山田誠一による、プリズミックギャラリーでの建築展「a flash of light 感覚のゆらめき」の会場写真です。
数々の住宅作品で知られる建築家の展覧会です。建築家は、言葉の前に湧き起る“感覚の作用”を主題とし、普段の仕事のように“会場を貫く什器”を設計して空間に配置しました。また、展示する模型群に合わせ“其々の作品を表象する台座”も制作しました。展示の開催期間は、2024年1月16日~3月1日(土日祝は基本的に休館ですが開館日もあり。開廊やイベントの情報はこちらで更新されています)。入場無料です。展覧会の公式ページはこちら。
建築を想像しているとき、考えていることがいつのまにか置き去りになって、ただ手を動かしている瞬間がある。
子供が夢中になって絵を描いている状況に近いのかもしれないが、私にとってそれは、喜びの感覚に包まれながら想像を膨らませていく大切な瞬間である。
本展示では、言葉よりも前に湧き起こる感覚の作用について考えた。普段建物を設計するように、必要な機能・人の流れと溜まり・風景と交錯する視線などの条件から会場を貫く什器を制作し、反復する色と架構のリズムによって、いつもとは違ったこの場所の印象をつくっている。
そして、現在進行している4つの計画について、初期案からの設計の視点と変遷を展示する。それぞれの作品を表象する台座と図版の前に立ってただぼんやりと眺める、あるいはじっくりと見ることによって浮かび上がるものを感じてほしいと思っている。
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以下、建築家によるテキストです。
建築を想像しているとき、考えていることがいつのまにか置き去りになって、ただ手を動かしている瞬間がある。
子供が夢中になって絵を描いている状況に近いのかもしれないが、私にとってそれは、喜びの感覚に包まれながら想像を膨らませていく大切な瞬間である。
本展示では、言葉よりも前に湧き起こる感覚の作用について考えた。普段建物を設計するように、必要な機能・人の流れと溜まり・風景と交錯する視線などの条件から会場を貫く什器を制作し、反復する色と架構のリズムによって、いつもとは違ったこの場所の印象をつくっている。
そして、現在進行している4つの計画について、初期案からの設計の視点と変遷を展示する。それぞれの作品を表象する台座と図版の前に立ってただぼんやりと眺める、あるいはじっくりと見ることによって浮かび上がるものを感じてほしいと思っている。
今回の設営にあたっては、主に東海圏で活躍している建設会社、企業、職人、作家、作庭家、デザイナーにご協力を募り、什器と台座の材料手配、先行加工、現地での組立と左官仕上げ、会場を彩るオブジェクトや植物、家具、展示のためのデザインを協働して制作した。建築だけでなく、建築を取り巻く様々な分野について、より広く知って頂く機会となれば幸いである。
■展覧会概要
会場:プリズミックギャラリー
住所:〒107-0062 東京都港区南青山4-1-9秋元南青山ビル1階
会期:2024年1月16日(火)~2024年3月1日(金)
開廊時間:
平日 10:00~18:00(月曜日のみ12:00~18:00)
土日祝日 基本休みですが、下記開廊します
1/20(土)11:00~15:00
2/3 (土)11:00~15:00
2/24(土)11:00~15:00
2/25(日)11:00~15:00
その他、開廊する場合にはSNS等にてお知らせします
料金:無料
会場構成:山田誠一建築設計事務所|山田誠一・本田圭(協力:疋田大智)
什器加工・現地組立・台座制作:桑髙建設
台座左官仕上:山脇豊左官
台座制作:飯沼克起家具製作所
照明・オブジェクト展示:金森正起
材料手配:玉川きこり社
植栽:niwa atelier
メインビジュアル・DMデザイン:OTHER DESIGN