長坂常 / スキーマ建築計画による、韓国・ソウルの店舗「RE;CODE CHEONGDAM FLAGSHIPSTORE」。アップサイクルで製品を作るブランドの旗艦店。アトリエも備えた“資源の循環”を表現する場として、店の自由度を残す“スケルトン”と“家具”で構成する空間を考案。什器自体も廃材等のアップサイクルでつくる 売り場 photo©Ju Yeon Lee
長坂常 / スキーマ建築計画による、韓国・ソウルの店舗「RE;CODE CHEONGDAM FLAGSHIPSTORE」。アップサイクルで製品を作るブランドの旗艦店。アトリエも備えた“資源の循環”を表現する場として、店の自由度を残す“スケルトン”と“家具”で構成する空間を考案。什器自体も廃材等のアップサイクルでつくる 売り場からVIPルームを見る。 photo©Ju Yeon Lee
長坂常 / スキーマ建築計画による、韓国・ソウルの店舗「RE;CODE CHEONGDAM FLAGSHIPSTORE」。アップサイクルで製品を作るブランドの旗艦店。アトリエも備えた“資源の循環”を表現する場として、店の自由度を残す“スケルトン”と“家具”で構成する空間を考案。什器自体も廃材等のアップサイクルでつくる 売り場からアトリエを見る photo©Ju Yeon Lee
長坂常 / スキーマ建築計画 が設計した、韓国・ソウルの店舗「RE;CODE CHEONGDAM FLAGSHIPSTORE」です。
アップサイクルで製品を作るブランドの旗艦店です。建築家は、アトリエも備えた“資源の循環”を表現する場として、店の自由度を残す“スケルトン”と“家具”で構成する空間を考案しました。また、什器自体も廃材等のアップサイクルでつくりました。店舗の場所はこちら (Google Map)。
アップサイクルをコンセプトに自社の他ブランドの服をアップサイクルし新たなプロダクトを生み出すRE;CODEのフラッグシップストアの計画である。ときに外部ブランドともコラボする。
そして、これまでは基本的には店舗とアトリエは別に設けられていたが、新たにフラッグシップとして、アトリエを店舗内に設置し、実際にアップサイクルされたものが販売されるという資源の循環そのものを表現する店舗として企画された。
通常、お店をつくるとスケルトン、インテリア、家具という三つの要素に分けられ、それらの3つの内容で空間の構成は決まる。このプロジェクトでは、そのうち、2つ目のインテリアという要素をできるだけなくし、お店の自由度を残すことを考えた。
それは造作に限らず、電気においても試みた。普通はインフィルに取り付く照明や電気だが、それを切り離し、スケルトンから家具に直につなげることを考えた。普通にスケルトンに均等に取り付く照明に慣れているせいか、その家具に取り付く照明が空間においてどんな見え方をするか予想ができなかったものの、そこまでの光の偏りは生まず、むしろ商品にしっかり光が当たる照明環境が生まれた。
同時にアップサイクルブランドの空間を想像する時、解体した建物から引き上げてきた瓦やレンガ、古材、ダンボールパルプによるボードなどこれら什器やユニットを構成するマテリアルもアップサイクルで構成した。