抑え、真ん中の中庭に高さをだすことで、空への意識を高めるワンルームの空間にしている。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る外観 photo©小関克朗
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る外観 photo©小関克朗
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る外観 photo©小関克朗
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作るピロティ photo©小関克朗
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る中庭 photo©小関克朗
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る中庭 photo©小関克朗
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る中庭を見上げる。 photo©小関克朗
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作るピロティから玄関を見る。 photo©小関克朗
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る1階、玄関、2階への階段を見る。 photo©小関克朗
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る1階、玄関、2階への階段を見る。 photo©小関克朗
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る2階、階段を見る。 photo©小関克朗
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る2階、左:ダイニングキッチン、中:吹抜、右:リビング photo©小関克朗
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る2階、リビング photo©小関克朗
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る2階、リビングから吹抜を見る。 photo©小関克朗
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る2階、リビング photo©小関克朗
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る2階、ロフト photo©小関克朗
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る2階、ダイニングキッチン photo©小関克朗
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る2階、ダイニングキッチン photo©小関克朗
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る2階、ダイニングキッチン photo©小関克朗
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る2階、ダイニングキッチン photo©小関克朗
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る2階、廊下 photo©小関克朗
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る2階、1階の寝室への階段 photo©小関克朗
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る1階、寝室 photo©小関克朗
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る2階、洗面室 photo©小関克朗
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る2階、リビングから吹抜を見る、夕景。 photo©小関克朗
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る2階、ダイニングキッチンから吹抜を見る、夕景。 photo©小関克朗
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る2階、リビングから吹抜を見る、夕景。 photo©小関克朗
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る1階、玄関、夜景 photo©小関克朗
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る外観、夜景 photo©小関克朗
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る平面図 image©Ginga architects
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る断面図 image©Ginga architects
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る模型写真 photo©Ginga architects

以下、建築家によるテキストです。


山形市中心部の密集地に立つ、軒下空間と空いた中庭から、ぽっかりと切り取られた空が見える、平家のボリュームが軽やかに浮かんで見えるような住宅である。

敷地は、山形城址北東部、2、3階建ての建物や貸駐車場に隣接する山形市の中では街中の建物が混在する密集敷地である。
眺望が望める環境とはなかなか言い難い。奥に両親が住む母屋があり、手前を貸し駐車場としていた場所へ、住宅を増築する計画である。

家族分の駐車場としての台数を確保すること(山形では家族一人一台が基本である)、奥の母屋へのアプローチを確保すること、街中でありながらも抜けのある開放的で魅力的なリビングなどを求められた。

私も出身は山形であり、気候条件は肌身をもって重々承知である。冬は雪が多く降り寒く、夏は盆地特有の厳しい暑さになる過酷な気候条件の山形という土地柄のことも考慮し、1階はできるだけガランとしたピロティ形式とし、それ以外の居住空間を2階に持ち上げる建ち方とした。そうすることで、母屋へのアプローチを確保し、家族分の駐車場を確保している。

1階は玄関と寝室空間を最小限に設け、それらのボリュームを柱脚に見立て、ほとんどがピロティになっている。除雪をしなくてよい駐車場空間であったり、暑い日差しから守られた風の抜ける軒下空間は、子供の遊び場やBBQスペースなど第2のリビングと呼べるような豊かな半外部空間が街に開かれている。

2階ボリュームは、真ん中にぽっかりと余白となる中庭吹き抜けを持つロの字型の形状になっている。外周の開口部を極力絞り高さを低く抑え、真ん中の中庭に高さをだすことで、空への意識を高めるワンルームの空間にしている。

幅が必要なリビングやダイニングは、敷地の成りに合わせることで必要な幅を確保している。どこにいても、余白に開くことで全体が見渡せ光や風を感じ、1階、2階、空が繋がっていく。空の開口部は、4mx4mの正方形をトリミングするように移ろいゆく空を切り取る。中庭は樹脂トリプルガラスを採用することで、気候条件の厳しい地域でも、開放的で明るい住宅を実現している。

2階はロの字の角に2箇所の螺旋階段があり、一方は玄関、その対角は寝室に繋がっている。玄関の螺旋階段は縦長のギャラリーのようになっている。丸い階段を上がると、リビングとダイニングキッチンに分かれ、リビング→子供の遊び場ロフト→子供室→寝室螺旋階段と空間が連続している。ダイニングキッチン側は、パントリー→洗面ユーティリティー→浴室→トイレ→寝室螺旋階段が半分閉じる形で上部だけは連続している。

全体が片流れのシェルのような空間になっていて、どこにいても見渡すことができるし、どこからでも空と軒下が見通すことができる。寝室は天井が高く、将来的な部屋の増築が可能である。

工事期間はウッドショックにちょうど巻き込まれた時期である。当初想定していた大断面米松集成材が手に入らず、途方に暮れていた頃、工務店の紹介で県北の金山の森林組合と奇跡的に出会うことができた。金山杉は山形の杉の銘木で、金山杉で家を建てるのは憧れである。金山杉は、大断面の木材を確保できることが特徴で、公共など中規模な建築にもロングスパンの梁として使用されている。

一般的な材は製材された中から発注するので大断面材は作りにくい。その点、金山杉はオーダーされてから木を切るところから始め、乾燥、製材するので特殊な長さや大きな太さもオーダーすることができた。実際金山まで足を運び山を見学し、建方で組み上げられた加工は本当に見事だったし、山形で金山杉を使って建てられたこの住宅は施主にとっても誇らしく感慨深いだろうと感じた。

キッチンでゆっくりと趣味のコーヒーを入れる、刻々と移り変わる自分だけの空を眺め、軒下では楽しそうに子供達と両親が遊んでいる。都市の余白を取り込み、パブリックとプライベートが混ざり合う、そんな情景が浮かぶ豊かな場所に挟まれた間の家である。

■建築概要
題名:空と軒下の間 / 山形の住宅

所在地:山形県山形市

主用途:住宅

設計:Ginga architects
 担当:武田幸司

施工:中村建築

協力:皆本建築工房

構造:木造

階数:地上2階

敷地面積:365.22㎡

建築面積:95.52㎡(全体168.39㎡)

延床面積:190.68㎡(全体260.52㎡)
設計:2020年8月~2021年9月

工事:2021年10月~2022年6月
竣工:2022年6月
写真:小関克朗

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・屋根屋根

ガルバリウム鋼板平葺き

外装・床床

土間コン

外装・壁外壁

ジョリパット吹付
窯業系サイディング塗装

外装・建具サッシ

樹脂サッシ+トリプルガラス(LIXIL、エクセルシャノン)

内装・床1階 床

土間コン+防塵塗装

内装・床2階 床

オークフローリング(チャネルオリジナル)

内装・壁1階寝室 壁

ラワンベニヤ貼り無塗装

内装・壁1階玄関 壁

ソリッド(ケーミュー)

内装・壁2階 壁

PB t=12.5 ビニルクロス

内装・天井1階寝室 天井

ラワンベニヤ貼り無塗装

内装・天井2階 天井

PB t=12.5 ビニルクロス

内装・キッチンキッチン

オリジナルキッチン:カラ松3層積層板+リノリウム

内装・照明間接照明

(オーデリック)

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    本展は、東京藝術大学美術学部建築科において5年間教鞭を執ってきた青木淳の退任記念展です。青木の研究室では、毎年修士1年が、「テンポラリーなリノベーションとしての展覧会」を企画、実践してきましたが、今回はその「番外編」として青木が主導し、同テーマで開催されるものです。テンポラリーなリノベーションが施されるのは、東京藝術大学陳列館です。

    建築とは、私たちに先立っていまここに存在している環境に対して、想像力をもって働きかけ、私たちの存在の基盤である環境そのものを揺り動かすことと、青木は考えてきました。一見、盤石の存在に見える目の前の環境もまた、それぞれの人の意志によって改変できるし、またそうすることによって、私たちは「自由」になれるものです。建築とは、単に建築物をつくるということよりも広く、環境へのそうした働きかけを指す概念であると考えてきたわけです。

    青木は、大学という場で、実務的な意味での「建築」の基盤となる、概念的な意味での「建築」を後進に伝えようとしてきました。

    東京藝術大学陳列館は、1929年に、岡田信一郎の設計により、大学の展示空間として建てられた建築です。以来そこでは、数多くの展覧会が開催されてきましたが、今回はその陳列館自体を「展示」するものと言えます。展示としてのそのリノベーションは、しかしインスタレーションにより、いつもの陳列館とは異なる陳列館に変貌させるということを目的としたものではありません。そうではなく、いつもは展示を支える背景としてあまり意識されていない潜在的な空間の質を、最小限の手つきで、いつもの陳列館に見出すことを目標としています。

    建築はまた、特定の個人に帰属する「作品」に収束するのとは逆に、多くの人に開かれ広がることを目指すものです。それゆえ、本展では、教育研究助手、修士1年の学生たちはもちろんのこと、菊地敦己、小金沢健人、中村竜治の3人に加わってもらい、主体のさらなる重層化を図っています。

    リリーステキストより

    以下に、アーキテクチャーフォトによるレポートと会場写真を掲載します。

    • 残り63枚の写真と建築家によるテキスト
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    笹田侑志三輪和誠佐野桃子大岩樹生秋山真緩小原七海小金沢健人東京藝術大学青木淳研究室studio arche甲斐貴大建築展菊地敦己青木淳中村竜治
    2023.11.22 Wed 19:15
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    安藤忠雄による、オーストラリア・メルボルンの「MPavilion 10」。建築家が招聘されパヴィリオンを造る企画の10番目の作品。人々の記憶に永遠に残る存在を求め、古代からの秩序をもたらす手段“原初の幾何学形態”を用いた建築を考案。人間の想像の原点となる“余白”を生み出す
    photo©John Gollings, courtesy of MPavilion

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    architecture|feature
    安藤忠雄パヴィリオンオーストラリア図面あり
    安藤忠雄による、オーストラリア・メルボルンの「MPavilion 10」。建築家が招聘されパヴィリオンを造る企画の10番目の作品。人々の記憶に永遠に残る存在を求め、古代からの秩序をもたらす手段“原初の幾何学形態”を用いた建築を考案。人間の想像の原点となる“余白”を生み出す photo©John Gollings, courtesy of MPavilion
    安藤忠雄による、オーストラリア・メルボルンの「MPavilion 10」。建築家が招聘されパヴィリオンを造る企画の10番目の作品。人々の記憶に永遠に残る存在を求め、古代からの秩序をもたらす手段“原初の幾何学形態”を用いた建築を考案。人間の想像の原点となる“余白”を生み出す photo©John Gollings, courtesy of MPavilion
    安藤忠雄による、オーストラリア・メルボルンの「MPavilion 10」。建築家が招聘されパヴィリオンを造る企画の10番目の作品。人々の記憶に永遠に残る存在を求め、古代からの秩序をもたらす手段“原初の幾何学形態”を用いた建築を考案。人間の想像の原点となる“余白”を生み出す photo©John Gollings, courtesy of MPavilion
    安藤忠雄による、オーストラリア・メルボルンの「MPavilion 10」。建築家が招聘されパヴィリオンを造る企画の10番目の作品。人々の記憶に永遠に残る存在を求め、古代からの秩序をもたらす手段“原初の幾何学形態”を用いた建築を考案。人間の想像の原点となる“余白”を生み出す photo©John Gollings, courtesy of MPavilion

    安藤忠雄が設計した、オーストラリア・メルボルンの「MPavilion 10」です。
    建築家が招聘されパヴィリオンを造る企画の10番目の作品です。建築家は、人々の記憶に永遠に残る存在を求め、古代からの秩序をもたらす手段“原初の幾何学形態”を用いた建築を考案しました。そして、人間の想像の原点となる“余白”を生み出しました。2024年3月28日まで公開されています。MPavilionの公式サイトはこちら。

    メルボルンの人々の心のオアシス、ビクトリア公園の「緑」の只中に永遠に残る風景をつくる。
    物質それ自体や形式ではなく、記憶として、人々の心の中で永遠に生き続ける風景だ。

    建築家によるテキストより

    必要なのは、「母なる自然」に対峙するべく、徹底してモノを削ぎ落した、無地のキャンバスのような「余白」の建築である。
    そんな空間の純度を獲得するために、
    古代エジプトの時代から、地上に秩序をもたらすための唯一無二の手段であった幾何学、古ギリシアで、哲学の言葉となった原初の幾何学形態を用いる。
    人間の理性の表徴、その創造の原点たる〇と□からなる「余白」の建築だ。

    建築家によるテキストより

    その「余白」に光や風が引き込まれたとき、空間に生命が吹き込まれる。
    その「余白」で異なる個が集い出会うとき、対話という最も刺激的なハプニングが起る。
    その「余白」が大地の緑に溶け込むとき、現れるのは境界のない創造の小宇宙である。

    建築家によるテキストより
    • 残り33枚の写真と建築家によるテキスト
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    安藤忠雄パヴィリオンオーストラリア図面あり
    2023.11.22 Wed 17:45
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    【ap job更新】 医療施設と住宅を中心に、日本全国を活動範囲とする「株式会社 平岡建築デザイン」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)を募集中

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    【ap job更新】 医療施設と住宅を中心に、日本全国を活動範囲とする「株式会社 平岡建築デザイン」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)を募集中りょう矯正歯科クリニック 栃木
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    医療施設と住宅を中心に、日本全国を活動範囲とする「株式会社 平岡建築デザイン」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
    新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。

    株式会社平岡建築デザインでは、大阪オフィスの設計スタッフを募集いたします。

    住宅、医療施設を中心に、オフィスや商業施設、インテリア等、多岐にわたるプロジェクトに携わる設計事務所です。活動範囲は日本全国ですが、最近は海外からもお声がけいただくようになりました。

    2000年の開設時から、着実に業務範囲を広げてきました。個人事務所からのスタートでしたが、スタッフの待遇改善や、将来的に長く事務所が続けられるように2016年に株式会社化しました。現在は設計スタッフ5人、事務スタッフ1人の計6人で協力しあいながら仕事をしています。今後は今までの実績をもとに次の世代につなげていく予定です。

    基本設計から実施、申請、現場監理など一貫して担当し、また構造設計者や設備設計者、照明プランナーやランドスケープ、グラフィックデザイナーなど、多方面の方々と組んで仕事を進めながら、プロジェクトリーダーとしての能力を学んでいただきたいと思います。

    多くの仕事はホームページからの依頼です。あらかじめ実績を見てからの依頼ですので、高い着地点を目指してプロジェクトに取り組める環境です。一つ一つの規模も年々大きくなってきており、新しいチャレンジができ、やりがいを感じていただけると思います。様々な受賞やメディア掲載実績も増えて、社会的な認知度も高くなりました。

    オフィスは地下鉄の最寄り駅すぐです。都心では珍しく、大きく開いた窓から公園の緑を眺められる気持ちの良い環境で、フリーアドレスを採用しています。

    まだまだ発展途上の私たちですが、一緒に取り組んでいただける方を募集します。

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    2023.11.22 Wed 16:20
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    【ap job更新】 福祉施設を中心とし、大小様々な規模の建築を手掛ける「わくわくデザイン」が、設計スタッフ(正社員・パート)と学生アルバイトを募集中

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    【ap job更新】 福祉施設を中心とし、大小様々な規模の建築を手掛ける「わくわくデザイン」が、設計スタッフ(正社員・パート)と学生アルバイトを募集中奄美大島世界遺産センター
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    地域づくりの拠点となる建築を一緒に提案していきませんか。

    1)わくわくデザインの視点
    建築からまちを元気にしたい、と考えている事業主様から依頼を受けることが多いのが現状です。
    それぞれの地域は、より複雑化した課題に直面しています。地域の特性や課題を読み解き、事業主様と一緒に、どうあるべきかを考え、わくわくする場が生まれる提案を目指しています。

    そのためには、
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    の両立が重要であると考えています。

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    ・空間ディテールをイメージさせつつ、計画段階から提案する
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    ・建築にできること、がこれほど効力があるのかと、毎回、感じさせられています。
    ・建築士として社会に貢献できる力を身につけることができるかと思います。
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    ・一社会人として必要と思われる、提案力・業務推進力を教授できればと思っています。
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    3)メッセージ
    ・代表・スタッフともに、特徴を活かし合ったチームを目指しています!
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    ・業務の中で身につけられることもアドバイスできればと思います。

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    2023.11.22 Wed 14:00
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    2023.11.21Tue
    • 【ap job更新】 大石雅之建築設計事務所が、設計スタッフ (既卒・経験者) を募集中
    • 【ap job更新】 二子玉川を拠点に、住宅から医療福祉施設まで幅広く手掛ける「向山建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)を募集中
    • 伊原慶+三角俊喜 / TA+Aによる、東京の「セントラルクリニック世田谷」。崖線の丘上に建つ高性能機器を備える診療施設。精神と身体の負荷軽減を求め、周囲の緑を引き入れた検査後を安静状態で過ごせる空間を備えた建築を考案。外装に“テラコッタルーバー”を配して賑やかさと陰影も付与
    2023.11.23Thu
    • 内藤廣の講演会の動画。自身の建築展「建築家・内藤廣/BuiltとUnbuilt 赤鬼と青鬼の果てしなき戦い」の開催に合わせて2023年9月に行われたもの

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