NANKAによる、東京の店舗「アトモス ピンク フラッグシップ 原宿店」。女性用のスニーカーとアパレルを扱う店。ネット普及時代の実店舗を“思い出を作りに行く場所”と捉え、ダンススタジオを併設する空間を考案。内装は歩道からの人々を迎え入れる為に外から内へ連続するように作る ディスプレイ photo©NANKA
NANKAによる、東京の店舗「アトモス ピンク フラッグシップ 原宿店」。女性用のスニーカーとアパレルを扱う店。ネット普及時代の実店舗を“思い出を作りに行く場所”と捉え、ダンススタジオを併設する空間を考案。内装は歩道からの人々を迎え入れる為に外から内へ連続するように作る 左:ディスプレイ、右:ダンススタジオ photo©NANKA
NANKAによる、東京の店舗「アトモス ピンク フラッグシップ 原宿店」。女性用のスニーカーとアパレルを扱う店。ネット普及時代の実店舗を“思い出を作りに行く場所”と捉え、ダンススタジオを併設する空間を考案。内装は歩道からの人々を迎え入れる為に外から内へ連続するように作る ダンススタジオ側からディスプレイを見る。 photo©NANKA
アシュリー・オーガスト+ルウ・水原 / NANKA が設計した、東京の店舗「アトモス ピンク フラッグシップ 原宿店」です。
女性用のスニーカーとアパレルを扱う店の計画です。建築家は、ネット普及時代の実店舗を“思い出を作りに行く場所”と捉え、ダンススタジオを併設する空間を考案しました。また、内装は歩道からの人々を迎え入れる為に外から内へ連続するように作ることも意図されました。店舗の公式サイトはこちら 。
アトモスピンクのフラッグシップレディーズスニーカーショップ、名付けて「アトモス ピンク フラッグシップ 原宿店」は、2021年3月からデザインを開始し、2022年3月に明治神宮表参道交差点沿いにオープンしました。
アトモスピンクからはレディーズショップの新たなプログラム及びブランディングを依頼されました。
現在アパレルショッピングの多くはインターネット上で行われ、ショップ自体にはどのような役割があるかを再考しました。私たちはショップ自体の役割は買い物ではなく、思い出を作りに行く場所だと考えました。
アトモスピンクショップにダンススタジオという新たなプログラムを練りこみました。
ダンススタジオはレンタル、パフォーマンス、イベントなど使い道は多岐に渡ります。
しかし、ここでダンススタジオとショップを仕切る方法にはいくつかの問題がありました。
ダンサーたちの活気をショップから見ることができると同時に、ダンサーのプライバシーを守りたいと考えました。そこで半透明ポリカを二枚重ねにすることで、ダンサーが練習しているときはその姿を隠し、パフォーマンスをしているときは、半透明の引き戸を開けてステージにすることができるようにしました。イベントの場合はパフォーマンス、ギャラリー、イベントスペースと明確に3つのエリアにショップを分けられます。
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NANKAによる、東京の店舗「アトモス ピンク フラッグシップ 原宿店」。女性用のスニーカーとアパレルを扱う店。ネット普及時代の実店舗を“思い出を作りに行く場所”と捉え、ダンススタジオを併設する空間を考案。内装は歩道からの人々を迎え入れる為に外から内へ連続するように作る ディスプレイ photo©NANKA
NANKAによる、東京の店舗「アトモス ピンク フラッグシップ 原宿店」。女性用のスニーカーとアパレルを扱う店。ネット普及時代の実店舗を“思い出を作りに行く場所”と捉え、ダンススタジオを併設する空間を考案。内装は歩道からの人々を迎え入れる為に外から内へ連続するように作る ディスプレイ photo©NANKA
NANKAによる、東京の店舗「アトモス ピンク フラッグシップ 原宿店」。女性用のスニーカーとアパレルを扱う店。ネット普及時代の実店舗を“思い出を作りに行く場所”と捉え、ダンススタジオを併設する空間を考案。内装は歩道からの人々を迎え入れる為に外から内へ連続するように作る ディスプレイ photo©NANKA
NANKAによる、東京の店舗「アトモス ピンク フラッグシップ 原宿店」。女性用のスニーカーとアパレルを扱う店。ネット普及時代の実店舗を“思い出を作りに行く場所”と捉え、ダンススタジオを併設する空間を考案。内装は歩道からの人々を迎え入れる為に外から内へ連続するように作る ディスプレイ photo©NANKA
NANKAによる、東京の店舗「アトモス ピンク フラッグシップ 原宿店」。女性用のスニーカーとアパレルを扱う店。ネット普及時代の実店舗を“思い出を作りに行く場所”と捉え、ダンススタジオを併設する空間を考案。内装は歩道からの人々を迎え入れる為に外から内へ連続するように作る ディスプレイからフィッティングルーム側を見る。 photo©NANKA
NANKAによる、東京の店舗「アトモス ピンク フラッグシップ 原宿店」。女性用のスニーカーとアパレルを扱う店。ネット普及時代の実店舗を“思い出を作りに行く場所”と捉え、ダンススタジオを併設する空間を考案。内装は歩道からの人々を迎え入れる為に外から内へ連続するように作る ディスプレイからフィッティングルームを見る。 photo©NANKA
NANKAによる、東京の店舗「アトモス ピンク フラッグシップ 原宿店」。女性用のスニーカーとアパレルを扱う店。ネット普及時代の実店舗を“思い出を作りに行く場所”と捉え、ダンススタジオを併設する空間を考案。内装は歩道からの人々を迎え入れる為に外から内へ連続するように作る フィッティングルーム photo©NANKA
NANKAによる、東京の店舗「アトモス ピンク フラッグシップ 原宿店」。女性用のスニーカーとアパレルを扱う店。ネット普及時代の実店舗を“思い出を作りに行く場所”と捉え、ダンススタジオを併設する空間を考案。内装は歩道からの人々を迎え入れる為に外から内へ連続するように作る イベントスペースからディスプレイを見る。 photo©NANKA
NANKAによる、東京の店舗「アトモス ピンク フラッグシップ 原宿店」。女性用のスニーカーとアパレルを扱う店。ネット普及時代の実店舗を“思い出を作りに行く場所”と捉え、ダンススタジオを併設する空間を考案。内装は歩道からの人々を迎え入れる為に外から内へ連続するように作る イベントスペースからディスプレイを見る。 photo©NANKA
NANKAによる、東京の店舗「アトモス ピンク フラッグシップ 原宿店」。女性用のスニーカーとアパレルを扱う店。ネット普及時代の実店舗を“思い出を作りに行く場所”と捉え、ダンススタジオを併設する空間を考案。内装は歩道からの人々を迎え入れる為に外から内へ連続するように作る イベントスペース photo©NANKA Architecture
NANKAによる、東京の店舗「アトモス ピンク フラッグシップ 原宿店」。女性用のスニーカーとアパレルを扱う店。ネット普及時代の実店舗を“思い出を作りに行く場所”と捉え、ダンススタジオを併設する空間を考案。内装は歩道からの人々を迎え入れる為に外から内へ連続するように作る 左:ディスプレイ、右:ダンススタジオ photo©NANKA
NANKAによる、東京の店舗「アトモス ピンク フラッグシップ 原宿店」。女性用のスニーカーとアパレルを扱う店。ネット普及時代の実店舗を“思い出を作りに行く場所”と捉え、ダンススタジオを併設する空間を考案。内装は歩道からの人々を迎え入れる為に外から内へ連続するように作る ダンススタジオからディスプレイを見る。 photo©NANKA
NANKAによる、東京の店舗「アトモス ピンク フラッグシップ 原宿店」。女性用のスニーカーとアパレルを扱う店。ネット普及時代の実店舗を“思い出を作りに行く場所”と捉え、ダンススタジオを併設する空間を考案。内装は歩道からの人々を迎え入れる為に外から内へ連続するように作る ダンススタジオ側からディスプレイを見る。 photo©NANKA
NANKAによる、東京の店舗「アトモス ピンク フラッグシップ 原宿店」。女性用のスニーカーとアパレルを扱う店。ネット普及時代の実店舗を“思い出を作りに行く場所”と捉え、ダンススタジオを併設する空間を考案。内装は歩道からの人々を迎え入れる為に外から内へ連続するように作る ダンススタジオ側からディスプレイを見る。 photo©NANKA
NANKAによる、東京の店舗「アトモス ピンク フラッグシップ 原宿店」。女性用のスニーカーとアパレルを扱う店。ネット普及時代の実店舗を“思い出を作りに行く場所”と捉え、ダンススタジオを併設する空間を考案。内装は歩道からの人々を迎え入れる為に外から内へ連続するように作る 平面図 image©NANKA
以下、建築家によるテキストです。
アトモスピンクのフラッグシップレディーズスニーカーショップ、名付けて「アトモス ピンク フラッグシップ 原宿店」は、2021年3月からデザインを開始し、2022年3月に明治神宮表参道交差点沿いにオープンしました。
アトモスピンクからはレディーズショップの新たなプログラム及びブランディングを依頼されました。
現在アパレルショッピングの多くはインターネット上で行われ、ショップ自体にはどのような役割があるかを再考しました。私たちはショップ自体の役割は買い物ではなく、思い出を作りに行く場所だと考えました。
アトモスピンクショップにダンススタジオという新たなプログラムを練りこみました。
ダンススタジオはレンタル、パフォーマンス、イベントなど使い道は多岐に渡ります。
しかし、ここでダンススタジオとショップを仕切る方法にはいくつかの問題がありました。
ダンサーたちの活気をショップから見ることができると同時に、ダンサーのプライバシーを守りたいと考えました。そこで半透明ポリカを二枚重ねにすることで、ダンサーが練習しているときはその姿を隠し、パフォーマンスをしているときは、半透明の引き戸を開けてステージにすることができるようにしました。イベントの場合はパフォーマンス、ギャラリー、イベントスペースと明確に3つのエリアにショップを分けられます。
内装デザインは外の通りを内部に向かって連続させることで人を招くコンセプトです。
内装の仕上げはむき出しにすることで構造を現します。また、空間を仕切る壁はディティールによって様々な機能をもちます。
厚さのある壁は服のディスプレイに、半透明の壁は靴の展示、可動式の壁はプログラムを分け、折り重なった壁はマネキンの背景を、そしてワイヤーフレームの壁はハンガーラックの役目を担います。そして、すべての壁は中央の折れた同線軸に沿い人の動きを導きます。
工事現場に必ずあるLGS(ライトゲージスタッド)に工夫を加えることで、どこまで内装デザインに利用できるかを探りたいと考えました。
普段下地でしか使わないLGSを壁、ディスプレイ、ベンチ、棚など様々な箇所に利用し、立派な仕上げを施しています。
デザインをしたアトモスピンクショップは全部で5店舗(東京3店舗、大阪1店舗、福岡1店舗)で、各ショップはそれぞれ個性的なピンク色を選定しました。内装の仕上げは全ショップで統一しつつ、独自のピンク色を用いることでショップの場所とアイデンティティを明確にしました。
アトモス ピンク フラッグシップ 原宿店の場合はダンススタジオをパプリカ色で覆うことでエリア分けをはっきりと示しました。
またショップにはダンススタジオの他に試着室、DJブース、シーティングエリアや倉庫があります。
■建築概要
題名:アトモス ピンク フラッグシップ 原宿店
所在地:東京都渋谷区神宮前6-5-3 イベリアビル1階
主用途:アパレルショップ+ダンススタジオ
設計:NANKA
担当:アシュリー・オーガスト、ルウ・水原
施工:Studio Ritz
階数:1階
建築面積:366㎡
床面積:366㎡
設計:2021年3月~2021年11月
工事:2021年12月~2022年2月
竣工:2022年2月
写真:NANKA
建材情報 種別 使用箇所 商品名(メーカー名) 内装・床 ショップ 床 土間コン
内装・床 ダンススタジオ 床 塩ビシート [パプリカ色]
内装・壁 ショップ 壁 LGS+ALパンチングメタル径10p15 60°
内装・壁 ダンススタジオ 壁 LGS+ポリカ
内装・天井 ショップ 天井 直天
内装・天井 ダンススタジオ 天井 直天 [パプリカ色塗装]
内装・造作家具 什器 クロメート加工susパネル
sus角パイプ
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