architecturephoto®

  • 特集記事
  • 注目情報
  • タグ
  • 建築
  • アート
  • カルチャー
  • デザイン
  • ファッション
  • 書籍
  • 展覧会
  • コンペ
  • 動画
  • テレビ
  • すべてのタグ

建築求人情報

Loading...
2023.12.18Mon
2023.12.17Sun
2023.12.19Tue
OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダのオフィスビル「アポロラーン171」。近代的なビルと歴史的な住宅が混在する緑豊かな大通り沿いの敷地。近隣との結びつきを求め、ファサードに“ガラス”と“レンガ”を用いた二面性を持つ建築を考案。既存建物の基礎を活用し廃棄量を最小限にも抑える
photo©Ossip van Duivenbode, courtesy of OMA

SHARE OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダのオフィスビル「アポロラーン171」。近代的なビルと歴史的な住宅が混在する緑豊かな大通り沿いの敷地。近隣との結びつきを求め、ファサードに“ガラス”と“レンガ”を用いた二面性を持つ建築を考案。既存建物の基礎を活用し廃棄量を最小限にも抑える

architecture|feature
デイヴィッド・ジャーノッテン事務所OMAオランダアムステルダム
OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダのオフィスビル「アポロラーン171」。近代的なビルと歴史的な住宅が混在する緑豊かな大通り沿いの敷地。近隣との結びつきを求め、ファサードに“ガラス”と“レンガ”を用いた二面性を持つ建築を考案。既存建物の基礎を活用し廃棄量を最小限にも抑える photo©Ossip van Duivenbode, courtesy of OMA
OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダのオフィスビル「アポロラーン171」。近代的なビルと歴史的な住宅が混在する緑豊かな大通り沿いの敷地。近隣との結びつきを求め、ファサードに“ガラス”と“レンガ”を用いた二面性を持つ建築を考案。既存建物の基礎を活用し廃棄量を最小限にも抑える photo©Ossip van Duivenbode, courtesy of OMA
OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダのオフィスビル「アポロラーン171」。近代的なビルと歴史的な住宅が混在する緑豊かな大通り沿いの敷地。近隣との結びつきを求め、ファサードに“ガラス”と“レンガ”を用いた二面性を持つ建築を考案。既存建物の基礎を活用し廃棄量を最小限にも抑える photo©Ossip van Duivenbode, courtesy of OMA

OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダ・アムステルダムのオフィスビル「アポロラーン171」です。
近代的なビルと歴史的な住宅が混在する緑豊かな大通り沿いの敷地に計画されました。建築家は、近隣との結びつきを求め、ファサードに“ガラス”と“レンガ”を用いた二面性を持つ建築を考案しました。また、既存建物の基礎を活用し廃棄量を最小限にも抑えました。


こちらはリリーステキストの翻訳です

OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンの設計によるアポロラーン171がアムステルダムで開業

アムステルダムの最新ハイエンド・オフィスビル、アポロラーン171が本日開業しました(※2023年12月12日)。OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンの設計によるKroonenberg Groep社のためのオフィス建築は、透明性と触感を特徴とし、近隣の20世紀初頭のベルラーヘ建築と呼応しています。

Kroonenberg GroepのCEO、レスリー・バンベルガーは述べています。
「アポローランのこの目立つ場所に、私たちは近隣全体に大きな影響を与える美しいオフィスビルを一緒に作りました。周囲の環境に合わせたデザインで、ごく自然に溶け込んでいます。私たちは、街にこの素晴らしい施設が加わったことを誇りに思っています」

OMAのマネージングパートナーで建築家のデイヴィッド・ジャーノッテンは述べています。
「アポロラーン171の周辺には、ブティック・オフィスビル、住宅、高級ホテルが混在しています。私たちの中心的な意図は、新しい建築を形と素材を通して活気ある近隣地域と結びつけることであり、それとは対照的に、オリジナルのJPモルガンの建物は銀行のセキュリティ上の必要性からより孤立していました。私たちのデザインでは、アポロラーン171に沿って連なるガラスのヴォリュームが建物に魅力的な特徴を与え、一方、住宅街のティティアンストラートに面したレンガ造りのファサードは、ベルラーヘの歴史的建築を想起させます」

アポローランは、アムステルダム南部に位置する緑豊かな大通りで、歴史的な都市型ヴィラと、住宅やオフィスを収容する近代的なビルが混在する地区です。オランダのモダニズム建築家H.A.マースカントが設計したヒルトン・ホテルは、この地域の象徴です。1980年代、アポロラーン沿いの角地に、大部分が不透明なファサードのJPモルガン・ビルが建設されました。それは、OMAを含む他のエントリーを抑えてコンペで優勝したヴィム・クイストのデザインに続くものでした。その後、このビルがJPモルガンのワークスペースから賃貸オフィスへと変貌を遂げるにつれ、オリジナルのデザインは新たな機能的ニーズを満たすことができなくなりました。アポロラーン171は、周辺環境と一体化した、よりオープンな執務環境を提供する現代的なオフィスとして開発されました。

新しい5階建てのビルの形は、オリジナルのJPモルガン銀行の外壁を忠実になぞったものです。対照的な素材が建築に二重の性格を与えています。アポロラーン171の一面は、日本の3Dジグソーパズルを参考に構成されたガラスのボリュームで定義されています。ヴォリュームは近隣のビルのスケールに合わせて設計され、ガラスは豊かな採光をもたらし、アポローランの緑をオフィス内部にまで広げています。ロビーとメイン・サーキュレーション・コアの主な仕上げ材は緑色の大理石で、アポロラン沿いの緑豊かな植物と調和しています。ティティアンストラート側では、建物は階段状になっており、特注デザインのレンガが織り込まれ覆われています。そして、スケール、色、触感を通じて、この地域の歴史的な住宅を想起させます。建物の形状は、テナントが使用する屋上庭園を含む複数のテラスをもたらしました。

アポロラン171は、JPモルガン旧ビルの保存された基礎の上に建っており、廃棄物を最小限に抑えるために元の基盤を再利用しています。プロジェクト全体を通して、サステナビリティが焦点となっています。そして、デザインはアムステルダムの野心的な持続可能性目標を満たし、緑に囲まれた周辺環境と一体化しています。トリプルガラスの窓、雨水貯留システムを備えた緑化屋根、電気自動車充電ステーション用の電力を生み出すソーラーパネルといった特徴や、最先端の空調システムが取り入れられています。

アポロラーン171のエントランス横には、アーティスト、グザヴィエ・ヴェイルハンスによる彫刻「Hendrik Petrus Berlage, 2023」があります。これは、ベルラーゲがアムステルダム南部とアポロラン171に与えた影響を表現しています。ベルラーヘの写真から着想を得た姿勢のブロンズ胸像というこの作品は、建築家の存在を想起させるだけでなく、それを具体的な形にしています。

駐車場へと続く車道沿いには、かつてJPモルガン銀行の不透明な外壁に掲げられていたフラミンゴ・ピンクのネオンサイン、トレーシー・エミンの「The more of you the more I love you」が再び設置されています。このアートワークは、ビルの新しいガラス・ファサードを通して一般の人々にも見えるようになっています。

アポロラーン171は、部分賃貸用に6,600㎡のオフィススペースを設けました。現在、このスペースの賃貸を希望する複数の関係者と、前段階の話し合いが行われています。

ビルの建設はJP van Eesterenが主導し、プロジェクトマネージメントはvb&t Pprojectmanagementが監督しました。Cie Architectenは、OMAと共同で技術設計とエグゼクティブデザインを担当しました。

OMAの設計チームを率いたのは、デイヴィッド・ジャーノッテンとプロジェクト・アーキテクトのヴィンセント・カーステンとマイケル・デン・オッターです。


以下の写真はクリックで拡大します

OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダのオフィスビル「アポロラーン171」。近代的なビルと歴史的な住宅が混在する緑豊かな大通り沿いの敷地。近隣との結びつきを求め、ファサードに“ガラス”と“レンガ”を用いた二面性を持つ建築を考案。既存建物の基礎を活用し廃棄量を最小限にも抑える photo©Ossip van Duivenbode, courtesy of OMA
OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダのオフィスビル「アポロラーン171」。近代的なビルと歴史的な住宅が混在する緑豊かな大通り沿いの敷地。近隣との結びつきを求め、ファサードに“ガラス”と“レンガ”を用いた二面性を持つ建築を考案。既存建物の基礎を活用し廃棄量を最小限にも抑える photo©Ossip van Duivenbode, courtesy of OMA
OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダのオフィスビル「アポロラーン171」。近代的なビルと歴史的な住宅が混在する緑豊かな大通り沿いの敷地。近隣との結びつきを求め、ファサードに“ガラス”と“レンガ”を用いた二面性を持つ建築を考案。既存建物の基礎を活用し廃棄量を最小限にも抑える photo©Ossip van Duivenbode, courtesy of OMA
OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダのオフィスビル「アポロラーン171」。近代的なビルと歴史的な住宅が混在する緑豊かな大通り沿いの敷地。近隣との結びつきを求め、ファサードに“ガラス”と“レンガ”を用いた二面性を持つ建築を考案。既存建物の基礎を活用し廃棄量を最小限にも抑える photo©Ossip van Duivenbode, courtesy of OMA
OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダのオフィスビル「アポロラーン171」。近代的なビルと歴史的な住宅が混在する緑豊かな大通り沿いの敷地。近隣との結びつきを求め、ファサードに“ガラス”と“レンガ”を用いた二面性を持つ建築を考案。既存建物の基礎を活用し廃棄量を最小限にも抑える photo©Ossip van Duivenbode, courtesy of OMA
OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダのオフィスビル「アポロラーン171」。近代的なビルと歴史的な住宅が混在する緑豊かな大通り沿いの敷地。近隣との結びつきを求め、ファサードに“ガラス”と“レンガ”を用いた二面性を持つ建築を考案。既存建物の基礎を活用し廃棄量を最小限にも抑える photo©Ossip van Duivenbode, courtesy of OMA
OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダのオフィスビル「アポロラーン171」。近代的なビルと歴史的な住宅が混在する緑豊かな大通り沿いの敷地。近隣との結びつきを求め、ファサードに“ガラス”と“レンガ”を用いた二面性を持つ建築を考案。既存建物の基礎を活用し廃棄量を最小限にも抑える photo©Ossip van Duivenbode, courtesy of OMA
OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダのオフィスビル「アポロラーン171」。近代的なビルと歴史的な住宅が混在する緑豊かな大通り沿いの敷地。近隣との結びつきを求め、ファサードに“ガラス”と“レンガ”を用いた二面性を持つ建築を考案。既存建物の基礎を活用し廃棄量を最小限にも抑える photo©Ossip van Duivenbode, courtesy of OMA
OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダのオフィスビル「アポロラーン171」。近代的なビルと歴史的な住宅が混在する緑豊かな大通り沿いの敷地。近隣との結びつきを求め、ファサードに“ガラス”と“レンガ”を用いた二面性を持つ建築を考案。既存建物の基礎を活用し廃棄量を最小限にも抑える photo©Ossip van Duivenbode, courtesy of OMA
OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダのオフィスビル「アポロラーン171」。近代的なビルと歴史的な住宅が混在する緑豊かな大通り沿いの敷地。近隣との結びつきを求め、ファサードに“ガラス”と“レンガ”を用いた二面性を持つ建築を考案。既存建物の基礎を活用し廃棄量を最小限にも抑える photo©Ossip van Duivenbode, courtesy of OMA
OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダのオフィスビル「アポロラーン171」。近代的なビルと歴史的な住宅が混在する緑豊かな大通り沿いの敷地。近隣との結びつきを求め、ファサードに“ガラス”と“レンガ”を用いた二面性を持つ建築を考案。既存建物の基礎を活用し廃棄量を最小限にも抑える photo©Ossip van Duivenbode, courtesy of OMA
OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダのオフィスビル「アポロラーン171」。近代的なビルと歴史的な住宅が混在する緑豊かな大通り沿いの敷地。近隣との結びつきを求め、ファサードに“ガラス”と“レンガ”を用いた二面性を持つ建築を考案。既存建物の基礎を活用し廃棄量を最小限にも抑える photo©Ossip van Duivenbode, courtesy of OMA
OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダのオフィスビル「アポロラーン171」。近代的なビルと歴史的な住宅が混在する緑豊かな大通り沿いの敷地。近隣との結びつきを求め、ファサードに“ガラス”と“レンガ”を用いた二面性を持つ建築を考案。既存建物の基礎を活用し廃棄量を最小限にも抑える photo©Ossip van Duivenbode, courtesy of OMA
OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダのオフィスビル「アポロラーン171」。近代的なビルと歴史的な住宅が混在する緑豊かな大通り沿いの敷地。近隣との結びつきを求め、ファサードに“ガラス”と“レンガ”を用いた二面性を持つ建築を考案。既存建物の基礎を活用し廃棄量を最小限にも抑える photo©Ossip van Duivenbode, courtesy of OMA
OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダのオフィスビル「アポロラーン171」。近代的なビルと歴史的な住宅が混在する緑豊かな大通り沿いの敷地。近隣との結びつきを求め、ファサードに“ガラス”と“レンガ”を用いた二面性を持つ建築を考案。既存建物の基礎を活用し廃棄量を最小限にも抑える photo©Ossip van Duivenbode, courtesy of OMA
OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダのオフィスビル「アポロラーン171」。近代的なビルと歴史的な住宅が混在する緑豊かな大通り沿いの敷地。近隣との結びつきを求め、ファサードに“ガラス”と“レンガ”を用いた二面性を持つ建築を考案。既存建物の基礎を活用し廃棄量を最小限にも抑える image courtesy of OMA
OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダのオフィスビル「アポロラーン171」。近代的なビルと歴史的な住宅が混在する緑豊かな大通り沿いの敷地。近隣との結びつきを求め、ファサードに“ガラス”と“レンガ”を用いた二面性を持つ建築を考案。既存建物の基礎を活用し廃棄量を最小限にも抑える photo©Ossip van Duivenbode, courtesy of OMA
OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダのオフィスビル「アポロラーン171」。近代的なビルと歴史的な住宅が混在する緑豊かな大通り沿いの敷地。近隣との結びつきを求め、ファサードに“ガラス”と“レンガ”を用いた二面性を持つ建築を考案。既存建物の基礎を活用し廃棄量を最小限にも抑える photo©Ossip van Duivenbode, courtesy of OMA
OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダのオフィスビル「アポロラーン171」。近代的なビルと歴史的な住宅が混在する緑豊かな大通り沿いの敷地。近隣との結びつきを求め、ファサードに“ガラス”と“レンガ”を用いた二面性を持つ建築を考案。既存建物の基礎を活用し廃棄量を最小限にも抑える image courtesy of OMA
OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダのオフィスビル「アポロラーン171」。近代的なビルと歴史的な住宅が混在する緑豊かな大通り沿いの敷地。近隣との結びつきを求め、ファサードに“ガラス”と“レンガ”を用いた二面性を持つ建築を考案。既存建物の基礎を活用し廃棄量を最小限にも抑える image courtesy of OMA
OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダのオフィスビル「アポロラーン171」。近代的なビルと歴史的な住宅が混在する緑豊かな大通り沿いの敷地。近隣との結びつきを求め、ファサードに“ガラス”と“レンガ”を用いた二面性を持つ建築を考案。既存建物の基礎を活用し廃棄量を最小限にも抑える image courtesy of OMA

以下、建築家によるテキストです。


Apollolaan 171 Designed by OMA / David Gianotten Opens for Business in Amsterdam

Apollolaan 171 – Amsterdam’s latest high-end office building – opens for business today. Designed by OMA / David Gianotten on behalf of Kroonenberg Groep, the office architecture is defined by transparency and tactility, and responds to Berlage’s architecture from the early twentieth century in the neighborhood.

Lesley Bamberger, CEO Kroonenberg Groep: “At this prominent location on Apollolaan, we have together created a beautiful office building that makes a significant impact on the entire neighborhood. The design is tailored to its surroundings and provides a very natural integration. We take pride in this wonderful addition to the city.”

David Gianotten, OMA Managing Partner – Architect: “Around Apollolaan 171 is a mix of boutique office buildings, housing, and luxury hotels. Our core intention is to connect the new architecture with the lively neighborhood through form and materiality, in contrast to the original JP Morgan building that was more isolated due to the bank’s security needs. In our design, the interlocking glass volumes along Apollolaan 171 give the building an inviting character, while the brick facade facing the residential Titiaanstraat evokes the historical architecture of Berlage.”

The Apollolaan is a prominent green avenue in the south of Amsterdam – a mixed-use neighbourhood characterized by historical city villas and modern buildings that accommodate housing and offices. The Hilton Hotel designed by the Dutch modernist architect H.A. Maaskant is an icon in the area. In the 1980s, the JP Morgan building with a largely opaque facade was constructed at a corner site along the Apollolaan. It followed the competition-winning design by Wim Quist – which beat other entries including that of OMA. As the building transformed from JP Morgan’s workspace into rental offices in the subsequent years, the original design could no longer meet the new functional needs. Apollolaan 171 has been developed as a contemporary office that offers a more open work environment, integrated with the surroundings.

The form of the new five-story building is a literal translation of the original JP Morgan bank’s envelope. Contrasting materiality gives the architecture a dual character. One side of Apollolaan 171 is defined by glass volumes organized with reference to 3D Japanese jigsaw puzzle. The volumes have been dimensioned to match the scale of the nearby buildings, while the glass brings in abundant light and extends the Apollolaan’s greenery into the office interior. The primary finish material for the lobby and the main circulation core is green marble – in sync with the lush vegetation along the Apollolaan. On the side of the Titiaanstraat, the building is cascaded and cladded with interwoven custom-designed bricks, evoking the historical housing in the area through scale, color, and tactility. The building’s form has resulted in multiple terraces, including a roof garden for use by the tenants.

Apollolaan 171 sits on the preserved basement of the old JP Morgan building, reusing the original foundation to minimize waste. Sustainability has been a focal point throughout the entire project: the design meets Amsterdam’s ambitious sustainability goals and is integrated with the surroundings marked by greenery. Features such as triple-glazed windows, green roofs with rainwater retention systems, solar panels that generate power for electric vehicle charging stations, and a state-of-the-art climate control system have been incorporated.

Next to Apollolaan 171’s entrance is the sculpture “Hendrik Petrus Berlage, 2023” by artist Xavier Veilhans – which captures the influence of Berlage on the south of Amsterdam and Apollolaan 171. The work – a bronze bust with its posture inspired by the photographs of Berlage – not only evokes the presence of architects but also gives them a tangible form.

Along the driveway leading to the parking garage, Tracey Emin’s “The more of you the more I love you” – the flamingo pink neon sign once displayed on JP Morgan bank’s opaque exterior wall – has been reinstalled. The artwork is visible to the public through the new glass facade of the building.

Apollolaan 171 has created 6,600 square meters of office space offered for partial leasing. Currently, advanced stage discussions with multiple parties interested in leasing the space are taking place.

The construction of the building was led by JP van Eesteren, with the project management overseen by vb&t Pprojectmanagement. Cie Architecten was responsible for the technical and executive design, in collaboration with OMA.

OMA’s design team was led by David Gianotten and Project Architects Vincent Kersten and Michael den Otter.

■建築概要

Client: Kroonenberg Groep
Project: Apollolaan 171
Status: Completed
Location: Amsterdam, The Netherlands
Program: Office, Total GFA 9.345 m2.
Partner in Charge: David Gianotten
Project Architect: Vincent Kersten, Michael den Otter, Tanner Merkeley
Team: Margerida Amial, Deniz Arikan, Dagna Dembiecka, Gaetano Giordano, Igor Jablan, Honglin Li, Alex Mortiboys, Xaveer Roodbeen, Max Scherer, Haoyang Wu, Arda Yildiz, Wenjia Zhang
───
COLLABORATORS
Project Management: vb&t Project Management
Structure: Van Rossum Raadgevende Ingenieurs
MEP and Acoustics: Nelissen Ingenieursbureau B.V.
Executive Architect TO phase: De Architekten Cie.
Contractor: J.P. van Eesteren B.V.

あわせて読みたい

OMA / エレン・ヴァン・ルーンによる、イギリスの文化施設「Aviva Studios」。西欧で最大規模の舞台芸術の施設。新しい表現を試みる“プラットフォーム”として、作品に合わせた会場の再構成が可能な“柔軟性”と“適応性”を追求した建築を考案。都心部で実現する為に高い遮音性能も備える
  • SHARE
デイヴィッド・ジャーノッテン事務所OMAオランダアムステルダム
2023.12.18 Mon 07:18
0
permalink

#デイヴィッド・ジャーノッテンの関連記事

  • 2025.4.08Tue
    OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、アルバニア・ティラナの「New Selman Stermasi Stadium」。既存スタジアムと周辺地域を再活性化する計画。近隣の様々な地域を繋げる“触媒”を目指し、試合時と日常の両方に適応できるオープンスペースを備えた建築を考案。地域の遺産を参照して天然石を用いた外観とする
  • 2024.12.02Mon
    OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンとアンドレア・タボッキーニ・アーキテクチャーによる、イタリア・トリノの「The Gallery of the Kings at Museo Egizio 2024」。エジプト博物館の王たちのギャラリーを改修する計画。彫像があった元の環境や最新の研究を参照して、現代の博物館体験と歴史的な遺物の文脈が共存する空間を志向
  • 2023.1.27Fri
    OMA / デイビッド・ジャノッテンによる、イタリア・トリノの、エジプト博物館の改修計画。世界最古の古代エジプト文化博物館を改修。度重なる改築で閉ざされた建築の“公共性”の回復を目指し、誰もがアクセス可能な“屋根付きの中庭”空間等を考案。地域の公共空間のネットワークへの再統合も意図
  • 2022.10.09Sun
    レム・コールハースとデイヴィッド・ジャーノッテンによる、2022年8月に台湾で行われた「台北パフォーミングアーツセンター」についての講演の動画(英語字幕付)
  • 2022.9.23Fri
    OMAとポテトヘッドによる、シンガポールでの建築展「N*thing is Possible」。地元で飲食等を手掛ける企業が発起して開催。ホスピタリティ分野における持続可能性と廃棄ゼロをテーマに、廃棄物等を用いたランドスケープやリサーチ成果を展示。未来に繋がる方法の紹介や問題提起も行う
  • 2022.8.08Mon
    OMA / レム・コールハース+デイヴィッド・ジャーノッテンによる、台湾の「台北パフォーミングアーツセンター」の新しい動画
  • 2022.8.08Mon
    OMAによる「台北パフォーミングアーツセンター」が開館して新しい写真が公開。約14年の歳月を経て完成した舞台芸術の為の施設。中央のキューブに球や直方体の形をした3つの劇場が貫入した構成が特徴。“パブリック・ループ”が市民を内部に招き入れ様々な体験を提供
  • 2022.5.13Fri
    OMAの設計で完成した「台北パフォーミングアーツセンター」の動画
  • 2022.5.13Fri
    OMAによる、台湾の「台北パフォーミングアーツセンター」。約14年の歳月を経て完成した舞台芸術の為の施設、中央のキューブに球や直方体の形をした3つの劇場が差し込まれた構成を特徴とし、全体を貫く“パブリック・ループ”が市民を内部に招き入れ様々な体験を提供
  • 2021.8.28Sat
    OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダ・アムステルダムの、オフィスビル「Apollolaan 171」。20世紀初頭のベルラーヘの歴史的建築物が建つ地域に、ガラスとレンガを外観に使用し透明性と触覚性を備えた建築を構想
  • view all
view all

#アムステルダムの関連記事

  • 2024.10.18Fri
    MVRDVによる、オランダの「トリポリス・パーク」。アルド・ファン・アイクの晩年作品の改修と増築。歴史的建築に敬意を払いながら変化した環境への対応も意図し、既存の背後に“ランドスクレイパー”を配置する計画を考案。記念碑的建物の不動産価値も再確立させる
  • 2024.5.29Wed
    MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる
  • 2022.9.20Tue
    MVRDVによる、オランダの複合ビル「Valley」。オフィス街の居住・労働・商業の為の施設。地域に緑と人間の次元を取り戻す事を目指し、低層部に多様な植栽を配置した公共的空間を配置。専用デジタルツールを開発し採光眺望や割付等の決定等を合理的に進める
  • 2022.7.26Tue
    BIGによる、オランダ・アムステルダムの集合住宅「Sluishuis」。都市の水辺に計画。湾に面するブロックを持ち上げる操作で、光や眺望も中庭に取り入れる親水空間を構築。屋上は公共的空間として開放され、観光や住民の為の交流の場として機能
  • 2021.8.28Sat
    OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダ・アムステルダムの、オフィスビル「Apollolaan 171」。20世紀初頭のベルラーヘの歴史的建築物が建つ地域に、ガラスとレンガを外観に使用し透明性と触覚性を備えた建築を構想
  • 2021.6.16Wed
    MVRDVによる、アムステルダムの集合住宅「De Oosterlingen」。7棟が連結したような建物として計画され緑化された屋上や壁面が都市環境にも貢献
  • 2020.8.16Sun
    //
    グラフィックデザイン事務所 トーニックが、MMX・アルキテクテンと共同で設計した、アムステルダムの自社オフィスの写真と図面。ファーサードや内装の二次元的表現が特徴的
  • 2020.5.17Sun
    //
    アムステルダムのレストランが、新型コロナウイルスを考慮し社会的距離を確保するための、小さな温室状の客席を設置
  • 2020.1.29Wed
    //
    ピーター・ズントーがマスタープランなどを手掛けている、オランダ・アムステルダムの築約140年の閉鎖された工場群を、高級ホテル・住居・アート施設・商業施設などに再開発するプロジェクト「DE MEELFABRIEK」の現地写真とレポート
  • 2020.1.01Wed
    /
    UNスタジオによる、オランダ・アムステルダムの、既存建物の文脈を踏襲しつつも、優雅な曲線のデザインと素材感で、独特の華美さを生み出している店舗のファサード改修「looking glass」の写真
  • view all
view all

建築求人情報

Loading...

 

    公式アカウントをフォローして、見逃せない建築情報を受け取ろう。

    60,709
    • Follow
    82,488
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    この日更新したその他の記事

    阿部悠子設計アトリエによる、熊本市の二世帯住宅「本山の自邸」。住宅等が建て込む地域に計画。近隣との距離の確保を求め、“閉じた家型のヴォリューム”の中に設けた“細長い中庭”を中心に生活が展開する構成を考案。環境との繋がり方を操作した中庭で雑多な状況も美しく見せる
    photo©YASHIRO PHOTO OFFICE

    SHARE 阿部悠子設計アトリエによる、熊本市の二世帯住宅「本山の自邸」。住宅等が建て込む地域に計画。近隣との距離の確保を求め、“閉じた家型のヴォリューム”の中に設けた“細長い中庭”を中心に生活が展開する構成を考案。環境との繋がり方を操作した中庭で雑多な状況も美しく見せる

    architecture|feature
    住宅熊本図面あり建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(外装・壁)建材(内装・浴室)八代写真事務所建築食堂田中工藝阿部悠子エバーフィールドIN THE LIGHT古閑舎
    阿部悠子設計アトリエによる、熊本市の二世帯住宅「本山の自邸」。住宅等が建て込む地域に計画。近隣との距離の確保を求め、“閉じた家型のヴォリューム”の中に設けた“細長い中庭”を中心に生活が展開する構成を考案。環境との繋がり方を操作した中庭で雑多な状況も美しく見せる外観 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
    阿部悠子設計アトリエによる、熊本市の二世帯住宅「本山の自邸」。住宅等が建て込む地域に計画。近隣との距離の確保を求め、“閉じた家型のヴォリューム”の中に設けた“細長い中庭”を中心に生活が展開する構成を考案。環境との繋がり方を操作した中庭で雑多な状況も美しく見せる1階、玄関からラウンジを見る。 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
    阿部悠子設計アトリエによる、熊本市の二世帯住宅「本山の自邸」。住宅等が建て込む地域に計画。近隣との距離の確保を求め、“閉じた家型のヴォリューム”の中に設けた“細長い中庭”を中心に生活が展開する構成を考案。環境との繋がり方を操作した中庭で雑多な状況も美しく見せる2階、テラスから中庭を見る。 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE

    阿部悠子設計アトリエが設計した、熊本市の二世帯住宅「本山の自邸」です。
    住宅等が建て込む地域に計画されました。建築家は、近隣との距離の確保を求め、“閉じた家型のヴォリューム”の中に設けた“細長い中庭”を中心に生活が展開する構成を考案しました。また、環境との繋がり方を操作した中庭で雑多な状況を美しく見せる事も意図されました。

    設計者の自邸。約40坪の敷地に祖母、父母、子ども2人、2世帯5人の暮らす住宅であり、設計者の仕事場。

    昔ながらの住宅密集地。計画地西側には長年放置された空き家、南側には老人ホームが建ち、東側は老人ホームの機械設備が並ぶ。北側の前面道路からみると、日差しの乏しい陰鬱な環境であった。

    建築家によるテキストより

    将来を予測しづらく、周囲に開きにくい環境と一旦距離をとるために、敷地いっぱいに閉じた家型のボリュームをつくり、その中に細長い中庭を設ける計画とした。

    建築家によるテキストより

    幅一間の小さな中庭は、住宅とアトリエのアプローチを兼用している。壁で囲まれ、プライバシーを確保した1階の中庭と繋がるように、内外を一体に感じられる玄関ラウンジを設けた。洗面・トイレの水廻りをコアとして、回遊できる動線の中に、庭を眺められるガラス張りの浴室、家事のできる階段下カウンター、祖母が寛げるラウンジなど、小さな居場所を埋め込みながら、限られた空間で2世帯が気づまりにならない工夫をしている。

    一方2階レベルでは、中庭の外壁に設けた開口部によって、周辺環境と繋がる。フレーミングされた周辺環境をインテリアのように室内に取り込み、広がりのある、明るい空間をつくっている。

    建築家によるテキストより
    • 残り22枚の写真と建築家によるテキスト
    • SHARE
    住宅熊本図面あり建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(外装・壁)建材(内装・浴室)八代写真事務所建築食堂田中工藝阿部悠子エバーフィールドIN THE LIGHT古閑舎
    2023.12.18 Mon 12:59
    0
    permalink
    最も注目を集めたトピックス[期間:2023/12/11-12/17]

    SHARE 最も注目を集めたトピックス[期間:2023/12/11-12/17]

    architecture|feature
    最も注目を集めたトピックス
    最も注目を集めたトピックス[期間:2023/12/11-12/17]

    アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2023/12/11-12/17)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


    1. 諸江一紀建築設計事務所による、愛知・一宮市の「家具工房とピアノ教室のある家」。歴史ある街道に面する敷地。道行く人が仕事の様子を感受できる建築を求め、工房と作業場にもなる庭を通りに向かって開放する構成を考案。街との接点となる“少しだけ開かれた家”は住まい手の地元への意識も変える
    2. 佐藤陽+馬場亮平+和田彦丸 / OOOarchitectureによる、東京・北区の「CAT TOWN GREEN HOUSE」。“最低”高さ制限のある短冊敷地に建つ“二階建”住宅。与条件となった“気積”を主要素として、施主の望んだ“猫と植物が幸せに暮らせる”空間を志向。天井高の配分と開口部の配置で“光に満ちた空間”を作り出す
    3. 徳野由美子建築設計事務所による、福岡市の住戸改修「梅光園の家」。団地の正方形に近い形状の区画。外部環境の享受を求め、間口幅を活かしたバルコニーに面する“家族のくつろぎの空間”から光と風が住戸全体に行渡る構成を考案。明確なゾーニングは家族に必要な距離感の創出も意図
    4. 村上譲+菊田康平 / Buttondesignによる、東京の住戸改修「足立小台のアパートメント」。一階の庭のある区画での計画。限られた面積で“豊かな住空間”を作る為、暮らしの原点に立ち返る対話を行い“特定の寝室を持たない”生活に着到。個室の無い“曖昧な平面”とし床の高低差や素材の切替で空間を構築
    5. noizによる、京都市の宿泊施設「ABiz Hotel」。歴史的風情と現代の賑わいを併せ持つ地域に計画。新旧の性質の共存を求め、伝統建築の要素を抽象化して再構成したファサードを持つ建築を考案。縦格子等に“川面の揺らめき”を思い描いたデジタルパターンも用いる
    6. 御手洗龍建築設計事務所による、埼玉・所沢市の複合ビル「Grove」。“無機質な高層化”が進む街中の細長い敷地。環境と動的な関係を紡ぐ“新たな積層建築”を求め、ひとつの規則に縛られない“筋書のない建築”を志向。雑木林の様な構造体を頼りに“アドホック”な設計を積み重ねる
    7. 建築家の千葉学と西澤徹夫の対談「穴が開くほど見る―建築写真から読み解く暮らしとその先 第9回」の動画がLIXILのサイトで期間限定で無料配信。其々が選んだ、アルド・ファン・アイク、吉村順三、OMA、香山アトリエ/環境造形研究所の作品の写真を題材に、建築と写真の関係性や可能性を議論
    8. 山田優+小阿瀬直+大嶋励 / SNARK Inc.による、東京・渋谷区のギャラリー「NANZUKA UNDERGROUND」。実験的な姿勢のアートギャラリーの為に新築で計画。法規制と要望から形態を導き出し、所属作家が外壁ペイント等を施して“それ自体がアートピース”となる建築を具現化。屋外部分も展示可能なように素材等を選択
    9. 倉俣史朗の椅子「ミス・ブランチ」が、サザビーズのオークションのデザイン製品として、史上最高額で落札
    10. 竹中和哉 / 空-KEN design officeによる、大阪市の、多目的スペース「ソソラソウ」。企業ビルの最上階の一角にある交流と発信の場。与件の屋外からのアクセスを活かし、内外も繋げる高低差のある床面で空間を“緩やかに”間仕切る構成を考案。“大小様々な曲線”を導入して様々な感覚の居場所も作る
    11. 藤本壮介+東畑建築事務所+梓設計による、2025年大阪・関西万博の「大屋根(リング)」。外側高さ約20mで内径約615mの世界最大級の木造建築。会場の主動線として交通空間であると共に、雨風等を遮る快適な滞留空間としても機能。屋上には緑の丘が広がり瀬戸内海の景観を眺望
    12. 湯浅良介による建築展「BLINK」。品川区の“same gallery”で開催。空間そのものを対象とした展示を求め、複数の鏡を用いて“光と影”と“反射と遮断”をギャラリーに導入するインスタレーションを考案。鏡は作家の松尾慎二と共同で制作
    13. 小山光+KEY OPERATIONによる、東京・豊島区の「池袋テラスビル」。駅前の間口の狭い敷地に建つ商業ビル。隣接建物の後退に着目し、角部に積層させたテラスが“大きな袖看板”の様に賑わいを周知する建築を考案。軒裏を第二のファサードと捉えて意識的な素材選択と照明計画も行う
    14. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
    15. 坪井秀矩 / 坪井建築設計事務所による、大阪市の店舗「ICHIKO ICHIE 阪急三番街店」。歴史ある企業が手掛けるインセンスの店。“素材そのものの香りを活かす”という理念の表現を求め、自然素材と手仕事で作る空間を志向。加工で様々な表情になる“本小松石”を中央に据え“香り”の象徴として見せる
    16. ザハ・ハディド事務所による、中国・珠海市の「珠海金湾市民芸術センター」。舞台芸術・科学・美術の三施設を内包する建築。現代の創造拠点として、公共広場を中心に諸機能を配置し“渡り鳥の飛行パターン”を参照した形の屋根で覆う構成を考案。特徴的な屋根は施工性や機能性も考慮して設計
    17. 五十嵐理人 / IGArchitectsによる、埼玉の「市松の家」。住宅街の角地に計画。暮らしの変化に柔軟に応える存在を目指し、諸機能を収めた“大きな壁柱”を対角線上に配置してスラブを片持ちで支える建築を考案。柱と床を行き来して“思い思いの場で生活できる”空間を作る
    18. 鈴木理考建築都市事務所+座二郎+高橋みのり による、東京の、建蔽率50%の敷地を最大限活用する為に屋根のないリビングを計画した住宅「オープンスカイハウス」
    19. 早坂直貴+斧田裕太 / 邸宅巣箱による、神奈川・葉山町の住宅「ポジティブ・イミテーション」。海沿いの別荘地に計画。イミテーション肯定での“豊かな建築体験”の創出を意識し、眺望確保の為の“仮想の崖”の上に“大開口の平家”を載せる構成を考案。模造品を“現代技術の結晶”として捉え“美点”を見出す
    20. 鈴木知悠 / 地域価値共創センターによる「SHOPKIT」。街の様々な場の活性化を意図した装置。ビル建替時の遊休地の活用方法への疑問を出発点とし、明るく親しみ易い空間が“即席で立ち上がる”仕組みを考案。都市の中の自然空間の肯定と個人の振舞の促進も意図

    • 過去の「最も注目を集めたトピックス」はこちらでどうぞ
    • SHARE
    最も注目を集めたトピックス
    2023.12.18 Mon 07:10
    0
    permalink
    2023.12.17Sun
    • スキーマ建築計画の長坂常へのインタビュー「予算から自由になるための創意」。“デザイン手法”から“事務所の運営”までも語る内容。聞き手をCHArの連勇太朗が務める
    • 木村松本建築設計事務所のウェブサイトがリニューアル
    2023.12.19Tue
    • 【ap job更新】 “やわらかい公共性”を志向し、環境と繋がる様々な建築を手掛ける「TA+A」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)を募集中
    • 三野貞佳 / アリアナ建築設計事務所による、京都市の「西ノ京の家」。様々な使い方を想定した“うなぎの寝床”に建つ住宅。限られた敷地の有効活用を求め、空間を分断しない“Y字の門型トラス”で支える建築を考案。“三枚の扉”を導入して用途に合わせた繋がり方の調整も可能とする
    • ザハ・ハディド事務所による、チェコ・プラハの複合ビル「マサリチカ」。歴史的な駅と一体化し公共広場も提供する建築。旧市街の建築や都市と呼応するファサードを備えると共に、ホームや駅周辺の様々な場所への交通路を再編。上層のオフィスでは各フロアから屋外テラスへの出入りも可能

    Subscribe and Follow

    公式アカウントをフォローして、
    見逃せない建築情報を受け取ろう。

    「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
    様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

    60,709
    • Follow
    82,488
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    architecturephoto® News Letter

    メールマガジンでも最新の更新情報を配信中

    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    Copyright © architecturephoto.net.

    • 建築
    • アート
    • カルチャー
    • デザイン
    • ファッション
    • 書籍
    • 展覧会
    • コンペ
    • 動画
    • テレビ
    • 特集記事
    • 注目情報
    • タグ
    • アーキテクチャーフォト ジョブボード
    • アーキテクチャーフォト・ブック
    • アーキテクチャーフォト・プロダクト
    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    メールマガジンで最新の情報を配信しています

    この記事をシェア
    タイトルタイトルタイトルタイトルタイトル
    https://architecturephoto.net/permalink

    記事について#architecturephotonetでつぶやいてみましょう。
    有益なコメントは拡散や、サイトでも紹介させていただくこともございます。

    architecturephoto®
    • black
    • gray
    • white