SHARE 隈研吾建築奨学財団が、今年の奨学生の募集要項を公開
公益財団法人隈研吾建築奨学財団が、今年(2024年度)の奨学生の募集要項を公開しています。大学院修士課程第1学年在学者を対象としたものです。
公益財団法人隈研吾建築奨学財団が、今年(2024年度)の奨学生の募集要項を公開しています。大学院修士課程第1学年在学者を対象としたものです。
長崎の“壱岐島”を拠点とし、地域に深く関わり“本当に必要なもの”を追求する「LIGHTHOUSE設計」の、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
わたしたち、LIGHTHOUSEの拠点は、長崎県の離島壱岐島。
仕事はこの地域に深く関わり、問題をみつけ、本当に必要なものを抽出すること。
何かを始めるときには、都市であっても、地方であっても必ず空間が必要です。地方で事業を始めたい人や新しい生活を始めたい人に並走しながら、どうすればこれからの新しい価値を生み出せるのかをクライアントと共に日々話をしながら進めています。
小さな地域で建築をつくることはその地域が小さければ小さいほど、新しく挿入される空間が周囲や社会へ与える影響が大きく、社会との関りをより強く感じることになります。現在は宿泊施設、醸造所、飲食店、店舗や住宅などいろいろな種類の計画が進行しており、この地域全体に与えうる影響を考え、地域の人の思考を刺激する空間を目指して1つ1つ丁寧に向かい合っています。
壱岐島は島とはいっても福岡市内から高速船で1時間、近くにはスーパーやコンビニなどがあり、生活に大きな不便はありません。美しい海と美味しい食材があり、サーフィンや釣りを楽しんだり、都市とは違う時間が流れています。
静かな環境でシンプルな生活を楽しむことができる方の応募をお待ちしています。
接続詞のように“人・地域・自然環境・歴史“を繋ぐ建築をつくる「and to 建築設計事務所」の、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)とアルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
【and to 建築設計事務所について】
代表の谷口幸平は、中村拓志&NAP建築設計事務所で設計部長、ディレクターを歴任し、約10年勤務(狭山の森 礼拝堂・休憩棟、数々の住宅、商業施設、北海道のホテル等を担当)。2019年に現事務所を設立し、現在は8名が在籍する設計事務所です。事務所名の「and to」とは接続詞 and と前置詞 to を組み合わせた言葉です。「場所が育てる建築」から、その場の潜在的価値を顕在化し、接続詞のように「人、地域、自然環境、歴史」を建築が繋ぐ。そして、前置詞のように建築がその方向性を示し、プロジェクトの目的へ到達する事を表しています。
等位接続詞であるand が語と語、句と句を対等に結ぶように施主、施工者と私達はもちろん、スタッフにも積極的な提案や、コミュニケーションをして頂ける方を募集します。
【進行中プロジェクトと業務内容】
富裕層住宅や別荘、リゾートホテル、保養所、オフィス、植物の温室、撮影スタジオ、レストラン等、様々なプログラムが進行中です。初期のアイデアや事業企画、コンセプト立案、実施設計や3Dの作成、設計監理はもちろん、ランドスケープデザインや、家具のデザインまで幅広い業務を行います。インテリアやディテールにも力を入れていますので、内装や家具デザインに興味がある方にも向いています。
3Dプリンター、3Dスキャン等、効率化のためのツールも試行中です。1年目から担当物件を持ち、プロジェクトに携わって頂きますので、自身の能力を高めたい方をお待ちしております。
橋村雄一 / Studio Hashimuraが設計した、東京・渋谷区の「ゴールドウイン原宿ビル」です。
明治通り沿いの敷地での計画です。建築家は、ブランドの“機能的なミニマリズムの精神”の表現を求め、近代的なビルの原型の様な形式に“有機的なイメージ”を重ねる設計を志向しました。そして、方立や階高の操作で立面に拡張性や開放性を付与しました。施設の場所はこちら(Google Map)。
原宿の明治通り沿いに建つこのビルは、数々のアウトドア・スポーツブランドを擁するゴールドウインの自社ビルであり、下層部に同社が商標権を持つザ・ノース・フェイスの店舗、上層部にはサテライトオフィスや多目的スペースが入る。
敷地が狭小なため、建物は歪な敷地形状をそのまま立ち上げた外形とするのが必然で、三方が建物に囲まれた環境であることから、細長いファサードが唯一この建築が外に対して表現できる要素であった。
しかしながら、このような密集地の商業ビルの典型である加飾されたファサード表現は、同ブランドに通底する機能的なミニマリズムの精神に反しているように思え、そうかと言ってオフィスビルのような冷たさも望ましくない。設計はそのような考えを巡らせることから始まった。
私たちが採用したのは、近代的なビルの原型のような形式に、有機的なイメージを重ね合わせることであった。
このビルは地下1階から2階の床までが鉄筋コンクリート造の基壇となっており、その上の5層の鉄骨造、そして頂部のパーゴラと合わせて古典的な3層構成となっている。カーテンウォールのマリオンのスパンは正確な三等分割で、両隅のマリオンも中間部のそれらと等しく見えるように扱うことで、無限に拡張可能なグリッドを暗示している。それに対し、階高は上層になるほど大きくなり、頂部ではパーゴラが空と溶け合い、輪郭をぼかしている。それは平面的な制約の強い環境でより多くの光と空気を上空に求める、植物的な躍動を想起させる。このビルは街区ブロックに挿入された小さなピースではあるが、私たちはこのファサードがその小ささの中で閉じることを良しとせず、より開かれた姿となることを望んだ。
ファラが設計した、ポルトガル・リスボンの住宅「house without idea」です。
エピソードと魅力的な断片の“集合体”としての家です。建築家は、道路側と裏庭側のファサードの其々に“秩序”と“不条理”という特徴を与えて“矛盾”するように設計しました。また、内部では異なる三層の空間を色と塗装でまとめることも意図されました。
こちらは建築家によるテキストの翻訳です
小さな家は平凡であることを拒みます。3つの階層が微妙に異なる幾何学的なゲームを演じます。その空間は小さなジェスチャーで組み立てられます。勾配天井、湾曲した千鳥状の壁、挿話的な二重の高さ、高くそびえる煙突。1階は庭に面したメインリビングを収容し、サーキュレーションとセカンダリースペースは微妙な壁の陰に隠されています。中層階は中央の廊下を中心に構成され、そこから螺旋階段で屋根裏部屋へと続きます。この家は、エピソードと魅力的な断片の集合体なのです。
3つの階層にあるスペースは異なりますが、色と塗装がプロジェクトをまとめています。この家は豊富なテクスチャーとパターンを提示します。白と濃紺のストライプが窓のシャッター、キッチン、取っ手が少し誇張された複数のキャビネットを覆っています。木製の床のドット模様のカーペットが各階に繰り返され、別の統一要素として機能しています。そして、各ドアには深緑色の円が描かれた切り抜きがあります。
2つのファサードは互いに矛盾しています。一方は秩序があり、重く、魅力的です。もう一方は、不条理、軽さ、遊び心のある気まぐれにふけっています。通り側には、豊かな大理石のコーニスで装飾された窓のグリッドがあります。裏側は青い柱と大理石の要素で中断されたガラスウォールの形をなしています。細長い縞模様の煙突が勾配屋根の上に高くそびえています。ルソーのような裏庭の鏡は、裏のファサードとその奥の室内の断片を映し出し、特異な家のイメージを分裂させ、増殖させています。
アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2024/2/19-2/25)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。
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