吉田昌弘 / KAMITOPENが設計した、東京・新宿区の飲食店「ソロ山」です。
駅近の“一人でお酒を愉しめる”店の計画です。単独のお客のみを対象とし、“全席お一人様の席”と“セルフサービス”で滞在時間をひとりで楽しむ空間が構築されました。また、雫が一滴一滴広がっていくような平面構成は施主の企業名から着想されました。店舗の公式サイトはこちら。
場所は新宿駅西口から徒歩3分の立地である。
ここに、うどん屋と天ぷら屋とそば屋を運営している「一滴グループ」がある。
「一滴グループ」の呪文は「自分たちが行きたくなる店をつくる」である。そこで、クライアントは「大人が一人でお酒を愉しめる空間」を新宿に作ることが出来ないかと考え、出店を決意した。
実際にはインテリアは全席お一人様の席としてデザインし、お客様もお一人様のみを対象としている。
また、ドリンクやフードもセルフサービスになっており、滞在する時間はすべてお一人様を愉しめるオペレーションとなっている。
デザインとしては、一滴グループの名前の由来である“一滴のつゆにもお代を頂戴しているのだと。その思いを心に刻むため”という言葉にインスピレーションを受け、雫が一滴一滴広がっていくようなデザインを試みた。
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以下、建築家によるテキストです。
一人
場所は新宿駅西口から徒歩3分の立地である。
ここに、うどん屋と天ぷら屋とそば屋を運営している「一滴グループ」がある。
「一滴グループ」の呪文は「自分たちが行きたくなる店をつくる」である。そこで、クライアントは「大人が一人でお酒を愉しめる空間」を新宿に作ることが出来ないかと考え、出店を決意した。
実際にはインテリアは全席お一人様の席としてデザインし、お客様もお一人様のみを対象としている。
また、ドリンクやフードもセルフサービスになっており、滞在する時間はすべてお一人様を愉しめるオペレーションとなっている。
デザインとしては、一滴グループの名前の由来である“一滴のつゆにもお代を頂戴しているのだと。その思いを心に刻むため”という言葉にインスピレーションを受け、雫が一滴一滴広がっていくようなデザインを試みた。
私はここで、一人一人が自分の大切な時間を過ごして欲しいと願っている。
■建築概要
題名:ソロ山
所在地:東京都新宿区西新宿1丁目15-9 8F・屋上
主用途:飲食店
担当:吉田昌弘、中山聡真
施工:株式会社ニュートラルジャパン
構造:RC
階数:地上8階、屋上
延床面積:94.67㎡
設計:2023年4月~2023年6月
工事:2023年6月26日~7月31日
竣工:7月31日
写真:宮本啓介